このページは2021年の「プリあら会」日記です。2020年版、あるいは、それ以前の日記をお読みになりたい方はHOMEページを開いて年号をクリックしてください。
12月12日(日)
三浦 智也(ローレンズ)

 12月だというのに会場はプリあらファンの熱気に包まれています。2021年を締めくくる例会が“ミステラ”さんのマジックでスタート!!
 ニュートンが発見した万有引力とリンゴのマジック・地球に見立てた風船がなんとボーリングの玉に!!
 司会は、名コンビ“ミステラさん”と“ペルさん”が、サンタクロースの可愛いコスチュームで登場。今年最後の例会は『コンプリート』がテーマです。
 まずは、タイマロさんによるマジックグッズ紹介のコーナー。ガンダムのコスチュームで登場し会場の笑いを取るお茶目なタイマロさん。
 クリスマスディナーショーも間近に控えていることからサーカスに因んだカードマジック。ライオン・ゾウ・キリンの3匹の動物と檻と、マジシャンのカードを使います。シンプルなカードマジックですが、とても不思議。見てる人を楽しませるこちらのグッズが、な、なんと300円!!!これは買うしかないですね。
 続いては、ビジターマジシャンのコーナー。
 今回は真優さん。サンタクロースの可愛いコスチュームで登場!その美しさに皆さん見とれていましたね。
 真優さんからは、本日発売のプリあらマガジン最新号に掲載されている、紙袋を使ったマジックを披露していただきました。空っぽの紙袋から楽しいものが出てくるマジック。マガジンには解説も載っていますので、是非お買い求めください。

 続いては、わか葉さんの「プリあらマガジンで学ぼう」のコーナーです。
 折り紙を使ったマジック。何もない折り紙から鶴が出てくるんです。今回は鶴でしたが、鶴の代わりに別のものでもアレンジができるマジックです。
 さらに、グラスとボトルを使ったマジックも披露してくれました。グラスとボトルが入れ替わると、会場から「おーっ!!」という声が上がっていました。私も次々に繰り広げられるパフォーマンスに、つい見入ってしまいました。
 続いては、日本奇術協会の会長“ケン正木さん”のコーナー「魔法の太刀、剣まっさき」コーナーです。
 1輪の花を使ったマジックです。1つ1つが丁寧で表情豊かで見ている人を楽しませるようなマジックでした。
 いよいよ、今回のメインゲスト“Dr.レオンさん”。コロナ禍が続き2年間の月日を得て出演いただくことになりました。
 怪しげな音楽と共にサングラスをかけたレオンさんが登場!鎖を首に巻き付け首を通り抜けるマジックでお客様を魅了。
 キーワードは例会のテーマでもある『コンプリート』
 まずは、お客さん参加型で、0〜9の数字を使ったマジック。3名の観客がステージへ。
 ランダムに選ばれた数字のカードを組み合わせると、、、、「7」「3」「0」「2」→LEONの文字になりました。コンプリート!!!本当に鳥肌が立ちました。
 続いてはカードスタッピングで有名な『マックス・マリーニ』のマジックです。マリーニの言葉「机の傷はマックス・マリーニがつけたものだと言えば問題ない」この言葉を覚えておいて下さい。


 新聞紙の上からナイフをグサッ!なんと、お客さんに選んでもらったカードがナイフに刺さっています。「机の傷はDr.レオンがつけたものだと言えば問題ない」で、コンプリート。


 会場からの歓声と笑いの声がしていました。私も子供のように前のめりになってみてしまいました。
 マジックって老若男女が楽しめるし、人を感動させられるものだと感じました。今までテレビ上でしか見ていなかったものを直接肌で感じて、本当に凄いな〜。少しずつ私もマジックを始めていきたいなーと思いました。
 そして最後は会長コーナー。
 今回はバースデーブックを使ったマジックです。このバースデーブックには365日それぞれにトランプのマークと数字とその誕生日の人の特徴が書かれています。
 荒木会長のマジックは、とにかく不思議すぎて、鳥肌が立って仕方なかったです。
 マジックもそうですが、『人を感動させる』『相手を喜ばせる』最近会長とお話しする機会が増えてきて、いつもはお客さんとして見る側(もらう側)でしたが、プリあらの準備・設営側に携わらさせて頂くようになって、まだ至らない点はありますが、来場するお客さんの事やゲストのマジシャンの事をよく考えるようになりました。
 今回の例会も本当に最高でした。
 さて、12月26日は第34回 荒木一郎会長から始まる友達の輪によって作られた「CBファミリー クリスマスショー&ディナーパーティー」です。
 今年で結成20周年を迎える荒木バンド。本当に楽しみですね!皆さんにとって最高のクリスマスプレゼントになりますように!


11月21日(日)
長濱 充

 今年も色々あった一年でした。 イベントなども中止や延期が続き、パフォーマーの皆さんもモチベーションを維持すのが大変だったのではないでしょうか。
 今年のアワード開催は、どうなるかと心配していたのですが、みんなのプリあらを愛する思いが通じたのか、無事例年通り開催されました!!
 「第15回プリあらマジックアワード2021 開催致します」ステージ上には司会進行をつとめるマジシャンのミステラさんによる第一声が会場に響き渡りコンテストが始まりました。
 アシスタントはマジシャンのわか葉さん。今日は、正装の2人。特にわか葉さんの衣装は『情熱の赤』という感じで、このイベントを絶対に成功させるぞという意気込みみたいなものを感じました。
 ミステラさんより、コンテストの主旨説明がありました。
 このアワードはプロマジシャンによる推薦枠と動画審査枠と、若手の方でこれからグングン伸びてくるのではないかという期待枠から選ばれた精鋭達6名によりコンテストが行われ、その中から上位3名が表彰されます。
 審査方法は2つあります。1つは、5名の審査員が1人10点満点でコンテスタントの方を評価します。もう1つは、観客全員が審査員となり、投票用紙に良かったと思われた2名を選び用紙に記入。それが得点となり、その合計点で順位が決定されます。
 ミステラさんより審査方法のアドバイスがありました。@演技が素晴らしいかどうか Aテクニック力とトーク力 B不思議さ C衣装などの細かい部分 を審査ポイントにして下さい、と。これは次回参加される方の参考になりますね。
 本日の審査員は5名です。日本奇術協会会長:ケン正木さんを筆頭に、タジマジックさん、紅一点、小林恵子さん、竹たけをさん、そして、審査員長は「プリンあらモードMagic エンターテインメントクラブ」会長、荒木一郎会長です。
 会場の雰囲気が最高潮になり、トップバッターは、keikoさん。『メリーポピンズの世界をマジックとポールダンスでミュージカル仕立てに表現してみました』との事。
 メリーポピンズの曲をBGMに、たくさんの傘出し。衣装チェンジ後も可愛い衣装でお客様の目も楽しませてくれました。ステージ狭しと踊る姿はまさにミュージカル仕立て。特筆だったのは、ポール上での傘出し。もう一つのテーマであるポールダンスとマジックの融合を今年は見事にやり遂げているように思えました。
 審査員の合計得点は47点。荒木会長、ケン正木さん、竹たけおさんの3人が満点の札を上げていました。
 タジマジックさんの講評では『大変良かったと思います。1番良かったのは、最初っからずっと笑顔でしたね』と。
 竹たけおさんからは、『すごく素晴らしくてびっくりしました。マジックだけでも一つを極めるというのはなかなか難しいと思うのですけど、同時にポールダンスの最中に傘を出したことはすごいと思います 』との事でした。
 2人目はニシダさん。
 以前『やってみよう』のコーナーに出られた時は、少し緊張をしていた感じの印象でしたが、今回は、リラックスしていた様で、テーブル上にある小道具を、使ってフローティング・ローズやシルク出しなど素敵にこなしていました。
 審査員の合計得点は、36点。
 ケン正木さんの講評では『基本、舞台のセンターで演技をしないといけない。それと手順を組む時に時間をもう少し考え、最後のクライマックスにつながる手順にすると良かった 』と。
 小林恵子さんからは『出現したものが何か一つずつお客様に伝わるような形にしていけばもっと素晴らしくなると思いました 』と。
 司会のミステラさんからは『貴重なアドバイスをいっぱいもらえましたね。こうやって先生方からアドバイスをもらえるというのも、この会に出た特典の一つじゃないでしょうかね』と。その通りです。
 3人目はStylish Terry(スタイリッシュ・テリー)さん。
 『今回は未来永劫、色褪せることのないテーマ宇宙でアワードに挑戦します 』との紹介が、わか葉さんよりありました。
 太陽、月、地球などを玉で表現し、四つ玉の演技も良く考えられた面白い演出でした。BGMも壮大な宇宙を感じさせる音で耳でも楽しむ事ができました。
 審査員の合計得点は41点でした。
 講評では、点数の札をあげるのに悩みに悩んだケン正木さんが『面白い演出で良かったのですが、最後がすっきりしないんですよね、ちょっと考え過ぎだったかな 』と。
 荒木会長からは、一生懸命考えた事は凄く評価されてしいましたが、四つ玉がメインなんだから四つ玉を中心に考えないと、というアドバイスもありました。
 大ベテランのお2人の講評で指摘された点について、テリーさんは、とても納得し感謝されていました。 
 4人目はエンゼルさん。
 ステージ中央にてシルクの変化、ステッキを巧みに駆使しながらの演技。衣装チェンジなど男性側としてはドキドキしてしまう演出。最後の決めポーズが決まった時には大きな拍手が起きていました。
 審査員の合計得点は39点でした。
 竹たけをさんからは『持ち前のダンシングが入っていたので、エンターテイメントみたいな感じですごく私は良かったと思います 』との事でした。
 5人目のコンテスタントは、安藤修一さん。
 年の功というか場馴れをしているというか、浪曲師並みの口上と演技がうまくマッチした『お椀と玉』の演技を披露。最初のミスも忘れさせてしまう程、観客を魅了していたマジックにはさすがの一言でした。
 審査員の合計得点は43点でした。
 小林恵子さんからは『素晴らしかったと思います。私としてはすごく楽しませていただきましたので、ますます頑張っていただきたいと思います』との事でした。
 最後6人目のコンテスタントは3度目の出場のTAICHIくん。『リベンジ、リベンジ、リベンジという気持ちで来ています。今年、13歳で中学2年になったTAICHIです。昨年のプリあらアワードではミスがあり納得の演技をする事ができませんでした。今回はしっかりと心をこめて丁寧に演技が出来るように心掛けたいと思います』との自己紹介の文が読まれました。
 1年の間に少年マジシャンからJr.マジシャンへと成長していました。人それぞれのイメージがあるかと思いますが、僕の観たイメージでは、ニューヨークの様な場所で通行客を相手に路上パフォーマンスをしている様に見えました。
 ダンスをしながらのビッグカードモンテ。さまざまに変化をするカードの絵柄に初めて観た方は、とても不思議に感じたようで会場からは『えっ』とか『不思議〜』の声と大きな拍手が起こっていました。
 審査員の合計得点は46.5点でした。
 小林恵子さんの講評では『 一番ステージを大きく使っていて、予想外の驚きを次々に見せてくれました』と評価されていました。
 荒木会長からも、昨年と比べて成長していること、と、さらに今後を期待している、と、とても良い評価の講評を頂いていました。
 全員の演技が終了し、集計の間、先程まで審査員をされていた、竹たけをさんによるエキシビションパフォーマンスが披露されます。
 ノリノリの曲で、火を使ったマジック。お客様をステージに上げての「マイザーズ・ドリーム」は竹さんならではのキャラクターとマッチしていて何度観ても笑わせてくれます。
 テクニックやお客様に対しての丁寧な接し方など、これぞプロというところを遺憾なく発揮し、楽しいエキシビジョンのステージでした。

 さて、いよいよ結果発表です。集計結果の紙を持ってタジマジックさんが、そして、審査委員長でもある「プリンあらモードMagicエンターテインメントクラブ会長、荒木一郎会長」がステージに上がりました。
 まず、第3位のプリあら特別賞は安藤修一さん。第2位の審査員特別賞はTAICHIくん。
 そして、栄えある第1位最優秀グランプリ賞には、keikoさんが受賞されました。受賞者3名の方々には、トロフィーと、12月26日に開催されるCBファミリークリスマスパーティーの招待状が贈られました。
 さらに最優秀グランプリ賞に輝いたkeikoさんには、そのクリスマスパーティーのステージで演じる事ができる権利が与えられました。
 終演後、受賞者3人に感想を伺いました。
 安藤修一さんは、細かいミスは、あったものの、龍生先生にお世話になり、50%ぐらいは恩返しができたかなという風に思っております、とのこと。
 将来はプロマジシャンになりたいと表彰式時に発言したTAICHIくんは『めちゃめちゃ悔しい』と、まだまだのびしろがありそうなTAICHIくんの短いながらも来年のアワードに向け早くも動き出した様なコメントがありました。
 最優秀グランプリに輝いたkeikoさんは、「荒木会長に『成長したね』と言われたくて頑張ってきました。表彰式の時、会長より『成長したね』の言葉をいただいた時は嬉しかったです」と笑顔で話されていました。
 もう来年の戦いが始まっています。次回はあなたが最優秀グランプリ賞で主役になりましょう!


10月24日(日)
佐原 有紀

 ミステラさんの登場で、色づき始めた紅葉をモチーフにしたマニュピレーションを皮切りに、ぺるさんとのタッグでMCをつとめられました。
 和の雰囲気漂うマジックにつづいてハロウィーンムード満点のぺるさんのコスチュームはインパクト大で、紅葉とかぼちゃの競演がステージをオレンジ色に満たします。
 コロナ禍の影響で、昨今エンターテイメントの灯は風前のものとなりかけています。マジックもその例に漏れない状況にあるかと思われますが、そんな中でも柔軟な態勢で開催を続けられているプリあらにはマジックに飢えた会員やマジックファンもさることながら、プロマジシャンの方々も癒しを求められているのではないでしょうか。
 この日も二組のビジターマジシャンがいらっしゃり、演技をしてくださいました。クリエーターやパフォーマーとして活動されているコバさんは、カッターナイフの刃と複数枚の封筒を用いた、まるでロシアンルーレットのようなマジックを演じられました。冒頭から身の毛のよだつ刺激的な一品です。

 お二方目、フレアバーテンダーのSHOKOさんは、ぺるさんとのコラボレーションでマジックを取り入れたシェーカーのパフォーマンスをご披露。こうしたパフォーマンスを目にすると、いつの日か会長宅のホームシアターで拝見したトム・クルーズ主演の映画『カクテル』を思い出さずにはいられません。ふと聞くと、それはバーテンダーの余技のようにも思われるかもしれませんが、フレアバーテンディングというパフォーマンスに並々ならぬ熱量を抱いて客を虜にし、一流のバーテンダーへと昇華していくシーンを沸々とよぎらせてくれました。

 タジマジックさんのメンタルマジックは、スケッチブックに記された数字を観客に選んでもらい、その合計の枚数目からカードを当てるという逸品。不思議なマジックに歓声があがりました。好評でしたら『プリあらMagic Magazine』に掲載を予定されているということで、こちらも楽しみなところです。
 そんな『プリあらMagic Magazine』のバックナンバーから、選りすぐりの一ネタを取り上げた「マガジンで学ぼう」コーナーでは、2020年10月号に掲載された「初心者マジック講座」から、コップに入れた水が逆さにしてもこぼれないというマジックをわか葉さんがレクチャーされました。思わぬアクシデントも笑い飛ばしつつ、マジックの原理の面白さに惹かれるきっかけにもなりそうです。
 いよいよ、メインゲストの登場です。和田奈月さんは和妻師の顔をもつ女流マジシャンとしては屈指の存在ですが、ステージを拝見するのは初めてでした。
 この日、奇しくもハロウィーン感のあるかぼちゃ色の和服で登場された和田さんのオープニングアクトはピアニカのパフォーマンスからで、和装とピアニカのアンバランスが調和しているのはこの方の、人をほっこりさせてくれる雰囲気によるものかもしれません。
 しばしMCの後、いよいよ本域の和妻へと入ります。日本蒸籠やチャイニーズステッキなど、演目の数々を手際よくこなしていくこぎみの良さに、まるで江戸の女奇術師の実像を見る気がしてきます。

 江戸時代の小屋にも、きっとこうしたマジシャンがいて、観客を粋で不思議な心情に浸らせてくれたのだろうな、と。そしてまたサムタイを演じられたとき、吟味するようでいて?みしめるように芸の旨味を味わっている会員たちの姿にわき目をふると、江戸にもこうした粋な観客がいただろうか、などとも思えてくるのでした。

 プリあらにおける荒木会長の理念の一つに、一流の観客を育てようということがあります。日本、あるいは世界でも一流とされる数多のマジシャンたちのステージが展開されてきたプリあらで荒木会長がプロデュースされているのは、そうしたパフォーマーたちを見つめる肥えた眼をもち、呼応する、僕たち自身なのだということでしょうか。
 美味を味わうには、それに値する舌を持っていなければいけないのだとすれば、身も引き締まるというものです。上質なマジックを心して堪能できるひとときを、あらためて大切に思える秋でした。
 アフターでは、美味しいカレーとケーキをいただきながら、マジシャンの方々が会長を囲み、和気藹々と団欒されていました。プリあらの存在は、ホッとする素敵な空間だということを改めて感じました。ありがとうございました。


10月16日(土)
長濱 充

 開演を告げるミュージックが会場全体に流れた後、司会進行役のミステラさんによるオープニングマジック。『エルマンボ』をBGMに魚釣り。大漁、大漁、最後は曲名通りのモノが釣れて納得のオチ。
 アシスタントは、いつになくシックな衣装で登場のぺるちゃん。このお2人により今宵の例会は進行されます。
 『ビジターマジシャンコーナー』は、3名の方に出ていただきました。1人目は藤本明義さん。次号のプリあらマガジンに載るマニピュレーションのマジックを楽しく演じられました。
 一見、難しそうな技術なのに、誰にでも出来る簡単な方法が紹介されているそうです。次回発売のマガジンを、お楽しみに〜。
 2人目は、ムーラさん。ムーラさんといえばトークは面白く、楽しい動きでパントマイムをされる方で、今回はパントマイムとバルーンを使ってのパフォーマンス。
 赤いペンシルバルーンを弓の様に扱い、ウィリアム・テルさながらにリンゴを射抜くパフォーマンスをお客様相手に披露。バルーンが生きているかのような動きに会場内は笑いに包まれていました。
 3人目は、タジマジックさん。プリあらのステージで演じるのは、お久しぶりです。初めてやるというマジックで、お客様を相手に超不思議なメンタルマジックを披露されました。

 続いては、『マガジンで学ぼうコーナー』、わか葉さんが登場。司会をされているミステラさんがステージに上がり、プリあらマガジン15号から、あの幻の迷作、丸めたティッシュペーパーを投げ、それをピーチパームで消すマジックを紹介。僕みたいな真面目人間??には決して出来ないが、これからの時期、宴などで演じるにはもってこいのマジックだと思います!
 次に登場するのは、プリあらでは、縁の下の力持ち的存在で活躍されている「やまひで」こと、山田秀樹さん。

 開演前に山田さんから『この前、長濱くんがやったやつ、あれやるから』と言われ、何だろう何だろうと考えていました。そして、山田さんが演技中に言っていたセリフで思い出しました。以前このステージで僕が演じた『3本ロープのカードバージョン』を演じようとしていたのです。
 僕の場合、失敗してしまい、うまく演じる事が出来ず、とても残念でした。が、それを今、浪曲マジックと言うか、ストーリー性のある内容も然ることながら、巧みな話術で観客を引き付け、素敵なマジックに大変化!!次回はそれを参考に、僕なりのアイデアで演じてみたくなりました。
 『魔法の太刀、剣真っ先コーナー』では、ケンさんの十八番、カラオケマジックを披露。指先のマジック、スライハンドマジックを『ラブユー東京』から『スライハンド東京』の替え歌にして、アカペラで披露。
 前回のカラオケ時、音が出ずアカペラで歌ったことから、会長が賞賛してカラオケをなくして演じることになったというケンさんですが、今回もBGM無しのパフォーマンスで大いに観客を沸かせていました。
 いよいよ『メインゲストのコーナー』です!今回のステージは、4部構成になっていました。
 まず第1景。スポットライトの中、キタノ大地さんが和装姿で登場。花出し、傘出し、扇子からの花吹雪。やはり大地さんといえば僕の中では和妻です。ひとつひとつの所作が綺麗で、見せ場では迫力のある動きと最後はピタッと止まり『どうだ』というキメ顔。これがプロの演じる和妻だと思いました。
 第2景は、『魔ほうの愛華』さんが登場。アップテンポの曲にのり、ハト出しマジック。シルクを丸めてはハト。手袋を丸めてはハト。ミリオンカードからのハト。出るわ出るわのハト出しオンパレード。

 第3景は、大地さん、第1景とは違い今度は黒と赤が印象的な洋装姿で、曲が流れる中マイクを持って登場。おしゃべり中心のリングのマジック。リングをお客様に渡し、あらためをしていただくサービスぶり。6個のリングで、針金細工の様に人力車、三輪車、灯籠、風鈴の形をリングを巧みに使いお客様を楽しませていました。

 最後の第4景は、2人の共演マジック。ディズニーのアラジンとジャスミンの衣装で登場しての剣刺しマジック。剣刺しマジックは、『2人の息が合わないとうまくいかないんだよ』と以前マジシャンの方から聞いた事がありました。
 さすが、息のあったイリュージョンのパフォーマンスで観客からは大きな拍手と歓声がおこっていました。
 ラストは、荒木会長のコーナー。時間の関係で、マジックはやらない予定だった会長。さっき、外国の雑誌を読んでいて、どうも気に入らなく、納得出来なかったものを、こうやったらいいんじゃないかと考えてみた、というマジックを披露してくださいました。Aのカード4枚と黒のスポット・カードを12枚使ってのマジックでしたが、ステージに立ったままで行い、超、即席であり、超、不思議!!
 会場からは、大きな拍手と共に『え〜』とか『すごい!!!』の大きな声が多数から聞こえました。とても不思議なマジックで、自分の頭のなかも、何で??何で??という思考が、グルグル回ってしまいました。
 今回は、終演時間が少し延びたので、久しぶりに会長マジックも堪能出来、楽しい時間を過ごす事ができました。では、また次回お会いしましょう〜〜!ありがとうございました。


9月25日(土)
村山 崇

 本日の例会は、緊急事態宣言下のため18時40分開演、19時半終演の超濃縮バージョンです。梅が丘パークホールには、開場前から熱心なプリあらファンがいつもと変わらず多数集まり、マジック談義に花を咲かせながら開演を待ちわびます。
 そして今日は季刊誌「プリあらマガジン36号」の発行日でもあります!
 開演前の舞台にスタッフの篠原さん隅谷さんが登壇し、でき立てほやほやのマガジンの紹介をしていきます。表紙はテレビでお馴染みの山上兄弟とマジックジェミーさん。ページをめくると会長コラムが。今回は「価値観の共有」というテーマで、楽しく人生を送るための奥義を分かりやすく説いてくれています。
 また、からくりどーるさんの「ガラスを貫通するスポンジボール」、能勢裕里江さんのシルクマジック、上口龍生さんの「タ―ベルシステムに学ぶ」、などが演技動画QRコード付きで丁寧に解説されています。
 会長書き下ろしの偉人を綴るコーナーは、イギリスのマジシャン「ポール・ダニエルズ」氏を取り上げ、その知られざるエピソードが満載の力作となっています。他にもマガジンの名物コーナーが多数、フルカラーで掲載されています。これがたったの千円(会員価格)で手に入るのですから、これだけでも例会に参加した価値は十分です。
 いよいよ開演です。オープニングは、MCのミステラさんによるスポットシルクとパラソルのマジック。見事にきまったところで、同じくMCのぺるちゃんが登場し、二人そろってご挨拶。いつもおしゃれなぺるちゃんですが、今日は黒と白を基調にしたシックな衣装とミニスカート、トランプ柄の黒いストッキングがとてもキュート。素敵な笑顔が一層引き立ちます。
 最初のコーナーは、ビジターマジシャンのコーナーです。トップバッターは、プリあらではすっかりお馴染みのフレアバーテンダーSHOKOさんとぺるちゃんのコラボです。
 いつもはMCとしてオープニングマジックを演じているぺるちゃんが、先程は何もしなかったので不思議に思っていましたが、これで謎が解けました。美女二人による、息の合った演技で会場は大いに沸きました。
 二人目のビジターマジシャンは、上口龍生さん。演ずるは「ハンカチを貫通するカード」。
 古典であるが故に、実際に演じる方は少ないようで、私もライブで見るのは初めてです。しかし予想に反し、目の前で繰り広げられた不思議現象に、会場は驚愕の空気に包まれ、大きな感動と拍手が沸き起こりました。
 良いマジックを正確に演じれば確実に大きな効果を生むこと、良いマジックの代表格こそが「古典」であることを改めて認識させられました。
 そして何と嬉しいことに、この「ハンカチを貫通するカード」の解説が、今日発売のプリあらマガジンに掲載されているのです!古典を習得する大チャンス。買わない選択肢はあり得ません!
 次はお待ちかね「魔法の太刀、剣真っ先コーナー」。日本奇術協会会長・ケン正木師匠の登場で、会場の雰囲気が引き締まります。

 今日は、得意のカラオケマジックを披露いただけるそうです。軽快に北島三郎さんの「函館の女」のイントロが流れるはずが、突如、音響トラブル発生。音楽が再生されない中、どうするのかと思いきや、さすがそこは百戦錬磨のプロ中のプロ。何事もなかったかのように、アカペラで「函館の女」を歌い出し、お客さんの手拍子に合わせて爆笑のカラオケマジックを演じ切りました。鳴り止まぬ拍手の嵐! さすが日本奇術協会会長です!
 いよいよ「メインゲスト」の登場です。今日は、パントマイムマジシャンの「神雅喜」さん。神さんは、プリあらメインゲストとしては、最多出演トップ10に入る正真正銘のプリあらファミリーです。
 パントマイムにマジックを取り入れた独特の世界観を持つショーは、一度見たら忘れられない極上のエンターテイメントです。今宵はどのようなショーを見せてくれるのか大いに期待が高まります。
 まずは、コメディタッチのシルクマジック。最後におもちゃの鳩が出て、「これで終わり」と観客が脱力(油断)したところで、最後の最後に本物の鳩が出現して超ビックリ!この緩急こそが神雅喜ワールドの真骨頂です。
 次は、ステッキマジックを基調にした、「笑い」と「音」と「スライハンド」が交錯する、壮大なドラマの始まりです。
 無言にもかかわらず、神さん扮するマジシャンに襲いかかる数々のトラブルに悪戦苦闘する様子が手に取るように客席に伝わり、爆笑の渦に包まれます。
 計算された確かなストーリーに乗せ、精度の高い「パントマイム」と「スライハンドマジック」が絶妙のタイミングで繰り出されていくのですが、最後は、「マウスコイルからの電動バト出現」で観客を脱力させて締めくくるあたりは本当に心憎いばかりです。

 いよいよラストマジック。どんな凄いマジックが繰り出されるかと思いきや…。ぬいぐるみのおもちゃも神さんの手にかかれば、こんなに面白いコメディマジックになるのかと、またしても良い意味で期待を裏切られ、爆笑と感心しきりの演出でありました。お見事です!

 最後は、荒木一郎会長のコーナーです。MCにダジマジックさんが加わります。今回も会場の使用時間が制限されているため、会長マジックはお休みとなってしまいました。落ち着いたら、ぜひ、会長マジックを堪能できることを切に願います。
 神さんが再び登場し、会長と楽しいトークを繰り広げます。一切しゃべらずにこれだけの表現ができる神さんに、会長から改めて賞賛の言葉がかけられました。
 至極の芸をこんなにも間近で見られたことに唯々、感謝です。神さんは、現在、マジシャンを題材にしたサイレント・マジックシリーズ第三弾を制作中とのことです。是非、プリあらでのお披露目をお願いします!
 最後になりますが、緊急事態宣言期間中の制約が多い中、このような素敵なショーを開催していただい会長はじめスタッフの皆様に心から感謝いたします。本当にありがとうございました。

 

 

8月29日(日)
むっしゅ佐久間

 緊急事態宣言で、18時半からの開始と聞き、てっきり三軒茶屋だと思ってシャレナードに行っちゃった。慌てて世田谷線に乗って経堂で乗り換え、梅ヶ丘パークホールにギリギリでたどりつきました!相変わらずの底抜けむっしゅ(涙)治子さん心配かけてごめんなさい。
 日記係の最前列に座り、マジックショーの始まりです。MCは、ミステラさんとぺるちゃんです。ぺるちゃんの今日の衣装はシックでおしゃれな黒のドレス。20年以上観てきましたが、ぺるちゃんは体型も美しさも当時と全く変わらず、いつも素敵な笑顔でいて下さり素晴らしいですね。
 この日はビジターマジシャンが大勢出演してくださり、豪華なショーとなりました。このビジターマジシャンだけでビックイベントのマジックショーが出来てしまう贅沢なビジター陣です。
 まずは、池田太郎さんです。鮮やかな色変わりトランプで観客を沸かせていました。
 2番バッターは、KOBAさん。100円玉が、なんとコーヒーのアルミ缶に入ってしまうという摩訶不思議な貫通マジック。全く仕掛けがわかりませんでした。不思議!!!!
 次に登場したのは、美人フレアバーテンダーのSHOKOさんでした。私は、ずいぶん前から大ファンです。白の素敵なコスチュームで熟練のフレア炸裂。会場のファンから盛大な拍手と歓声が上がりました!!

 次の演者は、プリあらではお馴染みのお笑いマジシャン、いや凄腕天才マジシャンの藤本義明さんです。コインマジックで天才の片鱗を見せていただきました。洒脱なトークで観客を引き込みながら繰り出されるコインの消失、移動、貫通、巨大コインの出現と息をもつかせないマジックで会場を大いに沸かせてくれました。

 ビジターマジシャンのトリは、これまた大物マジシャンの摩耶一星さん!この人のマジックもいつも驚かさせられます。この日は、本を使ったメンタルマジックでした。お客様は美人ダンサーマジシャンの五十嵐ひとみさん。ランダムに選んだ洋書のページの数字とスペルを驚愕の方法で的中させるという超高度なマジックでした。ひねりのきいたラストに観客は騒然!!素晴らしいマジックを見せていただきました。
 これだけのビジターマジシャンが勢ぞろいするなんて、、今日のお客様は大ラッキー!!
 続いての「魔法の太刀、剣真っ先コーナー」は、日本奇術連盟会長:ケン正木師匠の登場です。この日は消失するキャンドルから鮮やかに出現した真っ白なシンブルのマジックでした。
 シンブルの1本が突然2本に増えて、あっという間にすべての指に出現します。鮮やかに消えたかと思うと、どこからともなく全ての指に現れては消える、最高難度の技術を惜しげもなく演じてくれました。
 さてさてさてさて!プリあら例会メインゲスト初登場の中野雄介さんです!元俳優さんであり、プロマジシャンとしてもマルチに活躍されているイリュージョニストです。
 大音響とともに美人ダンサーを引き連れて華麗に登場しました。キレの良いダンスで素晴らしい剣刺しのイリュージョン。満席の会場は大盛り上がりでした。
 湧き上がる拍手と歓声は今の時期エンターテインメントに飢えた観客には、待ちに待ったマジックショーでした。

 続いてはリングのタワーからの脱出イリュージョンです。長くマジックを見てきた私ですが、これは不思議です。とにかくダンサーが素晴らしい。お洒落なドレスチェンジが素敵でした。

 続いては、トランプマジックを見せてくれました。なんとカード選びとサインを指名されたのは私です。マジック歴は長いですが、観客としてカードにサインしたのは初めてです。結構、緊張します。
 黒のガムテープで口と目をふさいだ状態で私のカードを当てようとしますが何度も失敗???と思いきや思いもよらないところからサインカードが出現しました。これには観客一同口をあんぐり!!大爆笑でした。
 なんと、このマジック、まもなく発売する「プリあらマガジン最新号」でレクチャーしているそうです〜楽しみ!
 アンコールマジックは美女の串刺し。驚異の衣装で現れた美女のダンスに感動!!最後のイリュージョンも大成功で盛大な拍手と歓声のフィナーレで幕を閉じました。
 ラストは、会長コーナー。司会でタジマジックさんが登場しました。8時までに完全撤収というコロナ事情のため、楽しみにしていた会長マジックは、お休みです、、、早く通常の例会が開催されないかな〜〜。
 緊急事態宣言の中、完璧な消毒と防御で素晴らしいエンタテーメントを届けてくれた会長はじめスタッフの皆様、丁寧親切な対応に心から感謝申し上げます。

 

7月23日(金)
古賀 隆典(ローレンズ)

 梅雨も明け暑い毎日が続く中、前回に引き続き三軒茶屋の三茶しゃれなあどホールでの開催です。夏休みという事もあり、子供たちも沢山いて例会がスタートするのを今か今かと楽しみにしている様子でした。

 まずはタイマロさんの【プリあらグッズ紹介コーナー】です。タイマロさんがステージに登場した瞬間、子供たちから「ワクワクする〜」と第一声が上がって会場はなごみ、笑みに包まれました。
 タイマロさんはお菓子が何個か入った袋から子供に1つお菓子を選んでもらい何を選ぶか的中させるというマジックを披露しました。見事に的中させ子供たちは間違いなく大喜びでしたね。自分も子供たちを笑顔にさせれるようなマジックを覚えたいと思いました。

 いよいよ、開演、ミステラさんとぺるさんの登場です。
 ミステラさんは光るライトを鼻に入れて登場され、会場を笑いに包んでくれました。オープニングマジックではジャグリングや、ぺるさんと一緒に愉快なマジックを披露してくださり楽しい雰囲気の中、例会スタートです。

 【ビジターマジシャンのコーナー】、1人目はムーラさんの登場です。圧巻のパントマイム!お客さんを巻き込みながらのパフォーマンスで自分も終始笑いっぱなしでした。今年のクリスマスパーティーにムーラさんが出演されるので今から楽しみで仕方ありません。

 2組目は、Kanauknotのお二人です。音楽とダンスの融合で、テンポ良く繰り出される迫力のあるパフォーマンスに会場は度肝を抜かれました。Kanauknotのいはらつトムさん&花火さんのお二人も今年のクリスマスパーティーで綱渡りを披露して頂けるとの事。どんな演技になるのか今からワクワクでいっぱいです。

 続いては、ケン正木さんによる【魔法の太刀、剣真っ先コーナー】です。
 青、赤、白の3本の紐をケンさんが持った状態で、お客さんに1本紐を選んで引っ張ってもらい、気付くといつの間にか3本が結ばれていて1本の紐になっていました。不思議で仕方ありませんでした
 続いてはトランプマジックでした。お客さんに1枚トランプを選んで頂き、サインを書いてもらいシャッフルして何も仕掛けのない紙袋にトランプをいれたら、そのカード1枚が中から飛び出してくるというマジックでした。
 子供たちからも「トランプすごかった〜」と声援が上がっていました。ケンさんはいつも多彩な演技をされるので毎回楽しみです。


 いよいよお待ちかねの【メインゲストのコーナー】です。
 今回は世界各国でパフォーマーとして活躍されているKANA∞さんです。素敵な衣装で元気良く登場され、フラフープの演技を披露して下さいました。
 最初は1つのフラフープを使った演技でしたが、次第にフラフープの数が2つ3つと増えて最終的には数えきれない程の数になりました。あんな数のフラフープを回されている方を見た事なく、ただただすごいの一言でした。
 またフラフープと言えば腰で回すイメージが強かったですが、腕や足も使われて全身を使ってのダイナミックな演技に釘付けとなってしまいました。
 フラフープの色も様々ありました。ピンクや金色からレインボーに光るフラフープまであり、暗いステージ上で光るフラフープを使っての演技では幻想的なメルヘンの世界にタイムトリップしたかのようです。パフォーマンスが終わった後、会場からは拍手喝采で大変盛り上がりました。素晴らしいステージでみんな大満足、素敵な時間となりました。自分自身も見とれて時間を忘れてしまうくらいでした。

 

 

 最後は【会長コーナー】となります。
 今回は時間の関係上、『会長マジック』はなく、振り返りのみでした。コロナ禍で、普段より短縮の1時間で行われる例会でしたが、内容が濃くあっという間の1時間でした。
 自分自身スタッフとしてプリあらに携わらせて頂き、毎回少しでも成長して皆さまに素敵なステージをお届け出来るように頑張りたいと思います。次回も楽しみにしていて下さい。

 

 

 

 

 

7月11日(日)
永田 哲也

 プリあら例会はコロナ禍の影響を受け、今年2回目の開催となりました。会場はいつもの梅丘パークホールではなく、三軒茶屋の三茶しゃれなあどホールです。
 タイマロさんのグッズ紹介コーナーは、マスクを使用してお客様が選んだカードを会場の皆さんが当てる、というマジックでした。スマホと連動しているマスク!使い道がたくさんありそうです。

 


 司会はミステラさん、アシスタントは南海子さん。ミステラさん恒例のオープニングマジックは、透明なチューブに黄色の可愛い傘を入れて一瞬で赤い傘に変わるというもの。スピーディーで華やかなマジックです。


 続いては「マジックやってみよう」のコーナーです。司会にタジマジックさんも加わり、「みつる&アキ」のお二人の登場です。
 例会の中止が続き、1年がかりで出演出来たそうです。”フーテンの寅さんとさくら”の設定でコント形式で実演。ウォンドから花が出現し、びっくりケチャップの小ネタ、ジャンボカード、メインは大道芸につきものの投げ銭をコインペールで表現したのは、良いアイデアでした。ラストに、前列の観客からの仮想大量投げ銭はお見事!「さくらの役名と桜」、「寅さん、トラカード、トラブル」のかけ具合もOKでした。
 お次は、ビジターマジシャンのコーナーです。
 トップは神保賢孝さん。3色のカードマニュピレーションを見事な手さばきで披露してくださいました。会場からは感嘆の溜息。
 二番手はKOBAさん。予言のカードマジックです。お客さんの選んだハートの4が見事に当たり、退場時にKOBAさんが着用していたシャツをめくると、なんと、そこにもハートの4がプリントされてビックリでした。

 三番手は池田太郎さん。お得意のロープマジックです。プリあらマガジン最新号に広告で掲載しているそうです。華麗なロープのアクトで、会場から何度もどよめきが起こりました。
 最後は中野雄介さん。お酒にちなんだマジックを披露。裏と表がバラバラのカード1組とシェーカーを使って、お客様が自由に「注文」したカードを当てます。最後に振ったシェーカーから、本物のお酒がグラスに注がれ、盛大な拍手!「今日の7時までは、まだお酒が飲めるみたいですので、私一人でカンパーイ!」と。テンポの良い音楽に合わせたダンス、マジックと最後までお洒落な中野さんでした。

 いよいよ、メインマジシャンコーナー、渋谷慶太さんの登場です。
 オープニングは手袋から鳩が連続2羽出現。四角の筒からシルクを出した後、同色のインコが出現。黄色のフラッシュペーパーに火がつけられ黄色のボールが黄色のインコに変身。色とりどりのインコ達が、次から次へと、どこから出てくるかワクワクでした。
 続いての新聞紙マジックでも、鳩が2羽出現。鳥かごに入れられた鳩が一瞬にして、大きなオウムに変化。美しい鳥達の登場に会場は大盛り上がりです。
 場面が変わり、ポールが2本持ち込まれ、アシスタントの知夏さんが登場。渋谷さんのおまじないにより、空中浮遊。イリュージョンマジックは、ただただ見とれるばかり。楽しめます。
 雰囲気は一転し、渋谷さんが赤ワイングラスの絵を持ち、おしゃべりマジック。緊張感が続いたマジックの合間でホッとしたひと時でした。幼稚園で非常に人気のマジックとの事、納得です。
 その後も、お札のマジック、ウォレットのマジックと続き、フィナーレは、ヒンズーバスケット!拍手喝采!!何とも盛りだくさんで贅沢なショー、渋谷さんありがとうございました。
 例会のラストを飾るのは、我らがプリンあらモードMagicエンターテイメントクラブ会長、荒木会長の登場です!
 会長コーナーは今年初めての開催になります。会場から120%の喜びが伺えます。

 

 ご存じの通り、会長マジックは誰もやったことが無く、一度限り披露される超レアマジックになります。
 お客さんがサインした小銭をパースに入れますが、一言のおまじないだけで、謎の箱にトランスポートされ、出てきてしまうのです!
 現象としては、よく見るものですが、会長のパフォーマンスは、神ががっていました!あり得ない!嘘でしょ、嘘でしょ、と頭の中が、大混乱をおこしました。
 当日、会場には、ケン正木さん、ミステラさん、タジマジックさん、南海子さん、神保さん、池田太郎さん、KOBAさん、中野さん、と沢山のマジシャンがいらっしゃいましたが、マジシャンの皆様が、全員、声をあげて、驚いていらっしゃいました。
 KOBAさんは、現象が起きると同時に、会場の後ろで腕を組んで歩き回り、興奮しながら、「有り得ない、あり得ない、なんで??これ、究極でしょ!!」と唸っていました。
 一度限りのマジックでは惜しい!!本当に、究極でした!!
 今回は、いつもより短時間での開催でしたが、非常に内容の濃い例会で、とても楽しめました。ありがとうございました〜。

4月3日(土)
小舘 翔(ローレンズ)

 今年初めてのプリあら。昨年は定期的にあり、毎回、参加するのが楽しみでした。久々と言うのもあり、ドキドキ、ワクワク、どんな事が起こるんだろうと、今日の日を待ち望んでいました。
 早速、司会進行のミステラさんとぺるさんの登場です。ミステラさんは、マジックはもちろん、司会進行のしかた、ツッコミなども非常に面白いんです。
 また、ぺるさんが「あるドラマで有名人の手を演じてマジックをしたことがある」とおっしゃった時、鳥肌が立ち、「ぺるさん、すごい!」と改めて感じました。
 お二人が演じたマジックは、細かいものを繋げていくものです。オープニングから不思議な事が起き、なぜバラバラなものがつながるのか分かりませんでした。
 続きましては、ビジターマジシャンのコーナー。
 毎度すごいマジシャンの方が一芸を披露してくださるのですが、その一芸が、かなり驚く、不思議なものが満載なんです。今回は5組の方が参加されています。
 最初に登場するのは、昨年プリあらグランプリに輝き、年末のクリスマスディナーショーにも出演されたミーナさん。
 ミーナさんは和風のマジックで素晴らしいパフォーマンスをするイメージがありましたが、今回はライターを使ってスカーフを出すマジックを演じてくれました。
 ライターが、なんでスカーフに変わるのかわからないところが、また面白いところです。是非、プリあらのメインゲストで様々な和風中心のマジックを見せて頂きたいものです。

 続きましては、バードマンさん。バードマンさんは、工夫ある道具を使い華麗にマジックを披露する方で、迫力満点です。
 今回はルービックキューブを使ったマジックで、ルービックキューブなのに最後にはマリオになる不思議な現象が一瞬飲み込めませんでしたが、すごく形になっているので、面白かったです。
 続いては、ぺるミントさん。プリあらでもメインゲストを飾ってくださったことがあり、なんといっても2人のコンビネーションが抜群です。
 今回はロープを使ったマジックです。首を締めてるはずのロープが、おまじないをかけると、ほどけてしまい、不思議でした。

 お次は、SHOKOさん。フレアーバーテンダーで、初めてプリあらのステージで見た時は、こんなに華麗にバーテンダーマジックをされるのかと驚きが走りました。
 今回はお花をメインに使ったマジックです。パフォーマンスに魅了されました。是非またメインゲストで迫力のあるステージを観せて頂きたいです。
 最後のビジターマジシャンは、藤本明義さん。トランプを使ったマジックです。破れたカードが、くっついた状態になり、どのようにしてやったのか不思議でした。
 続きましては、マガジンで学ぼうのコーナーです。このコーナーは今まで発売したマガジンのなかから、マジックを紹介するコーナーになってます。
 タジマジックさんとわか葉さんのコンビです。今回は、No.34に掲載されている、ハマック柳田さんのロープ貫通マジックを披露してくださいました。簡単に、ロープが胴体を貫通してしまうんです!不思議さだけでなく楽しさも感じられます。
 お待たせしました。お待ちかねのメインゲストのコーナーです。
 メインゲストは、ケン正木さんとAZUSAさんです。特にケン正木さんは、毎回プリあらで、色々なジャンルのマジックを披露してくださり、何が起こるんだろうとワクワクします。
 今回披露して頂けるのは和妻です。

 オープニングは、傘を使ったマジック。色彩豊かな傘を扱う身のこなしが素晴らしく、そこに見惚れてしまいました。
 次にAZUSAさんが登場。紙を使ったマジックです。紙を切っていくのに最終的にはしっかり繋がっていく不思議さと、ハサミを器用に使ってる姿をみて、すごいなぁ綺麗だなあと感じました。
 再びケン正木さんが登場。

 紙を切っていくマジックで、令和と平成、2つの文字を一枚の紙で完成させた時は、いつそうなったのかわからないくらい不思議でした。
 再度、AZUSAさんが登場し、スカーフマジックを披露してくれました。スカーフの美しさと、現象の不思議さで圧倒されました。
 ラストは、イリュージョンマジックです。箱の中に人がいるのに、どんどん剣を刺していきます。ドキドキしながら見ていましたが、無事にAZUSAさんが出てきたので、素晴らしいと感じました。
 今回、会長マジックはなかったですが、会長のマジック、会長に会いたくてショーに来られてる方もいます。僕も会長から人の役に立つ事に関して学ばさせて頂いてます。
 こう言う時期だからこそ、周りの方達を笑顔にする事が本当に救いになるのかなと感じております。
また、プリあらが定例で開催される事を心待ちにしております。

1月8日(金)
齋藤 健慈噤iローレンズ)

 2021年、プリあらは1月8日の荒木先生の誕生日パーティーから始まりました。会場には、様々な業種の方が集まりました。
 誕生日のお祝いで、ここまでたくさんの人が集まるのは本当に凄いことだと思います。人を喜ばせる渡す側の人生。荒木先生がおっしゃる事を実践して行った先に、このような素敵な人生があるという事を思うと、ワクワクします。今年も参加させて頂きホッとしました。と共に、もっと成長するぞ!っと、心に誓う時間になりました。

 MCは今年も豪華!マジシャンの竹たけをさんとわか葉さんのお2人が進めていきます。山田さんの「来年も健康でいられる事を願って乾杯!」と言う音頭で、パーティーがスタート。
 今年の料理も豪華です。プリあらスタッフの恵美さんと紀子さんの愛情たっぷりの手作り料理です。エビのパン粉焼き、鶏ハム、シュウマイ、ローストチキン、鏡餅などなど
 野菜は、ともみファームのオーガニック野菜がふんだんに使われています。特に、手作り鏡餅の柔らかさが半端なかったです!トロっと溶けるように柔らかいお餅と味が濃い大根おろしが絶妙にマッチしていて、絶品でした。
 そして、巨大なバースデーケーキの登場です。あまりの大きさにケーキ運搬係のローレンズ達は、ケーキが崩れないように慎重に、エレガントに運んでいました。
 今年のケーキはハート型。その上にはこれでもか!というくらいのイチゴやブルーベリー、キウイ、みかんなどのたくさんのフルーツが敷き詰められています。世界に他とない唯一のバースデーケーキです!
 その後は、荒木先生と一緒にケーキを囲んでの記念撮影。まるで家族のような集合写真で、この時間もまた貴重でした。荒木先生と写真を撮る際は、写真の為の作り笑顔なんて必要ありません。自然と皆んなが笑顔になります、とても不思議です。
 続いては、プレゼントオープンのコーナーです。荒木会長を喜ばせたいと言う気持ちで、参加者が選んだプレゼント。なぜそのプレゼントを選んだのか、一人一人が荒木先生とのエピソードと感謝の気持ち、これからの意気込みなどを話す時間です。また、荒木先生からも、その方との面白エピソードや学びの多い話があります。
 マジシャンの方達はプレゼントだけでなく、お祝いマジックを披露してくださりました。不思議な現象のオンパレードで会場が大盛り上がりでした。

 五十嵐ひとみさんはパッションローズの方達と一緒に可愛らしいディスペンサーをプレゼントしました。
 竹たけをさんはプレゼントのラルフローレンのお洒落なハンカチを使ったお洒落マジックを披露。ブランクカードがいつの間にかハッピーバースデーと書かれたカードに入れ替わりました。
 ぺるさんとフレアバーテンダーのSHOKOさんはラルフローレンのお洒落な下着をプレゼント。何も無い手の中から可愛らしい獅子舞が登場するというマジックを披露。可愛らしいマジックでした。
 ケン正木さんはマスクを使ったマジックを披露し、アンティークな宝箱をプレゼント。製作は山田さんだです。そう、その宝箱はマジックのネタが詰まっていました!そして、テーブルやフォーク、最後にはケーキまで登場しました!まさにビックリ箱です。

 真優さんはプリあらスタッフの女性達とカラフルなハンカチを使った魔法の様なマジックを披露。プレゼントはウェッジウッドのカップ&ソーサーとケーキ皿でした。
 タジマジックさんは、マスクを使ったマジックを披露。まさかの!ケン正木さんとネタが被ったらしく、急遽やり方を変えて披露していました。現場対応力に驚かされました。

 わか葉さんは一個300円の卵とそのたまごを使った冷凍焼きプリンをプレゼント。その卵は障害を持った人達がつくった美味しい卵だそうです。食べてみたい!その場にいた人たち皆んなが同じことを考えたと思います。

 プレゼントコーナーの締めくくりは、荒木先生の付き人をされていて、今や飛ぶ鳥おとす勢いで活躍中のプロデューサー、黒川浩行さんが登場しました。プレゼントは荒木先生が大好きな干し柿です。なんと、荒木先生の誕生日をお祝いするのは今年で37回目だそうです。そんなに前から付き合いが続いているのは本当に凄い!と感じました。黒川さんは、今年の誕生日パーティーはこれまでで1番荒木先生が参加者一人一人をクローズアップして話をしている!と驚いていました。
 最後に荒木先生が!人がいる事に感謝ができると、それがエネルギーに変わるという話しをして下さいました。もらった時に感謝の気持ちが出てくるのが普通。常に周りの人が財産になっていく事を考えている先生は、そこに人がいることに感謝し、人生をやらせてくれることに感謝し、人間をやらせてくれることに感謝しているんですね。荒木先生のエネルギーの原動力になっているのは何か!と言うことを学ばさせて頂ける貴重な時間になりました。
 僕自身、もらう側の感覚で生きてきたので、あることに感謝するという感覚は、荒木先生の話を聞くまで理解できませんでした。時間が経つと当たり前になり、上手くいかなくなります。
 今年の荒木先生の誕生日パーティーは参加された方達にとって、本当に凄い時間になりました!ですが、このパーティーは、毎年あるのが当たり前ではありません。誕生日パーティーに限らず、クリスマスディナーショーもプリあら例会、プリあらグッズ、プリあらマガジン、大洋村バスツアー、大洋村別荘、ともみファーム、そしてローレンズ。これらは全て荒木先生から頂いている僕の誇りです。こんなにも凄い事がたくさんあるのに、全く感謝できていなかったのだと、荒木先生に気付かせて頂きました。この感覚を心に刻んで、今年1年は大きく成長していきます。
 2021年のスタートで、こんなにも素敵なパーティーに参加させて頂きありがとうございました!

このページは2003年からの「プリあら会」日記です。2020年版の日記を読まれたい方は年号をクリックしてください。
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