このページは2005年の「プリあら会」日記です。2004年版の日記を読まれたい方は年号をクリックしてください。
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12月25日(日) 篠原康子
 品川パシフィックホテルにて、荒木会長プロデュース、メインゲストを笑太夢マジックさんとして、「CBファミリークリスマスパーティ&ディナーショー」が開催されました。
 今年で18回目を迎えるこのパーティは、これまで、一度もかかすことなく毎年開催されています。今年は、250名限定のチケットが、11月の初めにはあっという間に完売してしまう勢いの良さ!もちろん、スケジュールの都合上、どうしても参加できなかったという残念な思いをされた方も沢山いらっしゃったことでしょう・・・。
 このパーティは「人生において、出会った友達たちを大切にしていこう」という荒木会長の主旨のもと、会長から始まった友人たちがここ、品川パシフィックホテルに毎年集結します。会長の学生時代の友だち、古くからの仕事仲間、芸能界の方、マジック界の方、将棋界の方とありとあらゆるジャンルの方々が集います。
 そして、それぞれの友達たちが「私のクリスマス」として自分のベストフレンズを誘いあい、皆で一緒に楽しく遊べるクリスマスパーティーを繰り広げます。
 温かい会場の雰囲気と熱気に包まれながら、美味しいディナー・豪華絢爛なステージ・楽しい仲間達と、三拍子揃った、世界でたったひとつの愛あふれる、手作りのクリスマスパーティ。
  さまざまな感動の中、パーティをともに楽しんだスタッフ達に、今年はそれぞれの思いを日記にしたためてもらい、その仲間達の日記を通してスタッフから見たクリスマスパーティをまとめてみました。お楽しみ下さい。(ここから2005版 X'masの日記へと飛びます)
12月7日(水)
斉藤恵美
 今日は、2005年最後の「プリンあらモード・マジッククラブ」の例会です。なんだか、スタッフも気合いが入っている様子。それもそのはず「プリあら」出演2回目のゲスト“マジックジェミー”さんが、特別な時にしかやらないマジックを披露してくれるとのこと!超楽しみで〜す。
 そのジェミーさんは、真っ赤な髪にサングラスとマニッシュな黒のスーツに赤いネクタイで登場。英語の混じった日本語という独特の雰囲気で繰り広げられるオープニングマジックは、とてもチャーミングで可笑しい。
 お客様参加型マジックでは、小学校1年生の会員、りこちゃんと一緒にテーブルを浮遊させます。不思議なキャラクターのジェミーさんとりこちゃんとの共同作業が、なんとも微笑ましい!また、借りた一万円札が新品のピーナッツ缶から出てきたりと楽しいマジックが目白押しです。
 ラストは、自分のライブでしかやらない、ジェミーさんお気に入りの“Mrホワイティ”クリスマスバージョンです!!白いシルクが、ホワイティ!乗りのいいミュージックに合わせてホワイティとジェミーさん気の合ったダンス&マジックで外国にいるような、楽しいひと時でした。ジェミーさん、素敵なショーをありがとうございます♪
 さらに今日は、チョップカップ杯の表彰式です。この1年間を通じてコンテストに参加していただいた方(小学校2年生からプロマジシャンまで)に名誉ある賞が授与されます。
 まずは、プロマジシャン代表で、特別審査員のダーク広和賞です。今回は、DVDでの発表です。このDVDはダークさんご自身で全て編集されています。音楽や構成も凝っていて、演技しているそれぞれの人が素敵に見えます。
 なんと受賞したのは、ゴルゴ斉藤くんです。ダークさんいわく「お客様を幸せにしてくれている笑顔」での受賞です。斉藤くんにはダークさんが心を込めて作ってくれたDVDをサイン入りでプレゼントされました。世界に一つしかないDVDです。
 次は一般審査員賞です。毎回10人の審査員によって点数が決められますが一番点数の高かったマジシャンは・・・葉月美香さんです!このチョップカップ杯が初ステージだったという美香さん、元ダンサーのきれいな動きが印象的でした。今日来られなかった美香さんに変わって、師匠のブラック嶋田さんへ賞品が渡されました。もう完売なので通常では手に入らない「CBファミリークリスマス・パーティー」のチケットがプレゼントされました。すごっ〜い!!
 待ちに待ったグランプリは、、、、ムッシュ佐久間さんです!皇室マジックのパン時計の演技で受賞されました。グランプリには、なんと黄金のチョップカップ・トロフィーが荒木会長より送られます。このトロフィーは下の台が取り外せてマジックグッズとして使えるんです。マジックをやる人やらない人、誰でもみんながほしがる賞品です。佐久間さんの目がちょっぴり、ウルウルしていたのは・・・。受賞された皆さん、おめでとうございます♪
 その他にも、会員マジックコーナーでは、いつもはテンヨーマジックをしてくれる藤原史岳 さんが登場。今回はテンヨーで買えないお子様向けのほのぼのマジック(自作自演)を披露してくれました。
 さらに「プリあら会」ならではのビジターマジシャンコーナーには、お二人のマジシャンが参加して下さいました。まずは、「プリあら」の顧問的存在のシルキー渚さんです。今回はカード&シルクのレクチャーです。鮮やかな手さばきは何度見てもため息が出るほど、素敵でした。
 続いては、荒木会長の大ファン、会長の側に行くと満面の笑顔になるブラック嶋田さんです。サービス精神旺盛なブラックさんはスプーン曲げと、世界一体に悪いとご自分でおっしゃっている煙草マジックで会場を盛り上げてくださいました。演じ終わるとすぐに荒木会長に、そのスプーンを嬉しそうにプレゼントされていました。
 最後は、14カラットの「空に星があるように」によって登場、荒木会長コーナー!!藤原くんが今日はテンヨーマジックをやらなかったので、荒木会長が、テンヨーの「魔法の絵の具」を会長手順で披露してくれました。この手順は元高島屋ディーラーの中さんが大絶賛され、作者にあったら見せてもいいですか?と言っていたほど!
 19世紀の呪いのキャンバスの話から始まり、ストーリーとマジックが見事に合体し、楽しいマジックが展開されます。荒木会長が種を育て、すばらしいマジックへと変身。人間も同じで、種を大切に育てて行けば、素敵な自分へと変身出来るそうです。私も小さい種を育ててみよう!!
 今年も、「プリンあらモード・マジッククラブ」で多くの人の優しさやあたたかさ、そして情熱に触れさせていただいた1年間でした。
 2006年も一歩一歩前進して、楽しいことやおもしろいことにチャレンジして行きたいと思います♪
11月26日(土) 篠原康子
 今日は、今年最後のiStudio大洋村バスツアーの日。第20回目を迎えた記念すべき日でもあります。私は、年に1度、順番で担当させて頂ける企画係をとても楽しみに待っていたのです(ワーイ)。あっ、と驚くサプライズを考えるぞっ!と・・・ その為には、プロデューサーの荒木会長から、ツアーのコンセプトをしっかり学ばなくちゃ!目に見える「物」としてのお土産はもちろんの事、目に見えない、沢山の得がたい「もの」を参加者の皆さんに持って帰って欲しいとの願いをこめて・・♪と意気込みもたっぷりに臨みました。
 本日、最初の目的地は、八郷柿狩り園です。それまでの道中は、「勝手にバスガイド」の(ツアコン仲間でもある)酒井玲子さんの出番です。行きの車内では参加者一人ひとりの他己紹介が行われ、バスに乗っている全員が「どんな人とのつながり」で「どんな気持ちで」ツアーに参加しているのかがよく伝わってきます。
 今回はプロマジシャンのダーク広和さんとミステラさんも一緒です。楽しいスピーチに耳を傾けているとあっという間に柿園に到着!この柿園は天皇陛下に献上する高級な柿を作られている農園で、通常、一般の人は入れません。会長の人脈のたまもので、iStudioツアーならではの特別体験。。更に、食べ放題という贅沢な企画。うっれしい!
 頬張った瞬間、口いっぱいに広がる柿の香りと甘さ!絶品!美味しい柿は木の上の方で日光をたっぷり浴びた柿だと言う事で、ミステラさんは、身の軽さを活かして、スイスイっと脚立に登って美味しそうな柿を皆の為に沢山とってくれました。。ポカポカと暖かい日差しの中、前夜午前2時までマジックバーで仕事をしていたミステラさんが「アウトドアはホントに久しぶり!こんなに気持ちがいいなんてネ・・なんか、幸せ感じるなぁぁ」なんて、子供みたいにはしゃいでいました。
 今回から、『iStudio大洋村バスツアーの楽しさを切り取れますか』というテーマの【フォトグランプリコンテスト】という企画も始まりました。いつもより、カメラを構えている人の姿が目立っていました。カメラマン達は、ごぞって、我こそはここぞというショットをきめるぞぉ!っと言った感じ。獲物を狙うハンターのように真剣にシャッターチャンスを狙っている人もいましたね(いい写真がとれたかな?)
 そして、一路は次なるコース、北浦湖畔のiStudio大洋村(荒木会長の別荘)でのガーデンパーティへ。そこでは、高級食材のシャモ鍋をメインにイカの丸焼き、白身魚の香草焼きなどetc 海山の幸を思いっきり堪能しようという企画。これらの料理の素材は全てこだわって厳選されたものなので、最高〜に美味しいEE!【至福の時】のプレゼントといっても過言ではありません。
 このガーデンパーティでは、参加者全員が好きなポジションを選び、皆でアウトドア料理を楽しみます。炭を起こす人、ねぎを切る人、様々です。中でも一番楽しげに動き回っていたのが、「三下」バッチをつけている人達。「三下」とは?・・・博打用語からきているものだそうです。仲間の中で下っ端のことで、三下奴(さんしたやつこ)の「三下」です(笑)。
 iStudioバスツアー用語(考え方)では、その三下がスターになるんです。なぜだと思いますか。
 それぞれの「三下さん」は、しゃも鍋班、イカ焼き班・・とそれぞれの班に組み分けされた後、その班の中で「三下バッチ」Tシャツが当たるくじ引きをし、みごと当たりを引き当てた人達です。最初は、照れくさそうにしていた下働きの三下さんですが、みんなから「有難う!!」「サンキュー!!」の言葉を返される度に、嬉しそうに飛び回ります♪太陽のように輝く笑顔が印象的でした。もちろん、この「三下くじ引き」といったユニークなアイディアは荒木会長の発案です。
 イベントのスタッフをしていると、「準備が大変でしょう」「下見にもいかれるそうで、ご苦労様です」なんて労いの言葉をかけられます。経験者は語る!ですが。。労苦など微塵も感じないのです。スタッフは、ある意味プロデューサーの片腕としてそこに参加させて頂くわけですから、会長の考え方を特等席から体験させてもらえる素晴らしさを兼ね備えています。楽しみながら、クリエィティブな感覚が学べるのです。
 このバスツアーにはいくつものテーマが隠されていますが「人は、自分を必要とする存在が必要であり、それによって、幸せな気持ちになれる」といったテーマが「三下」によって浮かび上がっている感じがしました。
 さて、皆さんお待ちかねの余興の時間。テーマは「ステージマジックの競演!!!」です。アクションマジックで有名なマジシャン・ミステラさんと「プリあら」運営委員の山田秀樹さんのマジックショーです。
 ミステラさんはバクテン宙返りやマトリックスののけぞりポーズ付のマジックショーを披露★サービス精神溢れる奇抜なミステラさんに場内大爆笑!
 続いては、柿狩りの時のスポーティな洋服から一変して華麗なタキシードに身を包んだ山田さんのマジックショーへ。山田さんのマジックはプロマジシャンから「しっかりしている」との定評があるほど。実は、その山田さん、バスツアーの前日に高熱を出していてました。そんな経緯をまったく感じさせない山田さんのマジックに、なんども目頭が熱くなってしまいました。
 ファイナルステージは、奇想天外、花火師!?ダーク広和さんによる【花火ショー】です。ダーク広和さんは、プロマジシャンでありながら「正真正銘の花火師」の顔も持ち合わせていらっしゃったのです!
 以前より、広和さんは「いつか、大洋村で皆に、見せてあげたいなぁ!」とおっしゃってくれてました。なんとかバスツアーでそれを実現出来ないだろうか、と会長に相談したところ、冬なら早く陽が落ちるから、そこで上げればいいんじゃないかとの一言。
 「冬の空気の澄んだ空に打ち上げられる花火は、夏のそれよりも数段きれいだと思うから皆に見せたい」と広和さん。
 打ち上げ花火はとても高価なものなのでバスツアーの経費では到底、実現不可能ですが、「皆を楽しませたい」という広和さんのパワーと優しさによって成り立った「冬の夜空の花火ショー」でした。
 打ち上げ終わった後、「一年間、プリあらの皆さんに大変お世話になったので、お礼の意味を込めて打ち上げさせていただきました」との広和さんの言葉に皆、感慨無量。iStudio大洋村バスツアーのエンディングショーは、皆の大拍手によって幕を閉じました。ツアーの仲間と供に一日を過ごし沢山幸せ気分になりました。
 荒木会長のプロデュースに感服です。来年のバスツアーが、今から楽しみです。
11月18日(金) 酒井玲子
 マジックファンや、まだマジックの楽しさを知らない人達のために創ってくれた「プリンあらモード・マジッククラブ」。例会の日になると、朝からワクワクする!日本全国に450人も会員がいるけど、地方の方は例会に来たくても遠くて中々こられない。でも機会を作って是非来て欲しいと思う。毎回「生きてて良かった!」と思える素敵な世界が見られるから。
 今夜も子供から大人まで60人もの人達が期待に胸を膨らませて会場に集まった。今宵のゲストはアマチュア時代「プリあら」の会員だった藤本明義さん。
 登場するや否や、藤本さんの格好を見て会場から大きな拍手と笑いが巻き起こる。赤いメガネにカッパのようなチリチリヘアー!凄い変身ぶり。タバコの煙からカードが現れて、シルクがステッキに変わる。軽快な音楽に乗って、つぎつぎ楽しいマジックを凄いエネルギーで見せてくれる!
 荒木会長が「藤本くんは、とても研究熱心でマンネリ化しないマジシャン。知ってるマジックを演じても、必ず藤本流になっているから面白い」とおっしゃっていた。その言葉通り、何度見ても藤本さんのマジックは飽きないし笑いがいっぱいで楽しい!音楽と演技のタイミングも抜群で、見ていて気持ちが良い。
 プロジェクターを使ったカードマジックもビックリした!いきなり会場の一番後ろまで走って行って、カメラの前に用意されたテーブルを使い、クロースアップ・マジックを始める!観客は前方のスクリーンに写っている映像を見ているので、藤本さんは、お客さんの背中に向かって演じている。この構成が、なんとも斬新で、面白いアイデアだな〜と思った。
 「ヘアースタイルを日本人っぽくします」と、チリチリヘアーを、いきなりチョンマゲ風にチェンジ!まさかこんな仕掛けになっていたとは!お客さんを喜ばせるために、髪型までマジックにしてしまうプロ意識は素晴らしい。
 アンコールでは、破いた紙の復活を見せてくれた。「僕は『プリンあらモード会』が大好きです」と言って広げると、そこには「プリンあらモード会、最高!」と書いてあり、藤本さんの気持ちがこもったマジックに感動した!
 藤本さん流マジックで盛り上がった後は、荒木会長が、爽やかに登場される。どんな不思議なマジックを見せてくださるのか凄く楽しみ!「今日もここに出てきて色々やる事があるんだよね」と話し出す会長。優しく、ドキドキするような雰囲気に会場は包まれる。
 マジックに移る前に、会員コーナーに初出演した高校生会員の原田侑宜(ゆうき)君を呼んで、彼が演じた4枚のエースを出すマジックのアドバイスをされた。ゆうきくんは会長のカードマジックを初めて見て以来、そのマジックが忘れられず、学校に向かう電車のなかで「プロマジシャンになろう!」と決めたそうです。今日のマジックも100回練習したという一生懸命な彼のために「こうやるともっと不思議になるよ」と言って、会長流の手順を披露して下さった。ゆうきくんは嬉しそうに驚いていた!
 続く、マジックは超能力としか思えなかった!!最後のカードの当て方が超面白い!会長の手の上にゆうきくんの手を乗せて、まるで何かの力によって動いたように1枚のカードが選ばれた、大当たり!!信じられない!?ゆうき君はあまりの驚きにビックリして固まっていた。ビジターマジシャンのシルキー渚さんも、驚いていた。
 このマジックは、2月14日の「超初心者向けカードレクチャーの会」で、教えてもらえるそうだ!奇跡のような現象のマジックを初心者が出来るなんて凄すぎる!会長に感謝の気持ちでいっぱいになった。この日、沢山の会員の方がレクチャーに申し込みをしていた。もちろん私も!
 マジックもした事がないし、初めて例会にきた友達が「荒木会長のマジックが、とくに不思議だった。お話を聞いていて、面白いし勉強になった」と言っていた。会長はマジックをやっている人も、やらない人も楽しめるマジック会を創ってくださっている。友達に、このマジック会があることを伝えるだけで、凄くうらやましいと思われてしまう。会員でいられることに心から感謝したい!
 来年は、もっと沢山の友達と仲良くなれるように、自慢の「プリンあらモード・マジッククラブ」を教えようっと!!
11月1日(火) 
今村美佳
 今年も残り2ヵ月。夕暮れの時間も早まり、冬の始まりを肌で感じる今日この頃…。しかし、我らが「プリあら」はいつもホットです!!
 例会の準備をしていると、いつもロングスカートを優雅に着こなしているA会員の上野さんが「遅くなってごめんね〜っ!!」とジーンズ姿で颯爽と登場しました。上野さんは主婦であるために、いつも急いで帰らなければならず、例会終了後の会場復帰を手伝えずに申し訳なく思っていたそうです。「プリあら」の例会は、会議室をライブハウスのような設営にするので、終わった後に、元の会議室に戻す作業が必要なんです。また、スタッフでもないのに、余計なことをしては邪魔になるんではないかと遠慮もしていたそうなんです。
 私もよく、「スタッフなんですか?!じゃあ、もう相当永く『プリあら』にいるんですね☆」な〜んて言われますが、ベテランでも、特別に選ばれた訳でもありません。どちらかと言えば、何も出来ない、会員になって一年ちょっとの新参者です。「プリあら」のお手伝いをしたいという気持ちだけが強くありましたが、最初は、精一杯の拍手をするか、イスを並べるくらいしかできませんでした。
 次第に受付の手伝いをするようになり…、一年前からは会計をさせてもらえる事に! 成績がいいのか(?!)ここ数回の例会では、“客電”もやらせてもらっています♪
 “客電”は会場照明のベースとなる蛍光灯をつけたり、消したるするだけの作業です。 ピンスポットやサイドのスポットとは違って地味な役割ですが、これをするのが楽しくてしょうがありません。
 今日はチョップカップ杯(新人マジシャンの登竜門)もあり、メインゲストの魔法招会さんたちのショーでも照明チームは大忙しです!!魔法招会さんを中心に入念な打合せをしていきます。本番が始まる頃に、私はそわそわと落ち着かなくなってしまいました。
 お客さんの入場とともに“客電”スタート!オープニングのMC、プリンコーナー(副会長の代理で藤原史岳さんが担当)、ビジターマジシャン(本日はダーク広和さん!)のご紹介と続き、いよいよチョップカップ杯。ここが第一回目の山場です。
 チョップカップ杯が始まる時には会場の照明を全て落とします。そして、ファンファーレが終わるとシャンデリアをコントローラーで操って薄明かりにしていくのです。が・・・右手側のスポットを消すはずの星野さんがいません!これでは会場が暗転になりません。急遽、カメラ担当の酒井玲子さんを捕まえ、スイッチを消してくれるようお願いしました。これで、一安心。。。
 「プリあら」は、一人のスタッフが掛け持ちで色んなセクションを担っているために、星野さんはスポットだけをしている訳にはいかないのです。星野さんはチョップカップ杯で使用するテーブルのセッティングに回っていたのでした。
 さあ、無事、チョップカップ杯の挑戦者・森田悠一君の登場です。。。ペットボトルをアレンジしたオリジナルのルーティンは、見応え十分。楽しいおしゃべりも加わって、爽やかなマジックを演じて下さいました。
 次はメインゲストのコーナーです!ここでは“客電”の出番はほとんどなく、しばし観客に戻ってショーを楽しみます。
 ぺる&まゆちゃんがきらびやかなオレンジとブルーのカウガールの衣装で登場しました!色とりどりのシルクを次々にリズミカルに出していき…最後にはなんと!大きな虹色のフラッグが出現!!レースクイーンさながらにまゆちゃんがフラッグを振ってオープニングを飾ります。
 その後は、カッシーによるジェミーの物まねをしながらの“ヒッピーホップラビット”。しんざまなぶさんによる超魔術系のマジック。続いて、マジカルエッグの美女三人によるステップを踏みながらのスリーカードモンテ、段ボールと傘を使ったイリュージョンと、盛りだくさん。
 なかでも、ぺるちゃんの天然キャラクターで進行する縄抜けは最高です!客席から選ばれた会員の斉藤さんを「カッちゃん」と呼び「まゆ様」とのからみをおもしろ可笑しく掛け合います。観客参加型のマジックは、この掛け合いがポイント。
 ぺるちゃんのコミュニケーションはあったかくてとても面白かったです!若さあふれるアイディア満載のラインナップに、大満足のショータイムでした。
 いよいよラストの演目です。と・・・下手のスポットを担当している五十嵐美智代ちゃんが私の所へ駆け寄って来ました。「美佳ちゃん、もうすぐだからね!」そうなんです。ここで唯一“客電”の重要な任務があるんです。魔法招会さんのリクエストで、最後を盛り上げるための演出の一環として、一度、ショーが完全に終わったと観客に思わせる状況を作らなければなりません。それには、会場の照明を一気に明るくする必要があります。再び、どっと緊張感が…。
 すると、司会の佐々木さんが駆け寄って来ました。明るくするタイミングを教えてくれるためです!佐々木さんは司会者であり、照明チームのチーフでもあるんです。佐々木さんと私が「いっせーのせッ」と電源をON!!
 大成功です☆ 会員のみなさんを、見事に作り手側の意図通りに誘導することができました。メインコーナーは大盛況のうちに終了です!
 山場を超え、ホっとしながらも、こみ上げてくるものがありました。涙が出そうに・・。皆と連動して何かを作りあげる幸福感というのでしょうか。美智代ちゃん、佐々木さん、ありがとう。そして、こういう思いを味わえる場や仲間を与えてくれた荒木会長、ありがとうございます。
 そして、アンコールでは、魔法招会の秘蔵っ子!史上最年少マジシャンを目指すMADOKAちゃんが4分間のステージを立派に果たしてくれました。
 締めくくりの会長コーナーです。今日はカードを使った“テクニカルな”メンタルマジック。私はこのマジックを初めて見たと思っていたのですが、先日(10/29)の例会で披露して下さったマジックと実は同じ原理なんだそうです。私のような素人はもちろん、マニアも。そして、ダーク広和さんは、会長に駆け寄って「面白かった!」と嬉しそうに握手してらっしゃいました。会長のマジックを見て眠れなくなる人は数知れず…。なぜ会長は毎回、ここまで凄いマジックを見せてくれるんでしょうか…。
 また、チョップカップ杯の講評では、『人は育って行く時に、何かの目標を持って一年一年を過ごして行くんだ。その姿を見て行けるのが楽しい』とマジックを通しての人生の楽しさを話してくださいました。私も、謙虚な姿勢で常に努力を重ね、感謝の気持ちを決して忘れないように、この「プリあら」を通して成長していきたいと思います。
10月29日(土)
山田秀樹
 いつもなら司会の佐々木さんと治ちゃんのダンスで幕を開けるプリあら会。でも、今日は佐々木さんが仕事の関係で都合が悪く、私、山田が代役を勤めることになった次第。
 まずは、バスツアーのインフォメーションです。担当の、篠原さん、酒井さん、比見さん、五十嵐さんの4名で、バスツアーの楽しさを絵本仕立てで紹介していきます。ページをめくるたびに現れる楽しい絵について、酒井さんの解説が付くのですが、これがまた面白くて次のページに進んでいくごとに場内大爆笑。最後には、絵本が大きな絵から、ついには畳一帖くらいの大きな絵に変わっていくという、ちょっぴりマジック風な演出も加えられて、ツアーの楽しさが伝わってきました。
 会員のパフォーマンスの時間がやってきました。今日は、リオ広沢さんです。いきなり借りたネクタイを切って復活させたり、食べてしまったカミソリの刃を、後から飲んだ糸につないで取り出したりと、ベテランの味を隠した演技に目が点になってしまいました。
 次は、チョップカップ杯です。いつもなら仰々しい感じのハニー河村さんが登場するところなのですが、今日は、ハニーさんが怪我をされたということで急遽、篠原さんの軽快な案内で始まりました。チャレンジするのは、会員の布川さんです。
 マジック暦30年を超えるベテランで、マジックの講師もされていらっしゃいます。出番に備え、準備室では入念に演技のチェックをされていました。衣装もばっちり決まっていましたね。
 ここで本日のメインゲスト、竹たけをさんです。竹さんは今、更なる技術の向上とレパートリーの拡大を目指し、プロマジシャンとしては先輩に当たる上口龍生さんの指導を受けているということで、竹さんの内に秘めたプロとしての情熱が感じられます。
 というわけで、まずは、師匠にあたる上口龍生さんのパフォーマンスからスタートになりました。上口流のロープマジック、客を引き込む力強さとスピーディーな演技が展開されます。そして、そのまま師匠みずから、竹たけをさんの紹介をしてくださいました。
 私自身、竹さんのマジックは、クレストクラブ銀座店で何回か拝見しましたが「優しさのにじみ出たテーブルマジック」そんな印象が残っています。今日はどんなマジックを見せてくれるのか楽しみです。
 まずは曲に乗って登場。サロンマジックからクロースアップマジックへという展開です。竹さんのサロンマジックは始めて拝見しましたが、時折見せる優しい笑顔が良かったです。全体を通して、竹さんの温かさと、竹さんの持つユーモラスな雰囲気が会場を包み、とても心地よいマジックショーでした。
 進行役としてタイムスケジュールを見ている時に、会長コーナーの文字に目が止まり、ふと、自分がこの「プリあら会」に入会したときのことを思い出しました。
 当時は、毎回、会長のレクチャーがあり、レクチャーノートも作られていて、それが月2回、すごいエネルギーだなあと感じていました。
 このレクチャーもパフォーマンスとして楽しめるものでしたが、会の運営見直しなどで自然と会長のパフォーマンスを楽しむコーナーに変わってきたと記憶しています。
 以降、毎回パフォーマンスを続けていらっしゃるのですが、オリジナルはもちろん、その他全てに荒木流のアレンジが施されていることは、今も変わっていません。ただ、昔と決定的に変わったところは、最近導入したプロジェクターでしょう。
 これによって、それまでの「大勢にわかるようにしなければならない」という制限が取り外された為に、会長のパフォーマンスがよりパワーアップしています。また、他のクロースアップマジシャンのゲスト出演、愛好家の方々による会員のマジックなど、より出演の幅が広がったのではないでしょうか。今回のメインゲスト竹たけをさんのクロースアップマジックにも当然大活躍でしたね。
 あれ、会長コーナーの紹介というよりは会長のコーナーに関わる小さな思い出と、プロジェクターの紹介になってしまいましたね。今後、この環境によって、益々、会が発展することでしょう!!
10月19日(水)
隅谷治子
  ついに、この日がやって来ました!! 荒木会長といえば、いわずと知れたカーディシャン。「プリあら」が設立されて早7年が過ぎますが、会長自らがレクチャーをして下さることは、とても数少ない貴重なことです。
 まだ会員数がそれほど多くなかった時代に、初心者レクチャーが開かれました。そこにはクロースアップ・マニアから絶大な人気を誇る、ゆうきとも氏も受講されていました。レクチャーの内容の濃さとパフォーマンスに驚いて、「荒木会長のマジックは、マジシャンなら絶対に見るべき」と熱く語られていたゆうきさんの姿を思い出します。
 あれから月日が経ち、今回のレクチャーはテクニカル編。ワンランク上の技術の習得に焦点がおかれました。荒木会長著書の「テクニカルなカードマジック講座」「舶来カード奇術あらカルト」を主体に繰り広げられる講習は、カードをこれから本格的に始めようと思っている人にとっては、絶好のチャンスです。
 カード・マジックは、誰でもできる簡単なセルフワーキングから、テクニックを駆使した作品まで、幅広く奥深いジャンルです。カードマジックをするからには、やはりテクニックのあるパフォーマンスで、よりビジュアルな現象を会得したい!という思いを誰もが感じると思います。
 そんなリクエストに答えたスペシャル・ナイト!! 限定で受講できた方は本当にラッキーです。パントマイム&マジシャンの神雅喜さんも受講されています。
 ダブルリフト、シークレット・アディッション、エルムズリー・カウント、ハーマン・パスなどなど。カードマジックには欠かせない珠玉のテクニックが紹介されました。ダブルリフトに関しては、そのテクニックになると急にカードの隅をつまみ、怪しい手つきになる人が多い、、、ところが会長は、どう見ても、自然な流れの中で一枚を取り扱っているとしか思えません。シークレット・アディッションに関しては、アディッションしたのかしないのか?わかって見ていても、わからない、、、エルムズリー・カウントは、カウントしてるのではなく、どう見ても単にカードを回転させてるだけの人がいます。。。。 
 そういったテクニックの間違えや習得ポイントを解説した上で、一番大事なことは「どう演じるか?」ということだと教えて下さいました。マジックの上手い下手は、すべてここにかかっているそうです。どんなに上手い技術でも、見せ方によってはただ、技術をひけらかすだけのものになってしまったり、逆に目立ってしまったり。
 「サーカス・ファミリー」という作品があります。ラリー・ジェニングスの「アンビシャス・クラシック」というカードマジックで、ダイ・バーノンが大絶賛したものを荒木流に演じやすくしたものです。エースから5までのカードをサーカス一家の団員に見たてることから始まり、ダブルリフト等のテクニックを使いこなすことによって考えられないミラクルがおこります。
 デックを使ってのダブルリフトと、パケットマジックにおけるダブルリフトの扱い方の相違点と類似点の解説として、この作品と「ジャズ・エーセス」を練習用に紹介してくださいました。
 また、個人的には実演を見たかった「サイン・カード・ジャグラー」もレクチャーして下さいました。グラスの上下に置かれたカードが入れ替わるどころか、サインカードとの三者のジャグリングが鮮やかに展開されます。 
 技術はもちろん、相手側からの目線を軸に、いかに自然に流れを組み込んでいくかという事を、簡潔に教授してくださいます。演者にとっては、一見あってもなくてもいいような一挙手が、観客である相手の深層心理に深く刻まれていくキッカケとなり、それでこそ総合芸術となって一つのマジックが完成されていくことを解説して下さいました。
 実際のパフォーマンス、解説、演じる際のポイント、台詞との兼ね合い等など、面白おかしく進行してのめりこんでいくうちに、あっという間に時間が!正味2時間でしたが、30分くらいにしか感じられませんでした。
 一つのカード・テクニックを習得する秘訣。。。それは、いろんな作品に手をつけていくより、良い作品を納得いくまで完成させることが一番だそうです!! 「サーカス・ファミリー」、早く自分のものにしたいです♪
10月18日(火)
佐々木由喜雄
 今日は待ちに待った、ケン正木さんのライブの日である。1年前、ライブ当日に倒れてしまったその銀座博品館での復活ライブだ。荒木会長はじめ、プリあらの『ケンさんファン』も大勢集結していた。大きな期待とチョッピリの心配が交錯する中、幕が上がる。ステッキ、タバコのアクト、鮮やかなハト出し!その瞬間、不安は吹き飛んだ。やった!満面の笑みを浮かべた『大きな』ケンさんがそこにいた。
 4月の吉祥寺のライブの時は、まだチョッと本調子ではない気がしたが、今日は間違いない、ケン正木さん完全復活だ!バンザァーイ!!
 以前、ドリームかずよしさんがケン正木さんの尿管結石をギャグって、ハリー・ポッターと『ケンさんの石』(賢者の石)というマジックでウけていたが、今回はケンさん本人が、苦しかったはずの病気をおもしろおかしくギャグにして笑わせていた。ケンさんの芸人魂に脱毛、いや脱帽である。
 22年間のマジック人生を楽しく織り込んだ構成、演出になっており、どこをとっても不思議で楽しいリサイタルだった。ナッツ淳さん始めケンさんファミリーの皆さんの絆の強さも感じられた。健気な光晴君は超可愛かったし、熊谷徳明さんのドラムとのセッションでは、挑戦するケンさんがカッコよかった。
 蝶魔術やあわびさんの紙芝居などのほのぼのマジックから、完成されたイリュージョン、ラストの豪快な和妻まで、渚晴彦師匠の教え通り『スライハンドの心』で演じると言う、スキのないステージはさすがだった。圧巻はダンシング・ケーン。感動のラストは鳥肌モノだった。山田さんの言葉を借りれば「まさしくケーンとケンさんは踊っていた」
 そして何よりも、ケンさんの「マジックができる喜びと感謝の気持ち」が、始めから終わりまであふれており、本当にあたたかいステージだった。今まで何度か拝見した時以上の、ケン正木ワールドの広がりを感じた。文字通り、涙が出るほどの感動で、不覚にも何度かウルウルしてしまった。中でも我ながら不思議だったのは、カラオケマジックだった。ケンさんの軽妙な噺家風(はなしかふう)のお喋りと、くだらなさが大好きで、いつも通り大笑いしていたら、何故か、涙があふれてきて困った。
 終演後、荒木会長に、感動しましたと言ったら、ニコニコしながら「ケンさんは(いつも)一生懸命だからね」とすごく嬉しそうに言われた。ケンさんはステージで「今までのようにガムシャラに前に進むのではなく、これからは肩の力を抜いてひとつひとつを深くきわめてみたい」と話していた。大病を克服した謙虚な『達人』が『名人』を目指すケン正木さんからいよいよ目が離せない。ケンさん、完全復活おめでとうございます!そして感動をありがとうございました。
10月14日(金)
佐藤美保
 秋も深まった今日この頃〜、さぁ、今夜も楽しい例会の始まりです♪会員コーナーは、A会員の松崎さんがお札のマジックを披露。空中からお札を出したり、2枚のカードの間から、さりげなく、さらりとお札を出す感じが上品でダンディ。見た目も上品な松崎さんの雰囲気にぴったりのマジックでした。
 副会長のプリンさんが体調を崩され、ピンチヒッターとして「プリンコーナー」を盛り上げる藤原くん。今日は、テンヨーで販売されているグッズの中から、”チェンジング・バック”と”マッチング・カップル”を紹介してくれました。観客とのやり取りも堂々として、マジックを演じる姿にも余裕が感じられます。演技にますます磨きがかかってきました。
 いよいよお待ちかね、メインゲスト 亜羅仁&有加さんの登場です。亜羅仁さんたちは、ちょうど2年前に例会にゲスト出演してくださいましたが、私自身がお会いするのは、3年前のCBファミリー・クリスマス・パーティー以来。スマートで華麗なダンシング・イリュージョンが印象に残っています。
 まずは、お掃除おばさんに扮した有加さんのパントマイムからスタート。見えない壁を掃除するストーリー仕立てのパフォーマンス。ちょっと意外な展開に期待が膨らんだところで、軽快なミュージックにのって、亜羅仁さんが颯爽と登場。ダンスがビシッと決まってカッコイイ〜!アピアリング・ケーンのあとは、白いスカーフが一瞬で色鮮やかな珍しいインコのマリンちゃんに早変わり!!歓声があがります。
 観客が指定した本のページに、最初に出てくる文字を当てるメンタルマジック(ふ・し・ぎ・です)や、スケッチブックに書いた似顔絵の目や口が動き出すコミカルなものまで、幅広いマジックを披露してくださいました。華やかなダンスのイメージが強かったお二人。観客とのやり取りも楽しく、亜羅仁さんたちの新たな一面を知る事ができました♪
 照明により、ムードが一変。お二人の赤と黄色のきらびやかな衣装が舞台によく映え、いよいよクライマックスのダンシング・イリュージョンへ・・・。盛り上がりは最高潮!そして”圧巻”の一言で幕切れ。割れんばかりの歓声が会場に響き渡りました。凄かった〜!!
 アンコールでも、消えるコーク缶、ロープマジックなど盛りだくさんの内容で、たっぷり楽しませていただきました。亜羅仁&有加さん、ありがとうございました!
 会長コーナーでは「お財布を使ったテレポーテーションの実験をします。これはマジックじゃなくて、実験だからね。」と荒木会長★
 観客が選んだカードの表にサインをしてもらいます。ほとんど、このままの状態でお財布から一枚のカードを取り出しますが、2枚のカードは時間差も無く入れ替わってしまったんです。
 サインしたカードをお財布にしまい、今度は、別の観客にカードを選んでもらい、そのカードの裏にサインをしてもらいます。そのまま、会長がお財布からゆっくりとカードを取り出すと、なんと今書いたばかりのサインがあるじゃないですか!あっと息を呑んだ瞬間、次にカードがひっくり返され、表には最初に書かれたサインが・・・。超不思議!!これが、大きなスクリーンに、はっきり映し出されるんです。どこからどう見ても全く細工の仕様がありませんよね〜。私には”超能力”としか思えませんでした。荒木会長のマジックは、いつ見ても自然で、あっと驚くものばかり。また今日も、感動させていただきました。
 このように毎月2回も、プロマジシャン、荒木会長の素晴らしいマジックを見る事が出来るこんな贅沢なマジックサークルは、全国どこを探しても他にはありません。マジックをナマで見た事がない方、まだこの感動を味わっていない方は、是非、例会に遊びにいらして下さ〜い♪
9月24日(土)
五十嵐美智代
 ずっとお天気に恵まれていた「iStudio大洋村」バスツアーでしたが、今日は朝から雨が降り続いています。台風が関東地方に接近しているためです。けれども、梅ケ丘駅、東京駅、本八幡駅、3ヶ所の集合場所からバスに乗り込んできた参加者は「おはようございまーす」と元気で明るい声!
 下は2才から上は87才まで、まさに老若男女、家族での参加や友達同士、父娘や「プリあら」のB会員で一人で参加の方等、本当にさまざまです。
 iStudio大洋村バスツアーでは自己紹介ではなく、他己紹介をします。プロデューサーである荒木会長のアイデアですが、これがバスの中を暖かい空気で包み込み、一体感を作り出してくれます。勝手にバスガイドの酒井玲子さんが、笑いいっぱいでそのフォローをしてくれます。
 参加者の最長老である「プリあら」会員の太田さんと、iStudio大洋村バスツアーで最も参加回数の多い会員の星野さん。合わせて160才を越える(!?)というお二人は、いつも隣り同士の席に座ります。星野さんから、太田さんのお隣りでという希望があるからですが、それは、耳が不自由でいらっしゃる太田さんに、バスがどこに向かっているかとか、休憩は何分なのか等こと細かにメモ帳に書いて太田さんに知らせるためです。他己紹介の中で、太田さんが星野さんを紹介し、感謝の気持ちをお話しされていました。
 バスの中ではそんな風に、人から人への気持ちに触れながら過ごし、あっという間に時間が過ぎ、目的地の足立果樹園さんに到着してしまいました。ご主人から梨のもぎ方や、おいしい梨の見分け方を教えていただき、さっそく梨狩りです。たわわに実った梨をもぎ、丸ごと頬張る瞬間、今まで味わったことのない美味しさが口の中いっぱいに広がります。もぎたての梨のみずみずしさといったら「おいしい〜!」「甘〜い!」 と、あちこちから歓声が響いています。
 大きな梨を剥いては食べ、食べては剥き、手が止まりません!小雨が降っていることなど忘れて、食べ続けてしまうほどです。八郷の中でも最高の梨園で、こだわりを持って育てられた梨を食べることができるなんて本当に幸せです!
 カゴいっぱいの梨をおみやげにまたバスに乗り込み、次は、iStudio大洋村へ向かいます。
 茨城県大洋村は、東には太平洋・鹿島灘の美しい海岸、西には広〜い北浦湖があり、この湖に沈む夕日は感動的です。この北浦湖岸の高台に iStudio大洋村があります。天気が良い日には、庭でバーベキューをするのですが、雨がしとしとと降り続いている今日は、部屋の中で食事の準備をします。このバスツアーの食事は、常に全員参加型。炭をおこす班や、さんまを焼く班、スペアリブを作る班などに分かれて、全員で協力し合いながら料理を作ります。
 それぞれが食べ終わったお皿の汚れをふき取るために、新聞紙切りを初参加の平石さんリーダーで、楽しそうにやっています。
 そして今日は、スペシャルメニューがありました。荒木会長とは20年以上も前からのご友人でいらっしゃる、八郷町の川上さんが、お知り合いの山中さん親子と連れ立って、バスツアー全員分のそばを、手打ちで持ってきてくれたのです。大きな鍋や、道具まで持参し、その場でゆでたてをごちそうになりました。全員、大感激です。
 デザートにはピンクのかわいい車にアイスクリームをいっぱい積み込んだ『走るアイスクリームやさん』が、特別に「iStudio大洋村」に来てくれました。25種類もあるアイスクリームの中から選ぶのは大変!とうれしい悲鳴が。
 これも、大洋村の地元のお友達の尽力で実現したものです。アイスクリーム屋さんが 帰る時「こんなに喜んでもらえるお客さんに会えたのは久しぶりでうれしかったです。ありがとうございました。」と言って最後まで手を振っていました。
 最後は、「プリあら」会員の竹中くんのマジックで締めくくりです。竹中くんは、マジックの道具はもちろん、衣装も持参で楽しいマジックを披露してくれ、子供たちは、かぶりつきで大騒ぎでした。いつのまにか、雨が降っていることなど忘れていました。
 今回も、とびきりおいしい梨園を紹介してくださった川上さんは、他のくだもの狩り園も、吟味した美味しいものをバスツアーのために紹介してくれています。他日、川上さんとお話したときに「俺は荒木さんとの友情があるからやってるんだ。それだけだよ」と言われているのを聞いて、そういう、人への熱い気持ちや、思いがあってこそ、このバスツアーが存在してるんだと感じました。いつも、感謝の気持ちを忘れずに、初心を忘れないで、このバスツアーを大事にしていきたいと思っています。
参加者の感想をご紹介します。

 1才の子から80代の方まで皆で協力しあって楽しく過ごせるこのツアーは素晴らしいと思います。皆の愛と平和を感じるツアーでした。オーガナイザーの方々、本当にご苦労様でした。できる限り続けていきたいですね。子供たちにとっても、実にいい経験になったと思います。有り難うございました。
目黒区  野田幸子

 毎回いろんな事を体験させてもらえ、楽しく参加しています。今回はサンマを炭火で焼くという体験。あれほど形よく焼け、正直感動し、満足(自己満足ですが)しています。本当に毎回楽しませてもらえるというよりも、楽しめるツアーですね。また参加します。
埼玉県  秋山俊広

 今まで仕事一筋で、物の見方、考え方が知らぬ間に狭くなっていたと思います。この会に入って、色々な方と出会い、物の考え方の違いを発見し、最近は僕自身、視野が広がって来たように感じています。今日は梨狩り、サンマの塩焼きは久しぶりで美味しかったです。荒木会長、スタッフの方々には感謝しています。ありがとうございました。
習志野市  星野隆史

 天候だけが心配でしたが、忘れる程、梨狩りもとりたてを美味しくいただきました。若々しいプリあらの皆さんと、いつもながらスケジュール盛り沢山の楽しみをご用意くださり、有り難うございました。地元の鈴木さんのお人柄ともお会いし、陰の力を知りました。体重が気になる程、今回初参加の娘夫婦もお腹を満足そうにさすっていました。楽しかった、その一言です。ドライバーさん、安全運転有り難う。皆さまご苦労様でした。
世田谷区  上野さくら

おそば大好き人間!美味かった!
皆さんの人柄で、会長さんの好感度がわかります。ありがとうございました。
世田谷区  上野喜一郎

 今回初めて参加させていただきました。いろんな楽しみがあるバスツアーでした。久しぶりに多人数でのバーベキュー等、子供のころに戻った気持ちでした。 家族で参加させていただき、子供たちにとっても良い思い出になったと思います。ありがとうございました。
機会があれば、またぜひ参加させていただければと思います。
鴻巣市 相原 崇
9月22日(木)
宮崎悦子
 今日の例会の会場は、久々の梅が丘パークホールです。ゲストは、谷岡百合恵さん。私事ですが、去年のちょうど今頃からダンスを習いはじめ、12月のクリスマスパーティで踊らせて頂きました。なので、今日のゲストは女性マジシャンで、さらにダンスとマジックが見れると思い、凄く楽しみにしていました。
 谷岡さんは、同じドルフィンマジック・カンパニーのメンバーのきくちゃんこと、横田菊枝さんと一緒に早々と会場入りしてくださいました。まだ、衣装も着ていないのに、荷物を持って入ってきた二人の装いは凄くかっこいい〜!
 今日から、スピーカーが変わって、音響もさらにグレードアップ。準備の段階からドキドキです。
 さあ、例会のスタートです。まずは会員マジックから。B会員の武田宏明さんが、初参加の3人を相手にメンタルマジックで楽ませてくれました。ビジターマジシャンのシルキー渚さんからも「場慣れしてるねーーー!」とお誉めの言葉をもらっていました。
 そのシルキーさんも、素敵なマジックを見せて下さいました。ステッキを新聞で巻いて、ハサミで切ってしまうんですが、楽しいし不思議!!でも、それ以上に切り方のタイミングが絶妙。ちょっとした間の取り方で、驚かされ、思わず笑ってしまうんです。やっぱり、シルキーさんは凄いな〜と思いました。さらに、たばこを使ったマジックまで演じてくれました。終わった後、司会が最前列の女性に感想を聞いてみると、一言「最高です!!!」と大興奮でした。
 次のコーナーは、プリンコーナー。前回の例会では、プリンさんが退院されて復帰!と喜んでいたのですが、再入院されたとのこと。。。そこで今回は代理で、藤原史岳くんが登場です。「お札を使ったマジック」「オリガミチューブ」と3本のスティックを使った「フォーチューン・スティック」を演じてくれました。おもしろいだけでなく、優しさが感じられました。
 さあ、待ちに待った、メインゲストのコーナーです。ボーイッシュでキュートな谷岡さんが素敵な衣装で登場です。白の燕尾服に水色と銀色がきらびやか。シルクからお花や鳩が出てきたり、手袋からも鳩が出てきます。演技の動きそのものがダンスみたいで、女性から見てもうっとり憧れてしまいます。
 と、その時でした。会場全体の照明がグーンと落とされ、ステージが鮮やかに浮き上がりました。ただ綺麗だと思った衣装が艶やかで女っぽく、最初に登場したとき以上に素敵に変化しました。お花が出てきても色の鮮やかさが視界に飛び込んでくるんです!会場の「うわー!」という歓声もさらに盛り上がります。ゾンビボールもキラキラと光っています。その輝いたボールと、ダンスを踊っているかのような谷岡さんの笑顔がとても印象的でした。
 同じマジックでも、どの会場で、どんな照明で音響で、演じるかで全く違うものに見えてしまうんですね。こんなに愛情があって、思いのこもったステージを見る事ができる「プリあら」会員は本当に幸せだと思います。「プリあら会」は、ひとつひとつ作りあげられているんです!マジシャンや会員、人と人との繋がりも、照明も音響もすべて!それを作っているのが、荒木会長です。
 その会長コーナーでは、「プリあらグッズ」の新商品”MMウォレット”を紹介をしてください ました。名刺に丸をつけ、中に1から52までの数字を書いてもらいます。それを、ウォレットにしまうのですが、会長は何も見ずに当ててしまうんです。「えーーーー?!!」というひっくり返ったような歓声で会場中大騒ぎ!このウォレットさえあれば、自分にもそんな神業みたいなことができるのかな?と欲しくなりました。
 さらに、テンヨーのマジックを会長手順で見せて頂きました。手の上に乗せられた、ミッキーの可愛いコインとサインした10円玉が、ウォンドで触った瞬間に入れ替わってしまうんです。「欲しいーー!!」と客席から声が聞こえます。ラストは、カードマジックです。ギミックカードと思えるくらいに不思議な手順で、私には魔法としか思えませんでした。
 10月19日には、カードマジックのレクチャーを会長がして下さいます。凄いものが当たり前にならないようにと、改めて思いました。
9月3日(土) 斉藤恵美
 毎年恒例の浴衣祭り!!やっぱり、日本人に生まれたからには夏に一度は浴衣を着なくては夏は終わりません。今年は浴衣だけではなく、(プラス)ジュエリーとのコラボレーションです。和の浴衣と洋のジュエリーの組み合わせが女心をくすぐります。なんか、みなさん(私を含め)いつもより気合いが入っている感じがしま す。やっぱり、女性は自分を着飾るのが大好きなんです。
 それに今回はジュエリーの商品付きです。気合いがはいるのも無理はありませんよね。みんな、まばゆいばかりの笑顔で会場に上がっていき、それぞれ、自分に合ったジュエリーをアピールします。さて誰の手に賞品がいくのでしょうか?最後のお楽しみです。
 最初の会員マジックは、荒木会長が8月に出版された『テクニカルなコインマジック講座』に刺激され、1ヶ月間猛特訓したというムッシュ佐久間さんです。手作りのコインマジック用のテーブルと三脚を持参での登場です。テーブルは会場の人たちに見えるように前側は斜めに傾斜していて、コインやカードが落ちないように工夫されています。だから後ろで見ている人にもよぉ〜く見えるのです。そう「プリンあらモード会」では演技が見えない状態でマジックをすることはご法度なのです。それは会長が会の発足当初からおっしゃていたことで、そういう基本的な気配りが会の発展の源なんですね。
 さて、ムッシュ佐久間さんのコインマジックはカードとコインを使ったマトリックス。最後にジャンボコインがでてきたのにはびっくりしました。
 ビジターマジシャンコーナーは、会長と親しくされていて、滝川一紀さんともお友達の中辰哉さんです。お客様から借りた千円札が一万円札に変わるマジックを中さん風のギャグを交えたトークで熱演。爆笑マジックでした(^_^)
 続いては副会長のプリンコーナーです。みんなの「プリンさん、おかえりなさい!」コールで四ヶ月ぶりの登場です。入院でダイエットされ、ビッグなプリンさんからノッポのプリンさんに大変身!入院中の構想4ヶ月マジックですが、「プリンあらモード会」での、色々な人との出会いやつながりに感謝の心が感じられたマジックでした。
 いよいよ、メインコーナーです☆「冬のソナタ」のテーマソングに乗せ、ルックス&スタイルまで韓国スターのペ・ヨンジュンに瓜二つ!!注目のマジックは雪だるまのぬいぐるみや、ヨン様定番のマフラーを使った、ロマンチックな演出です。一転、おしゃべりが始まると吉本興業の漫才風、関西弁バリバリの楽しいトークマジックです。
 ラストは韓国ミュージックでヨン様が演じているかのような、5本リングとカードマジックでコリアンワールドにいかせていただきました。ありがとうございました。
 そして荒木会長コーナーです。待ってました!カードマジックです。最近導入したプロジェクターにより、クロスアップマジックがクローズアップで楽しめます。プロマジシャンのスピリット百瀬さんやマーカ・テンドーさんがもう一度見せてほしいと言われるほどの荒木会長の技術がこんなにアップで見れるなんて「プリあら」でしか、ありえません。
 カードギャンブルのブラックジャックのお話から始まりました。6枚の白いカードを3人に配り、なんと擦ると白いカードが数字のカードに早変わり!自分に配ったカードはスペードのエースとキングのブラック・ジャックに変わってしまうという、なんとも鮮やかで不思議マジックでした。
 最後は浴衣&ジュエリーコンテストの結果発表です☆3位は去年に引き続き、今村美佳さんです。2位は運営委員の篠原康子さん、そして1位は金丸由美さんでした。着付けの松本良子先生もとても喜んでいらっしゃいました。特別賞として、出場者で男性一人、会員の保坂さんにマジックグッツが送られました。マジックはもちろんですが楽しい人生を目指してこれからも「プリンあらモード・マジッククラブ」を発展させていきましょう♪エイ・エイ・オー!!
8月30日(火)
酒井玲子
 今宵も素晴らしいショータイムの幕あけです!会員マジックコーナーに登場するのは、人前でマジックを演じることが大好きな、中村秀典さん。いつも個性的な演出をする彼は、赤い大きな風船を浮かせてゾンビボール?そして、いきなりハゲ頭に厚底めがねでお笑いに扮する中村さん、でも常に本人は真剣なんです。
 「プリあら会」には毎回、沢山のプロマジシャンが遊びにいらっしゃいます。今日は、ゲストの神雅喜さんともご友人であるパントマイマーのケチャップリンたび彦さんとマジックの世界大会FISMで準優勝されたフランスのマジシャン、ミモザさん、それにシルキー渚さんと豪華な顔ぶれです。
 たび彦さんが、楽しい一芸を披露してくださった後に、ミモザさんが紹介されます。黄色いシャツと優しそうな笑顔が印象的なミモザさん。なんと、日本語の冗談を言いながら、コミカルにカードのマジックを見せてくださいました。
 シルキー渚さんは、「プリあら」会員で奈良の奥地で、プロマジシャンを目指してがんばっている、中学生の原大樹君が大会で準優勝した話をされました。荒木会長のアイデイアとシルキー渚さんの指導を受け、がんばった結果、賞が取れたそうです。「プリあら会」に参加したことによって、プロマジシャンのシルキー渚さんと出会えた事や応援してくれる仲間をもてた事は、彼にとって本当に凄い事だと思います。
 いよいよ今日のメインゲストの神雅喜さんのショーの始まりです!黒いマントにシルクハットで格好良く登場されると、会場から大きな拍手!!「もう1度見たいマジシャン」では、必ず名前があがる大人気の神さんです。プロマジシャンでも見たがる神さんのステージは、普段、見る機会があまり無いそうで、私達プリあら会員は今日で3回目!なんて贅沢で幸せなんでしょう。今日もマジックとパントマイムを融合した素晴らしい数々のパフォーマンスを見せてくださいました。
 ミリオン・カードを見事な手さばきでされて、最後の1枚が手から取れない!やっと取れてほっとすると、また手からカードが出てきて困っているマジシャンをパントマイムで演じる神さん!マジックもパントマイムも見事に演じられる姿に、感嘆の声と拍手が何度もおこります!コミカルな鳩出しにクライマックスはお待ちかねウサギちゃんの登場です!
 知っていても何度も見たくなる楽しいクライマックス!今回は最後に本物のウサギは登場しませんでしたが、十二分に素晴らしい、エンターテーメントショーを見せて頂き、皆大満足でした!実は、私の知り合いの方が家族全員で初参加したのですが、3人の子供が騒がないかとても心配していたそうです。でも子供達は目の前で演じられる神さんの姿にびっくりして、釘付けでした。
 そして荒木会長のコーナーです。最近「プリあら」の財産が1つ増えました。なんとプロジェクターとスクリーンです!会員の方もどんどん増えているし、後ろの人がクロースアップマジックでも何をしてるか良く見えるようにという荒木会長の配慮から購入された物です。そして幸せな事に、これからは会長のカードマジックや、クロースアップ・マジシャンのコインマジック等を大きな画面で堪能することができるのです!!
 今日は会長が書かれた「舶来カード奇術あらカルト」の中から「ある有名なミスプリント」というタイトルのカードマジックを見せてくださいました。4枚とも両面が裏しかないカードを見せて、1枚ずつエースに変身していくではありませんか!超不思議です。素人の私には魔法としか思えませんでした。家に帰って早速、本を開いて見ましたが、またびっくり!あの自然な流れの中で、こんなに凄い事を沢山しているんだと思うと、改めて感動してしまいます。
 荒木会長はいつも自然にお話をされながらなにげなく凄いマジックを見せてくださるから、本当にカッコイイなーと思います!私もマギー酒井に変身した時、かっこいいマジックを1つぐらいはやってみたいと思いました(無理かな〜)
 例会が終わった後、会長宅に神雅喜さん、たび彦さん、ミモザさんがいらっしゃいました。会長のカードマジックに神さんとたび彦さんはもうびっくりされて「なんで〜、どうして!」と連発されていました。ミモザさんも楽しそうにニコニコしながらカードマジックを御披露。楽しい夜は更けていきました。
 後日、初参加した方達に感想を聞いてみました。子供たちは夏休み中で1番楽しかった!またマジックを見に行きたい!と、次の「プリあら」例会を凄く楽しみにしているそうです。
 この素敵な環境を持たせてもらえているお陰で、友達を喜ばせられる事に感謝します!あまり役に立つ事が出来ない私ですが「プリンあらモード・マジッククラブ」のためにこれからも何か出来るように、がんばります!
8月21日(日)
隅谷治子
 待ちに待った荒木会長の「テクニカルなコインマジック講座」の特別レクチャーが開催されました。この日のために、プロジェクターを導入し、出版記念パーティの時のように、手元まで綺麗にはっきりと大型スクリーンに打ち出されます。限定30人の受講者は、後方の席の人もバッチリと見える素晴らしい環境。その中には、プロマジシャンのケン正木さんのお顔もありました。
 「コインマジックに初級はない、あるいは、いきなり4枚のコインをパームしろ!などと言ったらコインマジックを好きになれない」というのが一般的な考え方ですが、会長の本は、この4枚のパームを会得するところから始まります。4枚がパーム出来なければ、1枚のコインだって、本当にはパームしていないんだ。言わんとするところは、それだけの修行をする覚悟がないと、コインマジックの本当の素晴らしさを習得することは出来ないという事なんです。
 まずは、基本テクニックである「クラシック・パーム」「フィンガー・パーム」「フィンガーチップ・レストポジション」の解説から。コインの握り加減から自然な手の形成まで、細かく丁寧に解説してくださいます。会長発案の「A・ポジション」の説明を含む「リテンション・バニッシュ」には、荒木流のエッセンスが満載です。
 本編では、DVDに掲載されていない「シルバーツイスト/貴方の手の中で」の解説が行われました。ケネディーの64年銀貨を使うことがいかに重要かということが証明されていきます。
 続いては「ウィルソン・グリップ」、またの名を「フィッチ・パーム」の解説。日本のプロマジシャンの間では軽視されていた技法ですが、本来の持ち味が発揮された作品の中では、大変に優れた技法であることを説明してくださいます。さらには「バック・グリップ」、「ゴッシュマン・ピンチ」などの手の裏にコインをホールドする技法を習得すると、現象に幅ができ、一つ抜けることができるというお話しもありました。
 コインマジックには、手の形に向き不向きがあります。指の隙間がなく、ぽっちゃりしているのが良いそうですが、会長の手は、明らかに、それとは逆。ぽっちゃりしているどころか、指の間には完全に隙間が存在しています。このハンディを発想の転換で克服されて仕上がったのが本著です。そういう観点から書かれたこの本は世界に一つしかないコインのバイブル。日本では始めて発表される技法も、随所に散りばめられています。
 この本の素晴らしさについては、「作品も構成、ハンドリングも非常によくできていて本当に感動しました。まるで、コインマジック辞典の完全版のようです」とヒロサカイさんが絶賛されたり、二川滋夫先生が本を手にしたその日に読破し、校正リストを作成して、会長宅へ届けてくださる情熱からも感じ取ることが出来ます。
 コインマジックというのは、想像を絶するほどのテクニックが手の平というたった数センチの空間の中で駆使され、始めて成り立つものです。そのことの凄さを改めて認識しました。にもかかわらず、その一つ一つを素人が読んでもわかるように解説し、尚且つ流れの綺麗さ美しさ無駄のなさが読んでいて気持ち良く感じられます。それに映像が加わることにより、その通りに会長が演じているお手本を見ることまでできるんです。
 さらに、コインにまつわる知識やテクニックの歴史など、単にマジックを覚えると言う以外にも、ためになる話がいくつも紹介されています。一行一行がとても貴重であり、重みを感じました。
 私自身、カードは好きでもコインには全く興味がないところへの出逢いでしたが、会長に見せて頂いたコインマジックのファンタスティックな現象に驚き、コインマジックがこんなにも幻想的な夢のあるものであることを改めて知りました。本を読み終わったとき、もの凄い財宝の塊を手に入れた感じがしました。
 これをたった4ヶ月で書き上げ、正味2ヶ月で新しい技法や手順を産み出し、今までのテクニックには、さらに荒木流の味を付け足された会長とは一体。。。スピリット百瀬さんが、その思いをDVDの中で「集中力」という言葉で表現されています。あの厳格なテクニックの巨匠、百瀬さんが大絶賛されているんです。
 今回のコインレクチャーに参加できたこと、この本に出会えたことに心から感謝しています。
8月12日(金)
佐藤理恵
 今日はウィザードイン主催による「マジックマスターズオープン2005」の懇親パーティーが渋谷の東武ホテルにて行われました。荒木会長が招待され、ラッキーなことに私も一緒に行かせていただくことになりました。
 会場には、円卓テーブルがいくつかあるのですが、なんと緒川集人さん、そして集人さんのお母様、お母様のお友達と一緒の席でした。
 集人さんのお母様は、集人さんに似ているとても楽しく明るい方です。私が、お母様に「アメリカにはよく行かれるのですか?」と、お聞きしたら、「今度、初めてアメリカに招待してもらったのよ」と、嬉しそうなお顔で話して下さいました。親をあんなに喜ばせてあげられるなんて、凄いな…と、羨ましく思いました。
 そして、お母様のお友達というのは、集人さんの母校である高校のPTAの方です。集人さんに、母校でのマジックショーとアメリカでの成功話しをしてもらいたい。自分たちの学校からアメリカで現実に成功した人の姿をみせてあげたい、と、お話してくださいました。
 話しに夢中になっていると、会場のステージでマジックショーの始まりです。
 遠藤大河くんのマジックに始まり、集人さんのコインマジックです!凄い!!いつも不思議だな〜と思うのですが、コインって小さいし、大きなパフォーマンスをするわけでもないのに、集人さんのコインマジックは、どうしてあんなに華やかで、感動させるんだろう…息を飲んで見入ってしまいました。
 そして、香港からのマジシャン、マークリーさん。先ほどのPTAのおばさまとのやりとりで進行します。チェンジングバッグを使ったりする、PTAのおばさまのリアクションが、なんとも楽しい! お客様相手のマジックは、どんな人とやるかで全く違うものになってしまうんだな〜と、楽しく拝見させていただきました。
 次の海外からのマジシャンは、アメリカのジョナサン・レビットさんです。何人かが選んだカードを順次当てていくだけなのですが…愉快!顔も自由自在に動き、色々な表情をします。終わってみると、かなり長い時間を使ってカード当てをしていたにもかかわらず、全く飽きずにジョナサンの世界に入っていました!
 小林恵子さんのカードマジックに続いて、集人さんとのツインリングです。私は、このツインリングを恵子さんから直々に教えて頂き、5月「プリあら」例会のチョップカップ杯で披露させていただきました。集人さんと恵子さんの暖かなつながりを感じるツインリンクでした。
 ラストは、集人さんがコインと石を使ってのマジックです。思いもよらない展開に、目の前での女性は、顔を紅潮させて見入っていました。
 終わってから、集人さん、恵子さん、柳田さんと一緒に写真を撮らせていただきました。この時の、会長とみなさんとの雰囲気を文章で表現するのは凄く難しいんです……とっても暖かな、人のつながりを感じて感動してしまいました。みなさんの会長に対する暖かな優しさ、会長のみなさんへの気持…何年も前からの大事な友達のような素敵な空間でした。
 いろいろな大事なことを感じさせてもらえた、一日でした。こんな素敵な時間に一緒にいさせていただき、本当にありがとうございました。
8月8日(月)
藤原史岳
 今回の例会ゲストは、マジシャンであると共にクリエーターであり、さらにレクチャーも出来るという三拍子揃った藤原邦恭さん!その藤原さんがレクチャーして頂けるということもあり、仕事を早めに切り上げ砧へ向かいました。
 オープニングの会員マジックは、フレッシュさが売りの森田悠一君。森田君は、学校の教師を目指していて、近々、教育実習をするそうです。その際、生徒と仲良くなるために考えたマジックを披露してくれました。2枚のカードに描かれたリンゴとバナナが何度も入れ変わり、そして絵のリンゴを食べてしまう!鳥カゴを出し、中の鳥の人形と一緒に消してしまう!とさすがフレッシュマン森田というマジックでした。
 チョップ・カップ杯は、ムッシュの愛称ですっかりお馴染みのムッシュ佐久間さんです。今回は往年の名マジック”パン時計”に挑戦です。パン時計は、消えた時計がお客さんが選んだ二つに切ってあるパンの方から出てくるマジックですが、ムッシュの場合、時計を消すまでは良かったんですが、パンを選んでもらうところがちょっと(後で述べますが)・・・でしたね。そこを除けば全体的にはムッシュワールドを作り上げているので、今回でチョップ・カップ杯に出るのを辞めると言わずに、また出て欲しいです。
 いよいよ、メインの藤原邦恭さんの登場です。今回レクチャーして頂いたのは、藤原さんが作られた6種類のフルーツが描かれた用紙を使うマジックです。用紙を次々と切っていき、その都度よく混ぜて12枚のカードになるまで切り、それを6人の観客に配り、各2枚づつ持ってもらいます。藤原さんが「12枚ものカードを配ると、6人のうち何人かは同じフルーツになるかも知れません。その方は幸運な方です。もし揃っている方は立ち上がって下さい」と言うと、なんと!6人全員が立ち上がりました。このマジックは、セルフワーキングで、やり方さえ覚えれば、誰にでも出来るマジックですが、ポイントをしっかり押さえて、少しでもより不思議に見えるようにレクチャーして頂きました。
 マジックをしている方なら分かると思うのですが、マジックを人に教えるのは、とても大変で難しいことです。それを、誰もが分かるようにレクチャーして、なおかつ出来るように教えた藤原さんは、さすがだと思いました。さらに、フルーツの紙を使った別のバージョンのマジックもレクチャーしてくれました。(個人的な要望で申し訳ないんですが、プリあら会員の中にはかなりのマジックマニアも多いので、セルフワーキング系でないマジックもレクチャーして欲しかったです)
 会長のコーナーは、まずチョップ・カップのムッシュ佐久間さんの演技の論評です。「パンをお客さんに選ばせるところのマジシャンズ・チョイスが強引だったね!」そうなんです。お客に選んでもらった方のパンを、普通は使うとみんな思いますが、ムッシュは「では、こちらはプレゼントします」と言って、選ばれなかった方を使ったんですね。本当に、ここが惜しいです。あとは「もっと伸び伸びやれば良い」とアドバイスを贈られました。
 そして話題は、前回の例会の話に・・・。
 ご存知の方もいたと思うのですが、前回の例会の途中で会長が帰られてしまったんです。それは、プリあらスタッフの意識がマンネリ化してて、会の進行の、ちょっとしたことに配慮が配られなくなった事が原因です。僕もそうですが、会場に来ているみなさんも、マンネリ化してた部分があると思います。
 月2回マジシャンが来て、ショーをして頂けるなんて、他の会には天地がひっくり返っても真似できないことです。そこをマンネリ化してることを感じ取り、みんなに新たな意識を持たせてくれた会長は、やはりただ者ではありません!会長のお話を聞いた後、会員一人一人の顔がキラキラ輝いて見えたのは私だけでしょうか。いつも新鮮な目でマジックを見て、新たな意識で「プリンあらモード・マジッククラブ」を盛り上げて行きましょう!!
8月5日(金) 中上太郎
 今日は将棋の名人タイトルを防衛した森内俊之名人のお祝いパーティーです。将棋のタイトルは7つあり、その中でも一番重みのあるのがこの「名人」です。よく「名人」という言葉を棋士の名前の後に付けて呼ぶことがありますが、このタイトルを取った棋士だけが一年間「名人」を名乗ることができるのです。森内先生は2期連続3度目の名人です。あと2期、手にすれば「永世名人」を名乗ることができます。「永世名人」とは将棋棋士の最高栄誉資格。今までこのタイトルを手にした人は数名しかいません。
 乾杯の発声は"お能"界の重鎮、荒木亮さん。名人がいかに権威あるものかと言うことを事細かに説明してくれます。これだけ将棋に詳しいながらも実際に指すとなるとちょっと話が違ってくるようです。鼓を持参してくれた佐々木浩一さんとお祝いの謡を聞かせてくれました。こんな身近で日本の古典芸能に触れることができるのも人と人とのつながりが作り出せる技!日本文化に心が引き締まる一時でした。
 テーブルに並べられたお食事は、森内名人お祝いメニューです。その料理を飾るにふさわしいシェフ・風戸さんは食通中の食通!食材も自ら選ぶ、こだわりの料理人です。青森旅行を1日早く帰宅され、前日に房総へ行き一番に上がるアワビを購入!生きたままiStudioまで持ってきたそうです。素材と腕と気持ちがあるからこそ、おいしい心ある料理が出来上がるんですね。シェフ・風戸に負けじと恵美シェフ、直子シェフ、悦子シェフも腕をふるいます。
 さらに、お祝いケーキは荒木会長からアイデアをいただいた、英文字での洋風感ただよう大きなケーキ!作ってくれたのはパティシエ理恵、パティシエ由美。かわいらしい感じのケーキーは女性らしさを感じます。
 食事が一段落したところで、なんと森内名人の対局を観戦できることになりました。お相手は「プリあら」会員で将棋が大好きな林社長。荒木会長宅の数百万円の盤と駒を使っての実戦です!さらに荒木会長が解説を!!会長のプロデュースで昨年出版された、史上初の「日本将棋用語事典」の編集を担当された池畑成功さんがアシスタントに加わります。会長の解説は、全く将棋が分からない人でも、おもしろ可笑しく、対戦を鑑賞できてしまうんです。なんて贅沢なんでしょう。
 対局に続いては、お祝いのマジックショーです。「プリあら」会員の山田さんがお得意のマジックを披露してくれます。道が混んでいて遅刻をしてしまったと慌ててたのに、とてもゆったりと落ち着いた雰囲気で進行します。軽快な音楽と、リングやロープを使ったパフォーマンスに森内名人も楽しそうです。
 今回の名人タイトル防衛を一言で言うとなんですか?と森内名人に聞いてみると「ラッキーですね」と返ってきました。何がラッキーなのかと聞き返すと「風邪をひかなかったから」だそうです。体調を崩すと2日に渡る長期戦を7局指すのはとても大変です。知力だけでなく体力も必要なことを改めて感じさせられました。
 最後は、パーティの主催者である荒木会長のスピーチです。今日は、森内名人の成長と活躍についてと、「戦う人生を選んだ側、とそれを見て楽しめる人生を選んだ側」というテーマでした。そして、周りのみんなが少しでも将棋のことを勉強し、次の機会までには何かしら前進出来ることが人生の楽しさなんじゃないかと話してくれました。
 森内名人を祝うパーティーに色々な人が色々なところで頑張っている姿に感動します。みんなの応援があるから森内先生にも力が入るのだと思います。またこのような楽しいパーティーに何度も参加できれば嬉しいです。
7月28日(木)
篠原康子
 この日、目黒区にある「駒場エミナース」飛鳥の間において「荒木一郎会長著による『テクニカルなコインマジック講座』の出版記念パーティ」が催されました。詳細を別ページを立てて紹介していますので、クリックして下さい。
7月27日(水)
隅谷治子
 「プリあらグッズ」のキャンペーン企画第3弾!!「プリあら」特別例会で“カップ&ボール”のレクチャーが開催されました。講師は「プリあら」アンケートで人気ナンバーワンの、スピリット百瀬さん。ダイ・ヴァーノンの手順を百瀬流にアレンジしたルーティンを教えて下さいました。
 百瀬さんは、講習前に「プリあらグッズ」のキャンペーンで取り扱っている真鍮のカップを手にとり、「これは綺麗だね〜。底と間口のバランスが凄くいい」とおっしゃっていました。その言葉通り、マットの上にカップを置き、指先で軽くクルンと転がすと、華麗に回転し手の中でピタっと止まります。カップを選ぶ際の良し悪しは、このバランスの良さがポイントの一つになるそうです。
 そのカップを使い、いよいよ講習がスタートです。まずは、お手本として、師匠の演技。手の形が自然なことはもちろん、流れの美しさ、目線から体の角度まで動きの全てに意味があり、こだわりが感じられます。
 今回のレクチャーは、限定20名。百瀬さんは、これだけの人数が集まること自体に非常に感心され、と同時に20名の受講生全員に情熱をかけて教えようとする意気込みが伝わってきます。単に講師として呼ばれたからやっているということではなく、本当に一人一人が短い時間の中で最大限に習得できるように、「プリあら」会員のためだからこそ考えていると語って下さいました。
 日本のマジック業界に対し、常に厳しい意見を連発される百瀬さんですが、反面、良いものは良いと、とても素直に評価されるお人柄です。会長のことをとても信頼されており、「プリあら」に対する思いの深さが感じられました。
 そもそも“カップ&ボール”は手順が複雑です。相手に見られている表側と、不思議さを作っている裏側の動きが、スムーズに進行しなければなりません。芸事には厳格な百瀬さんですが、その人のレベルに合わせて能力を引き伸ばそうと、懇切丁寧に指導して下さいます。そんな優しさや気づかいのおかげで、全く初めて“カップ&ボール”に挑戦したという人も、かなりのスピードで習得されていました。
 また、今日のレクチャーは、2カメで撮影されました。一台は、なんと会長の撮影です。この講習内容がDVDになるかもしれません。「プリあら」会員の方は、本当に幸せです。
 講習会の最後に、百瀬さんよりマジック道具に対する愛情の数々が語られました。その道に精通される達人の考え方に触れ、感動とともに講習が修了しました。スピリット百瀬先生、素敵なレクチャーをありがとうございました。
7月26日(火) 佐藤美保
 今日は、先月イベントがあった宮城県から山形県に場所を移し「プリあら会」協賛第2弾のマジックショーが行われます。テレビでは台風情報が流れる中、車で山形の蔵王温泉エコーホテルを目指し出発しました。
 今回のイベントは、屋外ガーデンで予定していると聞いていたので、楽しみにしていたのですが、台風の影響で、残念ながら屋外は中止となってしまいました。
 「プリあらグッズ」を並べていると、早速ホテルの従業員の方が来て、「今日は何を持ってきたの?」と興味津々です。実演すると、あれもこれも欲しがり、まだ始まってもいないのに、グッズがどんどん売れていきます。
 ディーラーブースの簡単な紹介を兼ね、ショーが始まる前に”塗り絵ノート”を紹介したところ、思った以上の反響があり、即完売してしまいました。中には、塗り絵ノートが欲しくて、食事を抜け出してきた人もいました。その人は、ディーラーブースに身を乗り出し、「プリあらグッズ」に釘付け状態。その驚きようったらありません!!簡単ですぐに出来るものがいいと、”塗り絵ノート”と”ケチャップ&マスタード”を購入し、「まさかこんな所で、こんなに楽しいものが買えるなんて思ってもみなかった。孫へのいいおみやげができた」と、大喜びでした。
 ステージでは、お待ちかねの渋谷慶太さんの登場です。軽快な音楽と共に華麗な鳩出しから始まり、カード当て、リンキング・リング、二人羽織、お札のマジック、ラストのイリュージョンまで、鮮やかで笑いの絶えない楽しいステージでした。
 大宴会場という場所がら、オープニングの頃は、多少のざわつきが気になりましたが、そこはさすが渋谷さん!お客さんとの楽しいコミュニケーションと、素晴らしいマジックで、お客さんをぐいぐいステージの方へ引き込んでいきます。特に、子供の可愛らしさを存分に引き出した、「二人羽織」の楽しいマジックに拍手喝采!子供の驚いている表情が微笑ましく、サイコーでした!!
 今回はもうひとつ、個人的にとても楽しみにしていた事がありました。山形でのイベントに同行する事が決まり、高校時代の友人に久しぶりに連絡をしてみたところ、会いに来てくれる事になったのです。
 ディーラーズ・ブースに近付いてくる懐かしい友人の笑顔を見付け、嬉しさが込み上げてきました。十数年ぶりの再会の余韻に浸る間もなく、早速「プリあらグッズ」を使ったマジックを見せると、「な〜んで〜??どうなってんの〜???」を連発!
 友人は、”クレイジー・キューブ”、”コイン・スライド”、”ロープ・カッター”入りの本日限りの特別セットを購入し、子供や職場のみんなに見せるんだと、大張り切りでした。また、渋谷さんのステージに、プロの演じる本物のマジックを初めて見ることが出来て嬉しかったと、感激していました。
 疎遠になってしまっていた友人との久しぶりの再会。いつか会いたいなぁと思っていても、何かきっかけがないと、なかなか実現しにくいものです。「プリあら会」のおかげで、友人と再会するきっかけや、こんなに楽しい時間を過ごす事ができました。私にとって「プリあら会」「プリあらグッズ」は、今やなくてはならない大切な存在です。「プリあら会」という素晴らしい環境に感謝し、人とのつながりをもっともっと大事にしていこうと、改めて感じた一日でした。
7月23日(土) 佐藤理恵
 今日は、千葉の行徳文化会館で「山上兄弟のホップステップマジック」が行われました。出演は、山上兄弟の他に、お父様である北見伸さん、そして魔女軍団ステファニーのみなさんです。その会場で「プリあらグッズ」が販売されることになり、グッズ担当の隅谷治子さんと一緒に行ってきました。
 今回「プリあら・マジッククラブ」が協賛することになったキッカケは、昨年、高校時代の友人の子供が通っている幼稚園で、「プリあら会」の紹介で、ドルフィン・マジック・カンパニーの横田菊枝さんにショーをしていただきました。そのときに知り合ったお友達 山本さんのイベント会社から依頼があったからです。山本さんは、毎年12月に行われる荒木会長主催の「CB Family Xmas Show & Dinner Party」に参加したとき、数点の「プリあらグッズ」を購入しました。マジックを自分でやることがなかったのですが、初めての人でも簡単に演じられ、人を楽しませることのできる凄さに感動して、今回、是非、この誰にでもできる「プリあらグッズ」を用意していただけたら…と、いうご要望でした。
 ショーの時間は、私たちも観客として観せていただくことになりました。
 山上兄弟は、今、人気のある、最年少イリュージョンマジシャンですが、今回は、お父さんである、北見伸さんと一緒のショーです。このように親子で共演するショーというのは、今年に入って数回しかない、貴重なショーだったようです。その重みが伝わってくる感動のショーでした。
 北見伸さんと瞳ナナさん、ジェイミーさんとの華やかなショーに始まり、山上兄弟の登場です。客席は、夏休みに入ったばかりの親子連れがほとんどで、合い言葉の「でじなーにゃ」とともに、楽しいショーが繰り広げられます。会場は歓声と拍手でいっぱいでした。
 マジックの道具にも目を惹かれました!どれも綺麗で、とくに山上兄弟が出演するときの道具は、赤、青、黄色のまるで大きなおもちゃのようで、観ているだけでも楽しくてしかたありません。そんな中、小さい体で、タップダンスを披露したり、歌を歌ったり…「可愛い〜!!」と思わず私も歓声をあげていました。
 ラストに近づき、北見伸さんと瞳ナナさんとの世界最新のセットを使っての人体交換です。えっーー!!??こんなの観たことがない!!あまりの不思議さに感動して、涙がでました。今でも、あの不思議さを思い出すたびに、体がなんともいえない感覚になってしまいます。
 ショーが終わると「プリあらグッズ」のブースに子供たちが、寄ってきます!今回、陳列する商品には、サイトに公開されていないものを含め「コインスライド」「ロープカッター」「クレイジー・キューブ」の3点セットを用意しました。子供でもできるマジックにみんな夢中です。ある女の子は、「海外に行くときに持っていって、友達に見せるんだ!」と買っていくのですが、数分後に戻ってきて、私の代わりにブースで、他の子供たちに披露していました。子供同士で、やりとりしている光景はとても楽しく、気持ちがいいです。
 マジックや「プリあらグッズ」のおかげで、私の友達、そしてその友達とのつながりができました。そして、そこで出会う子供たちが、マジックを演じる側になっていき、海外の友達にまで広がっていく…そんな、人と人をつなげていけることにワクワクし、そして感動します。改めて「プリあらグッズ」の大事さを感じました。さあ、今日もこれから友達の家に行きます!マジックを見せてあげよう!そして、その友達ができそうなマジックも教えてあげよう!!
7月20日(水)
山田秀樹
 今日の例会も佐々木さん、治ちゃんのにこやかな笑顔で幕開け。
 まずは会員のパフォーマンスで、演者はゴルゴSAITOこと、斉藤順一君。今日はロープマジックです。いろいろなものに挑戦しようとする熱い思いが感じられます。演技が終わって後方の席へ戻ると斉藤君の所に会長が!! 今のロープの演技についてアドバイスされていました。マジシャンとして、より良くなってほしいと願う会長の優しさと、それに対して大きくうなずき納得していた斉藤君、もう一つの「プリあら会」がそこにありました。
 正面ではビジターマシシャンが紹介され、お約束の一芸。秋葉つぼ八君とMr.金やんです。秋葉君は流行りの「ヒロシです」のバクリ。金子君はリンキングリングをほんの少々と妙なダンス。二人ともただ笑うしかない芸を堂々と披露してくれました。
 続いてチョップカップ杯。今日のエントリーは奈良県出身、「プリあら会」ではおなじみの原大樹くんです。8月末に開催されるSAM埼玉大会のコンテストに向けて思考中の手順を披露。道具も手づくりです。前日も遅くまでマジックもさることながら、クライマックスを飾る女の子(茉李南ちゃん)と息を合わせる練習(実は初練習)をしていたのを私は知っています。
 今日、会場へは一番乗り。事前に、シルキー渚さんからワンポイントアドバイスをいただいたそうです。また、アフターでは、会長・シルキーさんから演技の細部にわたりアドバイスを受け感激していた大樹君とお母さん。マジックにかける情熱は人一倍。これからもっともっと良くなっていくと確信しています。さて、今日の演技は!? 審査員の採点が楽しみです。
 いよいよメインゲストのハマック柳田さんの紹介ですが、いつもとちょっと違っています。司会の佐々木さんと酒井玲子さん(またの名をマギー酒井さん)によるコント仕立ての紹介です。コント作家はなんと会長です。ハマックさんを紹介する時のためにずっと温めていたそうです。いつ頼まれるかわからないマジックのために前々からネタを仕込んでおくマジシャンのようですね。
 ハマちゃんパワー!!独特の雰囲気と、東北訛りの爆笑トークで客の気持ちをぐいぐいと引き込んでいく、しかしお笑いに走るのではなくマジックの不思議さを十分に楽しませてくれるエンターティナーである。ハマック柳田マジックショーが終わった時の私の感想です。
 あっという間にショーが終わってしまったように感じました。もっと見たいぞ!!早速、私の中のもう一度見たいマジシャンリストに登録しておきました。

 さて、会長のコーナーです。「プリあらグッズ」の中から、スクィーズというコインの貫通現象を見せるマジックの紹介です。とても不思議でした。しかし、それよりも私は「500円玉で演じられるものだからこの商品を扱うことにした」という理由に感じるものがありました。「プリあらグッズ」には、マジックとして良いものをできるだけ安く提供したいという会長の考え方が込められています。つまり、誰もがコミュニケーションのツールとして簡単に演じることができるものを、一部のマジック愛好家のためではなく、マジックとはまったく縁のなかった人に対してもその楽しさを提供したいということだと思います。
 この商品に対して、あまり見かけないものであること、道具としてよくできていることに加え、日本円(500円硬貨)でできるということを、扱う理由にしているのは、まさに初めての人でも違和感なくマジックを楽しむことができるからという事なのではないでしょうか。
 「プリあらグッズ」は常に使う人のことが優先的に考えられています。そんなことを思いながらカタログを見てください。随所にそれがうかがえる紹介文が出てきます。まずは価格ですけどね。
 今日も盛りだくさんな内容でとても充実した時間を過ごしました。遠くて、なかなか参加できないB会員の方々がとても気の毒に思います。ぜひ機会を作って参加してみてください。「遠くから無理して来たけど,来て良かった」と必ず言っていただけると思います。

7月16日(土)
五十嵐美智代
 茨城県真壁町にある、谷貝小学校の子供たちに、マジックを見せに行ってきました。
5月のiStudio大洋村バスツアーの時に、藤田農園さんで小玉すいか狩りをしたのですが、初めてお目にかかったとき、マジックを見せたらとても喜んでくださったのです。藤田さんから、ぜひ子供たちに見せてあげたいというお話をいただき、「プリあら」運営委員の中上太郎くん、中上奈津子さんと3人で出かけて行きました。
 この日は、サマーフェスティバルというイベントで、子供達は校庭にテントを張り、一泊して天体観測をしたり、映画の上映会があったりするのですが、その中に私たちのマジックコーナーがありました。
 集まった子供たちは80人。お手伝いの父兄や学校の先生方が約20人でしたので合計100人!そんなに大勢の前でマジックをするのは、太郎くんも私も初めてでした。
 学校の体育館が会場です。最初に太郎くんが、得意のカードマジックを披露します。カラーチェンジをすると、子供たちの驚きの声が体育館中に鳴り響きました。
 太郎くんは、子供たちにどう見せたら喜ぶかを色々と考えて演じ、「プリあらグッズ」のインビジブルカードとミステリーボックスを組み合わせたりして、最初からとても盛り上がっています。
 次は、私の番です。"フラワー・ポッド"、"塗り絵ノート"、"落ちるハンカチーフ"など「プリあらグッズ」オンパレード。「お手伝いで前に出てくれる人?」と聞くと、「はーい!はーい!」とほとんど全員が元気よく手をあげ、すごいパワフル。子供の反応というのはこんなにも素直で大きいものだということに感動しました。
 全部で13種類のグッズを見せましたが、なかでも一番練習をしたのが、"カップ&ボール"です。藤田さんの子供のみさきちゃんが、紙コップを使ってマジシャンのまねをしているという話をきき、本物を見せたいと思って会長に相談しました。
 誰かに頼むつもりでいたら、私にもできると会長が!まさか自分が演じるなんて思ってもみなかったのですが、この日のために、なんと手順を一つ教えて下さったんです。この会長手順のおかげで"カップ&ボール"が大好きになってしまいました。こんなチャンスがなければ、"カップ&ボール"の楽しさを知ることもなかったので、とても嬉しいです。
 子供会の会長さんである藤田さんにも、校長先生にも喜んでいただけて、ホッとしました。なにより子供たちの素晴らしい笑顔。「また来てね〜!」と見送られ、「プリあらグッズ」のおかげで、こんなにたくさんの子供たちに喜んでもらえて、本当に楽しかったです。太郎くんも私も、最初の不安はどこへやら、またいろいろ練習して、違うマジックを見せたいねーと話しました。
 マジックなど全く出来なかった私が、「プリあらグッズ」でたくさんのマジックを覚え、人に喜んでもらえるなんて、凄いことだなぁと思います。
 マジックって本当に素晴らしい!「プリあら会」を通じてマジックに出会えたことに心から感謝します。もっとたくさん出来るようになって、またあの子供たちの笑顔に会いに行きたいと思います。
7月15日(金)
宮崎悦子
 例会が始まる前に、「今日は、ダークさんが自らステージを用意してくれるみたいだよ!」という情報が入りました。
 前回の出演時は、白くて綺麗なジョーゼットを持ち込んで、本格的な飾り付けをしてくれたダークさん。今度は、どんなステージになるんだろうと、ワクワクして会場に向かうと、ビックリ!バックカーテンだけでなく、なんとステージの台作りにまで取りかかっていらっしゃいました。「プリあら」スタッフと一緒にニコニコと作業をされている素敵な笑顔のダークさん。例会に参加された人は、いつもと違ったステージにビックリされたことと思います。
 さあ、例会がスタートです。まずは、会員マジックのコーナー。A会員の小野智彦さんです。コインと指輪のマジックを演じてくれました。最初に例会に来た時は、熊のような大きな身体にスーツ姿。胸にバッチをつけていて、何をしている方なんだろう・・・と思ったら弁護士さんでした。どんどん、広がりを見せている「プリあら会員」にはいろんな職業の方がいらっしゃいます。
 そして、ビジターマジシャンのコーナー。今回も豪華です。ケン正木さんの謎かけマジックには、会場内が大爆笑。ケンさんのお弟子さんのわくぞうさんは、3枚のカードを使って、自己紹介マジックをして下さいました。シルキー渚さんはファンカードです。華麗なカードさばきに会場からは、ため息が聞こえてきました。
 次のコーナーは、チョップカップ杯。「プリあら」主催のマジックコンテストです。
 今回の挑戦者は、ケン正木さんの息子さんで、小学校2年生の正木みつはる君。早くから会場入りし、リハーサルをくり返していました。青のラメのベストを着て登場です。
 ケンさんそっくりのシンブルにファンカード、ロープマジックなどいくつものマジックを演じてくれました。失敗したとき、舞台袖にいるお父さんに必死で目で訴えかけている姿からも、一生懸命さが伝わってきました。緊張のためか、笑顔が少なかったみつはる君。演技が終わった後に、司会のハニー河村さんから「最後に笑ってみよっか!」と言われ、ニコッっと笑った笑顔が可愛かったです。
 後からわかったことですが、ダークさんがステージを高く作ってくださった理由は、小学生のみつはる君が、良く見える様にという気持ちからだったんです。私は、スタッフをさせてもらってるにもかかわらず、まるで思いつきもしませんでした。ダークさんの優しさと温かい人柄を感じました。
 メインコーナーは、「こんばんは、手品師で〜す。」というダーク広和さんスマイルでスタート。その笑顔で、会場もほのぼのとします。
 ジャンボカードのマニピュレーションをはじめ、様々な柄に変化する袋から、いろんなものが出てくる寄席風マジック。テーブルが浮いた現象には、最前列の子供がビックリして大騒ぎ!!音楽とマジックがぴったりと合っていて素敵でした。サービス精神旺盛のダークさんは、時間いっぱい、沢山のマジックを披露してくださいました。ありがとうございました。
 ここで、もう一つのメインコーナーである会長のコーナー。音楽とともに、優しい笑顔で荒木会長が登場してくださるはずだったのですが、、、事情があって会長コーナーは無くなってしまいました。「プリあら会」が始まって、7年。初めてのことです・・・。
 荒木会長を気づかいながらも、続けてアンコールマジックを快く引き受けてくれたダークさん。ただのゲストというだけでなく「プリあら会」との深いつながりを感じ、その姿を見て胸が熱くなりました。
 会長のコーナーが無いなんて、考えた事もありませんでした。いつも、あるのが当たり前になってしまっていたんです。凄くショックでした。大事な物がいつもそこにあったり、人がいてくれたりすることが、当たり前だと思ってはいけないけない。そう思っていてもすぐに当たり前になってしまう。価値ある物にいつも新鮮な気持ちで感謝をし、「プリあら会」の役に立てるよう、自分にできることをもっともっと探し、大切にしていきたい、そう思いました。
6月23日(木)
五十嵐美智代
 季節は梅雨でじめじめしてるけれど、例会に参加すれば元気いっぱい、気分は最高です。今日も会場はどんなことが待っているか、熱気であふれています。さあ!スタート!
 最初のコーナーは、会員のマジック。今日はこのコーナー初、親子でマジックです。
会員の秋山直子さんと小学校1年生の莉瑚(リコ)ちゃんです。軽快な音楽にのって振り付けもばっちり決まってます。アピアリングフラワー、カラーチェンジングCDなど、プリあら
グッズを楽しく見せてくれました。莉瑚ちゃんの可愛い笑顔が最高(^ o ^)
 次のコーナーはチョップカップ杯です。なんと今日の挑戦者は、本日のメインゲスト、ブラック嶋田さんのお弟子さんの、葉月美香さんです。
 ムーディーな曲が流れ、黒の美しいドレスで登場。しぐさが美しく、セクシーで、ボーッと見惚れてしまいます。赤いシルクが赤いケーンに変わり、黒の衣装に映えます。リングもとても美しく、見とれてしまいました。演技のあと、司会の山田さんと治ちゃんから、葉月さんはマジックを始めてまだ半年と聞き、会場内が大きくどよめきました。今日、早くから会場入りされたブラックさんは、ご自分のことよりも、葉月さんをずっと心配されていた姿が印象的でした。
 プロを目指す方たちの登竜門として、このコーナーは見ている私たちにとっても、緊張感があり、とても勉強になる場だと感じました。
 いよいよメインゲストの登場、ブラック嶋田さんです。あざやかな真っ赤なポンチョに
身をつつみ、「ベサメムーチョ」の曲にのって、煙草をくわえさっそうと現れたブラックさん。もう登場されただけで、会場はヒートアップ!
 シャボン玉の中に煙草の煙が入り、それをつかんだと思ったら手の中からは塩がさらーっと落ちていきます。と思うと、たばこを口の中へ…水を飲み、煙草がなくなったと思うとブラックさん、口を両手で大きくひっぱり舌の上には煙草が!口の中から次から次へと煙草が出ては消え、消えてはまた出現します。いったいどうなってるんだろう!?
  会場中、大興奮でした。ブラックさんの煙草のマジックを見ずに死んだら絶対に損しちゃいます(^ ^) 
 アンコールでも楽しいレクチャー&マジックを見せてくださいました。汗いっぱいで熱演していただいた、ブラック嶋田さん。本当にありがとうございました。ぜひまた、例会でお会いできるのを楽しみに待っています。あ〜、ホントに凄かった!!

 興奮冷めやらぬ中、このコーナーもいつも熱い。荒木会長のコーナーです。今「プリあらグッズ」で大キャンペーン中のカップ&ボールを、会長自ら演じてくださるそうです。今日の例会に参加された方はなんてラッキーなんでしょう。
 そのキャンペーン中のカップ&ボールのきれいなこと。金色にキラキラ輝いて、美しい。カップ&ボールなどまったく出来ない私でも、思わず欲しいっと思ってしまいました。値段の安さを聞いてまたびっくり。ほんとに「プリあらグッズ」ってすごいなあって思います。
 会長は、2つのカップと2つのボールで見せてくださるとのこと。さて、その会長流カップ&ボールは、なんと古いジャズミュージックにのせて始まったのです。そのかっこいいことといったら!今まで何度かいろんなマジシャンのカップ&ボールを見たことがありますが、こんなに雰囲気のある、感動するカップ&ボールは初めてでした。
 今、私もカップ&ボールの基礎の基礎を教えていただき、練習中です。7月には、スピリット百瀬さんによるレクチャーも開かれますし、とても楽しみです。またひとつ、『プリあら』のおかげで私もカップ&ボールという未知のものにチャレンジすることが出来ます。今日も、盛り沢山の素晴らしい例会でした。まだ例会に参加したことのない私の友人達に、「プリあら」でしか味わえない、この素敵な時間を共に出来たらいいなあと心から思いました。
6月13日(月)
篠原康子
 今年の7月1日で『プリあら』は満6歳になります。数えで7歳!人間の成長でいったらお祝いの年ですね(七五三♪)あんなにヨチヨチ歩きだったサークルが全国を網羅する日本で指折りの盛況マジックサークルに成長してしまいました。すごいですね。もちろん、その形態に比例するがごとく今宵の例会もディズニーランドを3周するほどの楽しさでいっぱいでした。
 皮切りはプリあら運営会員・製作部長の山田秀樹さんによる会員マジックです。例会で毎回使用しているバックカーテン・マジックテーブルなど、ほとんどのマジック道具が山田さんの作品です。『プリあら入会がきっかけで僕のマジックライフに火が付いたと』と話される山田さん。山田さんのマジックは構成力・表現力に優れていて、プロマジシャンのケン正木さんやシルキー渚さんなどが『しっかりしている』と太鼓判を押すほどの落ち着きがあり、丁寧な演技からマジックを愛している気持ちがビシビシ伝わってきます。
 二番手はただ今、入院療養中のプリン副会長の一番番頭の藤原史岳くんです。プリンあらの『カップ&ボールキャンペーン』にちなんで「楽しいカップ&ボールを披露してくれませんか?」との私からの依頼を受けてくれての登場です。藤原くんの演技を見て「テクニックはまだまだだけど、話し方の印象が良くなって来てるなぁ」と荒木会長が私の隣でささやかれていました。
 ボールにスーパーボールを使用していたので、床に落ちてしまったボールが弾んだりして(♪)それを拾いあげる格好が、おちゃめで、藤原くんの人の良さをアピールしているようでした。
 三番手は、飛び入り参加の二十歳の大道芸人の大地くん。パントマイムをベースにした絶妙なハウスステップを披露。大地くんはサッカーの名選手で、かのラモスにチームスカウトされた経験もあるそうで・・。それでも、『ナニがなんでも(サッカーよりも)大道芸!!』とストリートで頑張っている大地くんです。「少年よ大志をいだけ!」と心から声援を送りたい・・・そんな気分にさせられましたァ。
 ビジターマジシャンは、メインゲストの岡井くんの妙技を一目みたいと楽しみにいらしたシルキー渚さんと岡井くんの師匠でいらっしゃる北見マキさんのお二人。北見マキさんからはティシュの復活のミニレクチャーのプレゼントがありました。まったくの隙のないパフォーマンス、コミカルな演技で会場を沸かせて下さいました。さすが大御所!
 その師匠である北見会長によって岡井くんが紹介されます。音楽スタート!本日のメインゲスト「第四回日本海マジックフェスティバル」に初出場し、グランプリを獲得した高校生マジシャンの岡井泰彦くんの登場です。
 ゾンビボールを皮切りに、世界に通用するのではないかとも思わせる、素晴らしいカードマニピュレーションを披露してくれました。噴水カードから始まり、ミリオンカードから「木の葉カード」などテクニックのうまさが光っていました。
 最初から最後までカードだけのルーティーンでも、まったく飽きることのない名演技。マーカ・テンドーさんを彷彿とさせるようなカッコいいジャンボファンカードの連打!!若さあふれる快活なパフォーマンスが、ブルーの照明の中に浮き上がり、ため息がでるほどのスタイリッシュさをかもし出していました。
 岡井くんは、17歳という若さゆえ?北見さんが教える事は、全て吸収していく柔軟さに優れているそうです。師匠の北見さんが『きっと、世界の中に伸びていけるマジシャンになっていく』とうれしそうに話されていたのが印象的でした。
 ラストのコーナーは会長のコーナー♪『今日は僕もキャンペーンにちなんで、オリジナル手順のカップ&ボールをやろうと思っていたんだけど・・・(会場大拍手!!)・・・でもさ、藤原くんのも見たし、今日の例会は、楽しすぎてもう、皆、お腹がいっぱいだろうし、これ以上やったら、吐いちゃう人が出るとこまるから・・・(笑)今日はやりません。今度やりますね。そのかわり、カードでお茶を濁しましょう』・・・(^▽^;)ということで、摩訶不思議なメンタルカードマジックを披露してくださいました。一度も客にカードをふれさせることなく『ただ覚えるだけでいいですから』と会長は左右の手の中でカードを広げ、相手が覚えた事を確認すると・・・カードをひたすら切り混ぜ『じゃ、当てましょう!!』 
 「えぇぇっっっー★」思わず会場から喚声が上がります!当てるための行程を全然ふんでませんよっ。会長!・・・それで当たったら、透視能力があるとしか?もしかして、会長は千里眼の持ち主???いえいえこれは、れっきとしたマジックのはず!?。原案は○○だと会長に教えて頂いたのですが、原案を知っているマニアでも不思議に見えるそうです。
 そして、マジックだけではなく『人が何か失敗を受けて立つと、自分のキャパが広がる』という面白くて為になるお話もしてくれました。
 頭から尻尾まで、今宵もナントモ贅沢な「PriAra Magic Time」でした♪♪♪
 という訳で、満6歳になった「プリあら」は、人を楽しませ、喜んでもらえる、実力のあるサークルへとメキメキと成長して来ています。これからも、楽しくスクスク育っていく事でしょうね。「プリあら」とともに学び、成長していける自分でありたいと・・・心から思ったひとときでした。がんばらなきゃっ★
6月11日(土) 隅谷治子
 新幹線「maxやまびこ」に乗って、宮城県の青根温泉へ行って来ました。と言っても、観光に行ったわけではなく、「プリあら」ホームページのSHOW TIMEでもお知らせしたように、エコーホテルのマジックショーに「プリあら会」が協賛する事になったからです。
 エコーホテルグループの辺見社長と荒木会長は古くからのお知り合いでいらっしゃり、毎年開催しているホテルの催し物に、マジックを取り入れたいとのことで、マジシャン派遣の依頼がありました。更には「プリあらグッズ」の評判を聞いて、ぜひ、イベントを盛り上げる為にもグッズを販売して欲しいとのこと。
 メインマジシャンは、パフォーマンスにショップの運営にと、現在大活躍の若手マジシャン渋谷慶太さんにお願いする事になりました。その一大イベントのMCと前座という大役を私が仰せつかってしまいました!! 大変です!! 
 カードマジックは好きなものの、ステージマジックを演じるのは初めて。しかも、90名という観客数を聞いて、私にできるのだろうか?と不安で頭が一杯になりました。が、社長いわく、私が観客に伝える最大のテーマは「素人でもグッズがあれば、すぐにでも楽しくマジックが出来るんだということ。上手い下手ではないから、気軽にやってくれればいいよ」と。
 当日は「風船の中のサインカード」と「チェンジング・バック」を披露しました。多少、とっ散らかりはありましたが、迫力ある華やかなパフォーマンスを演じる事が出来ました。初めて挑戦するのに、これだけの現象を披露できるなんて「プリあらグッズ」はホントに凄いな〜と思いました。
 お待ちかね、渋谷慶太さんのステージは、お客さんとのコミニュケーションが満載の素晴らしいショーでした。華麗なる鳩出しのオープニングから始まり、リンキング・リングに、ロープ・マジック、二人羽織に、ラストはヒンズーバスケットのイリュージョンと豪華な構成です。演目が終わる度に、拍手喝采!渋谷さんのおしゃべりにも終始、笑いが絶えず、最後には客席より大きな花束の贈呈までありました。
 また、今回のイベントには、山形にお住まいのB会員の方が、お土産を片手に遊びに来てくださいました。渋谷さんの大ファンで、この日をとても楽しみにしていらっしゃったそうです。普段は、メールでしかやり取りが出来ない遠方の方とも、こういう機会のおかげでお会いする事ができて、とても嬉しかったです。初めて訪れる土地なのに知り合いがいること自体、とても不思議な感じがしました。
 ディーラーブースでは、沢山の人と楽しく交流が持て、特に子供とはあっという間に仲良くなれました。小さな可愛い女の子が意外にも「シースルー・ギロチン」に興味をもったのにはビックリしました。お客さんばかりでなく、ホテルの従業員の方々もブースを開いた途端、グッズに夢中になっている姿が印象的でした。ホテルの会長は「クレイジー・キューブ」、専務は「ドリーム・クィーン」、若い男の子が「ウェブ」など、それぞれが思い思いのグッズを手にし、こっそりと開けて、楽しんでいる様子がなんとも可笑しかったです。常務は「コイン・スライド」を気に入り、すっかりディーラーに成り済まして得意げにデモンストレーションをしていました(笑)。
 ホテルの専務いわく「マジックはブームとはいえ、地方の方々は、なかなか間近で見る機会がないので皆さん大感激していました」と。来月の山形公演にも遊びに来たいと、お客さんからの声が沢山あったそうです。蔵王温泉の公演は、7月26日(火)です。今度は、屋外のガーデンで開催されます。近県にお住まいの方は、ぜひ、遊びにいらしてください♪
Date
Name
Diary
5月21日(土) 中上太郎
 小玉スイカ狩り! それも食べ放題!! 今までどんなバスツアーでも企画したことのない初の試み。荒木会長プロデュースによる5月の「iStudio大洋村バスツアー」は、茨城県真壁町にある藤田農園さんにお世話になります。
 あまり知られていませんが、小玉スイカは大玉スイカよりも甘く、収穫時期は初夏(5〜6月)が旬。今が食べ頃なのです。メロンやバナナは未熟な時に狩り取っても、その後にある程度熟れて甘くなりますが、スイカは穫れたてが一番美味しく、時間の経過と共に鮮度が落ち不味くなる一方です。まさに狩るにふさわしい果物ではないでしょうか!
 藤田農園さんに初めておじゃましたのはツアーの下見でした。お茶をごちそうになり、iStudioバスツアーが非営利目的であることや人との繋がりで成り立っていること等をお話ししました。藤田さんも農家と消費者が直接ふれあう機会を持ちたいと思っていたそうで、まさにiStudioバスツアーの考え方と一致しています。
 団らんの中「プリンあらモード・マジッククラブ」の話も出て、マジックの話へと話題が移りました。藤田さんのお子さんのみさきちゃんは、とてもマジックが好きだそうです。目の前でいくつか「プリあらグッズ」を披露したところ、可愛らしい目をまん丸にして、とても素直な表情で驚いていました。帰るときに、みさきちゃんが車が見えなくなるまで元気に手を振ってくれました。
 そして当日、貸切の小田急バスに揺られ現地に到着。ビニールハウスの前に集合です。「ハウスの中はどこを歩いてもいいですから...」と藤田さん。小玉スイカは一つの苗で何度もスイカを収穫することができます。一番花、二番花..と、収穫後にもまた実が付きます。でも本当に美味しいのは一番花です。
 iStudioバスツアーの為に一番花のスイカを狩らせてくれます。もちろん苗を踏んでしまえば二番花以降の実が付きません。それでも美味しい本物の作物を知って欲しいという藤田さんの気持ちで、このバスツアーにだけ、ビニールハウスを解放してくれました。
 中に入ると、ゴロゴロとスイカが転がっています。「大きければいいってもんじゃないんですよ」。大きなスイカは中に空洞が出来ていて甘さが落ちていることがあるそうです。食べ頃で美味しそうなものには既に目印のシールを貼ってくれていました。
 お気に入りの小玉スイカを手にした所で、待ちに待った食べ放題です!公民館の外に青いビニールシートが敷かれ、綺麗なテーブルではなく、何となく作られているこの雰囲気がたまりません。小玉スイカは皮が薄く、皮ギリギリの所まで甘さが詰まっています。食べている時に「もう一つ持って帰ろうかな」とまたハウスに戻ろうとする人もいるほどです。おなか一杯に甘いスイカを詰め込み、次に向かうはiStudio大洋村です。
 iStudioに到着すると、すでに良い香りがします。地元の鈴木さんが先に調理を始めてくれています。良い香りをバックにまずは草むしり。楽しそうに大人が草むしりをする光景はなかなか見れません。
 草むしりが終了すると、それぞれ担当に分かれ調理開始です。今回は某有名料理店の板長「ゆうさん」、春にあんこうのつるし切りを見せてくれた「風戸さん」も参加です。目の前には新鮮な鰹がゴロゴロ。ゆうさんが手際よく鰹をさばき始め、そこに風戸さんが加わり、触発された「ケチャップリンたび彦さん」もチャレンジ!
 鰹のたたき、鰹のにぎり、鰹のサラダ、鰹茶漬け....次々と美味しそうな鰹料理が....圧巻です!! 隣では旬の山菜の天ぷら、エリンギのバター炒めやアサリのバター焼きも。BBQ風なのに何故か並ぶ料理は本格的、さすがはiStudioバスツアー!
 おなか一杯になった所で恒例のマジックショー!「プリあら」会員、中村さんの「世にも不思議なマジック」オンステージです。なぜか登場前から笑いが起きています。真剣な顔つきとコミカルな動きのギャップが個性の中村さん、BGMに乗ってマイペースのショーが始まりました。炎も出れば鳩も出るとても楽しいマジックショーです。マジック以上に不思議なダンスまで披露され、場内は大盛り上がりです。
 次にプロのパントマイマー「ケチャップリンたび彦」さんの登場です。不思議な動きのレクチャーの後にはバルーンアートを披露してくれます。バルーンを扱うケチャップリンさんは子供にも大人気。
 プロの方もこのバスツアーには、みんなと同じように会費を払って参加してくれます。にもかかわらず惜しげもなく芸を披露してくれるのです。中村さん、ケチャップリンさん、お二人の全く違った「不思議な動き」が存分に楽しめたショータイムでした。
 後日、藤田農園さんからFAXでメッセージが届きました。「先日は、本当にありがとうございました。プリンあらモード・マジッククラブの皆様がとても楽しく良い方ばかりで、短い時間ではありましたが、私たちも素敵なひとときを過ごすことが出来ました。皆様と出会えたことをとても嬉しく思っています。また、素晴らしいマジックを見せて頂くのを心から楽しみにしています」と。
 昨日まで全く知らなかった人達と出会い、「プリあらグッズ」のおかげで、仲良く打ち解け、素敵につながる人の気持ち。バスの中で初めて見る顔、初めて話す人、すべてが一つの大きなつながりとなり、人とのふれあいが実感できます。バスツアーに感謝し、この出会いをこれからも大切にして行きたいと思います。
5月19日(木) 斉藤恵美
 青葉が目にしみる今日この頃。今宵の「プリあらマジッククラブ」はどんな不思議が待っているのでしょうか!!まずは会員マジックの宮田文一さんです。白髪でいつもニコニコ優しいおじいちゃまの宮田さんはなんと50年前にマジックを覚えた本“奇術たねあかし”の中からマジックを披露してくれました。老若男女問わず、いろんな人々が参加しているサークル「プリあら会」ならではの出来事でした。
 そして今夜はラッキーなことにビジターマジシャンにシルキー渚さん、ケン正木さん、レフティ平田さんと豪華な面々が揃っています♪
 シルキーさんはミニライブばりのマジックを披露してくださいました。ステッキを新聞紙に巻いてハサミでチョッキン、チョッキン切ってしまいます。最後に残った新聞紙を開いてみるとステッキが陰も形もなくなっているんです。さらに復活する新聞紙と、火の付いた煙草が一瞬にしてステッキに変わってしまう鮮やかなパフォーマンスで会場は盛り上がります。
 次に出不精でなかなか外には顔を出さないというレフティさんですが、荒木会長の熱烈なファンなので「プリあら」の例会には時々遊びに来て下さいます。得意のカードを使った観客参加型マジック、レフティーさんならではのおもしろトークが受けていました。
 ご病気をされて見事、復帰なさった「プリあら会」人気マジシャンのケン正木さん!最近、流行っているという”科学マジック”を見せて下さいました。明らかにケンさんよりも大柄で力がありそうな男性会員が両手の握りこぶしを上下にあわせて力を入れ、それをケンさんが指2本で離すというのです。会場は、大爆笑((o(^∇^)o)) そこには、あっと驚く楽しい秘密が・・・。こんなにおもしろくマジックを見せてもらえるなんて、本当に幸せです。
 照明が変わったところで、いよいよ今回のメインゲスト、スピリット百瀬さんのショータイムです。
 プリあら自慢のフォロウ・スポットライトを浴び、能勢裕里江ちゃんをアシスタントにスペンイ風の音楽にあわせて登場します。ステッキがロープに変わり、続いて華麗なるロープマジックの数々。ロープが自らスルリと結び目に入っていくようにしか見えません。
 裕里江ちゃんによるシルク・マジック!かわいい笑顔と色とりどりのシルクが舞い、百瀬さんから受け継がれた技はお見事。裕里江ちゃんはお医者さんを目指して今年、大学の医学部に入学されたそうです。百瀬さん曰く、「『プリンあらモード会』で成長させてもらったので挨拶をさせてください。師匠としてのけじめです」とおっしゃっていました。
 後半は、百瀬さんのマジックに対する美意識のお話とレクチャーです。お客さんの見る視線を考えながら、いかにシルクをきれいに見せるかなど、細かい気配りのポイントなどを明確に教えて下さいます。百瀬さん風のこだわりで演じると、同じシルクやロープを使ったマジックでも美しさや不思議さが確実に違って見えるのです!これから演技を始める人、人前で演じる機会の多い人にとっては、この上ない貴重なお話だと思います。本当にありがとうございました。

 さて、荒木会長コーナーです♪大盛況の「プリあらグッズ」の紹介では、バイシクルのカードが紹介されました!サンプル品と言うことでほとんど流通されていないもので、ピンクとパープルの2色刷りです。見たら誰でも欲しくなってしまうほど綺麗なんです。今日この会場にいらした方、先着12名のみに1000円で分けて下さるとのこと!お店では絶対に手に入れることの出来ない貴重なグッズが、荒木会長の人に対する愛情と情熱によってマジックのように出現します。「プリあら」会員の方は本当にラッキーですネ!!
 今日の会長マジックは、マジシャンなら誰でも持っているという鍵を使ったマジックの荒木流オリジナル手順です。透明なケースに予言の封筒が挟まれていて開かないようにカギがかかっています。6つのカギの1つで開けることが出来ます。会場から6人のお客様に出ていただき、まずはカードを1枚づつ引いてもらい、ランダムにそれぞれカギを取ります。そして一人づつ、カギを開けていきます。誰が開けることが出来るでしょう。そして、予言の封筒には、一体何が書いてあるのでしょう。
 同じグッズをお持ちのケン正木さんは「持ってはいるけど、お蔵入りになってました。ラストをそういう形で持って行くんですね〜。勉強になりました!!」と絶賛されていました。生のライブでしか味わえないこの感動!! まだ体験されたことのない方はぜひ、遊びにいらして下さい!

5月11日(水)
佐々木由喜雄
 例会は毎回いろんな発見があって楽しい。中でも今日は特に珍しい例会になった。いつもなら運営委員の隅谷治子さんと僕の司会で始まるのだが、今日は最初と最後だけで、あとはすべてロケット団にお願いした。ロケット団というのは若手漫才師で、NHK「爆笑オンエアバトル」で、501キロバトルをたたきだした実力派。だが、漫才師の出演というのは「プリあら」初である。
 そして本日のメインゲスト、小泉ポロンさんも「プリあら」初出演なのだ。ポロンさんは、北見伸さん率いる「魔女軍団スティファニー」の中でひとり、優雅な和風マジックが素敵な美人マジシャンだ。どちらも吉祥寺Be.Pointのマジックライブでの出会い以来、運営委員の山田秀樹さんイチオシの方達である。
 優雅な十二単姿で、扇子(タンスではない)から始まり、僕が個人的に大好きなポンポン、引き出し箱、ロープ、シルクと次々に繰り広げられる不思議で、超カワイイ「万葉マジック」と、ヒラメキギャグの三浦君とツッコミ職人の倉本君のチョッと過激な爆笑漫才、そしてアンコールの、洋服の可愛いポロンちゃんの鮮やかな中華せいろまで、まさに『美女と野獣』のバランスが絶妙だった。
 そして照明も初めて。前回使ったレンタルのピンスポットの評判が良く、何とか「プリあら」のピンを、という荒木会長の意を受けて、毎年、Xマスパーティで素晴らしい舞台照明を見せてくれる、加納さんが手配してくれた。初めての「プリあら」専用のピンスポットでポロンさんのステージが映えた。
 ハニー河村さんの名調子で始まるチョップカップ杯でも新しい事が起こった。初の女性二人で、それも「プリあら」に出会うまでマジックなんて無縁だったという、佐藤理恵さんと金丸由美さんである。何と、ウィザードインのスターマジシャン小林恵子さん直伝のリングのマジックだった。応援に駆けつけてくださった小林さんの見守る中、一生懸命演じ終えた二人のさわやかな笑顔。『プリあらビューティペア』(古!)の誕生であった。
 会長のコーナーは、将棋ファンとマジックファンの見分け方(笑)、「プリあら」と他のマジックサークルとの違い、特にマジックファンとしての若い女性の大切さのお話。そしてその代表のようなチョップカップ杯の二人の講評では「自分らしく演じる事の重要性」というお話があった。
 「プリあらグッズ」のメインは、世界で一番細い「エラスティック・スレッド」のループ。全て説明を聞いてわかっているのに、一枚のカードが空中にフワッと浮き上がり、ゆっくりと会長の口許に漂っていくのは本当に不思議だった。
 ピンスポットで荒木会長をとりながら気づいた。この初めてづくしは、すべて荒木会長の『仕掛け』(プロデュース)だったと。「ロケット団に任せればいいよ」「ピンスポットがほしいね」「チョップカップやってみれば?」等々、いつも会長の何気無い(?)一言から、全てが動きだす。いつのまにかマンネリが防止され、見る人も、演じる人も、スタッフも、参加した人みんなが楽しんで喜ぶ、そんな、人生を楽しくする素敵な『仕掛け』がいつも用意されているのだ。会長、ありがとうございます。というわけで、プロアマ問わずマジシャンを目指す諸君、チョップカップ杯という『チャンスの仕掛け』を活用して、大いに人生を楽しもう!
5月8日(日) 隅谷治子
 ゴールデン・ウィークの最終日、国立演芸場で行われた、大演芸まつり「ザ・マジック」を見に行って来ました。外部でショーを見るのは、久しぶり♪「プリあら会」のスタッフ数名で、賑やかにお邪魔しました。
 オープニングを飾るドルフィン・マジックのショーは、迫力満点、スタートから圧巻です!!ダンスあり、イリュ−ジョンあり、コンビネーションが抜群!!出演者全員の笑顔に汗が光り、日々の練習の成果から滲みでている、細かな気配りが演技の随所に感じられました。また新作マジックも披露され、つねに新しいものへチャレンジしていらっしゃるところが見ていて楽しいです。
 今回の舞台は7名構成でしたが、いつもは十数名で演じられるそうです。チームワークの良さや芸に対する熱心さが伝わり興奮して見入ってしまいました。
 新人コーナーでは、「プリあら会」にも遊びにきて下さる、はなだももさんを初め、九州代表のマジシャン一周さんが紹介されましたが、なかでも、藤山新太郎さんのお弟子さん、晃太郎さんのリングは斬新でした。リングそのものに魂が感じられ、若さ溢れる情熱が魅力となって弾けていました。
 笑太夢さんのステージは、小道具の使い方を見ているだけでワクワクします。綺麗な衣装とパントマイム。ひととき夢の世界へ・・。外国の舞台のように、周りのセットが充実しているとパフォーマンスに膨らみが感じられ、より不思議な感動につながるんだろうなーと想像しながら鑑賞しました。
 これらのショーに加えて、漫才コンビ:ロケット団のおしゃべりがテンポよく盛り込まれ、とても楽しく進行して行きます。プリあら会員の佐々木さんいわく、ロケット団は、毎日、新ネタを作っては稽古をし、夢に向かって頑張っているそうです。エネルギッシュなトークで会場全体に熱気が広がります。また、途中、ケン正木さんがご挨拶されていたように「今回は、バラエティに富んだ構成と、ネタがダブらないように心がけました」というお話からも、ショーが楽しくなっている要因が感じられます。
 ショーの後半を占める、ベテランの方々の芸術的なテクニックは、見応え十分。いつ見ても素晴らしい技と伝統芸の重厚感を感じます。ただ、リピーターの存在を考えると、演技のどこかに、少しでも新しいエッセンスがプラスされていれば、、、と思うのは贅沢な感想でしょうか。
 そう思うと、荒木会長は「プリあら会」の設立過程において、毎月2回の例会で、毎回、本邦初公開のオリジナル・マジックを披露して下さいました。月2回、毎回、オリジナルです!
 私達はもちろん、マニアの方々にとっても、未だかつて見た事のない手順であったり、初めて目にするマジックの連続です。世界で誰もやっていないパフォーマンスを常にライブで見る事ができるんです。マジックに対する知識がある人ほど、その構成力、表現の仕方、そしてテクニックの深さに感動されます。そうやって、観客の心をつかみ、決して裏切らない、という会長の考え方に支えられて、今日のような300人以上の会員を持つ巨大なマジック・サークル「プリあら会」が存在するんだと思います。
 最後は、奇術協会会長、北見マキさんの古典奇術で幕を閉じました。こういう大きなショーの締めくくりにはフィナーレが、そうすれば華やかな中に演者とステージの一体感が出て、より盛り上がるのではないかと個人的に思いました。
Date
Name
Diary
4月26日(火)
佐藤理恵
 小林恵子さんの結婚披露パーティーが白金台の八芳園で行われました。「プリあら会員」の斉藤恵美さん、酒井玲子さんも一緒に行かせて頂くことになりました。荒木会長はご招待です。
 最近、恵子さんに忍者リングを教えていただいたり、梅丘iStudioでケーキを作ったりと、楽しい時間をご一緒することが多くなっています。仲良くして頂いてるうえに、結婚披露パーティにまで誘っていただけて感激です。
 会場に着くと、真っ白なウェンディングドレスに可愛いティアラを付けた恵子さんとニコニコ笑顔の優しそうな旦那様が、沢山の人たちに囲まれていました。今日のパーティーの司会進行役は、なんと「プリあら」でおなじみの隅谷治子さんと新郎のご友人との二人です。温かなパーティーにしたいから、是非、隅谷さんにお願いしたい…と恵子さんからのリクエストがありました。
 結婚マーチの音楽と共に登場する新郎新婦に、一斉にカメラのフラッシュ!!乾杯がすむと、もう早速マジックショーです。
 緒川集人さんが、色とりどりのステッキ、シルク、ロープで楽しませてくれます。そして、ミュウさん、伊藤広樹さん、マスター仁さんによる、イリュージョン。再び、集人さんが登場し、最後には大きな扇子が鮮やかに出現しました!
 パーティー会場で、集人さんが、会長の「テクニカルなカードマジック講座」を見てマジックを始めた人にアメリカで出会いましたと、お話されていました。世界に広がっていく会長のマジックを、私たちは毎月2回の例会で、直に見れるなんて、本当に凄いですね!
 そして、パーティーのしめくくりは…なんと新婦自らのマジックショーです。「自分の大切な人のために、いろいろなことを思い、何かをしてあげたい。眞一さんは、私にとって、そういう人です」と、満面に笑みを浮かべてお話する恵子さん。「そして、ここに来てくれた人たちも凄く大切な人たちです。感謝の気持ちを込めて、私の大好きなマジックをお見せしたいと思います」と、カードマジックと、集人さんと二人の共演で”忍者リング”を披露してくれました。
 恵子さんが高校生、集人さんが小学5年生の時に二人が出会い、今日までの19年間、共に勉強したり、けんかをしたりと、色々なことがあったそうです。恵子さんが話してるときに、涙がこぼれないようにと、こらえている集人さんの姿が印象的でした。
 「結婚式って、普通はお祝いをされる方なのに、こんなに楽しませてくれて凄いですね」と「プリあら」会員の方が言ってました。「リハーサルのとき、マジックや音響などの準備に一番走り回っていたのが花嫁姿の恵子さんだった」と、司会をやった治ちゃんから後で聞きました。
 いつでもどんなときでも人を楽しませ、喜ばせることを一番に考えている恵子さんに、感謝します。今度、是非、だんな様と一緒に「プリあら会」に遊びに来てほしいです。
4月23日(土) 佐藤美保
 4月のiStudio大洋村バスツアーの担当を、はるちゃんと一緒にする事になり、”プリあらグッズ”つながりで、「B会員の人をたくさん誘いたいね!」と、手分けして連絡を取り合いました。電話でのやり取りや、その後のメールで、いろんな反応が返ってきました。「何だか楽しそうですね。今回は都合が悪いけど、これに懲りず、また誘って下さ〜い。」「僕みたいな”ご近所C会員”(・_・)......ン?にも声をかけてくれてありがとうございました。とても嬉しかったです。佐藤さんの声も聞けたのはおもわぬ今日一番の収穫でした。」などなど。。。交流を深める良いきっかけとなりました。また、たくさんの人がバスツアーに参加する事になり、ワクワクしながら、当日を迎えました。
 快晴!!今日は、とっておきのバスツアー日和です。梅丘駅、東京駅、本八幡駅に寄り、全員が揃ったところで、恒例の自己紹介&他己紹介の始まりです。お互いに誰かも知らない者同士が、今日一日、朝から共に過ごす訳ですから、この紹介コーナーは、みんなの顔を覚え仲良くなるための第一歩!どこのバスツアーにもない、iStudio大洋村バスツアーならではの、楽しい企画です。
 ”勝手にバスガイド”の酒井玲子さんは、一人一人の紹介の時に、その人の良さや特徴などをピックアップして、みんながひとつになるような暖かい雰囲気を作り出してくれます。10日前にプリあら会員になったばかりでツアー初参加の宮本さんは、「私は、今までずっと仕事人間でしたが、定年までの2年半の間に、友達と趣味探しをしようと思っていたところ、プリあら会に出会いました」と自己紹介していました。
 宮本さんは、実は人見知りだそうですが、そうとは思えないほど積極的に、いろんなお話をされていたのが印象的でした。きっと、バスの中のエネルギーや雰囲気が、そうさせているんだなぁと感じました。
 楽しいうちに、茨城県八郷町の大場観光農園に到着です。ここでは、一般には解放しない大場さんの裏山を特別に借りてのタケノコ掘りです。自然のタケノコを、まさに掘り放題!去年、タケノコ掘りに参加した、篠原さんと峯岸さんは、今日もたくさん掘るんだと大きなスコップとカート持参で大張り切りです。タケノコ掘りは、やってみると分かりますが、以外と体力勝負。タケノコを発見しても一人では難しいので、みんなが自然に助け合いながら掘る光景が、あちこちで見られました。
 掘ったタケノコは先の柔らかい部分を生のままワサビ醤油で食べる、掘りたてのタケノコならではのお刺身がこれまた絶品。みんな美味しそうに、ぱくぱく食べていました。
 そして、大場さんのご好意で、美味しいお赤飯とタケノコのお味噌汁、おしんこをいただきました。もちもちしたお赤飯は、つい何杯もおかわりをしてしまうほど美味しいんですよ(^0^)爽やかな青空の下で、みんなと一緒に美味しいものが食べられるなんて最高に贅沢です。
 地元の川上さんの、突然の訪問にも感激しました。川上さんは、荒木会長とは古くからのお知り合いです。美味しいお豆腐や、がんも、熱々のちぎりこんにゃくを持ってきてくださったうえに、何と、美味しいお味噌が買えるお店まで案内してくれたんです。人との出会いやつながりを、もっともっと大事にしたいなぁと感じた瞬間でした。
 いよいよiStudio大洋村に向かいます。バスの中で、あらかじめ担当する部所を決めていきます。これも、全員参加型のiStudio大洋村バスツアーならではの醍醐味のひとつです。
 今回のジンギスカンのバーベキューで、最も重要なポイントが火力の問題。天板をよく熱しないとお肉が堅くなってしまうので、火おこしがとても重要なのです。料理を作っていると、もち場を離れられない人がいたりします。でも、必ず誰かがそれに気付き、料理や飲み物を運んできてくれる。ちょっとした優しさや気配りが、いろんなところで感じられました。
 お腹も満たされた頃、みんなが楽しみにしていた「プリあらグッズショー」の始まりです。司会進行の3人が、華やかな衣装でダンスを踊りながら登場。今回は、数人の会員の方に、リレー方式で、得意な”プリあらグッズ”を披露してもらいました。親子で参加の、直ちゃん&りこちゃんは、軽快に可愛らしくダンスを踊りながら、カラーチェンジングCDやアピアリングフラワーを、保阪さん親子は、ほのぼのとしたムードでカード・オン・タイを披露し、会場を沸かせてくれました。
 バスツアー初参加のB会員の武田さんは、得意なメンタルマジックを披露。斎藤恵美さん演じるスリー・カード・モンテは、私の一押しマジック。不思議そうに、?マークを顔に浮かべながら、みんな身を乗り出して見ていました。どれもこれも、その人らしさが出ていて、個性溢れる、とっても楽しいマジックショーでした。
 帰りのバスの中は、みんなの笑顔でいっぱい(^0^)B会員の小野さんの奥さんは、「無理矢理連れてこられたけれど、そんな事は忘れてしまうくらい、とても楽しかったです。来月のバスツアーにも、家族で参加したいと話していたんですよ」と、感想をよせていました。
 毎回、バスツアーに参加しているA会員の樋口さんは、「今回のバスツアーが一番良かった、と毎回思います」と言っていました。朝は知らなかった者同士が、いつの間にか家族のように仲良くなっている。こんなに人を変化させ、楽しませたり、元気にしたり、たくさんの人のつながりと、優しさや親切が感じられるバスツアーは、どこを探してもありません。まだ、バスツアーに参加した事のない人は、是非参加してもらいたいです!これからも、もっともっと、この素敵なバスツアーを大切にしていきたいと思います。
4月19日(火)
酒井玲子
 今夜の例会はまさに「情熱の華」そのものでした!ゲストのあさおかるいさんのショーに間に合うようにと、急遽、用意された舞台用のスポットライトの効果で、会場は高級ホテルのデイナーショーを見ているよう!いつもは司会の佐々木さん、るいさんのショーをより美しくするために今夜は照明に専念します。かわりに初司会の藤原くんが、初々しくがんばっています。今夜は何か凄い事が起きそうで会場は興奮ぎみです。
 まずはビジターで遊びにいらしたマジカルエッグの皆さんが、楽しいカードあてのマジックを披露してくれました。メンバーには、なんと2歳の女性マジシャンも!かわいいお口のあたりからスポンジの魚を出現させてポーズ!会場から拍手が起こります。
 つぎは副会長のプリンさんのコーナー。5人の会員の方を交えての楽しいマジックです。寿と書かれた正方形の紙をプリンさんのまねをして破っていくと最後は紅白の輪が二つ繋がる、おめでたいマジックでした。中にはただ破けて終わってしまう人もいましたが、みんな、お土産にマジックグッズをもらい嬉しそうでした。
 プリンさんコーナーでほのぼのしたあとは、お待ちかねドルフィンマジックカンパニーのあさおかるいさん&大石めぐみさんによる華麗なるマジックワールドのスタートです!
 るいさんはプリあら会のために2ヶ月前に作品を創ってから、ずーっと練習に練習を重ねられてきたそうです!楽しみでたまりません!
 華麗な音楽とともに登場したあさおかるいさんとアシスタントの大石めぐみさんを情熱的な色の照明が照らすと、会場からは思わず大きなため息が聞こえるほどの艶やかさ!お二人の色っぽいレオタード姿にも見とれてしまう!まさに現実の世界から夢の世界に来てしまったような感じです。
 荒木会長が以前から「照明1つ変わるだけで、演じてるマジックもマジッシャンも凄く格好良くなるんだよ」とおっしゃっていた事が今日のステージを見て感動とともによくわかりました。
 マジック1つ1つが個性的で心がこもっている感じがします。るいさんが大きく広げたファンカードの間から鳩が出てびっくり!つぎの瞬間、腕をクロスすると鳩が2羽に、ピンク色の照明をあびて鳩もおしゃれしているように可愛く見えました。鳩を箱に入れてバニッシュすると真っ白なショールになってしまいました!会場から大きな拍手。
 ここでルイさんから「今日は新作のマジックばかりで、新人のような気持ちで来てます!私をよく知っているプリあら会の皆さんの前なので、凄く緊張しています!がんばりますね」とご挨拶。
 マジックを演じている時はクールで美人のルイさんですが話すと、とても可愛くてひょうきんな面もあり、このギャップが本当に魅力的な方です!
 続いて大石めぐみさんによるタップダンスをしながらのマジック!純白のドレスで長いおみ脚をピンと上げると、その存在感に圧倒されます!
 さらに、るいさんが艶やかな和装に変身!まるでマジックショーとファッションショーを見ているようです。シルクと蛇の目傘、水と箱や玉などを使っての素晴らしい作品に、会場から鳴り止まないほどの拍手が沸き起こります!素晴らしいショーに、もう胸がいっぱいになりました。
 もう1つのお待ちかね!荒木会長のコーナーです。今日は、沢山の経験と成功の体験の中から、「プレゼンテーションと表現は別のこと」というテーマで、お話してくれました。「同じ脚本でもアルパチーノが演じるか斉藤君が演じるかではまったく違うものになるよね。だから、いくらマジックのプレゼンテーションがよくても表現力を身につけないと良いマジックをつまらなくしてしまう。お客をつかむという表現は意地汚い。マジックをやるなら自分がステージに出ただけで観客を引き寄せられるようなマジシャンを目指してみようと思うことが大切なんだ」
 続いて「今日は、マジックじゃなくて超能力をみせます」と会員の斉藤君に声をかけました。みんな、何が始まるのかと興味津々です。会長は1組の仕掛けのないカードを斉藤君に渡しシャッフルしてもらったあと、後ろを向いてしまいます。斉藤くんがカードを勝手に覚えて、カードの順番もかえず、そのままテーブルの上に伏せてしまうんです。そして、会長の指輪をデックの上で3回まわしたところで会長は斉藤くんの覚えたカードを「色は赤だね」「ダイヤみたいだ」と、カードを見ずに当ててしまいます。その度に斉藤君の反応が凄く面白い。最後にカードを取り出し見せると「ダイヤのキング」です。斉藤くんも会場もびっくり!!指輪には何のしかけも無いし???本当に超能力としか思えないのです。皆、呆然とするばかりでした。
 ラストはあさおかるいさん&大石めぐみさんのアンコールです。題して「半流マジシャンによる韓流マジック(はんりゅうマジック)あさおかるい自叙伝」会長の曲が流れ、先ほどとは打って変わって厚底めがねにトレンチコート、るいさん登場です!韓国ドラマとマジックが融合してお芝居仕立てになっているんです!恋する気持ちをミリオンフラワーで表現したり、セリフも面白く、哀愁のあるキャラクターを演じきる、るいさんの情熱は本当に凄いと思いました!
 アフターで、「荒木会長と会のみなさんに喜んでもらいたい一心で、がんばりました。アンコールもこうしたいと考えているうちに15分にもなってしまって」とるいさんが言うと、「るいさんの気持ちが伝わって来ていたので、僕は、あさおかるいショーのゲストのつもりで色の違うメンタルマジックを選んだんですよ。スタッフも情熱を感じてなんとしても照明を用意したいと準備したり、みんな、楽しんで大満足でした、ありがとう!」
 色々な会話を聞いていて、そこには、義務やお金など関係ない、ただ誰かを喜ばせたい気持ちだけがあるのを感じられて感動しました。会長が創られてるプリンあらモードマジッククラブにいると、マジックを見る事はもちろん楽しいけど、「人間が凄く好きになれます」私も、るいさんのように強い想いを持って情熱的にがんばります!
4月6日(水)
隅谷治子
 桜咲く春になりましたぁ♪ 今日の例会は「昼間、入学式に出席して来ました〜」と元気よくご挨拶された、元小学校教員の奥田靖二さんの会員マジックからスタートです。奥田さんは、3月末で教職を辞めて、完全にフリーになられました。
 これからは、好きなマジックを思う存分楽しむために、自称プロマジシャンとして、活動の幅を広げていくそうです。そのデビューステージが、ここ「プリあら会」となった訳です。
 芸名は真面目のマジとマジックをかけて”マジー靖二”。身近な素材のティッシュやお水とカップなどを使って、小学生向けのマジックをおもしろ可笑しく披露して下さいました。これからの人生、大好きなマジックでライフワークを築いていかれるなんて素敵です!希望に満ちたワクワク感が伝わってくるマジックでした。
 副会長のプリンコーナーは、何やら緑のマジックボックスがテーブルに置かれています。客席から選ばれた会員の中村さんがヘッドホンをはめて椅子に腰掛けます。そして、そのヘッドホンに剣を貫通。フィナーレには、マジックボックスからシャボン玉が飛び出し、そのシャボンが金色のボールに変化します。ボールに照明があたり、キラキラ華やか。なんと、このボールが今日のプレゼント!!ビジュアルで楽しいプリンさんのショーでした。
 いよいよ、メインゲストのコーナーです。迫力のある音楽が流れると、黒のタキシードをばっちりと着こなした幸条スガヤさんが、炎とともに登場します。
 燃え上げる炎に、客席から「おっぉ〜」と歓声が上がったとたん、炎がステッキに変身!!次の瞬間、1本だったはずのステッキが数本に変化します。続いて、赤いシルクを取り出し、銀のボールを出したり消したり!色彩のコントラストがとても綺麗です。かと思うと、モノトーンから一変して、マルチカラーのシルクが溢れ出します。そのシルクの束が一枚に変わり、空中一杯に翻った瞬間、シルクの中から衣装チェンジをしたさおりさんが鮮やかに現れます。
 ゴールドリングのパフォーマンスに続いては、ご自身で考案した「夢鏡」という作品を披露して下さいました。鏡に映ったものが本物に変わって出現するという見た事のない現象です。ろうそくに火がともり、幻想的な雰囲気の中、ボールや徳利が現れます。ラストには「『プリあら会』の為に張り切って鉢巻きをして来ました〜」と幸条さんに紹介された、ぬいぐるみのチワワくんまで、鳴き声とともに出現するんです。
 「荒城の月」もそうですが、オリジナリティを重要視される幸条さんならではの楽しい作品に会場も盛り上がります。常に新しい物へ挑戦されている意気込みが随所に感じられました。
 ダンディーでカッコよく、楽しくて面白い、スガヤさんのあらゆる魅力が十二分に感じられたショータイムでした。ショーを見終わって、その人の最高の演技を見れることが、本当に貴重なんだと改めて感じます。
 というのも先日、会員の方を誘って、あるマジシャンのライブへお邪魔しました。一緒に行った会員の方は、以前「プリあら」で見た、その方のショーが楽しく印象的だったので「それなら、もう一度、見たい!」と期待に胸を膨らませ、ライブ会場に向かいました。ところが、残念な事に、そのマジシャンの魅力がそのステージではあまり発揮されず、「プリあら」で披露して下さった不思議さ、楽しさ、優しさ、面白さみたいなものが、ほとんど感じられないまま終わってしまったのです。。。
 同じマジシャンの演技でも、演じる環境によって、伝わりかたが全く変わってしまう事が往々にしてあります。「プリあら会」では、マジシャンがご自分のオリジナリティを十分に発揮し、100%、あるいはそれ以上のパフォーマンスを見せてくれる事が何度もありました。その人自身の良さや魅力を引き出す環境、いわゆるプロデュースの重要性を感じるとともに、自分たちが、いつも素晴らしい環境でマジックを見せてもらえることに感謝の気持ちで一杯です。
 さて、ラストは、会長のコーナーです。今日は、会長のベストマジックとしてストックされている約650種類ものマジックの中から、本邦初公開の作品を披露して下さいました。以前、日常の中で、会長に何気なく見せてもらったマジックが凄く不思議で面白かったんです。ところが「これは、ストックには入ってないよ」と一言!!厳選に厳選を重ねられたものだけで、650以上もあるんですから、ホントに凄いです。
 ”スリー・カード・モンテ”のように、ギャンブルをモチーフにしたトリックが、数多く発表されていますが、今日のマジックは、カードを使った賭けです。5枚のカードで「勝ち負け」を決するのですが、挑戦者が、ことごとく「負け」を選んでしまうんです。それだけではありません!!選ばれたカード以外の4枚は、すべて「勝ち」なんです!!チャレンジャーが入れ替わり立ち替わり、何度も勝負しますが一向に勝てません。
 賭ける毎に手順が変わっていき、不思議でおもしろいんです!!ラストには、5枚の封筒が用意され、その中に百円玉を入れ、一つだけ一万円札を入れるんです。この一万円の入ってる封筒をなんとか、当てたい!!と、意を決して挑戦した司会の佐々木さんもあえなく失敗!!
 挑戦者が敗退するたびに、百円玉が一万円札に交換され、最終的には、5つのうち、3つの封筒に一万円が入ることになりました。なんと、5分の3の確率です。でもなぜか、絶対に当たらない!!!!なんでぇぇぇ〜。私はマイク持ちのため、ラッキーにも会長の真横で一部始終を見せてもらいましたが、賭ける毎にハラハラドキドキ、本当にギャンブルをやっているようでした。でも考えてみたら、それがマジックなんですよね〜。とても不思議、大興奮のマジックでした!!
 初めて参加されたB会員の人が「最初から最後まで、素晴らしいショーの連続で、とても楽しかったです。」と、終演後に頬を赤らめて感想を述べていらっしゃいました。来たときと別人のように顔が変わっています。幸条さん、さおりさん、今日は素敵なショーをありがとうございました。

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3月26日(土) 佐藤理恵
 今日は、iStudio大洋村バスツアーの日です!「そば打ち体験」「袋田の滝観光」「新鮮魚介類の手巻き寿司」と3つのお楽しみが用意されています。数日前は雨が降ったりして心配なお天気もウソのように晴れ、まさに心地よい春日和です。
 貸し切りの大型小田急バスの中は「プリあら会員」のおなじみの顔も、また、前日に名古屋から来たB会員の方をはじめ、約半分の人が初参加です。今回はウィザードインの柳田昌宏さんと小林恵子さんがお友達のご夫妻を誘って参加されました。さあ出発です!
 バス停留所は梅丘駅から始まり、東京駅、本八幡駅と続くのですが、この停留所も決まっているのではなく、5人以上の参加者が集まったところに停留所を作ればいいという、会長の考え方です。このバスツアーには、「こーじゃなきゃいけない!!」という決まりはありません。みんなが気持ちよく楽しく過ごせることを一番にしています。
 バスが東京駅に着き柳田さんが「こうゆうの憧れだったんだよな〜」といいながら、嬉しそうにバスに乗り込みました。
 全員が揃ったら、恒例の自己紹介&他己紹介です。このコーナーでは、「プリあら会」や「バスツアー」「会長へのつながり」のきっかけや気持ちなどをいろいろな人から聞かせていただき感動します。
 柳田さんの自己紹介では、初めて会長宅で、映画のデモンストレーションをご覧になられた時のお話をして下さいました。ホームシアターが凄いのはもちろんですが、会長に映画をどう楽しむかを見せてもらったことに刺激を受け、今は、ラスベガスのチャイニーズシアター裏にあるご自宅にホームシアターを作ってしまったそうです。また、プリンさんとは20年前からのお知り合いだそうで、プリンさんの物まねまでしてくれたんです!柳田さんの思いもよらないひょうきんさにバスの中は、笑いがたえません。
 そんな感じで、熱気いっぱい盛り上がっていると、金砂郷のそば工房に到着です。
 4人1組で、そば打ちを行うのですが、4人の組み合わせもバスの席順もとても大事なことです。誰と誰が、一緒になると盛り上がるかなど、一つ間違えれば、面白いことも、面白くなくなってしまいます。前日に、プロデューサーの会長と一人一人のツアー参加者の事を考えながら決めて行きます。結果は、それぞれ4人の個性やあったかい雰囲気が辺り一面に広がり、あまりの賑やかさに、店内にいる他のお客さんが見に来てしまうほどでした。
 そば打ちが始まったとたん、そばのいい香りがひろがり、みんなワクワク気分です。グループごとに個性があって、誰もが子供になったようにはしゃいでいました。こんな一面がみれるのもこのバスツアーならではですね!
 自分たちの打ったそばと、採れたての山菜の天ぷらを堪能した後は、2つめのお楽しみ「袋田の滝」に向かいます。
 前日まで雨が降っていたため滝の水かさが増え、かなりの迫力です。滝の大きさ、迫力に圧倒され、思わず大きく深呼吸してしまいます。それぞれの人たちが何かを感じているんだな〜という感じが伝わって来ました。
 滝の前で、柳田さんがカードマジックを披露してくださいました。会場や、ステージとは全く違う、大自然をバックに、いつもと違う感じを受けたのは私だけでしょうか。こんなふうにマジックを見れるなんて、凄い!!絶対、他ではありえません!
 いよいよバスはiStudio大洋村に向かいます。このバスの時間は、「プリあら会員」によるマジックタイムです!リレーマジックによって、バスが最高に盛り上がったところで、iStudio大洋村に到着です。
 今回の海鮮たっぷりの手巻き寿司に、鯛のお頭を飾って盛られています。到着早々、みんなの大歓声が上がります。このお寿司の仕入れに関しては、東京・経堂にあるお寿司屋さん、一流店の社長である細野さんが、わざわざ直接指導してくれています。細野さんは、「プリあら会員」でもあるんです。
 最後のイベントは、昨年の「プリあらチョップカップ杯」でヒロサカイ賞を受賞した森田悠一くんのマジックです。まずは、缶コーヒーを紙袋に入れたら、インスタントコーヒーに変わってしまうマジックでスタート。とってもかわいいうさぎ、シルクハット、人参の小物やカードを使ったマジックなどを披露してくれました。
 そして、小林恵子さんも忍者リングを「私とマジックの出会い」と題して、お話しながら披露して下さいました。とっても、綺麗で、不思議なマジックです。実は、今回ツアー担当の私と金丸由美さんが、このリングのルーティーンを恵子さん直々に教えて頂いているんです。きちんと練習をし、恵子さんの素晴らしい手順を「プリあら会」で披露させていただきたいと思っています。
 最後のしめに柳田昌宏さんが、素晴らしいカードマジックを披露して下さいました。みんな、びっくり、大歓声でした!!帰りのバスで、何人かにツアーの感想を頂きましたが、その柳田さんのお話を最後にさせていただきます。
 「今、犯罪が多く、孤独になっていく人が多い中、月に1回、相手のことを思いやれる、こういう場所があると心が洗われます。今日、僕も心を洗いました。そして、私たちには、マジックと荒木さんという素晴らしいつながりがあります。その素晴らしさをプリンあらモード会は、世界に伝えていって欲しいと思います」
 一緒に何かをできる人たちがいて、暖かな時間を共に過ごせ…この時や環境を日記に書き表すのはとても難しいですが、柳田さんがおっしゃるように、このバスツアーに参加すると、心が温かな感じになり、日常では得られないとても幸せな時を過ごすことが出来ます。みなさん、今日は、本当にありがとうございました。
3月23日(水)
宮崎悦子
 外を見ると、今日の天気は雨模様。でも、受付に座っていると、元気一杯に会員の人達が続々とやってきます。会員の手続きをしていると、その人が初めて来た日のことを覚えたりします。最初に参加するときは不安そうにしていた人も、どんどん、冗談を言うようになって行くんです。とにかく、いつも思います。本当に「プリあら会」は雰囲気がいいなって。
 さあ、例会がスタート!今日は、なんとビジター・マジシャンにシルキー渚さんとブラック嶋田さんがいらしてます。シルキー渚さんは、リングのマジックをしてくださいました。リングを投げると、リングとリングが繋がっていたり、見せ方がかっこいい。さすが、シルキーさん!!そのリングが、キラキラと光っていてなんとも幻想的。以前、違う場所でシルキーさんのマジックを見たことがありますが、同じマジックでも照明で全然違うんだな〜とその時のことを思い出しました。
 ブラック嶋田さんは、準備に時間がかかるため、次のコーナーの後に演じてくれました。遊びに来てくれているだけなのに、本格的にマジックを見せてくれようとしてくれるブラックさん、本当に凄い。
 なかったはずのたばこが口から出てきたり、カードが口から出てきたり。ブラックさんのひょうきんさが、溢れ出ていました。ずっと爆笑が続いていた後、前列にいた子供に口の中のティッシュを持たせたと思ったら、スルスルひっぱって旗が出てきて歓声の嵐でした。
 さあ、次ぎのコーナーはチョップカップ杯。今回の挑戦者は、ゴルゴ斉藤こと斉藤順一君。シルクマジックにロープマジック、そして最後にラスベガスであったディーラーとマジシャンの勝負というお話のカードマジック。明るく、元気に一生懸命に演じている姿が印象的でした。
 そして、プリン副会長のコーナーです。今回はチェンジングバッグを使って、お菓子がロープに変わったり、最後は万国旗に変わったり。今回のアシスタントの子供が、びっくりして目がまんまるになっている姿がかわいかったです。
 今日のメインゲストは久々の登場、中島弘幸さん。「なるほど!ザ・ワールド」のジョーカーマンや「笑っていいとも」の寿司仮面として出演され、素顔を隠したマジシャンとして話題をを呼んだ方でもあります。
 音楽とともに登場。黒の衣装にラメが入っていて、かっこいい。世界一周の船上マジシャンの仕事もしていたそうで、いかにもダンディなマジシャンという感じです。
 ロープのマジック、シルクマジック、どれも音楽も素敵で、上品な演出だな・・・と感心しました。また、会場のお客さんとの対話マジックでは、おしゃべりも凄く面白く、中島さんのやさしい人柄が出ていました。
 会長のコーナーです。最初に、チョップカップ杯の斉藤君に対して、愛情たっぷりの批評。お客さんから見えないところで、カードをスプレッドしてしまう思い込みが問題。若いんだから、もっと気分をニュートラルにしてその場に対応出来る姿勢で臨むこと。
 その後、今日は仕掛けのあるカードを使ってマジックをすると言って、マジックをしてくれたのですが、本当にビックリ!!会員の中村さんが、自由にカードを4枚選んでいくのですが、その4枚がな、な、なんと全部エースなんですーーー!何故!?
 その後、会員の佐久間さんが選んだカードを、助手のカードが教えてくれるからと、電話を使って助手のカードに聞くと、当たっただけではなく、助手が選んだカードに変身!
 このカードが「プリあら・マジックグッズ」と聞いて、さらにビックリ!
 会長のマジックはいつも、笑いと驚きと感動の三重奏。Fu〜ため息!会長は、現在「テクニカルなコインマジック講座CD-ROM付」を執筆中ですが、この本についても話してくれました。オーディナリーコイン(仕掛けのない普通のコイン)を使って、なんと191のテクニックと、16のオリジナルマジックが載っているそうです。
 マジシャンに聞いても、コインの技術は20くらいだろうと思っている方が多い中、191の技術と聞いたら私のような素人より、コインマジックを好きな人がひっくり返ってしまうような数じゃないでしょうか。付属のCD-ROMには、ほとんどの作品が入る他、また7人のプロ・マジシャンのコイン・マジックまで見る事ができるそうです。
 6月の終わりに発売予定のこの本がとっても楽しみです。余談ですが、先日、会長宅に来られたマジックマニアの方が、その日のことと、この本についてサイトに書かれていました。http://g-matrix.cocolog-nifty.com/gmatrix/
3月6日(日)
山田秀樹
 今日も佐々木さんと治ちゃんのダンスで開幕。まずは3月のistudio大洋村バスツァーのお知らせです。茨城県大子町の袋田の滝、金砂郷のそば打ち体験、普通では食せないおいしい山菜の天ぷら、海鮮手巻き寿司、その他にも参加者にこれでもかというほどのお楽しみを詰め込んだバスツアー。担当するプリあらスタッフが、調査、交渉、準備すべて行います。もちろん荒木会長のプロデュースです。
 料金も6,800円と格安。他には真似のできないツァーです。今回、参加できない方も次回はぜひ参加してみてください。また別の楽しい企画をお楽しみいただけます。
 本日のメインゲスト魔耶一星さんのお友達でイタリアンレストランの店長をされている龍野洋介さんが、ビジターマジシャンとして紹介されました。
 その龍野さんから更に仲間のビジターマジシャン古山光さんらが紹介され、最後に「今日、通りがかりに会ったんで一緒に来ました『セロです』」と紹介されると、控え室からあのセロさんが出てこられたのです。セロさんは会場の拍手に笑顔で応えながら、龍野さんの前を通ってそのまま出口へと、まさに通りがかっただけでした。
 それがとてもスマートで、これがセロさんらしさの演出なのでしょう。しかし、反面、めったにない機会でしたので、直接セロさんのマジックを見たかったなと、ちょっと残念な気持になったのは、私だけではなかったはずです。
 しばらくセロさん登場の余韻が残っているとき、控室の扉から忽然とセロさんの上半身だけが横になって出てきた!と思ったら、引っ張られるようにまた戻って行く。これはポール・ハリスの「ルーイズ・フォールス・カウント」のバリエーションですが、セロさん大サービスの一幕がありました。
 龍野さんはとても自然な感じでカードマジックを披露してくださいました。機会があったらお店にも行ってみたいなと思っています。
 さて、このコーナーの進行役を務めるハニー河村さんの独特の雰囲気で始まる第2回チョップカップ杯争奪マジックコンテスト。本日の出場者は、数多くのレパートリーを持ち、経験豊富なマジック愛好家の『リオ広沢』こと広沢利旺さんです。
 鳩出しから娘出し(ラストに小さくてかわいいお嬢さんさんが登場しました)まで、本人は「とても緊張しました。」と言っておられましたが、広沢マジックの凄さが伝わる演技だったと思います。会長からのアドバイスに一つ一つうなずかれ、更に前進しようとするベテランアマチュアマジシャンの姿がとても印象的でした。
 今日は、日曜とあって新宿伊勢丹のマジックコーナーも大盛況。そのため副会長のプリンさんの会場入りが遅れることになり、残念ながらプリンコーナーはお休みでした。
 いよいよメインゲストの魔耶一星さんが登場します。過去にもゲスト出演していただきましたがとても好評で、今回もすごく楽しみにしていました。
 魔耶さん独特の雰囲気が会場を包み、知らず知らずその世界に引き込まれてしまいます。お客さんとのやり取り、話し方の絶妙な間、スリービングを中心とするすマジックの展開など、随所に魔耶一星さんならではの楽しさが盛り込まれていて、とても楽しいひと時でした。
 また、アンコールでは、チョップカップ杯になぞらえてチョップカップの演技を見せてくださることになったのですが、マジックテーブルを前にして、「これじゃぁ低くて後ろの方は見えませんよね」といいながら、長机の上にマジックテーブルを乗せ、高さ調節をして、ご自身は椅子の上に立って演じられたのです。見えるかどうかと言ったら微妙なものがありますが、こんな面白いことを思いつく感性、そのサービス精神に改めて感心しました。
 今日の会長のコーナーは、6月に出版が予定されているコインマジックの本の中から、3枚のコインが1枚ずつ左手から右手に飛行してゆくというマジックを見せてくださいました。両手の状態を完全に示してから左手、右手と握ります。これで飛行してくるとはとても思えないのですが、次の瞬間、右手に1枚のコインが。同様に2枚目、3枚目と。しかも、「チャリン」という音も重なって飛行してきます。現象を文章で伝えるのには限界がありますが、とにかく自然なコインの飛行でした。
 このように見せるには完全なテクニックが要求されるはずです。会長は、このコインマジックの本を出版するにあたって、これまでに発表されているコインマジック、テクニックを幅広く研究し直されたそうです(現在使われているテクニックがオリジナルと違っているものを発見したり、よりよい方法を思いついたりもしたそうです)。
 これは、生半可な研究ではないように思います。そして、そのマジック、テクニックを身に付け、更に改良を加えて作り上げるというのは相当な知識と技術の裏づけが必要なはずです。改めて会長のコインマジックにかける情熱の熱さを感ずると同時に、この本の出版を待ち遠しく思っています。
 会長の話を聞くたびに凄いなぁと感心してしまうのですが、ただ「凄いなあ!」で終わらないように、自分も何か目標を定めて、マジックライフを更に充実ささせていこうと思っているところです。(写真は、今日のスタッフと参加マジシャンです)
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2月27日(日)
篠原康子
 荒木会長の「テクニカルなコインマジック講座」の執筆も佳境へと入ってきました。付属されるCD-ROMの為の撮影も2月末にて、一応終了。昨年末、アメリカから帰国された緒川集人さんのスペシャルテクニックを皮切りに、岐阜県の沢浩さんのお宅に撮影スタッフがおじゃまして素晴らしいテクニックも収録させて頂くなど、贅沢過ぎる映像がどんどん作られて来ました。
 そして、本日は、撮影のラストを飾るスピリット百瀬さんの登場です。シルクを使ったルーティーンやコップを使ったハンピンチェンなど「こだわりルーティーン」の数々を見せて頂きました。
 百瀬さんは日本のプロマジシャンの中でも、美意識に対するごだわりは筆頭でしょう。天海ドロップに、クラッシックパームやバックピンチなど・・・・様々の技法が日常の動きとかわらない手指の動きになるよう気をくばられていました。どんな技法もこなれていらっしゃるにもかかわらず、日々の練習を欠かした事はないそうです。
 百瀬さんは、「今は空前のマジックブームだから、ちゃんと技法の出来ないマジシャンでもチヤホヤモテはやされているけど、もうそろそろ自然淘汰されていくだろう・・・やっぱり、丁寧にテクニックを稽古し続けたヤツが残っていくんだと俺は思う」と熱く語ります。
 「てめえばかりの事を考えているのが、この業界には多すぎる。このままじゃあ、マジック業界はテレビに潰されるだろう。俺にしてみたら、何がブームだ!って感じだね」とも。
 かなり過激な発言を交されているとこれを読んでいる皆さんは思うでしょうが、荒木会長と共に時間を過ごされている百瀬さんの写真の笑顔をご覧下さい。私にとっても、百瀬さんといったら、ちよっとコワい仙人(仙人: 山中で修行し不老不死の術を得、神通力を持つといわれる人)のイメージ。
 それなのに、この百瀬さんの顔から溢れ出る優しい笑みは、会長に対する信頼感の表れでしょうか・・・。さまざまな角度から、会長とマジック談義を交す百瀬さんは本当に楽しそうでした。「会長は、本当に経済的にも精神的にも豊かな人なんだよ。マジック業界の事やマジシャンの行く末やらを真剣に優しさをもって考えているのは、会長ぐらいなもんだと俺は思うね。そういう人の考え方でつくられた本を、もっと沢山の人に読んで欲しいと思う・・・。俺はこれから百姓になって、この痩せた土壌を豊かにして行こうと思っているんだ(マジック業界の土壌のこと)。会長、一緒にやりましょうよ」とも話されていました。
 余談ですが、百瀬さんが会長宅にいらっしゃったこの日、偶然にも【こだわりの達人】がもう一人・・・。
 美味しいあんこう鍋を会長に食べさせたいという事で、アンコウの達人! 名料理人 風戸俊宏さんが腕を奮って会長宅の夕食の用意をして下さっていました(2月のバスツアーのメイン料理のアンコウ鍋も風戸さんが大活躍してくださったんです)。
 荒木会長と百瀬さんを囲んでの、(3日前から仕込みをしたという)風戸さん特製アンコウ鍋はアツアツ・トロトロ(アンコウが)で、私の今まで食べたアンコウ鍋の中で一番の美味しさでした。
 料理人・風戸さんのこだわりが鍋の中にいっぱい。仙人・百瀬さんは「やっぱり、こだわってつくられた物はいい! 人間、こだわりがなきゃだめだ!」と、相好をくずして召し上がっていました。
 最後に・・会長のコインマジックを、この日、初めてご覧になった百瀬さんは「会長はいつからコインをやってたの?」と質問。「遊び程度には、昔からやってたけど、改めて、テクニックの修業をやり出したのは、この本の依頼が来てからだから、12月頃からですね」
 との会長の答えに、驚きを隠せない百瀬さん。「すごい集中力だね。そうとうの練習をしないと、こういう動き(手や指が)にはならんのだよ。会長はそういう意味でもスゴイ人だね」と会長のコインテクニックに絶賛の声を上げていらっしゃいました。
 「仙人の百瀬さんから、そう言ってもらえると、合格証書をもらったみたいで、うれしい」と会長は笑顔で答えていました。
「本が出たら、マジック業界にいい意味の旋風が巻き起こるだろう。楽しみだよ」と、嬉しそうにうなずいている百瀬さんの顔が印象的なひとときでした。
「テクニカルなコインマジック講座」は6月発売の予定で着々と制作が進んでいます。
2月22日(火)
五十嵐美智代
 今年に入り、久しぶりの砧区民会館を会場にしての例会です。今日も会場は大入り満員で、熱気に溢れています。まずは会員のマジックからスタートです。
 本日は、ムッシュ佐久間さん。本職は美容師さんですが、さまざまな所でマジックを披露されているのでとても落ち着いた雰囲気です。得意のひもを使ったマジックや、カードマジックで楽しませてくれました。ビジターマジシャンとして遊びに来てくださった、黒崎正博さんから貴重なアドバイスをいただきました。
 佐久間さんは、今年のプリあらチョップカップ杯にぜひ出場したいとのこと。今日いただいたアドバイスをしっかりと勉強して、また素敵なマジックを見せてくださることと、期待しています。
 今日はプリあらグッズを担当している、運営委員の隅谷治子さんと佐藤美保さんから、アメリカリポートのお話がありました。二人のアメリカでの話しを聞いていて、プリあらグッズをこんなに廉く、たくさん手に入れることできるの幸せを強く感じました。詳しいアメリカリポートは、日記をご覧になってくださいね。
 次は副会長、プリンさんのコーナーです。今日はシルクのマジックを見せてくださったのですが、最初から最後まで一言も言葉を発しないで、マジックだけで見せるプリンさん。私はそういうプリンさんは初めて拝見しました。いつもの優しげなプリンさんトークも楽しいですが、今日はとても新鮮で、また見せていただきたいなあと思いました。
 先程、会員のマジックの総評をしていただいた黒崎正博さんが、わざわざ即興でひげをたくわえて(!?)、不思議な中国語を話しながら登場してくださいました。突然の申し出にも心よく応えてくださり、あざやかなシンブルを披露していただきました。
 演じている黒崎さんの表情も本当に楽しくて、会場には、笑いと感嘆の声が!黒崎さん、ありがとうございました。
 いよいよお待ちかね!本日のメインゲスト、菅原英基さんです。普段は船上のマジシャンとして活躍されています。プリあら久しぶりのご登場です。今日は僕がどういう活動をしているかを見て欲しいと語り、始まったのですが、その声がとってもステキ!
 もちろん、女性ファン多い菅原さんですから、その容姿からたたずまいまで言うまでもありません。1枚の新聞紙をどんどんやぶいていき、それが元のとおり1枚に戻ったその中から、なんとシャンパンが出現。船の上では、そのシャンパンを開けて、乾杯するそうです。うわー、おしゃれ!!
 菅原さんは、もう20年間も船で世界一周をしながらお客様にマジックをお見せすることを続けてこられているそうです。世界中をまわって、現地の国の方々とお話することがとても楽しいということです。
 さまざまな国の中には、1年中暑い国や、四季のない国も多く、そういう季節のない国の方に、マジックで四季を感じてもらいたいと考えられたマジックを見せてくださいました。
 秋をテーマに作ったマジックは、カードを枯葉としてイメージをして作られたそうです。マジックを使って季節をイメージして伝えると、言葉は通じなくても、不思議とそれが伝わると話す菅原さん。マジックでそんなことができるなんて、本当に素敵なことだなあと思います。
 最後は、素敵なムードの音楽で始まりました。一枚の薄い紙をくしゃくしゃっと丸めて手の上にのせました。すると…あ〜っ、動いている!紙を広げ、ねじりながら一輪の花を作った菅原さん。それを手のひらにのせると…宙にふわりふわりと浮き、火をつけると一瞬にして赤いバラに変わったのです。 
 ひとつひとつのマジックに菅原さんの想いが込められていて、心ゆくまで楽しませていただきました。すっかりボーッとなってしまったのは女性ばかりではなかったようで…。私の隣に2004年度のチョップカップ杯でヒロサカイ賞を受賞した森田くんが見ていました。菅原さんの演技が終わり大拍手のあと、「(ため息交じりに)素晴らしかったあ〜!」と興奮していました。

 大興奮のあとには、また興奮するコーナーが。荒木会長のコーナーです。
 コインマジックの本を6月に出される会長が、なんと今日は、コインマジックの入門書とはどんな感じのものなのかを見せてくださいました。コインの持ち方から、単純な技法の説明、素晴らしく華麗なコイン裁き。
 キラッと光るのが大事なんだよと、1964年製の本物の銀貨であるケネディーコインで光の違いも見せていただき、一番後ろで見ていた私の目にも美しい輝きが届きました。ただコインをこするだけで、本当に一瞬で違うコインに変わってしまったり、荒木会長ならではの美しいルーティン。会場から何度も、「うわあっ!」と声が上がります。
 荒木会長にしか書けないコインマジックの入門書、今日は、凄い予告編を見せていただきました。本が出るのが待ち遠しいっ!それまでに少しでもコインに慣れておこうとプリあらサイトのコインページを熟読して、これをやってみたいなーなどと楽しく悩んでいます(^ ^)
 今日も充実過ぎるほどの内容の例会。こんなにマジックを大好きになるなんて、プリあら会と荒木会長に出会えるまでは思ってもいませんでした。マジックってなんて素晴らしいんだろう!そこから始まる人とのふれあいも初めて知ったものです。次の例会はどんなことが待っているんだろうと、いつもワクワクして、次回を楽しみにしています。

2月12日(土)
秋山直子
 待ちに待った今年初めてのバスツアーです。50名の参加のもと、今回のツアースタッフは、食にこだわりのある斉藤恵美さんと、食べるのが大好きな私が担当させて頂く事になりました。何がなんでもおいしいものを食べたーい!と、今回は大洋村一のおいしさと定評のある深作農園さんでの苺狩りと、その場で新鮮あんこうを吊るし切りして作るあんこう鍋ツアーです。
 深作農園さんでの苺狩りは本当に今まで食べてた苺は〜〜?と思う程、実が柔らかく、甘い甘い苺で、誰とでも思わず『甘いね〜おいしいね〜』と言葉を交わしたくなるおいしいさです。
 ビニールハウスに入ったとたん、土までも甘あい香りで、あっという間にへたが山の様になっていました。今回初参加のケチャップリン・たび彦さんも『苺で満腹になるなんて!』とご自分でも驚かれる程食べていました。
 もう一つの楽しみは人参掘りです。これは結構ファンが多く、私もその一人です。大人も子供も一緒になって掘りはじめ、想像以上に大きな人参に大はしゃぎです。ここで、サービス精神旺盛なたび彦さんが、なんと、掘ったにんじんを使ってのジャグリングを披露してくださいました。これにはみんなびっくり!
 そしていよいよi Studio大洋村でのあんこう鍋です。大洗のあんこうは名産ですが、輸入物が多く、なかなか地物がないし値段も高いのです。そこで大洋村iStudioの五十嵐美智代さんが、普段からの市場の人との交流を活かし、貴重な地物あんこうが用意されました。
 そして、あんこうの吊るし切りは伝説の人、風戸俊宏さんの出番です。風戸さんはこだわりの食通。着いたとたんに、真っ白な上下の清潔感のある板前姿に着替えて真っ青な空の下で輝いていました。
 立派な竹に吊るされた10kg以上もの地物あんこうにいよいよ包丁が入ると、みんな釘づけです。怖いものみたさという感じであちこちから絶叫とも言える歓声が上がり、子供も大人も大盛り上がりです。一つ一つ丁寧にあんこうがさばかれていって、最後は無駄なく全部がお鍋の中。この場面を動画でお届けできないのが残念。。『こんなの見たら食べられないわ。』と言っていた人も、とろけるあんこうのおいしさに、いつの間にか、口いっぱいほおばっていました。
 次は、ツアーのもう一つのイベントであるマジックショーです。会員の中でも腕前はたしかな竹中さんの出番。今までに見た事の無い、辛子色のビビットなジャケット姿で登場。
 荒木会長の「舶来カード奇術あ・ら・カルト」の中から“稲妻のかがやき”を披露してくれました。4枚のエースが一瞬でジャックに変わってしまうという、目の前で起こる不思議な現象に初めて参加した皆さんも大喜び。最初はざわついていた人も息を飲んで拍手喝采でした。
 それだけではありません。ノーメイクにも関わらず、パフォーマンスを見せて下さったケチャップリン・たび彦さん。パントマイムを初めて見る方もいて、大きな歓声をあげて楽しんでいるのが印象的でした。 
 自分の人生にこんな出会いが持てる事は、本当に奇跡です。スタッフとして関わらせていただいた事に感謝です。これからも子供や大事な仲間と、この素敵な時間を共有していきたいと思います。
 最後に参加者全員が書くアンケートに『30年以上ものサラリーマン生活の中では、生涯の友と呼べる友達には巡り会えませんでした』というコメントがあるのをみて、何か胸に込み上げるものがありました。
 普段忙しい毎日の中で、忘れがちな事をたくさん教えてくれるこのバスツアーは、来た人でなければ分からない、終わった後、誰かにやさしくしたくなるような、そんな気持ちが残るツアーです。今回もここには書ききれないエピソードだらけのツアーになりました。ありがとうございました。
2月9日(水)
隅谷治子
 今日は、クロース・アップの巨匠、二川滋夫さんのレクチャーということもあり、会場には開演30分前から続々と人が集まり、70人近くの観客が集いました。会場の期待感とともに意気揚々と会がスタート。
 今宵のトップ・バッターは、会員マジック初登場の渡瀬剛さんです。普段着とは打って変わって、キチっとしたスーツにネクタイ姿。全身から緊張感が伝わってきます。色んなところで場数を踏んでいるはずの人でも、「プリあら」でのマジックは緊張すると言う方が沢山いらっしゃいます。プロのマジシャンでさえも、そう感じる方が多いようです。
 渡瀬さんには小学生の娘さんがいらっしゃり、普段はもっぱらお嬢さんの前でクロース・アップを中心に練習されているそうです。人数の多い「プリあら」では、シンブルをサロン風にアレンジ。ステージマジックのベテラン、ビジターマジシャンのシルキー渚さんからは「立ち位置などにもう少し気を配れば、現象がもっと美しく伝わるよ」という貴重なアドバイスを頂き、頬を赤らめ喜んでいらっしゃいました。
 副会長のプリンコーナーでは、毎回のように、マジックにお土産が付いて来ます。マジックを見せてもらえるだけでも楽しいのに、おまけにプレゼントまで貰えてしまうなんて!今日も大きなニワトリのぬいぐるみを5歳の女の子が両手一杯に抱えていました。
 いよいよメインゲストのコーナーです。日本では、コインマジックの第一人者として有名な二川滋夫さん。司会の佐々木さんと会員の酒井玲子さんのショート・コントの熱演を客席から温かい目で見守りながらの登場です。
 おっとりとした優しい口調で、魔法の入り口へと案内して下さいます。二川さんのふっくらとした手に導かれ、何枚ものコインがゆったりとした流れで幻想の世界を築き上げます。本当に、鮮やかで不思議です。雰囲気も素敵です。その空気にリズムよく刻まれるジョークの数々。
 二川さんのマジックはユーモアとテクニックの融合的芸術。あちこちに駄洒落がちりばめられます。特に54枚のカード、全てを使ってセットアップされたマジックは、一つの作品として見応え十分の楽しいおしゃべりマジックです。8と8で「はちあわせ」、4と4で「幸せ」、三枚のカード(A、K、A)を見せて、「黒いカードではないですよね、赤(AKA)です」などなど。。。
 そして、最後は3と9で「サンキュー」と締めくくるおちゃめなフィニッシュ♪ちょっぴり照れながら、駄洒落を披露される二川さんの温かい人柄が感じられました。
 何とこの手順を紹介したレクチャー・ノートを今回のみ、特別価格で分けて下さるとのこと。購入できた方は本当にラッキーでした。二川先生、素敵なひと時をありがとうございました。

 さて、ラストは会長のコーナーです。今日は、なんと幻の「ギャンブル・アタッシュ」!!何年か前に一度だけ、例会でお披露目してもらいましたが、司会の佐々木さんも未だかつて現象を見たことがないということから、再演の運びとなったようです!ラッキー♪
 HPの「プリあらグッズ」の1ページにも掲載されており、問い合わせの多い商品の一つです。アタッシュケースに美麗な釘を9本刺し、そこに5円玉を下げます。そのうちの1本に10万円の束を下げ、順に釘をぬいて、札束を当てていくのですが、なぜか最後まで当てることができないというのが、簡単な流れです。
 原案は天才マジシャン・ゲイタン・ブルームが発表した「Fakir Loyale」という作品で、日本でも商品化されているので知っている人も多いと思います。ところが、「プリあら」のものは、今までとは全く違う、オリジナルの特製品なんです!!
 これは、会長がアイディアを出し、会員の山田さんが制作されました。当時、限定10個で作成しましたが、あっと言う間に完売。購入された方の中には、マジシャンの方もいらっしゃいました。今となっては貴重な商品です。
 私が初めて見たのは、他のマジシャンが演じているものでした。でも、あまり不思議には感じませんでした。なぜなら、アタッシュケースにすでに釘とお札がセットされ、ケースの裏側を観客に全く見せずしてマジックが始まってしまうからです。最後に1本残った釘に10万円が下がっていても、なぜかそういうものなんだろうと納得してしまいました。
 ところが、会長の演じる「ギャンブル・アタッシュ」はすべてが自由なんです。クリーンなケースを紹介するところから始まり、9本の釘をその場でお客さんに自由にはめてもらいます。そして、10万円の束さえも、観客の前で会長がくくりつけていくんです。どの釘だかはお客さんにわかりません。こうなってくると、釘を選ぶ方も、スリル満点。それぞれが一本づつ順に釘を引き抜いて行きます。たしかあの辺に引っ掛けていたよなー、と意中の釘を選ぶのですが、”チャリーン”とむなしく5円玉が落ちて来るだけ。この5円玉のつるし方と音を聞かせる事がこのマジックにおいては、重要なんだと会長がコメントされていました。ホント、残念感が倍増します。
 結局、どの釘を抜いても10万円の束は当たりません。最後に一本残ったところでケースを表向きにすると、そこに10万円の束がぶらさがっていました。本当に不思議でした!!「ギャンブル・アタッシュ」は、私の中で同じマジックがまったく印象の違うものに変わった代表作です。会長の演じる「ギャンブル・アタッシュ」を一生に一度でも見ることができ、佐々木さんも嬉しそうでした〜。今日も素敵な一日をありがとうございました♪ 

1月28日(金)
宮崎悦子
 今日は、久々のレクチャーということで、始まる前からいつもとは違ったワクワク感でいっぱいです。私は、例会の時に受付をさせて頂いているのですが、例会を毎回楽しみにしているおなじみの会員の方の他にも、ホームページを見て会員になり初めて例会に参加人、お友達に誘われてきた人などが続々と集まってきます。
 初めて例会に参加した方した人だけで、10人以上。会場は溢れんばかり。プリンあらモード会が、どんどん広がってきているのを感じます。受付をさせて頂いていると、初めて会う方や会員の方と、毎回話ができたりするのも凄く楽しいです。
 例会が始まり、今回の最初のコーナーはプリン副会長のコーナー。ナイフの刃を上に向けたものをを箱の中の3つの穴のどこかに差し込み、それぞれ袋をかけて、わからなくさせてしまいます。会場の中から2人が登場し、プリンさんと3人でじゃんけん。負けた人から覚悟を決めてその袋を叩くというのです。
 ビジターで参加した男性が、自分の手にナイフが刺さってしまうのではないかと、ビクビクしている姿がなんともおかしく、会場内は大爆笑でした。
 そして、次は、会員のマジックのコーナー。今日は、プリあらチョップカップ杯で、ヒロサカイ賞を受賞した森田くんです。マクドナルドの紙袋から、「フライドポテトがフライする!?」とポテトが空中に浮いたり、ストローの色が変わったり、あっと驚くストローに変わったりと、身近なものがマジックになっていて面白かったです。

 メインのコーナーのゲストは荒井晋一さん。以前に、プリあらに荒井さんがいらしたときに、なんだかまじめそうな感じなんだけど、とにかく話がおもしろい方だな〜!!という印象をうけていて、どんなマジックを見せてくれるのだろうと今日もとっても楽しみにしていました。最初のから、「会場の中で、すぐに1万円札が出る人いますか〜?」と言って、突然1万円を燃やそうとするんです。えーーー!?大丈夫!???と思った瞬間!「♪よーく考えよう〜、お金は大事だよ〜♪♪」とアフラックのコマーシャルソングが流れてきて、ライターをしまうのですが、もう、会場内大爆笑でした。
 カードマジックを演じてくれた後に、コルクのボールを使ってのマジックを演じてくださいました。ウィスキーのショットグラスの中から、コルクのボールが突然出現。黒い筒を使って、コルクのボールが出たり消えたり。会場の中から、「えーー?」「うそーー」と驚きの声の連続です。なんと、これをレクチャーしてくださいました。
 荒井さんの人柄、そのままのレクチャー。親切でわかりやすいく、笑いがあって、レクチャーが演技のようで、楽しかったです。
 そして、毎回楽しみにしている会長のコーナー。今回は、私も大好きなプリあらグッズの紹介です!サイトには出していないけれど、おもしろいマジックがあるからとたくさん、見せてくださいました。
 中でも、ステージ用マジックは16000円もするという「ヒッピーホップラビット」というマジックは凄かったです。会長が、白いウサギはどちらかを聞いていくのですが、ことごとく、白いウサギのはずが黒いウサギに変わっています。「でも、裏が怪しい!?」と思った人は、私だけではないはず。と思った瞬間に・・・???ビックリーーー!!!
 小さいテーブルマジックとはいえ、こんなにかわいい、そしてビックリ、おもしろいマジックがプリあら価格で、1380円!?どのグッズも今日申し込んだ人だけが買えるんだと分かった瞬間、会場内がさらに興奮状態!!でも、このマジックの後の会長の話の方がさらに凄かったんです。
 「マジックは種よりも、使い方なんだ。なんでもないものがおもしろいものになる。日本の人はまだまだ、マジックは種を見ようとすることだと思っている人が多いけれど、種というのは、映画でいう結末がわかること。映画はストーリーじゃない。美しい音楽や景色や、調度品だったりあらゆるものが加味されているんだ」

 そして、例えのひとつとして「ジョーブラック・をよろしく」という映画の話をして下さいました。そのままはとても伝えられないので、概略だけを書きます。
 この映画は、日本では単なる恋愛映画として紹介されてしまっているけど、全く違うもの。この映画は、人生がいかに素敵か・・・を描いているんです。
 死期の迫った大富豪のビル(アンソニー・ホプキンス)のところに、死神(ブラッド・ピット)がやってくるけど、ほんの遊び心として人間界を見学しはじめます。しかも、彼の娘が好きになって・・・でも、ビルの怒りでそれあきらめるのと同時に、ビルを死の国へと旅だたせます。
 死への架け橋を死神と共に渡りながら、ビルが「去りがたい」とつぶやくと、死神も「そうだね、ビル」と答えます。それを聞いたビルが死神を振り返り「what can I tell you」と言うんです。この台詞は、字幕に翻訳されないんだけど、ビルの気持ちを現してるだけじゃなく、この映画のテーマになっているんです。
 意味は・・、
 たった1週間しか人生を経験していない死神でさえ、「去りがたい」と思わせる人生。自分(ビル)は、それを60年以上も経験して来たんだ。「何て表現したらいいんだ・・・」と、なんとも言えない表情で死神に言うビル。そこへ、ひと間あって「ワンダフル・ワールド(この世は素晴らしい)」の美しい曲が画面に流れて来ます。
 マジックはタネだけじゃないように、映画はストーリーだけではない。小道具や大道具、音楽、台詞やその人の演技、表情などすべてが映画なんだ。なんでもないようなマジックのタネも、手順やアイデアが重なってすばらしいものになっていくんだ」
 以上です。私の文章力のなさが、情けない!本当にすばらしい話でした。
 会長の話を聞いていて、私は感動して涙が出てきました。マジックをもっと大切にしたいと思ったし、人生ももっと大切にしなくっちゃ!と思いました。自分の人生が終わる時、本当にこの人生で良かった、もっとこのまま生きていたいと思えるように生きたい。命を軽く考える事も、時間を無駄に過ごす事もやめたいと思いました。
 どこのマジッククラブで、マジック、そして人生に対してのこんな素敵な話がきけるんだろう。プリンあらモード会に関わらせて頂いて本当に幸せだと思いました。

1月23日(日)
篠原康子
 夜中・午前0時に荒木会長宅にヤマハのサウンド・プロデューサー鈴木兼隆さんと横浜で『生麺「しげる」』を経営されている小川勝繁さんがいらっしゃいました。
 兼隆さんは、将来、ご自分でマジックバーを経営する夢も持っているほどの超マニアです。音楽業界という仕事がら時間も不規則で多忙の為、プリあらの例会には、いつも参加できず心底、残念がっている兼隆さんですが、全国に遠征されては、各地のマジックバーを探訪、一冊の本が書けそうなほどのマジックの新情報をおみやげに、会長宅に度々訪れます。
 そんな兼隆さんが常々「荒木さんに会わせたい人がいる」と話されていた方がいます。小川勝繁さんです。『生麺「しげる」』はマジック関係者が集まる気軽なお店としてマニアの中では超有名。また、小川さんのマジックに関する博識の高さも定評があるとの事です。そのお二人が連れ立って会長宅にいらっしゃると聞き、この日をとっても楽しみにしていた私です。
 小川さん演じるコインマジックは、「日本におけるベストの一人」と高い評価をされているマジシャンがいます。魔耶一星さんです。魔耶さんは、マジックの中で一番好きなのがコインマジックと言われるほどの、これもコインマジックマニアです。兼隆さんだけではなく、魔耶さんも推薦されるのですから、会長も小川さんに会わないでコインマジックを語る訳には行かないと、この日の実現になったわけです。
 さてさて、初対面の小川さんと会長、兼隆さんに導かれ、互いに笑顔で握手を交されます。「今日は僕もひとつお願いしたい事がありまして・・・」と、小川さんは、さっそく会長に、お店のお客さんから頼まれたという色紙へのサインをおねだり。「これで、僕の方のお願いは終わりました(笑)」とちょっと恥ずかしそに笑う小川さん。
 会長からも、小川さんへの質問が色々飛び交います。その穏やかな受け答えにマジックへの熱い情熱とソフトな雰囲気を併せ持つ、小川さんの人物像が浮かび上がります。
 小川さんが皮切りに見せて下さったマジックは、ピアノの鍵盤マジック・・・・付箋のような紙片を鍵盤のごとく並べ、その鍵盤もどきに指をかるタッチすると・・・ぽろろろ?ん♪♪と音が鳴り出す!というファンタスティックなマジック。
 「これは、昔のマジックで沢さんの作品です」と小川さん。その場に居合わせた女性達に大うけでした。【マジックは女性に受けるものでないとダメ】と、小川さんのマジック感は会長と共通な面が多いようです。
 この日、小川さんに見せて戴いたコインマジックは全て、すご〜くナチュラルで、演出の面白いものばかり。サブマリンやOne To Four など沢浩さんの作品を初め、 ダイバーノン・石田天海などの奇術を巧みに織り混ぜて、色々演じてくれました。
 そのどれもが、いわゆる正統派のコインマジックですが、小川流独特のユーモアによって味付けられたすばらしい物でした。
 小川さんはマジックを演じた後に必ず「誰々の何々という作品」とか「この部分は誰々のアイディア」ということを教えてくれます。これは、マジシャンがマジシャンに見せるときの基本マナーであると聞いていた私は、小川さんの謙虚な人となりの美しさを感じました。
 兼隆さんが小川さんの横でマネージャーのように、会長に見せるためのマジックのリクエストすると、小川さんは「頼まれたらやらないわけにはいかないなぁ(笑)」とホントに沢山のマジックを見せて下さいました。(兼隆さんのおかげで?)感動・感動の連続でした。

 会長が「テクニカルなコインマジック講座」を書かれている為、すばらしいコインマジックの数々を目の前で体験する機会がふえたせいもあり、今までコインマジックは絶対にやらないだろうと思っていた私ですが、今は、どんな時にもコインが手に握られています。難しいからと敬遠していた技術を楽しんで練習している自分にびっくりしてしまいますね。
 会長といえば【カーディシャン】という印象が強いことでしょうが、コインマジックも素晴らしい腕前です。今度の本には、コインマジックの歴史的なものをベースに、今までにない・・・現代的な要素や新しい手法を網羅した斬新なルーティーンが収載されていくことでしょう。
 楽しいマジック談義で盛り上がり、小川さんと兼隆さんが会長宅の玄関を出る頃には、もう空は明るくなり、世間は朝を迎えていました。
 ★[補足〕小川さんはお店以外ではあまりマジックをされないとの事。皆さん、是非【手品をやる店・生麺「しげる」(蕎麦・飲み処)】へ足を運んでください!!(TEL:045-451-5336 神奈川県横浜市神奈川区神奈川 2-19-9 営業時間: 5:00p.m.-10:00p.m.頃まで)独特なセンスの良さ!あの『間』の良いユーモアにみちたマジックを、プリあら会員の皆様も体感して来てくださ〜い♪

1月8日(土)
隅谷治子
 今日は、新春の大イベント、荒木会長のお誕生日でーす♪ 今年も沢山のマジシャンの方々がお祝いに駆けつけていらっしゃいました。
 副会長のプリンさんをはじめ、ダーク広和さん、黒崎正博さん、それぞれの方が、愛情一杯の素敵なマジックを披露して下さいました。そして、ドルフィン・マジックカンパニーのるいさん、ブラック嶋田さんは、ご自慢のギターで名曲を奏でながら、とんでもない技を披露して下さいました。
 そして、お目にかかれて会員全員が心から喜んだ、ケン正木さん。ケンさんは、昨年10月にご病気をされてから、奇跡的な回復力で復活されたそうです。
 「年賀状を自分の写真でくれる人は多いけど、会長だけが、自分が元気だった頃の鳩出しをした写真で送ってくれました。”早くこの頃のようになって欲しい”というメッセージだと思いましたが、、、感動しました」というケンさんのスピーチを聞いて、涙が出そうになりました。
 さて、iStudioのパーティーでは、いつも豪勢な手作り料理が振る舞われます。リーダーシェフの斉藤恵美さんに今回の特徴を聞いてみたところ「今年の料理人には、ニューフェースの秋山直子さんが大活躍。今回、料理の1品である“鶏の手羽先唐揚げ”は荒木会長がよく足を運ぶ、お店の看板メニューですが、その味を見事に再現!!お客様にも大好評でした!」とのこと。名店の味が自宅で味わえるなんて、すごーい!
 もう一つのイベントがバースデー・ケーキです!ケーキ製作シェフの佐藤理恵さんとアシスタントの金丸由美さんが、大洋村の美味しい卵を99個使って仕上げた、アート、まさに芸術作品のケーキです!そこに、ストロベリー味のダイヤとハート、チョコレート味のクラブとスペードのマークをトッピングした超ビックサイズ!! ケーキの入場では、大歓声が上がっていました!
 そして、恒例のプレゼント・オープンです。広いリビングに山のように、並べられた贈り物を会長が一つ一つ、贈ってくれた人を紹介しながら、披露していくというコーナーです。図式では、私たちがプレゼントを贈っている側なのですが、気付くと毎年、計り知れない数の財産を会長の方から貰う事になってしまいます。
 ある女性の紹介では、「出会った頃は、人の目を見て話せなかった人が、今、こうして素敵な笑顔で会いに来てくれる事が最高のプレゼント」だと、人間の変化がいかに素晴らしいかということを話して下さいました。
 紹介の流れで、こんな話もして下さいました。
「人生を楽しく幸せに過ごす為には、二つの大事な要素が有る。一つは、常に人を喜ばせること、そしてもう一つは、喜ばせる相手をマンネリ化させないこと。この二つをバランスよく保って行く事は相当難しいけれど、とても大切なことなんだ」という会長のお話に、マジシャンの方々が大きくうなずいていらっしゃいました。
 後半は、上口龍生さん、ミステラさん、高島屋ディーラーの中辰哉さん、てつおさん、小林恵子さん、生徒さんの梅田豊さん、竹たけをさんも参加されました。
 マジシャン・竹たけを、こと竹久徹さんは十数年前に荒木会長の影響によってプロマジシャンになった方です。そのお話は別の機会にゆずるとして、久しぶりに竹久さんがマジックを披露してくれました。その演技をみて全員ビックリ。
 そのマジックは、竹久さんの人当たりの良いソフトな優しさを残しつつ、しっかりとした台詞とパフォーマンスで完成されたものだったからです。それも当然、最近は龍生さんにお弟子入りして腕がめきめき上達しているという事です。細かい所から、龍生くんが愛情をもって指導したことがわかる、と会長がおっしゃっていました。
 その他にも、芸能プロダクションの社長の方々や、昨年のCBファミリー・クリスマス・パーティーで素敵な踊りを披露して下さった舞踏家の村尚也さん、お能役者の荒木亮さんも参加されていました。

 あっという間に一夜が明け、パーティーが終焉を迎えたとき、酒井玲子さんがこんな話をしてくれました。「昔、会長が運命の赤い糸という話をしてくれた事があるの。運命の人とは小指と小指が赤い糸で結ばれている。でも糸は赤だけじゃないんだ、よく見ると、青も黄色も緑もオレンジも色んな色があり、人生を豊かに過ごすことは、この色とりどりの糸を何本持っているかで決まって来るんだ」と。
 酒井さんは、今日、扉を開けて入ってくる人たちが、色んな色の糸もって、会長とのつながりを感じながらお祝いに来ているんだなぁ〜と思うと心から感動したそうです。

 たった一人の運命の人を探す事すら、普通の人には、難しいのに。。。自分には運命の人がいるだけでも、本当に幸せだと感じました。
1月13日(木)
佐藤美保
 2005年、今年初めての例会は、メインゲストに松旭斎八重子さんをお迎えし、題して、『新春ハワイアン・マジック・ショー』の始まりです。
 まずは、会員マジックのコーナーです。会員の坪塚さんが、Tシャツを使った予言のマジックと、スプーン曲げのマジックを披露してくれました。お客さんにスプーンを持ってもらい、そこにパワーを送ると・・・。スプーンが曲がったかと思ったら、ポッきり折れてしまったんです。超能力みたい。。。不思議でした。
 副会長のプリンさんのコーナーは、マリックさんの写真を使って、マリックさんから伝授されたというマジックを披露してくださいました。
 5枚のカードを手に持ち、その上にハンカチをかけ、適当に2枚のカードを選びます。残りの3枚のカードは、プリンさんの手の中にあるはずですが、ハンカチを取ってみると何もありません。どこに消えてしまったんだろうと思ったら、マリックさんの写真の裏に3枚のカードが移動していました。
 そして、先月の例会で、楽しいパントマイムを披露してくださった、ケチャップリンたび彦さんが遊びにいらしていました。芸をお願いすると、恥ずかしいとおっしゃりながらも、サービス精神旺盛で、見えない壁や見えない糸などを披露してくださいました。ありがとうございました。
 今回初の試みで、司会の佐々木さんと治ちゃんによるショートコントを使っての紹介となった松旭斎八重子さんが、バックカーテンから、可愛らしくご登場です。
 シックなブルーの着物に華やかなアクセサリー、金髪にはラメを散らした艶やかな八重子さんの存在に、会場の雰囲気がガラッと変わります。まずはハワイ語で、「明けましておめでとう」と年始のご挨拶。出だしは、「月の夜は」の曲に合わせ、みんなとフラダンスを踊る八重子さん。
 会場に、ハワイのムードが漂い始めた頃、アシスタントのワンさんが、ハワイアン調のしっとりした曲にのせ、ロープマジックを披露。流れるように曲調が変わり、八重子さんがテンポのいいマジックを繰り広げます。ワンさんの演技を気遣う八重子さんと、それにこたえるワンさん。お二人を見ていると、なんだか温かい気持ちになってきます。
 昔からの寄せ芸という、軽妙なロープマジックや、チェンジング・バッグを使った色鮮やかで華やかなマジックなど、大いに楽しませて頂きました。ありがとうございました。
 次はいよいよ、荒木会長のコーナーです。会長曰く、「今日は、世界中で誰もやった事がないマジック」というから、とっても興味津々です。
 まず、会員の山田さん手作りのケースに入っている色とりどりのシルクハットの中から、5つのシルクハットを選び出します。その中から、会員の方に好きな色のシルクハットを1つ選んでもらい、会場のみんなによ〜く見せます。そのシルクハットを小さい箱の中に入れ、残りの4つのシルクハットには、別の箱を上からかぶせ、ふたをしてしまいました。「それを今日は、超能力者が当てるんだよ」と会長。超能力者なんてどこにいるの??と思っていると、派手な頭に、白いカード柄のネクタイ姿のジェイミー酒井さんの登場です。これにはみんな大爆笑!
 会場のみんなに背を向け、椅子に座るジェミー酒井。後ろ向きでは、みんなが何をやっているか分かるはずがありません。でも・・・不思議な事に、シルクハットの色をピタリと当ててしまったんです!
 どうして〜?何で分かったの〜?と思っていた矢先、「もっと難しくしてみよう」と会長。選んだシルクハットを2重にして箱の中に入れ、残り4つのシルクハットには、さっきと同じでふたをします。でも、ジェミー酒井は、いとも簡単に当ててしまったんです。
 頭の中を、?マークが飛び交う中、「それでも、まだ何か怪しいと思っているでしょう?」と会長。今度は、会長が声を出さず、パントマイムで会員の方に手順を指示します。更に、シルクハットを入れ2重にした箱には、ハンカチをかぶせてしまいました。そして驚いた事に、ジェミー酒井が目隠しした状態で、これを当てると言うんです。会場の誰もが、怪しい行動はないか全ての行動に注意を払い集中して見守る中、何と、またまた大当たり〜!!え〜っ、何で〜、信じらんな〜い、と、思わず悲鳴をあげてしまいました。
 しかも、こんな凄いマジックが300円と言うから更に驚きです。でも、ただ安いから凄いんじゃないんですよね。このマジックを、こんな風に考えてやった人は、世界中探しても誰もいないというのですから、会長のアイディアやプレゼンテーションが、ここまで凄いマジックにしたんだと思います。
 ひとつひとつのマジックを大事にしている会長だからこそ、そのマジックの魅力を最大限に引き出し、人を楽しませる事が出来るんだと思います。
 私は今、「プリあらグッズ」を通し、毎日、全国各地にいるプリあら会員の方々とコンタクトをとっています。例会に来たくても、遠方で来られないという会員の方がたくさんいて本当に残念ですが、いつか、ナマで、この雰囲気を味わってほしいと心から思います。そして、プリンあらモード会、プリあらグッズの価値感をもっともっと感じ、それを楽しみながら少しでも伝えていけるようになりたいと思います。この環境にいられる事に感謝し、これからも頑張ります!

このページは2005年からの「プリあら会」日記です。2004年版の日記を読まれたい方は年号をクリックしてください。