このページは2014年の「プリあら会」日記です。2013年版、あるいは、それ以前の日記をお読みになりたい方はHOMEページを開いて年号をクリックしてください。
12月9日(火)
タイマロ

 プリあら・Awardsも終わり、早いもので、もう今年最後の例会となります。いつものようにタイマロさんのプリあらグッズ紹介から始まった今日のプリあら例会。っと自分で書いてどうする(笑)まあ今回のグッズはバニッシング・ワインボトル。良く見かけるのは緑色の物ですが今回のは黒のボトル。よりリアルに見えお勧め商品です。
 さてオープニングは、もう定番となったミステラさんとぺるさんによる寸劇マジック。今回のテーマは万引き主婦(笑)スーパーの定員に扮したミステラさんと万引き主婦のぺるちゃん。
 いつもと違って、じみーーな衣装で空の紙袋から次から次へ万引きしたお菓子やらティッシュやらが出てきます。最後はなぜか万引き主婦ぺるちゃんがマジシャンぺるに変わると言うオチへ。

 次はエキシビジョンのコーナー。今年最後のエキシビジョンを飾るのはわか葉さん。久々にデビュー作とも言えるケーンプロダクション。2011年のプリあらアワードでグランプリをとった手順のバージョンアップ版です。改善点が幾つかあるそうですが、なんと言っても少しこわばってやってた所やBGMに乗れていなかった所がなくなり、ノビノビ楽しんで演技してるのが印象的でした。
 ビジターマジシャンは、ケン正木さん。所々にジョークを混ぜながらのティッシュが鳩になると言うマジック。最後は鳩の腹話術でしめると言う面白おかしいマジックでした。
 司会のミステラさんもそうですが、ケンさんもほぼ毎回違うネタのマジック、しかも他で見たこと無いような物をよく演じられるなーっと感心します。これもプリあら例会の醍醐味でしょう。
 魔人タジマーのコーナー。わか葉さんがエキシビションだったので珍しくタジさんだけで登場。今回は完全クロースアップネタ。12分で9個のメンタルマジック、ギネスに挑戦!と言うテーマで実行!
 まったくありえない方法で次から次へとカードを当てたり予言したり。もう途中で何個やったか忘れてしまうほどのハイペース。タジさんの本領発揮といった所です。

 さてさて、いよいよメインゲストのキタノ大地さんの登場です。暗転から中央に登場。華麗な音楽で次から次に鳩を出して行きます。途中連理の紙やシルクプロダクションをはさみながら、更にまた鳩を出して行く。
 最後には、出現した鳩を全て消してしまう。とても美しい鳩出しで、スタートから観客の目は釘付け状態に。今まで数々の鳩だしを見ていて、更に大体のやり方も知っていますが、鳩を出す時の違和感やストレス感がまったく無く、タネの事など忘れ、じっくり楽しめる。キタノさんの鳩だしには、そんな心地よさと美しさを感じます。
 オープニングが終わると華麗な演技と音楽が一転して演歌に。登場して歌うのかと思いきや、歌わず次の演技にスイッチ。極端なギャップで一気におしゃべりマジックの世界へ観客を引っ張っていきます。


 全体的にコメディタッチでシルクマジック、リングマジック等を行い、いよいよ最後のマジックへ。コメディだった雰囲気から、また一転して格好いい雰囲気に変わります。ダンディなスタイルでタバコのマジックを。雰囲気が極端に変わる為か、あっという間に終わってしまった感じで、もっと見てみたーい、と、少し残尿感(笑)が残った状態で最後の会長コーナーへ。

 いつものようにミステラさんのレクチャーから。今回はキタノさんの最後のマジックから流れを読んだのかタバコのマジックです。
 といってもマジックと言うよりは危険芸。タバコを火のついたまま掴むという技。おまけに失敗したように見せる為の水ぶくれを作る方法も紹介してくれたが、いつのまにか、こっちがメインの解説になってしまった。
 そして最後の会長マジック。毎回、やったことがないマジックを披露してくれます。頭の中で構築しているだけで、誰も見たことがないマジック。さらに、同じマジックは二度とやらない。だから、会長コーナーは、絶対に見逃してはならない。
 今日は、特別なテーブルマットを置く為のおしゃれな木製の台に、昔プリン副会長からもらったという意味のない金塊(笑)、それと、ワイングラスを2個。それだけでお客様を魅了するディスプレイ。
 マジックが不思議なだけじゃなく、お客様を引き付け不思議な雰囲気を醸し出すためには、こういう演出が大事なんだといつも勉強になります。
 当然マジックの内容も不思議なのです!!3人のお客様にそれぞれカードを渡し自由に切った後、それぞれがランダムに1枚選んだカードが、3枚全て一致すると言うもの。
 現象の不思議さは、ただただ不思議としか言えないのですが、その過程における巧妙な演出の仕方には、常に光るものがあります。
 今回については、封筒やお財布を使い、選び方、カードの保持の仕方も3種3様。選び終わったカードは、そのままワイングラスに入れディスプレイするなど、会長マジックは不思議さだけを楽しんでも良いですが、こういった会長のこだわりとか演出方法とかを観点に見てみても楽しいです。
 とにかく、3人のカードが、まさか当たる訳のない状況で当たってしまうわけですから、マジシャンのミステラさん、タジさんをはじめ、会場全体が騒然としました。
  ケン正木さんにおいては、例会終了後に、会長のところにすっ飛んで行って、不思議さを熱弁していらっしゃいました。ホントに毎回、強烈です!!
 そんなこんなで、今年もあっという間に終わってしまった感じですが、まだ最後に「CB Family X'mas Show & Dinner Party」があります。来年もまたエンターテイメント溢れるプリあらを楽しみに、良いお年を。


11月30日(日) 
Shiroh

 いつものようにタイマロさんのプリあらグッズ紹介から始まった今日のプリあら例会。今回の紹介グッズは、タイマロさんプロデュース第2弾!一見、普通の赤い色と青い色の一双の手袋でしたが、実はこの手袋、片方がいつの間にか小さくなってしまうというビックリものでした。小ネタとして使えそうですね。
 さて、今日の例会は、いつもと少し雰囲気が違いますよ。ファンファーレとともに登場したのは、正装したミステラさんと青いドレスに身を包んだ美しいアシスタントの今村美佳さんです。このゴージャスな司会者の登場ということは・・・。そうです、今日は年に一度のプリあら・マジックAwardsの日です。今年で7回目を迎えます。チャレンジマッチを勝ち進んできた方など9名が、プリあら・Awardsを獲得するために、素晴らしいマジックを見せてくれる日です。
 今回のコンテスタントは、小梅さん、ちゃ〜りーさん、J.MENTAさん、鈴木文子さん、下平健司さん、モー君、ヒデ笹川さん、ヴィレさん、前田将太さんです。アワードに輝いた方には、トロフィーが授与されます。
  今年の審査員の方々は、荒木一郎会長を審査委員長として、紅一点のぺるさん、ケン正木さん、タジマジックさん、藤本明義さんです。この5人の審査員の方々の得点(1人10点満点)の合計と、会場のお客さんの1人1票の得点によって誰がアワードを獲得するかが決まるシステムです。私たち観客の投票も大きなウエイトを占めますので、楽しみながらも審査員として厳しくマジックを見ることになります。審査のポイントは、演技の構成力、テクニック、エンターテイメント性、魔法らしさ、お喋り、衣装、お客さんの使い方などを総合的に見てくださいということでした。これを聞き、なるほどエンターテイメントとしてのマジックは、色々な要素で成り立っているんだなと改めて感じました。
 まずトップバッターは小梅さんです。昨年も出場し、プリあら特別賞を受賞した実力派です。「今年は去年よりも上を目指しています」という闘志溢れるコメントがあったとの紹介がありました。黒い衣装に黒いシルクハットという黒づくめのいでたちで登場です。たしか去年は白い衣装だったので正反対でしたが、やはりその雰囲気からは上品さが醸し出されていました。 
  カードマニピュレーションから始まった演技が音楽の切り替わりとともに玉のマニピュレーションに変わり、黒い衣装とのコントラストが映える白い玉がいつの間にかカラフルな玉に変わるという、色彩的にも鮮やかな演技でした。最後の極めつけは黒い衣装があっという間に鮮やかな赤いドレスに変わるというものでした。
 去年は、教科書どおりに丁寧に演じているという感じでしたが、今年はゆとりを持って表現豊かに演じていたという感じでした。結果は、10点を挙げた審査員も出るほどの高得点でした。
 タジマジックさんからも「本当に素晴らしかった。笑顔も演技も素晴らしかった。この1年の上達は素晴しい」というべた褒めのコメントが出されました。またぺるさんからも「去年も見ているが道具も綺麗。衣装も黒服からのチェンジが綺麗でした」と女性目線からの賛辞が送られていました。
 次の登場はちゃ〜りーさんです。ちゃ〜りーさんも2年連続の出場です。チャレンジマッチでは3点差で敗れ、敗者復活戦では同点ながらここまで勝ち進んできたという執念のチャレンジャーです。
 レストランの店員さんのような黒いスーツに身を包んでの登場。メニューの中に水を注ぐと、空のグラスの絵がワインに満たされたグラスの絵に変わり、メニューを傾けると本物のワインがグラスに注がれました。また、空中からコインをつかみ取り、それがどんどんアイスペールの中に投げ込まれていくというような、状況やテーマがとてもわかりやすいマジックでした。また、バックミュージックもジャズっぽくって、とても良い雰囲気でした。
 結果は、若干点が伸び悩んでいた点はありましたが、藤本さんからは「大変丁寧に演じていてとてもよかった。ワインやボトルなど日常に用いるものを使っているのが良かった」というお褒めの言葉をいただきましたが、同時に「アイスペールにコインを入れる場合には、実際に入れるように演じないといけない」という細かい点までのアドバイスもあり、見ている私たちも勉強になるコメントでした。
 次はJ.MENTAさんの登場です。J.MENTAさんも三つ巴の敗者復活戦から勝ち残ったチャレンジャーです。「名前どおりメンタルで勝ちたい」とのコメントがあったとの紹介もありました。
 演技では、小さなぬいぐるみを客席に投げて、それをキャッチしたお客さんに参加してもらうという始まり方でした。お客さんに行きたい国を選んでもらい、それをメンタルマジックで当てようというものです。お客さんが国を選んだ後に、黒いアタッシュケースの中に予め入っていた紙を取り出してもらい、それに書いてある文章を読んでもらうと、なんと、お客さんの選んだ国が書いてありました。ところが驚きはこんなものではありませんでした。
 最初にお客さんに4個の大きな封筒を良く混ぜてもらい、ステージの上に並んでいる4脚の椅子にそれぞれ適当に置いてもらっていたのです。そしてその封筒の中には映画のポスターが入っていたのですが、適当な順番で置いてもらったはずなのに、なんと封筒の中の映画のタイトルと一致していたのです。そして、各映画のタイトルの頭文字を取ると、左から順に「ぷ」「り」「あ」「ら」となります。しかも、各椅子の裏には、これを予言していたかのように紙が張ってあり、そこには「ぷ」「り」「ア」「ラ」の文字が貼られていました。これには会場からどよめきが起こるほどの衝撃的な結果でした。
 ケン正木さんからの講評も「メンタルマジックは難しいが、わかりやすく短くやっているのでとっても良かった」とのお褒めの言葉とともに「声が聞こえないのと、早口であったのがちょっと残念だった」というアドバイスや、ステージに上がってもらうお客さんの選び方にまでもコメントをいただき、ステージマジックの奥深さを感じました。
 次はもう一人の女性出場者の鈴木文子さんです。今年マジシャンとしてデビューして、もうマジックAwardsに出場という、大躍進を遂げてきたコンテスタントです。リオ広沢さんのアシスタントをやっていたのですが「自分もマジックをやってみたい」と思い立って、マジックを始めたそうです。和装での登場で演目も日本蒸篭で、白や赤のシルクが交互に出てくるような、色のコントラストも鮮やかであり、最後は紅白のシルクの中から赤い傘が出てきて締め、というメリハリも利いた演技でした。やり始めて数ヶ月とはとても思えないような立派な演技だと思いました。
 ケン正木さんからは「和妻、蒸篭、一本傘という良い手順だったが、少しテンポが速すぎて、所々、端折ったのがもったいなかった。カットする所を少し間違えたね」との専門的なコメントをいただきました。
 5人目は下平健司さんです。このAwardsではダークホース的な存在であり、コメディーマジックを演じてくれるようです。ステージへ登場したとたん、会場は大爆笑です。女装男性のいでたちに見えましたが、どうもカードで「真実の王子様」を探し当てるというシチュエーションのようですので女性を演じているようです。内容はお客さんに選んでもらったカードを当てるというものでしたが、カードの匂いをかいで当てようとするなど、一つ一つの動作に笑いを巻き起こす要素が入っており、マジックもさることながら、ステージの面白さに引き込まれた人も多かったと思います。
 藤本さんからは「コメディー的なキャラクターとカードを当てて王子様を探すという関係がわかるように話を持っていくようにすると良くなる。このマジックはカードフォースが肝心なところなので、それを丁寧にするように」との励ましのコメントをいただきました。
 6番目はモー君の出番なのですが、急に高熱の出る風邪にかかってしまい出席できず棄権せざるを得ないということでした。とても残念なことですが、是非来年も出場できるよう頑張ってください。
 7番目の登場はヒデ笹川さんです。このAwardsのために新潟から上京してくれたそうです。これまでにもいろいろな所で賞を取っている実力派のようです。登場のスタイルは上が白で下が黒のタキシード姿です。そして赤いシルクから青い扇が出てくるという色鮮やかな展開で、その後も色とりどりのシルクと扇が出てきます。このシルクと扇の組み合わせが主なのですが、色や大きさが変わったりで、統一感の中にも変化があって、とても魅せられる演技でした。
 かなりの高得点が出ました。藤本さんからは「大変お上手です。技術的にも安定しています。でも結構ミスがあった。どのくらいのレベルのコンテストを狙うかによって内容を変える必要がある」というかなりハイレベルな観点からのコメントがありました。またタジマジックさんからは「大変素晴らしく、10点を用意していたが、細かいミスがあったので9点にした」とのコメントがあり、相当なレベルの高さにあることが認められているようでした。
 次はヴィレさん。スウェーデンの方です。マジックを始めてまだ3年なのですが、その感性を買われて、今回はプリあら推薦枠で、期待されての登場です。登場とともに外国語訛ながら流暢な日本語で話し掛けてきます。シルクの中から国旗が出て来るマジックでした。一番のクライマックスは、2枚を固く結んだシルク3組を、ステージに上がってもらった女性のお客さんが持つ両手のワイングラスと胸元に入れて、それぞれのシルクを取り出すと2枚に分かれているというものでしたが、最後の胸元からシルクを取り出すと、なんと2枚のシルクの間には女性のブラジャーが挟まれて取り出されるというものでした。もちろん爆笑のうちに終わったのですが、審査員の目にはどのように映ったのでしょうか。
 荒木会長からは「推薦されて出たのは良いが、それに答えきれていない。キャラクターが面白いから、それを活かすようなシチュエーションとマジックを選ぶと良い。マジックを高尚にすれば、お客さんの笑いも高尚になる。次の機会に頑張ってください」というコメントがあり、お客さんの笑いの中にも、それぞれ質の違う笑いがあるということを教えていただきました。
 いよいよトリは前田将太さんです。事前にもらったコメントは「今までの集大成をお見せします」というものであり、このAwardsに対するとても強い意欲を感じさせてくれます。
 上下黒の衣装で登場し、手の中から1本の白い羽が出てきて、それが2本、3本と増えていきます。そして羽の中からトランプが登場してくるのですが、BGMのピアノの曲に合った神秘的な空気が漂う空間が作り出されていました。曲が変わると今度は赤い羽が登場し、次から次と色の違う羽が登場してくるのですが、そこから今度はカラフルなカードになり、それが紙吹雪になるという、目、耳をフルに動員し、形や色も流れるように変化するという、とても芸術性の高いマジックだと思いました。
 1本の羽から1羽の白い鳩が出てきた時には会場から「オーッ」という驚嘆の声が上がり、完全に全員のお客さんを魅了していました。
 ぺるさんからは「素敵に、ゆったりと、一つ一つ綺麗に見せている演技でした。羽と色と鳩とのコラボレーションが手品的にも素敵でした」という賞賛のコメントをいただきました。また荒木会長からは「見ていて凄く綺麗だが、スローなだけにワンアヘッドでスティールするのは、もったいない。スリーアヘッドくらいまでいっていいんじゃないか。そこのところを工夫したらもっと良くなる」とのアドバイスをいただいていました。
 こうして8人の出場者の演技がすべて終了しました。これから会場のお客さんの投票も含めての得点が集計され、いよいよプリあらAwardsの受賞者が決定するのですが、その時間を利用して、2人のマジシャンによるエキシビションマジックが行われます。
 1人目はサイクロンZさんです。サイクロンZさんはお笑い芸人でもあり、お笑いとマジックを融合させてのパフォーマンスが期待されるところです。本日の演目は「もやもやマジック」ということで、これはマジックを見た後に、残尿感を感じる気持ち悪いマジックということでした。この時点で会場はすでに大笑いです。
 このあとどんどん「もやもやマジック」が繰り広げられ、爆笑の渦でしたが、このマジックは是非、直接見ていただいて、大笑いしていただくに限りますので、細部省略いたします。
 2人目は神保賢孝さんです。国際大会で賞をもらった経験もある実力派のマジシャンで、ミステラさん曰く「見た後に、また見たくなるようなマジック」ということです。「どういうふうにしたらコンテストで入賞できるかを考えたようなマジック」だということですので、コンテスタントの演技を見た後の、エキシビションマジックとしてはぴったりのマジックですね。
 演技はカードマニピュレーションが主ですが、手から出てくるカードの枚数が半端ではありません。次から次へと、いろいろな色のカードが、色々な所から、いつまで出続けるんだろうと思うほどたくさん出てきます。
 ステージの上は、出て来たカードが散らばって足の踏み場もないほどになっており、最後は大きなカードが出てきて締めでした。ミステラさんが「これです、私が見たかったのは」と言っていましたが、会場の全員が同じ気持ちになったことでしょう。


 そしていよいよ結果発表です。ドラムロールの音に乗って、まずは「プリあら特別賞」の発表です。これはお客さんの得票が一番多かった演者に贈られる賞です。受賞者は前田将太さんでした。前田さんからは「ちょっとミスがあったけれども、光栄な賞をいただきありがとうございました」という挨拶がありました。
 続いては「審査員特別賞」、これは審査員の得点が一番高かった人に贈られる賞ですが、受賞者は小梅さんでした。荒木会長からは「惜しかったね。また頑張ろう」との優しい言葉がかけられ、小梅さんは「そうですね、ちょっと・・・」と言いながら「ありがとうございました」とのお礼の言葉を述べていましたが、目には涙が浮かんでいました。グランプリとは、たったの1票差だったそうです。プリあらAwardsのために一生懸命練習をしてきた小梅さんを知っている人からは、来年こそグランプリを取ってね、という励ましの視線が送られていました。
 そして、最優秀グランプリの発表です!!今年の最優秀グランプリに輝いたのは、ヒデ笹川さんでした。入賞者には全員にトロフィーとCBファミリー X’masパーティーへの招待券の副賞が贈られるのですが、最優秀グランプリ受賞者には、CBファミリーX‘masパーティーでマジックを演じることのできる権利も贈られました。


 笹川さんは「正直、僕が一番ビックリしています。自分では満足できる演技ではなかったのですが、X'masパーティーでは皆さんに最高の演技を見せたいと思います」と大変嬉しいコメントを残してくれました。
 最後は荒木一郎会長からの「毎年チャレンジして来ると、それにより演技も向上してくるので、これからも楽しみにしています」との言葉で今年のプリあら・マジックAwardsは締め括られました。
 そのあと、今年のCBファミリーX’masパーティーについてのお話がありましたが、今年のテーマは「和のクリスマス」ということです。西欧のイベントであるX'masを「和」のテーマで創り上げることにより、今までのX’masとは違う雰囲気が味わえると言うことで、今からパーティーが楽しみです。
 今日はとても多くの、華麗なマジックや楽しいマジックなどを見ることができて、心が豊かになりました。また審査員の方からのコメントは、マジックを人に見せようとする人たちにとって、とってもありがたいアドバイスになりました。今回のプリあら・マジックAwardsも大盛会のうちに無事終了しました。私にとって、この環境があることに深く感謝します。本当にありがとうございました。



11月13日(木) 
ピーロ

 今年もやってまいりましたー!プリあら恒例の秋祭り♪待ちに待った年に一度のプリあらオークション!!
 プロマジシャンから出品される、目新しいマジックグッズの数々が出品物として勢揃い。マジックに関するものなら何でも、OK!すべて、安価なスタート価格で始まる良心設定のプリあらオークション。なかなか手に入らない貴重なマジックグッズを手に入れる絶好のチャンスです!!
 タジマジックさん、わか葉さんの司会でルール説明。そのままお二人にタイマロさんが加わって出品スタート!!

 最初の品は、いきなり「カッパのプリプリ」、わかる人はわかるぬいぐるみ。プラス、マジックグッズ5個セット。
 2点目は「隠された金庫を探せ」、これは以前タジマジックさんオリジナルで披露された一品です。それと、ひものだけに干物ぬいぐるみ。色変わりウォンドなどなどバラエティなグッズの数々。
 3点目はLED傘、これは珍しい!それに、なんと、ぺるさん手作りクッキーを観賞用にしたもの。プラス、タジマジックさんのオリジナルカードのセット。
 4点目はりりあんさんから譲り受けた女性用衣装&マジックグッズ数点。
 最初はどれも100円スタートで、まさかの値段で落札できてしまう。驚きです。太っ腹!!ちなみに自分は、りりあんさんからの衣装を落札しました。実は前もって狙ってました。ちょっとこれからアシスタントとイリュージョンをやっていく計画があり、その為に衣装は気になっていました!!まさか落札できるとは!女性用衣装なので、必要な人が限られ、競る相手がほとんどいなかったのが幸いでした。若干年齢層が上の方向けのデザインですが、3000円で衣装2着とマジックグッズいくつかGETできたので超お得です!!
 続きまして2番手は、今回初参加のSACHIさん。なかなか手に入らないようなクロースアップの品を続々と投入。初参加で不慣れなところもタジマジックさんのサポートで会は進行。おもしろいことに、スタート金額を高めに設定して、札が上がらず、徐々に下がる謎のパターンも出たりして、徐々に盛り上がっていきます。
 客席にいた、サイクロンZさんと会員のむっしゅ佐久間さんが、たった100円の違いで熱く駆け引きしていて、見ている側としては、とても面白かったです(笑)
 3番手はミステラさん登場。さすがに毎年のことなので要領をわかっています。どんどんテンポよく商品を紹介し、あれよあれよと、いつの間にか金額が上がってしまう不思議なミステラ節に参加者がいつの間にかに引き込まれました。
 出ました!!ミステラさんの出品物で、僕が楽しみにしているもの。今回もどこで見つけてきたんだろうというギャググッズ。実演もしっかりあるので見ているだけでも面白い!!
 さぁ、ここでいよいよ、名オークショナー、荒木会長の登場です。
 4番手の出品者は、クマリックさん。いつもお手製のマジックグッズを販売しています。
 毎回のことですが、どうにも説明の余分な部分が多すぎて一体何を売りたいのかわかりにくい(笑)会長の助け舟で、ようやくみなさんわかって一安心。会長の面白い解説がなかったら、いったいどうなってたことか(笑)今回はジミー菊地さんとの共同グッズが登場しました!!
 5番手は、むっしゅ佐久間さん。出品は一つだけでしたが、光る文字が浮かび上がる不思議なミニ扇風機のようなもの。実演中に「わ〜、綺麗〜、、、」「ほ〜すげ〜な〜」など、たくさんの歓声があがり熱戦の予感が、、、でも、安心、数を10人以上分用意されていたので、さほど戦うことなくみな満足していました。ちなみに自分もこれGETしました!!とても不思議で好きなように文字を変えられるのでおもしろ〜い、いろいろ考え中!!

 6番手は、サイクロンZさん。意外に高価なマジックグッズが登場しました。しかし、本当に出品していいのか?無理していないか?安くなりすぎるのをおそれながらの様子が見ていて面白い!!
フローティング系、リール系など、オークションでは珍しいマニアックな品が多かったです。
 7番手は、もっちーさん。光るダンシングケーン、ワンダーシーラー、トップハット、色代わり扇子、テレビジョンカードなど貴重な価値のあるものを続々と惜しげもなく出品。価値あるものがとても安く買えるとなると果然注目度も高く、いやおうにも盛り上がりました!!

 8番手はぺるさん。テンヨーセット2013、2014、お札セット、スポンジセット、ビール瓶割りマジック、ドラえもんマジックグッズセット、取り出しセット(くすだまなど)伊藤一葉セット、プリンセステンコーセット、パケットトリックセット、カードマジックセット、出ましたどこで見つけてくるんだろうというトランプ柄セット(Tシャツ、ジッポ、膝かけ、マフラー、手ぬぐいなど)、ギャグマジックセット、小ネタセット、テーブルマジックセット、キッズマジックセット、ステージマジックセットと全てテーマごとにまとめて綺麗にラッピングして持ち帰りやすい状態で出品していました。心遣いが素晴らしく、テーマごとにまとめるセンスがすごい!
 9番手は再び、ミステラさん。ミステラさんは自分でタイマーをセットしていて時間管理もばっちりです。一人ひとり持ち時間があり、その中での出品になります。
 アピケンシルバー、藤原さんカードマジックフルーツ、四つ玉(金属シェル)ストロングBOX、トラップ?(動物を捕獲するためのもの)フォーク曲げDVD、チェンジバック、これは珍しいトゲトゲのリンキングリング、トラベリングデック、マグネットコイン、そしてトリはマーカテンドーさんの5色の旗。まだまだ品はありましたが、今回は時間がなくなり終了。また来年も期待です☆
 10番手は、ケン正木さん。「よく皆さん実演なしで買えますね〜」とおっしゃっていた通り、全ての品をきちんと実演してくださりました。それだけでも来た甲斐があります。
 アームイリュージョン、ジャンボコインDVDセット、おわんと玉一式、クロースアップテーブル(マット付き)、キャンディBOX、ドラえもんどら焼き、笛がハンカチに、不思議なはさみセット、アナ雪人形、先に火がつく管、フラッシュドカン、ファイヤーファン、フィックルファイヤー、ぐにゃぐにゃステッキ、バーンウォンド、火炎皿と後半はファイヤーグッズが多かった印象です。 

 いよいよラストは、プリあらオークションならではの、山田さんオリジナルグッズ。
 今回は、松旭斎静花先生から譲り受けた大変貴重な物を山田流に手順を組んで、出品されました。まずはマジックテーブル。ただのマジックテーブルではありません。傘の捨てバッグ付きで、かわいらしいミニテーブルにもなり、オプションでアクセサリーもついて、細やかなお心づかいが伝わります。さらに3段の傘の捨てバッグ、山田さんの実演ありでとても勉強になります。

 手作りマジックテーブルの布2点、カクテルビーズ(カード付き)、アピケンセット、ピエロ模様の90pシルク5枚組、そしてオリジナルグッズ。今回は紅白でおめでたいマジックでした。
 とても雰囲気良く、いい感じでラストを締めくくられて本日のオークションは全て幕を閉じました。全て終わると番号札別にお金との引き換えでグッズが手に入ります。
 オークションは参加者だけでなく、出品者、スタッフも全員が楽しめる。この場があることに、とても感謝しています。また来年が楽しみです☆


10月29日(水)
樋口哲弥

 今日は彼女も大好きなナポレオンズのボナ植木さんがメインゲストなので彼女と二人で来ました。仕事の関係でなかなかプリあらに参加出来なくて5か月ぶりですが、ボナ植木さんの出演する日に参加出来てうれしいです。
 開演前のタイマロさんのプリあらグッズのコーナーは「プリあらグッズメールマガジン」で紹介されていた「ラバーバナナ」と、手に持ったバナナを取り上げると手をバタバタ動かして泣き出すゴリラのおもちゃを使った分裂バナナ。ゴリラのおもちゃが1,000円は、安いなぁ〜と思いました。
 開演時間になり、おどろおどろしい音楽とともに今日の司会者の登場です。ハロウィンらしく、黒魔女姿の南海子さんと、その後ろから黒い衣装にカボチャの仮面を付けて剣を持ったミステラさん。
 ミステラさんが南海子さんに首かせをはめて剣で首を串刺しに。そして、割り箸を袋に入れてそれを縦方向に両手で叩き潰してしまいました。題して「ハロウィン恐怖の館」です。恐ろしい演技が終わり、かぼちゃの仮面を取ったミステラさんの顔が笑えました。下唇で割り箸を鼻の穴に突っ込んだ変顔状態。割り箸がミステラさんの体を貫通したということなのでしょうか。鼻がとても痛そうでした(笑)
  ミステラさんはクラッカーを口にくわえて破裂させるとか、たびたび痛そうなパフォーマンスをしますが僕は大好きです。


 チャレンジマッチはタイマロさん、侍マジシャンさん、J.MENTAさんによる敗者復活戦です。
 南海子さんが前もって今日の意気込みをタイマロさんに聞いてみたところ、手染めのロープを使うということでしたが、僕は、怪盗キッドのコスチュームでの登場にまず驚いてしまいました。演じたマジックは手染めのやさしい色合いの3本のロープを使ってのロープマジック。
 侍マジシャンさんは、坂本竜馬の出で立ちで、二組のデックを使ってのカード当て。ところどころで刀を抜いてカードに気合をかけるとカードが真っ白になったり、また普通のカードに戻ったりと変化するのですが、気合のかけ方が可笑しくて笑ってしまいました。
 J.MENTAさんはメンタルマジック。お客さんが言った図形を前もって予言していたというマジック。丸、三角、四角をそれぞれのお客さんが言って、予言の紙を見るとピタリと的中。四角はなんと、お客さんが座っていた椅子の裏に描いてありました。

 ビジターマジシャンのコーナーは、サイクロンZさん、渋谷慶太さん、ケン正木さんです。
 サイクロンZさんは、マジックを取り入れた警察の取り調べ室のコントを演じてくれました。サイクロンZさんが、初めてプリあらに出演されたときも、彼女と一緒に客席にいましたが、お腹を抱えて笑いました。今日も刑事役の熱い演技におもいっきり笑わせていただきました。
 渋谷慶太さんは、ハロウィンのお化けとカボチャの特大カードを使って演じるスリーカードモンテ風のマジック。イラストもカワイらしく、渋谷さんのショップで販売してるそうです。不思議で楽しいマジックでした。

 ケン正木さんは音楽にのせて軽快なマジックショー。シャボン玉、コイン、流れるような展開に、ただただ見とれるばかりでした。エンディングでお札のクスダマが出たときは拍手喝采でした。
 タジマジックさんとわか葉さんの魔人タジマーのコーナーはカードマジック。タイマロさんの怪盗キッドのパロディーで登場(笑)僕はタジマジックさんのマジックも好きなのですが、お客さんとのやりとりが面白くて、いつも楽しみにしています。


 いよいよメインゲストマジシャン、ボナ植木さんの登場です。ナポレオンズとしてコンビを組まれているときは、おしゃべり担当の小石さん、マジック担当の植木さんという印象ですが、ボナさんは、話術も巧みでいらっしゃいます。
 次々と繰り広げられるマジックと饒舌なおしゃべりに会場は大爆笑でした。松旭斎すみえ師匠ゆずりのひもの(干物)マジックから始まり、話術だけでなく、ワンハンドノットなどの超テクニックも披露。しかも両手で行っている(驚)
 次にマギー司郎さん張りに縦じまが横じまになるマジック。最後には、斜めじまになってしまうという予測のつかない不思議さも、さすがです。
 特に面白かったのはクマの人形を使った腹話術でのマジック。クマの人形が本当にマジックをしているような不思議な感じがして面白かったです。
 

 ボナさんのマジックは当然素晴らしいのですが、ボナさんの醸し出す雰囲気がとても心地よく、会場全体がそれに包み込まれているような感じがして心の底から楽しめました。マジックって本当に楽しいものなのだと実感しました。僕は昔からナポレオンズさんが大好きで、ナポレオンズさんのテレビ番組を見て覚えたマジックもやっています。


 会長のコーナーは、チャレンジマッチの結果発表とクリスマスパーティーの告知、ミステラさんのレクチャー、そして会長のマジック。
 チャレンジマッチの結果は、みなさんの投票によりJ.MENTAさんが、見事、勝ち進むことになりました。
 今年のクリスマスパーティーは「和」をテーマにしたクリスマスパーティーということで12月26日(金)18時〜 品川プリンスホテルにある、日本一のライブハウス:ステラボールで開催されます。
 司会は、キャラメルマシーンさんで、Dr.レオンさんのマジックショーやパッションローズとiColor'sのダンスショー。そして荒木会長のライブと盛りだくさんの内容で、おいしい食事も楽しめる素敵なクリスマスパーティーです。僕も何度か参加したことがありますが、心があったかくなるパーティーです。
 ミステラさんのレクチャーはお客さんの引いたカードを、麻雀パイでいうとモウパイして当てるというものです。お客さんの引いたカードをミステラさんが後ろ手にした状態でカードの印刷を指の感触のみで感じて当てるというのですが、みごとに当ててしまいました。驚きです。
 タネを聞くと、なるほどと思いますが、裏であんなことをしていたのですね!会長は同じ方法で3枚のカードを当てるやりかたを解説してくれました。
 そして、最後の会長のマジックは、超、超、超不思議な予言のカードマジックでした。準備されたものはカードが1枚はいった長ザイフ、1組のカード、予言が入っている封筒です。
 財布の中には、予め、予言の封筒に入っているカードと同じと思われるカードが入っています。そのカードをデックの中にいれ、切り混ぜてしまいます。そのままケースに入れ、封をしてしまいます。
 なんと、このデックを音楽に合わせて、客席にいる観客の手から手へ回していきます。曲が止まった時にカードを持っていた人が1から52までの数字を言います。その数字のところに、その予言のカードが入っていると、、、嘘でしょ〜〜〜。お客さんの言った数字は「17」でした。表向きに数えて行って(全部違うカードです。ミステラさんが証人になりました)、17枚目のカードは、「♣の6」,そして、予言が入っている大きな封筒から取り出した大きな1枚のカード、これもタジマジックさんが封筒の中には一枚しか無い事を強調していましたが、なんと「♣の6」でした。凄すぎます! ミステラさん、タジマジックさんも、「すごいですね〜これ。凄い、凄い!!」を連発してました。「荒木会長のマジックは、毎回、夜も寝られなくなるんです、、、」と南海子さん。
 例会では、同じマジックをやらないと決めている会長。月2回の例会があるのに毎回違うマジックを見せていただけます。今日やったマジックはもう二度とやらないということなので、それを見られるということはとても贅沢なことだと思います。
 ちょっと、話はそれますが、直木賞の候補になった、荒木会長の自伝的青春小説「ありんこアフター・ダーク」が先月、小学館から文庫化され発売になりました。すでに単行本では絶版になっていたこの本を、僕は10年くらい前に図書館で借りて読んだのですが、その内容と生き生きとした文章に衝撃をうけました。
 ある日、会長から「ありんこアフター・ダーク読んだことある?」って聞かれ「あります」って答えたら、「あれ、本当のことなんだ」って言われてさらに驚いたことがあります。幻の単行本は何とか手に入れましたが、先日文庫本も買ってしまいました(^^) 読まれていない方には、是非おすすめします。読んでみてくださ〜い。
 さて、さて、楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、また次回の例会を楽しみに仕事やマジックに励みたいと思います。
 帰りがけにタジマジックさんからお札型の名刺「タジ万円」をいただきました。うれしいです!いつも思うことですが、プリあら会に出会えて幸せです。
 会長はじめ、運営委員のみなさんに感謝しています。ありがとうございます。

10月5日(日)
むっしゅ佐久間

 明日、大型台風がやってくるという前夜でしたが、友人のマジシャン森田君とステップを踏むような軽い足どりで、例会に参加させていただきました。なぜなら、日本最大のマジックサークル:プリあらに、日本のマジック界の大御所:北見マキさんが出演するからです!!北見さんのマジックショー。もう、素晴らしすぎて涙出そうになりました。感動!!
 順にレポートしましょう。まずは、総合司会のミステラさんとMCアシスタントのぺるさん:息の合ったコンビの登場。ぺるさん綺麗だ!!
 オープニングマジックのタイトルは「倦怠期と惚れ薬」赤い糸で結ばれた小指、ロープマジックからリングマジックへ。エンディングは、なんとバラの出現。おっしゃれ〜〜〜〜。おふたりの演技がとても素敵でした。


 チャレンジマッチはSHUN君VS.前田将太君のお友達対決でした。SHUN君はカードマジックをテンポのいいおしゃべりとカードテクニックで鮮やかに決めてくれました。
 対する前田将太君は、高校生マジシャン。SHUN君の紹介でチャレンジマッチに出演。白い羽を使った華麗なカードマニュピレーションと4つ玉のマジックを素敵な曲に合わせてノーミスで演じてくれました。
 両者とも素晴らしかったですが、観客ジャッジは前田将太君の勝利。11月30日に開催される「プリあらアワード2014」への挑戦権を獲得。アワードでは、グランプリ狙って頑張ってください〜♪

 ビジターマジシャンは、わが友:ムーラさん。タバコを使ったマジックとパントマイムの組み合わせ、素晴らしかったです。ますます円熟の域に入ってきました。
 魔人タジマー&わか葉さんのコーナーはブロック(積み木のおもちゃ)を使った不思議なメンタルマジック。毎回どこからアイデアが湧いてくるのか、魔人タジマーさんのメンタルマジック。あのブロックが欲しいです(笑)

 さてさて真打の北見マキさんの登場!!桜をテーマにしたバネ花の華麗な演技からスタート。桜吹雪が舞い上がり、まさに、夢の世界への入り口に案内してくれました。
 「日本古来から伝わる芸術:和妻をお見せしましょう」と。もう、なんというかマジックの領域を超えた伝統芸能を見るようで、観客全員が息を飲んだ陶酔状態でした。 
  紐の首抜けとリング抜け、袖卵はお見事としか言い様がない。うっとりと見つめるばかりです。その所作は歌舞伎俳優を見ているように優雅で何とも言えない貫禄です。
 真田紐の切断、復活はあまりに妙技で、私も思わず「えーーーーー!!!」っと叫んでしまい
ました。
 会長も後で絶賛しておられましたが、とても立派な錫杖(シャクジョウ)を使ったサムタイの演技には鳥肌が立ちました。やはり一流のマジックには素晴らしい道具を使わないといけないということです。
 ショーの後半を飾るのは「夫婦引き出し」。北見師によって守られている伝統芸の一つです。軽快なテンポでありながらも、一つ一つの繊細な動きによって、流れるように不思議さを醸し出します。

 その「夫婦引き出し」につづいては、色鮮やかなシルクから、次から次へと和傘が出現。「夫婦引き出し」からエンディングの傘出しまでの計算され尽くしたステージングは、圧巻。マジック界の巨匠が魅せる、芸の真髄に感無量です。観客席からの鳴り止まない大拍手が舞台の素晴らしさを物語っていました。


 さて、会長コーナーは、チャレンジマッチの結果を発表したあと、ミステラさんのお持ち帰りマジックのレクチャーコーナー。
 この日のマジックはリップスティックを使ったコミカルなミスディレクッションマジック。これはお客様、大笑い!!!今までで一番の大ウケでした。明日にもやってみよう!!
 最後の会長マジックはたまりませんでした!!お客様のサインしたカードが全く手を触れていないポケットから次々に、まさに忽然と現れるのです!!
 ポケットに通うカード「カードフライ」は今まで何度も見てきましたが、この日の会長のマジックは、どのカテゴリーにも属さない全く独自のアイデアで構成されていて、全くわかりませんでした。超★不思議マジック!!!
 外は台風の影響で大雨にもかかわらず、会場内は熱気で暑いほどでした。悪天候の中、参加されたお客様も大満足の夜でした。

9月19日(金)
鈴木隆世

 今日のメインゲストはジミー菊地さんです。ジミー菊地さんのショーを見るのは今回が初めて!わくわくしながら会場に到着。
 ジミーさんがなんと100kgのイリュージョンを持ってきてくださるということで、今回はその搬入を手伝わせていただきました。数人がかりで何とか搬入成功。
 さらに舞台のセッティングもお手伝い。初めての経験だったので、とても勉強になったと同時に、たくさんの方の支えで、このプリあらの会場がセッティングされているのだなということを改めて実感しました。
 また、準備の最中には、準備に関わっている色々な方々とお話ができました。こうやってたくさんの人とつながりが生まれていくというのもプリあらの良いところですね。
 さあ、いよいよ例会が始まります。最初はミステラさん&南海子さんによるタバコのマジック。タバコが不思議にも出たり消えたり。面白いパフォーマンスを見せてくれました。


 続いてチャレンジマッチのコーナー。今回の対戦は、ヴィレさんVSもーくん。ヴィレさんはスウェーデン出身のマジシャン。もーくんはクロースアップを得意とするマジシャンで、マジックのクリエーターでもあります。
 最初はヴィレさんの演技です。スウェーデン出身にもかかわらず流暢な日本語をしゃべり、面白いトークでオープニングから爆笑です。デックを取り出し、真ん中に入れたカードが一番上に上がってくる有名なマジックを披露するといいますが、取り出したデックはなんと両面真っ白!サポートセンターに電話をかけ、指示通りにすると両面ともちゃんと印刷されるという演出。オーソドックスなトリックでしたが、演出によってこんな楽しいものになるのだと感じました。
 次はもーくんの演技です。まずデックが描かれたフレームからなんと本物のデックが出現!(なんと、もーくんはこのマジックの考案者本人だそうです。さすがマジッククリエーターです)選んだカードをデックに戻し、お客さんに混ぜてもらった上で選んだカードが何枚目にあるか透視したり、選んだカードが意外な場所に予言されていたりと、いくつかの面白いカードマジックを披露してくれました。
 そしてビジターマジシャンのコーナーがスタート。一人目はぺるちゃんです。お客さんの選んだ動物をテレパシーで透視して絵に描きますが、下手過ぎて何の動物の絵なのかわかりません(笑)。しかし、念じると絵の動物の首がグングン伸びて、お客さん選んだキリンに変化!
 二人目はケン正木さんです。まずはウォンド・シンブル・ビリヤードボール・胸のバラを組み合わせた素敵な演技を披露してくださいました。カードマニュピレーションも披露。カードが出たり消えてたり、飛んだり、大きくなったり!毎度のことながらケン正木さんの演技の美しさには感動させられます。
 さて、次は魔人タジマーさんのコーナー。今回は「恋愛マジック」と称して、男女二人のお客さんをステージにあげ、マジックを披露。二人の自由な選択の結果が不思議にも一致してしまうマジックをいくつも連発。かなり自由な選択に見えるのになぜか一致してしまうのです。とても不思議でした。
 いよいよメインゲストのコーナー!
 年間200回以上のステージをこなし、数々の輝かしい経歴をお持ちのジミー菊地さん。プリあらには初登場です。はるばる九州からお越しくださいました。
 ショーが始まると、いきなり炎と共にサングラスが出現。サングラスをかけて粋にきめます。続いて炎と共に美女の出現、衣装チェンジと、オープニングから強烈なネタを連発!びっくりです。
 子供三人をステージにあげ、ファーストフードをテーマにしたルーティンを披露。長いストローが出現したり、お客さんの手の中で食べ物が変化したり、お客さんの手で物体が浮上したり!とっても楽しいルーティンでした。
 次は、女性が神秘的に浮上!この現象は有名ですが、ジミーさんの方法は初めて見るものでした。かなり公明正大なあらためや、女性が浮いたまま回転する様子は、本当に浮いているようにしか見えませんでした。客席からは思わず大きな驚きの声が!
 さらに、子供を一人ステージにあげ、ジミーさんとその子供さんの間で風船が浮上し、自在に動き回るのです。ジミーさんと子供さんの掛け合いは、なんとも素敵でした。
 会場の照明が暗くなったかと思うと、今度は光が出たり消えたり移ったりするマジック。これも神秘的でした。客席に座っているお客さんたちを参加させながらの演出がとてもよかったです。 最後は、100kgのイリュージョン!箱に入った女性が少しずつ消えてゆき、完全にいなくなってしまいました。一瞬の内に再び出現。いったいどうなっているのでしょう。最後まで感動の連続で、まるで夢をみているようでした。 ジミー菊地さんは、すごいマジックを見せるのはもちろん、トーク・演出も素敵でした。ステージマジックはマジシャンがお客さんに一方的にマジックを見せる形になってしまうことがあるとよく言われますが、ジミー菊地さんのショーでは、双方向のコミュニケーションが成立しているように感じ、ステージにあがったお客さんも、客席に座っている人も皆一体となって魔法の時間を共有し、楽しめたような気がします。最後まで大きな拍手に包まれて、ジミー菊地さんのショーは終了です。 


 例会の最後は、定番の会長コーナーです。まずチャレンジマッチの結果発表!ヴィレさん・もーくんともに素晴らしい演技でしたが、結果は僅差で、もーくんの勝利でした。
 次はミステラさんのレクチャーコーナー。今回は宴会で使えるマジックをレクチャー。飲み物やティッシュが消えるギャグマジックや、例会の最初に演じたタバコのマジックもレクチャー。確かに宴会に役立ちそうです。
 そして会長マジックのコーナー。ESPカードと、マジシャンの名前のカード、ダイスを使った高度なメンタルマジックを披露してくださいました。お客さんの選んだマジシャンの名前のカードとESPカードを、不可能に思える状況下で、ダイスのパワーで当ててしまうのです。しかも仕掛けのある道具は一切使用していないのです。かなり不思議!会場が驚きに包まれ、メンタルマジックの魅力が伝わってきました。
 会長マジックはただ単に不思議なことをやるだけでなく、使う小道具や演出など、細部にわたって工夫が凝らされていて、見ていて気持ちが良く、1回しか見られないのがもったいないと思ってしまいます。
 さて、今日の例会はこれにて終了。皆さん素敵なパフォーマンスをありがとうございました。
9月7日(日)
J.MENTA

 みなさんは「喜色満面」という言葉をご存知でしょうか?これは、読んで字のごとく喜びの表情が、顔面に現れているという様子を表す四字熟語で、楽しい、面白い、嬉しいことに満ち溢れたようなものをさします。
 「プリンあらモードMagic エンターテインメントクラブ」は、お客さんはもちろん、出演者やスタッフもまさに喜色満面であり、今回の例会は特にそれを象徴する形となりました。
 まずはじめに、華やかな衣装で登場されたのは、司会のミステラさんとぺるさん。「アラジン」の劇中歌、「A whole new world」のオルゴールに合わせたマジックで、テーブルが浮き上がり、独りでに空中で踊りだしました。
 ミステラさんとぺるさんは、外部でのショーを終えてから、プリあらにご出演されたそう。いつも息ピッタリなお二人ですが、今日はさらに気合いが入り最高のオープニングとなりました。


 続いて、若手&アマチュアマジシャンの登竜門とも言うべき、チャレンジマッチのコーナー。先攻は、マジック歴7年のちゃーりーさん。本当にアマチュア?と疑問をいだくほど、紳士的な装いで且つ落ち着いた演技をされました。シルクがケーンに変わったりケーンがシルクに変わったり、最後はそのケーンが空中で踊りだすという素敵なマジックでした。
 後攻はリオ広沢さん。実は一回戦目でリオ広沢さんご自身のアシスタントさんと対決し、負けてしまったという。今回はその屈辱を晴らすと気合い十分!和のテイストを取り入れた衣装と小道具で、和妻の演技?と、思いきや突然小袋を取り出し、おまじないをかけると、中から一つの卵が!その後も、次々と卵が出てきてビックリ。何度続けても失敗しない。1人5分間という時間の中で、自称『熟年対決』は、どちらも大盛り上がりをみせました。
 後の荒木会長のコーナー中にチャレンジマッチの結果発表があったのですが、まさかのまさか。結果は同点!チャレンジマッチは会場にいらっしゃったお客さんによる投票形式で、その結果は盛り上がりと直結するものであるということが身に沁みるほど分かる結果となった。プリあらでは、会場にいらしたお客さんも大切な審査員になります。
 プリあらの例会には、いつも有名なプロマジシャンの方々がたくさん遊びにいらしています。続いてのビジターマジシャンのコーナーはそんなプロマジシャンの方にステージに上がっていただくというコーナー。
 今日は1人目に沖縄出身フレイムさん。炎を使ったマジックの数々は、驚きの連続でとても格好良かった。
 2人目のマジシャンはケン正木さん。このビジターマジシャンのコーナーには何度もご出演されていますが、本日もまた、コインを使ったマジックと火の光を操る神秘的なマジックで会場を感動で包みました。
 続いて、我らが魔人タジマーのコーナー。音楽と共に登場されたのはお弟子さんのわか葉さんと、、、またしてもフレイムさん?(笑)ではなく、上から下までフレイムさんの衣装を身にまとった、タジマジックさん!
 あまりの衝撃に会場からは「似合っている!」と声が上がるほど。
  拍手と笑いが冷めやらぬまま、まずはわか葉さんのマジックから。ハムスターのオモチャを使ったカード当て。2、3回失敗するも(実は演技?)最後は見事ハムスターがお客さんのカードを袋の中から引っ張り出し、大成功。
 タジマジックさんは究極のメンタルマジックを。まず1人のお客さんにカードを選んでもらい、その後、唐突にお客さんに向かって好きなお水を聞いていく。二人のお客さんが選んだのは「エビアン」と「南アルプスの天然水」ここまで具体的な商品名まで聞いて一体、、、まずは選んでもらったカードを当てる。そのカードの裏を返すと、マジックペンで書かれた「エビアン」と「南アルプスの天然水」という文字が!会場には悲鳴に近い歓声が上がった。
 ついに本日のメインゲスト、松旭斎すみえさんの登場。登場曲はもちろん「オリーブの首飾り」である。色とりどりの花束が1つから2つに。2つから3つに。また手に持つお花の色が次々と変わったり、またシルクからはたくさんの薔薇の花が。お花を色とりどりに使ったマジックで、ステージ上も華やかに彩られました。
 今度はシルクを使ったマジックだったのですが、ここでは松旭斎すみえさんの軽快なトークと、そしてチャーミングなその笑顔が特に印象に残りました。
 続いてはロープを使ったマジック。結んだはずのロープが輪になって取れたり、宙に向かって投げるだけでロープが結ばれたり、種も仕掛けもない紐で、ここまでたくさんの不思議な事が起こりうるのかという驚きが大きかった。
 ロープマジックは「その1」「その2」「その3」と続き、最後の「その4」ではロープにハサミをいれ、バラバラになるまで切っていく。その短くなったたくさんのロープの欠片を、魔法のバックの中に入れ、最後には見事ロープが一本に元通りになって出てきた。松旭斎すみえさんが「紐のマジック」と言いながら取り出した、そのロープの先には「干物」が付いていた(笑)
 最後は音楽に合わせて、3本のリングを使ったマジック。繋がったり外れたりと不思議の連続。音楽が終わってしまっても、マジックは続き全てが終わった後には、会場中が温かい拍手と笑顔でいっぱいになりました。
 購入してすぐ出来るような不思議さではなく、一つの道具だけでこれだけ不思議な事が出来るというそのレパートリーや演技の仕方など、とても勉強になりました。
 メインゲストのコーナーの後は、荒木会長のコーナー。まずは、ミステラさんのレクチャーから。タバコを手の中で消してしまうというもの。両手を開いてお客さんに消えたことをしっかりと示せる。即興ででき、かつ、とても不思議なマジックのレクチャーでした。
 今日の会長マジックは、「もし遭難してもトランプひとつあれば出来る!」というお話から始まる。まずは4人のお客さんにそれぞれカードを数枚渡していき、その中からカードを1枚覚えてもらった。よくシャッフルしてもらいカードをひとつに集め、会長はその52枚のカードを片っ端から読み上げていく。自分の選んだカードがあるのを4人のお客さんが確認したところで、会長が抜き出したカードは見事、お客さんの選んだカードが一致!驚愕のメンタルマジックだった。   
  アマチュアである私にとって、会長がいつも披露してくださるマジックは目指すべきものそのものである。正直なところ何度見破ろうとしたかとか、何度盗もうとしたことか、分からない。
 荒木会長がご執筆された数々の書籍を読んでもなお、そこには不可解なことばかりである。それはなぜか。あくまで個人的な見解に過ぎないのだが、会長のマジック内では「不思議なこと」が見えないのである。いわゆる、マジシャンスキルをみせる形態のパフォーマンスは数多く存在するが、それが会長のマジックには一切ない。  会長は、マジック中に「普通のこと」しかしないのである。それなのに、マジックが終盤にさしかかれば、不思議が成立している。だから私はいつも道具に仕掛けがあるのだと疑ってしまう。事実、そのようなことはないのだが、普通の仕草しか見ていないのだから、他に疑えるあてがない(笑)。
  一般のお客さんはもちろん、マジックを知っている方でも楽しめる。マジックの楽しさという真髄がそこにはある、と僕は思います。
 楽しい時間もいよいよ終焉です。観にきたお客さんがステージに上がりお手伝いし、コンテストの審査をする。またお客さんだけでなく、この例会を支えるスタッフの皆さんと出演されるマジシャンの方々、みんながひとつになって、笑いあり感動ありのマジックを楽しむ事が出来る。
 まだその楽しさを実感されたことない方は是非、プリあらの例会にいらして「喜色満面」してみてはいかがでしょうか。
8月25日(月)
佐原有紀

 灼熱の八月も下旬、秋の到来まで、あともうひと踏ん張りのこの時期。蝉の鳴き声に混じって虫の鳴き声が聞こえた夜、プリあらでは毎年恒例夕涼みの浴衣ディ。それぞれに着こなした浴衣の、涼しげで色とりどりに散りばめられた色彩が開演前の会場に活気を溢れさせていました。
 打ちあがる花火の音のなかを、ミステラさんと本日のMCアシスタントぺるさんが登場。手にしたカードにおまじないをかけると花火に変化。続いて扇子も花火。ついには、クラッカーがミステラさんの口の中で打ちあがり、花火のようにコイルが噴出!あまりに危険過ぎるHA NA BI!です。

 年間を通して開催中のチャレンジマッチ。一人目の挑戦者は侍マジシャンさん。サイクロンZさんに憧れているという紹介で、すでに色んな意味で危ない予感?その正体は意味も無くカラオケを熱唱しながらマジックっぽいことを狂ったように連発するオタク臭満載な演技なのでした。やっぱり危なかった(笑)
 お二人目は高校三年生の若手、前田将太さん。こちらはスローできれいな音楽にのせてのマニピュレーション。よく練られてつくられているんだろうなということが感じられる演技でした。
 4月のプリあらで、メインゲストとしてパワフルなマジックで沸かせてくれた上口龍生さんがお一人目のビジターマジシャンでした。ご自身が出演されるショーの宣伝と、公園で出会った大道芸のおじいちゃんがやっていた不思議なカードマジックというのを演じてくださいました。六枚のカードから三枚捨て、「アブラカタブラ!」のお呪い。すると、また六枚に戻っているストーリー仕立て、お芝居仕立ての楽しいマジックでした。
 薔薇の花を手に登場したケン正木さんの華麗なるマニピュレーション。アメリカに旅したとき、飛行機で隣の席に座っていた外人の少年に地図を破かれてしまったうえに、パスポートを盗まれ、お金をすられて割引券ばかり持っていたそう。それらの品々を一つひとつ示しながら、ケンさんは自分がいま夢の中にいることに気が付いた。目覚めると財布の中にはお金が現れ、パスポートが出現し、ビリビリになっていた地図が復元!さらりと演じていらっしゃいましたが、凄いマジックの大連発。鮮やかに決めてくださいました!!
 さぁ、年に一度、夏のプリあら風物詩「浴衣ディ」では、その年の美男美女:浴衣姿ナンバーワンを競う「浴衣コンテスト」が開催されます。今年も、浴衣で訪れた方々がステージで、自慢の浴衣姿を披露されました。自らの着こなしのこだわり、一発芸、特技を披露しつつ、それぞれが個性的なアピールをされておりました。iColor'sのメンバー、マジシャンの面々も参加され、ぺるさんは全身トランプ柄で揃えられた、こだわりの浴衣。キティラーのタジマジックさんは、キティー十点セットを携えて、総勢約三十名。この中から、今年のナンバーワンは誰になるのでしょうか?発表は後ほど。
 魔人タジマーのコーナー。チャレンジマッチの侍マジシャンをパロディってのタジマさん登場で、会場は大爆笑!得意のメンタルは、果物のマジック!!予言は的中、最後には本物の果物が出現しました。
 いよいよ、メインゲストのコーナーです。マジック好きな方なら、インターネット上で、このお方のマジックショップに辿り着いたという方が多いかもしれません。新潟を拠点にするマイク太田さんの演技を東京でお目にかかれるのは貴重な機会です。
 2014年も半分以上が過ぎたところで、自らの今年への思いを語りながら舞台に登場されたマイクさん。過去に後悔したことを語りながら、手にはプカプカと浮かぶ風船が。その風船につながる糸がプチプチと切られていき、糸くずをまとめると糸は復元し、風船は、また空高くへと飛び立っていきました。「夢をあきらめてはいけません」と。マイク太田の「ダンディズムなマジックをあなたに」の幕開けです。
 その後は、テンポ感あるBGMにのせて、いくつもの卵が次から次へと産み落されるマジック。メニューからハンバーガーが飛び出たり、何色もの水が出たり消えたり、最後には新聞復元で。アシスタントのさくらさんとの息のあったパフォーマンスに会場もノリます!
 お次はトークマジックへと。喋り口も実に柔らかで、落ち着いていて。マジック講師としても、多くのマジシャンを輩出されているマイク太田さんには安心感があります。
 マジックの中盤には、さくらさんのソロ演技に加え、マイクさんのマジックショップ「手品.jp」が販売するグッズのディーラーショーも行われました。交通安全が、お勉強できてしまうというオリジナルな、それでいてなんだか真面目な手品をご紹介。
 マイク太田ショー最後は、ご自身がお気に入りだという、桜のあしらわれたボードの色変わりと、フラフープのアクト。ぺるさんもマイクさんのDVDを見て勉強したという、そのフラフープの演技はさすが、長年演じてこられたことが垣間見れる、じつに安定した、鮮やかさに満ちていました。
 続いては、盛りだくさんな内容の会長コーナー。まずは、チャレンジマッチの結果発表から。なんと、7対60で、前田さんの圧勝でした!
 続いては、ミステラさんのレクチャーです。三つの模様が描かれた紙の中から、お客さんに一つを選んでもらいます。選ばれたのは丸。その紙片を炎で焼き、残った灰を腕に擦りつけるとなんと、確かに「○」の模様が浮かび上がってきました。古くからあるこのマジックですが、効果は満点なメンタル!やり方を知ってしまったら一度は試したくなるマジックです。
 続いては、プリあらMagicマガジン最新号のご紹介!!(詳しくは、News & Infoのページご参照)絶対、買わなきゃ!!
 さて、お待ちかね、本年度「浴衣コンテスト」の結果発表です。数十人の浴衣姿の方々のなかで投票が多かった方から順位が決まります。 
 今年も接戦が繰り広げられたようで、なんと第三位は同票!第三位は、永島琴浩さん、永島琴海さんの、なんと姉妹での受賞!第二位は、、、トランプ柄の浴衣でこだわりをみせた、ぺるさんでした。
 堂々の第一位に輝いたのは、iColor'sリーダーの秋山りこさん!昨年に続き、浴衣コンテスト2連覇とのことでした。
 受賞者のみなさんには商品として、光輝くジュエリーの中からご自分の好きなものが選ばれ、贈られました。
 さぁ、この日はもう一つ大切なことが。マジシャンとして、そして女優として活動の幅を広げている、ぺるさんの誕生日です!バースディケーキが用意されHAPPY BIRTHDAY ! 会長からも、Fakiniの四ッ玉のプレゼントが贈られました!
 そして期待の会長マジック!!この日訪れた一組のカップルをステージに招き「世界中どこを探しても見つからなかった」という変わったバイシクルカードを使って行われました。バックは普通のバイシクルですが、表にはトランプではなく大きく、1,2,3、、というような数字が印刷されています。
 お客さんが52枚の中からランダムに選んだ6桁の数字を電卓入れて行き、サイコロを振ります。このとき会長は後ろ向きになっていて賽の目が何かは分かりません。その出た目を電卓の数字に掛けて答えを画用紙に書きます。
 まず、書かれた数字の何番目を当てるかをお客さんに聞き、その数字を当ててしまいます!最後には、画用紙に書かれたすべての数字を的中させてしまったのでした(驚)
 さて、季節は秋へとまっしぐら。読書の秋、食欲の秋、文化の秋、そしてマジックの秋!今年のプリあらは、これから年末へ向けて盛りだくさんのイベントが企画進行中。
 そして次回のプリあらには、大御所中の大御所、プリあらMagicマガジン最新号の表紙を飾る「松旭斎すみえ」さんがご登場。ますます、見逃せません!!
8月3日(日)
むっしゅ佐久間
 大爆ショーマジック!!ハマちゃんが出演とのことで、「絶対見ろ!」とアメリカ人マジシャンのマイクとテニスクラブの友達を誘って、プリあらにやってきました。
 フロントアクトのタイマロさん、液体入りのグラスバニッシング。相変わらず良い味出していました。
 総合司会のミステラさんとMCアシスタントのぺるちゃんが登場。オープニングは、真夏のマジックショーに相応しくハワイアン風をイメージした爽やかなマジックから。とってもおしゃれな砂と水のマジックでした。 
 エキシビジョンコーナーは、20年前、ケン正木さんのお弟子さんだったという太田ひろしさん。北海道からわざわざ来てくれました。
 カラーチェンジングケーン、鳩だし、そして見事なチャイニーズ・リンキングリング。きれいな動きで、パーフェクト。無駄な動きが一切ない。完璧なステージは圧巻でした!!さすがケン正木さんのお弟子さん。
 さて、本日のチャレンジマッチは、和妻対決。チャレンジャーは、プリあらお馴染みのリオ広沢さんと、広沢さんのアシスタントをしていたという鈴木文子さん。
 リオ広沢さんの演技:堂々としていて期待していた失敗もなく、さすがベテランという風格の演技でした。般若のゾンビは素晴らしかったです!!
 鈴木文子さんの演技:水を使ったおしゃれな和妻。道具も立派!マジックを初めて2ヶ月という短期間で習得したにしては、文句なく素敵な演技でした。さぁ、勝負はいかに。対決の結果発表は後ほど、会長コーナーで。
 ビジターマジシャンのコーナー。1人目は、ぺるさんと昔、同じ事務所にいたイケメンマジシャンのフレームさん。沖縄出身でちょっと神秘的な雰囲気のカード当てはとっても不思議でした。銀座12時というマジックバーに出演されているそうです。
 もうひとりのビジターマジシャンは、プリあらの御大、ケン正木さんです。軽めのマジックということで、ポケットに通うカードを披露していただきました。何もないポケットからお客様のサインしたカードが出現するという驚愕のマジック!!全く仕掛けがわかりません。
 魔人タジマーさんのコーナーもプリあらのお楽しみの一つです。足を怪我されていたわか葉さんも痛々しいギブス姿ながら元気に復帰されていました。この日もめちゃくちゃ難しいメンタルマジックをいとも簡単に決めてくれました!
 さてさてお待ちかねのメインゲスト、ハマック柳田さん、キラキラ光るメガネをつけて、客席の後ろから登場です。大歓声に迎えられて、美人アシスタントのMIUさんとのオープニングマジック。お客様をステージにあげて、1万円札を引き裂いたり燃やしたり。大爆笑がホールいっぱいに響き渡ります。
 3分クッキングのテーマ曲にのせて、クリスタルチューブを披露した後は、男女1名ずつのお客様を舞台にあげて「それなりの予言」(笑)ついには、世界レベルのとんでもないスプーン曲げで大暴れ!
 この超不思議なスプーン曲げが「プリあらMagicマガジン第12号」に掲載されているんです!
 *「極秘情報で、なかなか明かさないんだけど、プリあらために発表したんだべ」とおっしゃってました。
 ラストは、ひげダンスのテーマ曲にのって、ドリームバックから大量のフラワーボックスを出現。テーブルにボックスを積み上げてエンディングを飾りました!!
 会長コーナー。まずは、チャレンジマッチの結果発表から。僅差でアシスタントだった鈴木文子さんの勝利でした。弟子に花を持たせるリオ広沢さん、流石です(笑)
 ミステラさんのレクチャー。メモパッドを使ったインスタントコイントレイはナイスアイディアです。さらに会長のアドバイスで素晴らしいマジックに変身でした。今度やってみよう!!
 会長マジックは、バラエティに富んだプリあらグッズをたくさん紹介してくれました。途中、ねずみのパペットがでてきたところで、「摩訶不思議 タジマジックオカルトMagicライブ」のお知らせがありました。10月10,11,12日の3日間で5公演、タジマジックさん初のライブを荒木会長がプロデュースするそうです。そこでネズミが活躍?!「不思議あり、笑いあり、涙あり、感動あり」とのこと、絶対に見に行こう!!
 さて、グッズの紹介に戻り、さらに数々のバラエティグッズを見せてもらいましたが、中でも最後の透視カード(X線カード)は圧巻でした。
 普通のバイシクルのカードを取り出し、表がバラバラなのを見せて切り混ぜます。自由に選んだカードを直ぐにカードの中ほどに入れ、あたかもX線で透視しているかの様にピタッと言い当ててしまいます。それが何回でも繰り返し行えます。
 お客さんだけでなく、ミステラさん、魔人タジマーさんも、すごい、すごい、と興奮してましたよ!!これが、なんと1400円(驚)しかも、買えば誰でもできるとのこと!!
 終演後、グッズコーナーは、大混乱!!駆け込みセーフで、友人のマイクがゲットしていました。
 楽しいプリあら例会は、あっという間に時間が経って、もっともっと見ていたいといつも思います。楽しい不思議時間をありがとうございました。初参加のテニス友達も大満足でした。
7月17日(木) 
タイマロ
 今日はプリあら初出演!滋賀から長谷川正彦さんがメインゲストで登場です。普段、東京では見れないマジシャンが続々出演してくれるのも、プリあらならではの事でしょう。
 総合司会のミステラさんによるオープニングマジック。キャンドルに火を灯し、一瞬で赤いバラに変身!!そのバラを差し出した先に現れた女性は、MCアシスタントの南海子ちゃんでーす。綺麗かつセクシーな衣装でミステラさんのバラを更に引き立て、華やかな雰囲気で始まります。
 まずは、エキシビジョンコーナーから。今回のエキシビジョンは特別!!スペシャル・スペシャル・スペシャル・スペシャル・スペシャル(5回だったかな)で、ケン正木さんが登場です。
 なぜスペシャルかというと、ケンさんが若いころ(25年前)に演じていた演目を、当時を再現して披露してくださるとのこと。
 キャンドルから、いきなりシンブルに変わるオープニングでお客様は釘付け。そこからシンブルの演技に入りお札のルーテン、四つ玉へと流れてゆく。四つ玉も三角錐のカップを使ったカップアンドボールに似たような見たことない始まり。とても濃い内容でお客様もウットリ!!本物のマニピュレーションを堪能させてもらいました。
 続いては、ビジターマジシャンのコーナー。今日はぺるちゃんがかわいい燕尾服で登場。今週行われたライブ「夢は魔法使い」で初挑戦した四つ玉を披露。ぺるちゃんいわく「難しいトリプルアクセス(?)」の技がありライブ1日目は失敗、2日目は成功したものの、他を失敗したのでリベンジの演技をしたいとのこと。
 見事、大成功!!ビジターマジシャンのケンさんの四つ玉とかぶってしまったけど、逆に同じ演目でお互いのこだわりやら個性が見られ良かった。
 魔人タジマーのコーナーです。今回は足を怪我したため、わか葉さんが出れず一人での登場。
 先日、テレビ番組の収録でやる予定だったマジックを披露してくださることに(笑)その予言たるや、さすが、魔人タジマーならではのメンタルマジック!!1分後の未来を、その場で予言し的中。会場は騒然としました。
 いよいよメインゲスト長谷川さんの登場。剣刺しのイリュージョンから始まり舞台を盛り上げます。長谷川さんは、滋賀の「マジックバーNAGISA」のマスターでいらっしゃり、バーマジシャンとして27年目を迎えるそうです。
 毎夜、目の前30cmで起きる奇跡を演じているそうですが、ステージマジックは、ここ3年前から本格的に勉強することになったとのこと。ステージマジックの演目自体はオーソドックスなものだが、自分なりのこだわったやり方を見て欲しいと、ご挨拶されました。
 流石にバーマジシャンとして培ってきただけの魅力があり、おしゃべりのテンポもよく面白い。これがマジックの合間合間に入ってくるので、まったくあきさせることもなく次から次へとマジックが進行して、ずっと演技に集中して観れる。
 更に今回はいつものアシスタントが来れなかったので、助手に奥さんの佳子さんを起用。舞台が初と言う事で初々しいと言うか、ほのぼのとした感じが伝わってきます。
 私だけかも知れませんが、マジックを見ているとネタやら演出やらをギスギスと観てしまうことがあるのですが、今回はまったくそれがなくゆったりと楽しんでみる事が出来ました。
 最後は佳子さんの入った箱がどんどん小さくなり更に刀をさすと言う「折り紙イリュージョン」で幕を閉じました。遠い滋賀から、大きなイリュージョン道具を、たくさん運んで演じてくださった長谷川さんご夫妻、心のこもったステージを、ありがとうございました!!
 さて、興奮冷めやまぬまま、会長コーナーへ。いつも好評のミステラさんレクチャーは、お客様に借りた指輪を投げ捨ててしまうと言うマジック?!
 マジックではなくギャグなのですが、指輪を投げ捨てると見せかけて隠してた100円を投げると言う演技ですが、会長から「何もお金じゃなくても、いいんじゃないの(笑)投げるの100円はもったいないだろう」と突っ込み(笑)大笑いのなかで次の会長マジックへ。
 今回は誰もやった事がない完全オリジナルのマジック!!(毎回凄くて、常にオリジナルではありますが)
 3人のお客様をステージにあげて、紙袋から何かを取り出します。毎回、魅力的な物が出てくるのだが今回はただのトランプ!
 あれーっと思ってたら、後から、更にナイフ、香水、シールとやっぱり、ちょっと変わったものが出てきた。コレをどう使っていくのか観るのも会長マジックの楽しみです。
 3人のお客様にカードを自由に引かせサインをしてデックに戻して貰う。このとき、会長は後ろを向き、まったく手元を見ず、カードも後ろ手でしか触ってません。
 そして直ぐにケースにしまい、さらにケースにシールを張り、ケースごと空の紙袋の中に。香水を取り出し、袋の中にかけ、妖気を漂わせる。1枚目のカードを、あっさりと言い当てた上に、なんと紙袋の中で、そのカードだけが浮いてくると言う。えーーーーー!!
 おまじないをかけ、手を紙袋に入れると1枚目のカードが会長の手の中に!! 2枚目も同じようにカードを言い当て、浮遊。なんと、3枚目は、袋の外からナイフを刺し、その先には3枚目のカードが刺さっている!!
 これだけでも凄いのだかカードを取り出す前に会長は全てのカード言い当ててしまっているのだ。
いつも会長マジックは楽しみなのだが、どうなってるとか悩んでしまい眠れなくなってしまう所が難点(笑)ミステラさんも、タジマさんも、客席も大興奮!! タジマさんは「これ、ヤバイな!!これ、やばいよ!!なんで!!」と騒ぎまくっていました!!
 会長コーナが終わり、メインゲストとのご挨拶タイム。長谷川さん「プリあらは、有名ですから、いつかはこのステージに立ちたいと思っていました。素晴らしい名誉のステージです、夢が叶いました。第二弾も、ご期待ください」とおっしゃってくださいました。地域を越えて沢山のマジシャンが集まるプリあらが、どんなに凄い所かと再認識しました。
 さて、次回はハマック柳田さん。チャレンジマッチは和妻対決、エキシビジョンマジック、そしてハマックさんの爆笑サイキックマジックとまたまたてんこ盛りとなりますので、お楽しみに。
7月6日(日)
Shiroh
 今日は、Shoot Ogawaさんをゲストに迎えての特別例会!!60分ものマジックショーを見せてもらえるという事で、とても楽しみです。開場前からたくさんの方が来場されていました。Shootさんのショーを見るために初めてプリあらにいらした方も多かったように思います。
 まずオープニング前に、いつものようにタイマロさんからプリあらグッズの紹介がありました。今日のグッズは「アクロバティック・グラス」という3つのグラスを用いるマジックでした。一見、子ども騙しのようなジョークマジックかなと思わせるものでしたが、最後は「あっ」と驚くような結末となり、その結果の意外さに会場からも驚きの声が上がっていました。
 いよいよ開演です。ミステラさんとぺるちゃんが一緒に登場して、サイレントのマジックを始めてくれました。小川のせせらぎがBGMとして流れる中、空中に手を差し延べて何かを掴むと、不思議な光が摘み出されます。その光をどんどん紙袋の中に入れていき、最後に袋の中からピンクのボードが取り出され、そのボードの上には光の粒がハートの形に整えられていたという、とても綺麗なマジックでした。このマジックは蛍狩りをイメージし、光の粒は蛍であったと説明され、七夕に相応しいとてもロマンチックなマジックだと思いました。
 そんな流れで始まったので、今日のMCアシスタントはぺるちゃんだと思っていたら、なんと、背の高いタジマジックさんでした!!
 最初のコーナーはチャレンジマッチです。ATSUSHIさんとHIDE笹川さんとの戦いです。
 ATSUSHIさんは防衛歯科大学の4年生です。CDが一瞬で紙吹雪に変わる驚きの現象の後は、CDを用いたマニュピレーション。パソコンの画面と連動して行う、とても斬新で面白いマジックでした。
 次に登場したHIDE笹川さんはなんと18歳で、新潟から来てたそうです。白いタキシードで登場した際には、あまりのイケメンぶりに会場からアイドルスターを見るような歓声があがりました。若さ溢れるカードマニピュレーションを華麗に演じていました。エンディングは、お客さんに選んでもらったカードをシルクハットの中に入れると、そのカードが大きなスカーフに変化するという綺麗にまとまった演技でした。
 ビジターマジシャンのコーナーです。一人目はぺるちゃんでした。予言のマジックという事で、お客さんにカードを1枚選んでもらい、見事そのカードは予言と一致していました、となるはずなのに・・・。予言が外れている・・・。再び選ぶもまた外れ・・・。一同、また「ぺるっちゃった!」のかと思いましたが、衣装の早着替えをすると、なんとその衣装がちゃんとカードを当てていたという、なかなか手の込んだ面白いマジックでした。このマジック、是非、ぺるちゃんのレパートリーに入れてもらいたいなと思いました。
 次のマジシャンは藤本明義さんです。お客さんに1枚カードを選んでもらいます。藤本さんがパラパラとカードを弾いていき、お客さんがストップと言った場所から出てきたカードは小保方さんの顔写真のカードでした。藤本さん曰く「今、STAPって言いませんでした?」と、軽妙な喋りでドンドンステージを盛り上げます。
 選んだカードが間違っていたと思うと違うカードになっており、それがまた違っていたり、破ったはずのカードが別のカードであったり、破ったカードが元に戻っており、さらに最後はくっつくという、文章で読んでも良くわからないと思いますが、目まぐるしく、ごちゃごちゃとしているのですが、とても面白く、ビックリするようなマジックでした。
 今日は、客席にも、マジシャンの方が大勢いらっしゃいました。菅原英基さん、キャラメルマシーンのSADAさん、ムーラさん、ドルフィンマジックカンパニーのあさおかるいさん、少し遅れて、ケン正木さんも駆けつけていらっしゃいました。
 次はプリあら専属マジシャン:魔人タジマーさんのコーナーです。タジマジックさんが司会のミステラさんと「一緒に紹介しましょう」と呼び掛け、二人で一緒に「次は魔人タジマーさんのコーナーです。ドォーゾー!」と紹介するや否や、自分はステージを駆け下り、ステージの裏に回ってから登場するという、またまたオチャラケたパフォーマンスを演じてくれました。
 魔人タジマーのコーナーでは、Shoot Ogawaさんと藤本明義さんを弄るお笑いショーから始まり、十分笑わせてくれた後から、お得意の予言マジックです。
 圧巻は、裏向きに広げてあるカードの上をお客さんが指を動かしていき、別の人が「ストップ」と言った場所で手を止めて取り上げたカードが、なんと予言と一致するという、驚く現象。
 実は私が「ストップ」と言ったので、正真正銘のヤラセなしのマジックです。私自身鳥肌が立つような思いでビックリしました。
 いよいよお待ちかねの、メインゲストShoot Ogawaさんの登場です。いつものメインゲストのコーナーの時間配分は30分なのですが、今日はなんと60分という事で、本当に楽しみです。
 司会進行がShootさんの師匠である柳田昌宏さんにバトンタッチ。柳田さんもスーツを着てステージにたち、本格的なショー仕立てになってきました。明るいミュージックと共にShootさんが登場し、ウォンドが消えたり再び現れたりするとても軽妙なマジックからスタートです。
 Shootさんは英語で演技を始めました。そうなると雰囲気がパット変わり、梅ヶ丘パークホールがハリウッドのマジック劇場になってきました。カードを選んでもらったお客さんがカードにサインをしている間も、観客の皆さんのテンションを保ち続けるために、カードを使ったフラリッシュ系のパフォーマンスをするなど、細かい所にも気を配っていました。
 途中、司会の柳田さんがトークの時間を設けてくれました。そのトークの中で「次のプリあらマガジンには、Shootくんが提供したマジックが掲載される予定です」という情報もいただき、その原案となったマジックを披露してくれました。大変素晴らしいマジックで、そのマジックが終わっても拍手が鳴りやまないほどでした。このマジックを見た全員が「次のプリあらマガジンも絶対に買おう」と思ったことでしょう。
 後半は、ロープを使ったマジックです。1本のロープが2本になったり、1本に戻ったり、結び目が取れたり、また1本に戻ったりと、一時の休みも与えてくれないスピーディーな楽しさでした。
 また、Shootさんは、ステージに上がってくれた女の子を喜ばせるために、自分の指だけを使った単純なマジックで間をつないでいました。そんな気遣いからも、エンターテインメントとはマジックの演技だけではないということを学ばせてもらいました。
 日本の楽曲をバックミュージックとして、コインとグラスを使った、音と目から想像力を湧き立たせてくれるマジックを見せてくれました。こんなにマジックが楽しいものであると感じたことがないほどの経験でした。グラスの中のコインが河原の石に変化し、河原の石が小魚に変化するというマジックには感動しました。
 実はこのマジックの流れは、このマジックを始める前にShootさんが昔の想い出として語ってくれていたお話が伏線となっており、マジックは目の前で演じているそのものだけではなく、時間経過も含めたステージ全体で演じられるものであるという事がわかりました。
 今回は特別に、コインマジックを観客の視点の反対側から見せてくれるというパフォーマンスもやってくれました。観客役でステージに上がってくれた人にとっては、Shootさんの操るコインが目の前から消えているのですが、客席にいる私達は横から見るので、どこにコインがあるのかが見えます。
 常にお客さんの死角となる位置にコインを動かしていくのですが、その移動させる位置が大変よく計算されており、種を見せられている観客席にいる私たちもその指さばきに見入ってしまう程の、素晴らしいエンターテインメントでした。
 最後にシンブルを用いたマニュピレーションを見せてもらいました。すごくシンプルなマジックなのですが、シンブルがカラフルに変化する様は、これまで同様スピード感があり、パフォーマンス全体の流れを考えたマジックでした。
 そしてアンコールの声に応えて、追加のマジックも見せてくれました。Artをテーマにしたもので、絵画を使ったものでした。絵画の中から絵に描かれたものを実体として取り出し、それを使ったマジックを演じてくれました。
 口金だけあるガマ口からコインが出てきたり、鋏が出てきたりの不思議さ。また額縁の中からいろいろなものが出てくる等、これまでのマジックとはまた感じの違った楽しいマジックでした。すべての演技が終了した後も、やはり拍手が鳴りやまない、素晴らしいマジックショーでした。
 次の会長コーナーは、会場の興奮が冷めやらない中で始まりましたが、荒木会長が「今日来た人は得しましたね」とおっしゃいました。まさしくその通りですね。いつもの例会でも1,800円で素晴らしいマジックショーを見ることができるのですが、今日は2,500円と特別料金でしたが、それでも余りある感動を受けることができました。
 最初にチャレンジマッチの結果が発表されました。結果は、、、HIDE笹川さんの圧倒的勝利でしたが、ATSUSHIさんともども、まだとても若いので、これから大いに期待したいところですね。
 その後、Shootさんと柳田さんに再びステージに上がってもらい、荒木会長からお二人に労いの言葉がかけられ、再び会場から大きな拍手が贈られました。今日は時間の関係で、ミステラさんのレクチャーと会長マジックはお休みでしたが、今日の例会は、お腹の底から楽しめるマジックショーで大満足でした。
 本場アメリカのマジックエンターテインメントとはどのようなものであるかを見せていただけたのだと思いました。Shootさんは来日する度に、プリあら例会に出演してくれているそうで、こんなに世界的に活躍しているマジシャンが毎回出演してくれるプリあらの素晴らしさをまた感じました。
 今回も、本当に盛り上がった楽しい例会になりました。皆さん、また次回を楽しみにしていてくださいね。
6月25日(水)
村山 崇
 梅雨のうっとうしさなど、どこ吹く風。今日もここ梅ヶ丘パークホールでは快適指数全開に、プリあら例会の幕が切って落とされました。
 まずは、開演前、タイマロさんによるプリあらグッズの紹介から。6枚つづりのパネルを折り畳んで、開く度に書かれた模様が変化する現象を鮮やかに演じます。商品名は「フリップ・フラップ」。お値段以上の効果をお約束します!
 いよいよオープニング!テーマ曲にのってミステラさんが登場します。いつものド派手な演技で会場の心をワシづかみ! と思いきや、今日は映画エンターティナーの軽快なラグタイムピアノをBGMに、テーブル上でカップ&ボールの手順をちょっと気取って、おしゃれに演じていきます。
 最後に出てきたレモンでのジャグリングはご愛嬌。プリあら専属MCの「おもてなし精神」は今日もMAXです!
 続いて登場したMCアシスタントはディズニーランドの「ミニーちゃん!」と思いきや、よくよく見ると「ぺるちゃん」でした。黒地に赤のアクセントが効いた衣装にとびきりキュートな笑顔が弾けます!ミステラさんとの息もバッチリ合い、かわいさ一杯です!
 最初のコーナーは「チャレンジ・マッチ」。今日の対戦は、メインゲストの渋谷慶太氏に憧れ、小学生の時から氏が主催するマジパラ・コンテストに出場し、何度も優勝経験を持つ、期待のホープ「SHUN」君と、我らがプリあらグッズ担当のプロフェッサーもといプロセッサー「タイマロ」さんとの対決です。
 まずは、SHUN君の演技から。シルク、四つ玉、ステッキ、ミリオンカードと、息をもつかせぬスライハンドのオンパレード。正に「It’s Magic!」正統派マジックを存分に堪能させていただきました。
 続いて演じるタイマロさん。いつもは人様のためにグッズや手順を提供していますが、今日ばかりは自分のために考えたマジックを万を持して披露します。
 銀河鉄道999の主人公を彷彿とさせる金髪のカツラと黒地に金ラインの衣装が舞台によく映えます。その衣装とカツラからもチャレンジ・マッチにかけるタイマロさんの並々ならぬ意気込みが伝わります。演技は得意のロープマジック。驚きあり、笑いありの、ひょうひょうとしたタイマロ・ワールドにグイグイと引き込まれていきます。
 対戦結果は、来場者の投票で決まります。気になる結果発表は番組(例会)の最後で!乞うご期待!
 ビジターマジシャンのコーナーでは、お馴染み「ケン正木」さんが登場します。ケンさんは、本日のメインゲスト「渋谷慶太」さんの師匠でもあるマジック界の大御所です。
 まずは冒頭、先ほどのチャレンジ・マッチの演技について風刺の効いた講評を面白おかしくサラリと。さすがに目のつけどころがシャープです!
 お楽しみのマジックは、誰もが興味津々の「お札」マジック。「会長の『ビル・マジック』の本がグッズコーナーにあったので、パラパラと見てましたら、僕持ってるんですけど、改めて見たら面白いですね、、お札でいろんなマジックが出来るんですね」とマジックが始まります。
 お客さんが差し出した「1,000円札」の運命や如何に? 切ったり、増えたり、戻ったりの千変万化に会場は大喝采!プロの匠の技をこんなに間近に見られるプリあら例会、凄すぎます。
 続いては、魔人タジマーさんのコーナーです。まずは、弟子の「わか葉」さんの演技から。今日は、マジシャンになりたての5年前、師匠のタジマーさんから最初に教えてもらった思い出のルーティーンの再現です。当時の初々しい(今では図々しい、、、いえいえもとい(汗))、不思議の国のアリスのようなあどけなさが、ユーロディズニーのノリノリの曲に合わせて弾けます。息をもつかせぬテンポのよい演技が心地よく、万雷の拍手に満面の笑みがこぼれます。
 ちなみに今日の演技で使った道具は、「ファンテンドール」以外、全てプリあらグッズだそうです。しっかり習得すれば、やっぱりお値段以上のプリあらグッズ。素材の良さを如何なく引き出した「わか葉」さんが、そのことを改めて証明してくれました。いつまでも色あせない素敵な演技をありがとうございました!
 続いては魔人タジマーさん。先ほどのタイマロさんの金髪のカツラを被っての登場に、会場、大爆笑! 茶目っ気たっぷりに、旺盛なサービス精神は今日も健在です。金髪のカツラが程よく馴染んだところで、いよいよマジックのスタートです。今日は、何と3組のフルデックを使ってのメンタルマジック。カード当てと予言が融合した摩訶不思議なその結末に、「えーーー!」と会場中がどよめきます。
 さて、いよいよ本日のメインゲスト、渋谷慶太さんとマジックファンタジアの面々の登場です。今日は、渋谷さんが独自に切り拓いた新境地、「現代和妻」を披露します。普通、和妻というと雅楽のような音楽に合わせてゆったりした所作で演じるマジックを想像しますが、「現代和妻」は全く違います。ハイテンポな和風音楽に乗せ、時に重厚に、時に軽快に、息をもつかせぬテンポで、次々と和傘やシルクなどが出現・変化し、飛び交います。
 衣装はもちろん、使う道具の色合い、美しさ、全体の統一感など、細部にわたって配慮が尽くされ、ハイテンポの中にもその一つ一つの現象には、こだわりと「おもてなしの心」が憎らしいほどに行き届いています。
 また、随所にオリジナリティ溢れる工夫が施され、目の肥えたマニアでさえ感嘆の声を上げずにはいられません。(私の隣には、いつもニコニコ、温厚で人一倍マジックに造詣が深い、A会員の西野さんが居られましたが、今日は大きな拍手の連発でこちらがビックリするほどでした!これは間違いなく本物です!)
 恐らく、FISMの舞台でも十二分に通用する、というより「FISMアクト」として世界から激賞されること間違いなしの、徹底的に作り込まれた繊細かつダイナミックな演技。ここ梅ヶ丘の地で、しかもこんなに間近で迫力満点の「現代和妻」を惜しげもなく披露してくれた渋谷慶太さんに感謝するとともに、この場を与えてくださったプリあらに、只々、感謝、感謝です。その余韻、写真にて存分にご堪能下さい。
 「現代和妻」の後も、まだまだ演技は続きます。前日、三鷹市でこの季節にして大量のヒョウが降った異常気象を踏まえ、当意即妙にペツトボトルと雪の演技へとつなげます。しかも、おしゃべりマジックと侮るなかれ!最後は一握りの雪が大量の紙吹雪に変化するフルバージョン。「スノー・アニメーター」を彷彿とさせる見事なエンディング。小さなペットボトルから始まる一級品のステージマジックです。プロのセンスとその技に脱帽です!
 さらに、おしゃべりマジックは続きます。お客様をステージにあげての「お札」の瞬間移動。現象の不思議さもさることながら、お客様の特徴・特性を直ちに掴み、会話のやり取りから笑いを引き出す技術は見事です。素人マジシャンにはとても真似できないエンターティナーとしてのプロの神髄を垣間見ることができました。無駄のないトークと笑い、そして不思議とのバランスが絶妙です。素晴らしい!
 さて、これで終わりと思いきや、何と最後はオリジナルの和風剣刺しマジック!一流ホテルのディナーショーでもこんなに至れり尽くせりのフル手順、滅多にお目にかかれるものではありません(こんな大がかりなイリュージョン。運んでくるだけでも大変だったはずですが、、、)。
 箱の中からの美女の生還で終わりと思いきや、更にどこからともなくもう一人、美女が出現し、一同あ然!意表を突かれ、完全にノックアウト!見事なフィナーレに会場の拍手は鳴り止みませんでした。
 いよいよお待ちかね、荒木一郎会長のコーナーです。ミステラさんと魔人タジマーさんの紹介で、荒木会長が登場すると会場の雰囲気も改まります。
 会長コーナーの冒頭、まずはチャレンジ・マッチの結果発表がありました。結果は38対20で「SHUN」君の勝利です。年末の「プリあらアワード2014」出場目指して、がんばれ!
 続いては、ミステラさんのレクチャーコーナー。今日は、指輪の瞬間移動。飲み会の席などで、ほとんど準備なく即興でできるという嬉しいマジック。会長もいずれ一工夫加えた演技を実演してくれるとのことでした。今から楽しみです。
 さあ!!いよいよ会長のマジックです。今日はプリあらグッズ「カラーエーセス」の会長バージョンのお披露目です。まずは、エルメスの袋から取り出された「高級ワイングラス」二個が、テーブル上におごそかに並びます。たったこれだけのことですが、その場の雰囲気が「気品溢れる上品な空間」へと一変します。脇役と考えがちな道具ひとつにも、ちゃんと深い意味と計算が働いていることを教えていただきました。
 次に取り出されたのは8枚のトランプ。原案とは全く異なる手順で、これら8枚のカードが次々変化していく驚異現象は、正に魔法としか思えません。最後にカードの裏模様があっと驚く変身を遂げるクライマックスに至っては、会場のそこかしこから感嘆の声があがります。
 さてさて、こんな摩訶不思議な現象ができるなら、すぐにでもこのプリあらグッズを買って帰ろうと誰もが思った瞬間、会長から「実際には、このグッズを買っても今の手順は出来ません!」と、忠告の一言が。例え、同じ素材を使っていても、原案と会長のそれとでは雲泥の差があるようです。いつものことですが、如何に最大の不思議と楽しさを演出するかに腐心し、それを卓越した頭脳とセンスにより短時間で実現させてしまう手腕は、正に宇宙人です。
 他人の考えたトリックをなぞるだけで精一杯の凡人にとっては望むべくもない能力ですが、飽くなき探求と実践を目の前で実証してくれる「会長」という存在を、毎回、間近に見られるだけでも、プリあらの会員は幸せだと思います。
 見る者に「人間の無限の可能性を信じさせてくれる」、そんな元気と自信を与えてくれる力が、会長のマジックの底流には息づいているように思えます。
 最後に再度、渋谷慶太さんとマジックファンタジアの皆さんがステージにあがり、改めて全員で感謝の気持ちを伝えます。
 かくして今日も、至福の時間は瞬く間に過ぎ去ったのでした。
6月12日(木)
佐原有紀
 いつもは、ショートでインパクトのあるマジックとともに登場するミステラさんですが、今回は何やらのっけから、縦笛の音色が鳴り響き、ステージには神社の境内が浮かび上がります。
 そこにいつもの派手な衣装ではなく、私服風のミステラさんならぬ「寺山」という人物が登場。寺山三郎、職業:手品師、39歳、独身、彼女無し。結婚祈願にこの神社へとやって来た彼。お賽銭を入れお祈りしようとしますが、そこに神様ぺるさんが顔を出します。
 どうやら賽銭の額に納得がいかないようです。それをみたミステラさん扮する寺山、ここはマジシャンの腕の見せ所と百円玉が千円に、千円が一万円に、一万円が、、、莫大な金額へと変わっていきます!
 その様子に歓喜するインチキ神様ぺる神さま、ついに「貴方の願いを叶えてあげましょう」との声。最後は大爆笑オチのシチュエーションマジックでオープニング!!
 登場したのは司会のミステラさんと、アシスタントを務めるぺるさんです。
 エキシビジョンコーナー、今日はマジックではなく、ジャグリングのエキスパートが登場。大道芸人のつねむねさんは、プリあらには初めての登場です。
 普段は大道や寄席などにも出演されていらっしゃるそうです。寄席芸人には紙切り芸人という人がいますが、つねむねさんはバルーンアートの達人。お客さんのリクエストに合わせて風船で何でもつくることができるとのことで、客席から飛び交う、豚!パンダ!蛇!などと言う声にこたえて、確かになんでもつくっていきます。
 凄いのはそのスピード!速いったらないです。バルーンをやられるパフォーマーの方は沢山おられますが、あの高速で形にしていく芸当には驚きでした。
 マジックのみならずのパフォーマンスで大盛り上がりのビジターコーナー。まずは、ヨーヨーパフォーマー ヒラクさんの演技、アクティブでありながら、そのヨーヨーの放つ光と音楽は幻想的でさえあります。
 芸人サイクロンZさんは、もはや新ジャンルです。「手品のおじさん」と題されたそのネタ。近所にひとりは居る手品を趣味にしているおじさんの、テキトーな手品とギャグと、そして最後は哀愁をおびて、かわいそうにさえなってきちゃうおじさんの姿に会場はまさに笑いの渦へとハマりました!!
 ケン正木さんはお客さんからお借りした高級指輪を使用しての一品。指紋が付くのも憚られるほどのリングですからクロスに包んでお客さんに持っていてもらいますが、消失。ビニールのラップがまだ?されていないカップラーメンのなかへと移動するという、他では見たことのないものでした。
 魔人タジマーのコーナーでは、先日ロサンゼルスのマジックキャッスルに出演されたタジマジックさんの弟子:わか葉さんのアメリカでのルーティーンが逆輸入でフル公開されました。
 映画「お熱いのがお好き」(Some Like It Hot)で主演のマリリン・モンローが唄う「I wanna be loved by you」にのせたアクトには、ハリウッドの匂いが少し残っているかのようでした。が、ラストは、マリリンに変身したわか葉さんへタジマジックさんがつっ込み!
 いつものタジマジック&わか葉の師弟コンビがばっちりはまって、魔人タジマーコーナーへと引き戻されたのでした!
 メインゲストのアレスさんには初めてお目にかかったという方も多かったのではないでしょうか。それもそのはず、アレスさんは普段の活動においてはあまりマジック関連のライブやマジシャン界のイベントには姿を現さず、ご自身企画のライブやパーティなどへの出演やショーのプロデュースを手掛けられているとのことでした。
 するとマジックファンやマジシャンたちの集うこの夜のプリあらは初めての空間だったとのこと。この日は全編トークのみで約三十分のパフォーマンス。
 トランプを取り出し、ランダムに選ばれた観客に好きな数字とマークを口頭で言ってもらいます。デックを広げていくとそのカードのみが裏返っているというカードマジックを皮切りに、メンタル系のものも踏まえてコミュニケーションを取りながら進められていきます。観客をステージに招いてのマジックでは、そのお客さんの見事なタイミングの一言に爆笑シーンに発展することも!
 会長コーナーのご挨拶で、プリあら初登場に緊張されたと語っていたアレスさんでしたが、これを機に今まであまり踏み入れずにいたマジックイベントなどにも積極的に活動の幅を広げて行かれるとのことで、今後の進展がたのしみです。
 さて、会長コーナー。ミステラさんレクチャーでは三枚のカードを使ったモンテを解説。簡単に出来て、かつなるほどと言わせるアイディアでした。  
 いよいよ、会長のマジック。まさにマジシャンにも解読不能なオリジナル作品を発表されつづけていますが、今回の会長マジックは、例会をがつんと締めるものでした。
 今日、用意されたのはカレンダー、その下の方には「昭和浴場」の文字が。実はこれ、タジマジックさんが経営しているTVでも盛んに取り上げられている銭湯のオリジナルカレンダーなのです。
 まずは、記憶力を試すとのことで、お客さんに思いついた月と日付を言ってもらいます。「んー」と何やら考えること約三秒!「その日は水曜日ですね」カレンダーを開きその日付けを確認すると確かに水曜日です!
 一度くらいはまぐれもあり得るかもしれないとのことで、もう一度繰り返されましたが、見事にその月その日付の曜日が当たってしまう。
 そしてここからが本題。バレンタインのマジックをやると話しながら、お客さんに月を選んでもらい、そのページがカレンダーより切り取られます。その中の縦横並んだ9個の数字を任意に四角で囲むことから始まります。途中、ホワイトボードを使って計算をしていきますが、最後に英文字と数字とで月日が。2月14日!!
 予言の封筒には、バレンタインの「February 14th」が見事に予言されていたのです!
 そのお洒落な世界観。会長の著作に収録されているマジックの多くには、まるで名作映画のような題名とシチュエーションやストーリーがあって、マジックの現象よりもそうした世界観に惹かれるという方は多いのではないかと思います。今回のマジックも最後にバレンタインの予言が取り出されたときの雰囲気に会場が呑み込まれました。
 さて、2014年もあと半年。後半もますます魅力的なイベントに溢れています。これからのプリあらが楽しみですね!
5月29日(木)
鈴木隆世
 今日のメインゲストはブラック嶋田さんです。生で見るのは初めてなので、どんな演技を見せてくださるのか、わくわくしながら会場に到着。
 まずは、プリあらマガジンの最新号を購入。今回も面白そうな記事が満載です。
 さて、席に座っていると、タイマロさんが登場。プリあらグッズ紹介コーナーが始まりました。絵に描かれた水晶に、選ばれたカードのイラストが出現。不思議です。今回紹介されたグッズは、本来クロースアップで演じるサイズなのですが、タイマロさんは、なんとステージ用のサイズのものを手作りして紹介。さすがタイマロさんです!
 会場が暗転。いよいよ開演です。まずは司会のミステラさん&ぺるちゃんの登場。最近はお笑いをテーマにした演技を見せてくれるお二人、今回のテーマは「エンターテイナー」です。ピエロの衣装を着たミステラさんが、大阪のおばちゃん風で「成金」のぺるちゃん相手にチップを求めて色々な芸を披露するのですが、、、結局チップは50円、ちょっとかわいそうなピエロさんでした(笑)サイレントの演技ですが、ちゃんと感情が伝わってきました。
 続いてはスペシャル・エキシビション・コーナー。
 登場したのは竹たけをさん。いつもはテーブルマジックをメインに行っているそうですが、プリあらのためにステージでの演技をみせてくれました。オープニングにグラスが出現。破った紙を御椀に入れて水を加えるとうどんに変化。タバコで穴をあけた千円札が復活、複数の1万円札に変化。そのあとはウサギの瞬間移動の楽しいコメディマジック。最後はサイン入りのハンカチがパンの中にワープ。「スペシャル」エキシビションというだけあって、12分たっぷり!演技を堪能させていただきました。
 次はビジターマジシャンのコーナー。最初にサイクロンZさん。「近所によくいる手品ができるおじさんの不幸」を楽しい歌にのって小ネタ連発。ちゃんとマジックもやっていました。
 二人目のビジターマジシャンは、ケン正木さんです。シャボン玉をテーマにした神秘的なマジックから始まり、お客さんから借りた指輪でシンブルを披露。お上手です。その後どちらの手にも指輪はなくなり、なんと車のキーにぶら下がって出現。それだけでは終わりません。今度は指輪をクリーニングするといって指輪を粉々にしてしまいますが、無事、塩の瓶から出現。思わずほっとしました。
 魔人タジマーさんのコーナー。予言のマジック三連発です!最初にしりとりのカードの中から好きなカードを選んでもらいますが、予言を見ると全然違います。しかし、予言の裏にはなぜか「ブラック嶋田さん」とあります。選ばれたカードの裏色をみると、そのカードだけ「ブラック」なのです。とても意外性のある予言でした。2つ目は言葉遊びを取り入れた予言。面白い(笑)最後はとっても不思議なカードの予言マジックを見せてくれました。

 さあ、いよいよ本日のメインゲスト「ブラック嶋田」さんの登場です。まず新聞紙の復活。手の中に入れた塩が消えてしまい、たばこの煙の入ったシャボン玉を割るとその中から塩がでてくるマジック。独特なペースでの演技にみるみる引き込まれていきます。
 次はカードマニュピレーション。カードが出現、消失を繰り返し、どんどん小さくなって、たばこの煙と共に完全に消えてしまいます。火のついたたばこが出たり消えたり口から出たり(とっても不思議です)、最後は4本同時に口に含んで飲み込むと、口から新聞紙の長ムいテープを吐き出し、たばこの煙もどこにそんなに蓄えておいたの?というくらいに大量にはきだしていました。
 その後、新聞紙に入れた水が消えてしまうマジックの種明かしを突如始めたブラック嶋田さん。丁寧なレクチャーだなと思いきや、意外な結末にびっくり!鳩のおもちゃを使ったカード当て。これにはみんな大爆笑です!
 お客さんに一万円札をもってステージに上がってもらい、お客さん自身にその一万円札を燃やすように言いますが、当然燃やせません。「燃やせないならちぎるように」と言うブラックさん。お客さんは当然これもためらいますが、最終的に、本当に半分にちぎってしまいます。その半分をお客さんが握り、残り半分をブラックさんが握ります。次の瞬間、ブラックさんが持っている半分がお客さんの手の中にワープし、さらにお客さんが手を開くと一万円札はすっかり元通り!不思議!!お客さんとブラックさんの会話にドキドキしました。

 今度は別のお客さんをステージにあげると、そのお客さんの上着を突き刺して穴をあけてしまいます。突き刺さったところはほつれていて、どう見ても突き刺さっているようにしか見えません。その部分にたばこの火を押し付けます。もっと穴が広がってしまうのでは?お客さんはハラハラ。自分もハラハラ、でも心配は無用でした。見ると、上着の穴はいつに間にか完全にふさがっていたのです。これは有名なマジックですが、ブラック嶋田さんのアレンジが至る所にあり、感動しました。
 お客さんのネクタイがどんどん伸びていき、とてつもなく長いネクタイになってしまいました。こんな長いネクタイあるのか!?前に会長のレクチャーで似たようなマジックを見ただけに、本当に伸びてしまう様子は不思議でした。これは、新ネタで、プリあらで初めて披露してくださったそうです。
 最後は風船呑みです。まず驚いたのは空気入れを使わずに長い風船を一気に膨らませてしまうブラックさんの肺活量!最終的には風船を全てのみこんでしまい、拍手喝采で終了。とっても楽しませてもらいました。
 気が付くともう例会は終了の時間に。本当にマジックに引き込まれてしまうと、時間がたつのも忘れてしまいますね。今日はどの演技も楽しいものばかりで、とにかく笑いあり、不思議さありの例会でした。素晴らしい時間をありがとうございました。

5月20日(火)
樋口哲弥
 今日のメインゲストはサンキュー手塚さんです。プリあらに初めて出演されたときから大ファンなので、ホームページに予定が出てから、ずっと楽しみにしていました。これは是非彼女にも見せたいと思って一緒に来ました。
 30分ほど前に会場に着いたのでロビーで軽食を取っていると、タジマジックさんがプリあらマガジンの最新号を持って現れたり、荒木会長もちょうど入ってこられたりしたので僕たちも会場に入りました。
 会場に入ると、僕がこの1年で30キロ近く痩せたので、会う人会う人に「痩せたねー、大丈夫?」なんて言われましたが、以前が太りすぎで、動いて痩せたのでいたって健康ですので安心してくださいね(笑)
 席についてしばらくすると、アラジン姿もすっかり板についたタイマロさんが登場しプリあらグッズ紹介のコーナーが始まりました。色違いのアイスキャンディーのカードが何枚かあり、その中からお客さんが引いたカードを元にもどして、おまじないをかけると、お客さんの引いたキャンディーと同じ色なのですが半分以上が溶けた(かじった)カードになってしまいました。
 プリあらグッズは価格もリーズナブルで簡単にできそうなものが数多く取り揃えられているので、ありがたいです。
 会場が暗くなり、いつもの音楽が流れるといよいよ開演です。今日の司会はチャイナ服のミステラさんと白のチャイニーズドレスの南海子さんです。
 ミステラさんのマジックは空の容器に火をつけて蓋をしめて気合をかけてから蓋を開けると、中に焼売が入っている、ダブパンマジック。
ミステラ「焼売だけに、今日のマジックはこれでオシューマイ」
南海子「そんなワケないでしょ」
ってピコピコハンマーで南海子さんがミステラさんの頭をたたく落ちがついていましたが、ピコピコの部分じゃなくて柄の部分でおもいっきりたたかれて、ミステラさんが相当痛がってたのが面白かったです。
 チャレンジマッチは年齢差が40歳という、ちゃーりーさん(58歳)VS. もーくん(18歳)、まさに、昭和 対 平成!!
 ちゃーりーさんは一言もしゃべらずに6本リングの巧みな演技。
 もーくんは、お客さんをステージに上げて軽妙なおしゃべりでマジックを進行します。スポンジボールを使った「スポンジィーとスポンバー」という楽しいパフォーマンス。対照的な対戦でした。
 僕はちゃーりーさんに入れましたが結果は会長のコーナーで発表されて、たった2票差でもーくんが勝ちました。
 会長は、ちゃーりーさんはBGMのラテン音楽とちゃーりーさんのパフォーマンスが合ってなかったとおっしゃってました。僕もBGMを使うときは気を付けようと思います。
 ビジターマジシャンのコーナーは長谷和幸さんとケン正木さん。長谷さんはプリあらマガジンの最新号で紹介されている『シザーハンズ』の模範演技です。長谷さんが指名したお客さんは最近良いことが無いといいます。「では、魔法をかけて、今年の後半、良い年にします」と長谷さん。その魔法によって奇跡が起こります。(プリあらMagicマガジン12号をご参照)「これだけ勝負運の強いかたでしたら、あなたにはきっと、明るい未来が待ち受けていますよ」とにっこり微笑みかけて終わる、スマートでかっこいいマジックでした。マガジンには、このマジックの型紙が付いています。早速やってみたいと思います。
 ケンさんは赤い蝶ネクタイを付けて登場。その蝶ネクタイをはずし、シルクに変えた瞬間、胸元に赤い普通のネクタイが出現。それが又青いネクタイに変わったと思いきや、スプーンをたくさん使ってのマニピュレーションの数々。スピーディーで楽しいマジックでした。
 魔人タジマーのコーナー。テレビにもよく出演されているプリあら専属マジシャンのタジマジックさんのコーナーです。もーくんの演出をパロって「トランプゥーとトランバー、どちらがいいですか?」の出だしに観客は大爆笑!どちらがいいですか?と聞きながらも「トランプゥーでしょ」と強制フォース(笑)
 今日のマジックは、ペットを絡めたカードマジック。超不思議で「えーーーっ!」と思わず叫んでしまいました。いつも失敗するかと思わせておいて、びっくりする現象を見せてくれるタジマジックさんのマジック大好きです。
 いよいよサンキュー手塚さんの登場です。司会者がサンキューさんの紹介をしている後ろで準備をしているサンキューさん!
 オープニングは割烹着を着て、画用紙をくり抜いて作ったかつらを付けたサンキューさんが登場して、何だろうと思ったら「ロボ方です」の一言で大爆笑!STAP細胞の作製を確立した小保方晴子さんがロボットだったら、というシチュエーション!
 山田さんから貰ったというミステリー・ボックスを使ったマジックを取り入れての「ロボ方博士の重大発表」、サンキューさんがパントマイムで演じるロボ方さんが可笑しくてずっと笑いっぱなしでした。
 「ロボットフェアの野球ロボ」もマー君や少年野球モードなどなど、どれもよくおもしろさを捉えていて感心したり笑ったりで楽しかったです。
 東北の震災の時に作ったというパントマイムは、手をさしのべられる方から手をさしのべる方に成長していく人の一生を紙芝居風に表現したもので、心がジーンと温まり涙も出そうになりました。
 ラストはアニメ映画の、窓から紙飛行機を飛ばすシーンからヒントを得て出来た作品ということで、女性のお客さんと、iColor'sのりこちゃんもお手伝いで演技してもらって、ストーリーが進んで行く夢のある物語でした。
 僕もサンキューさんが初めてプリあらに出演したときに引っ張り出されたことがありますが、サンキューさんの人柄なのか、つい協力的になってしまいます(笑)
 僕の地元の横浜では「野毛の大道芸」があったりイセザキ町通りや、みなとみらい地区のドッグヤードガーデンなどで大道芸をやっているので、よく大道芸は見ていましたがサンキューさんの笑いあり、涙ありのパフォーマンスをプリあらで初めて見たときは衝撃を受けました。今日はまた進化したサンキューさんを見られて嬉しかったです。
 会長のコーナー。ミステラさんのレクチャーは手の中に入れたティッシュが消えるというマジックを教えてもらいました。使うものがティッシュだけなので、どこでも簡単に出来るマジックですね。
 そして僕がいつも楽しみにしている会長のマジック!!まず女性のお客さんと男性のお客さんが一人ずつ選ばれました。テーブルの上には紙袋が3つあり、女性が選んだ紙袋のなかには輪ゴムのかかった一組のカードと赤い袋。男性が選んだ紙袋の中には輪ゴムのかかった一組のカードと、カードを置く壊れた台が入っています。
 残りの袋の中には、ある素敵なものが、、、これらの素材で、超不思議な現象がおこってしまいます!!会長マジックの楽しいところは、使われる道具がグラスにしてもお皿にしてもいつも素敵な品物で、それが出てきただけで、これからどんなマジックするんだろうってわくわくします。今日使われた「壊れた台」は怪しげで魔法の壺にも見えるし、「赤い袋」は綺麗でかわいらしい袋だし、カードの入ったボトルは沈没した海賊船から引き揚げられたようなボトルで、本当に魔法を見るようでした。
 また、会長のマジックは「今日、初めてやるマジック」ばかりです!プリあらの例会で会長が同じマジックをやるのを見たことが無いです。そのことにもいつも驚いてます!
 今日は半年ぶりに参加することが出来、素晴らしいサンキュー手塚さんのパフォーマンスを堪能することができて、とても幸せな時間を過ごすことができました。ありがとうございました!!
4月27日(日)
むっしゅ佐久間
 プリあらに龍生さん登場!!プリあらに出て欲しいマジシャンで上位を占める上口龍生さんのマジックショー、早くから会場は超満員でした!!19時開場とともに、なだれ込む観客。どうしても龍生さんを見たいというアメリカ人マジシャンのマイク・アポロゲイトを連れて会場入りしました。
 さて、19時半。時間通りにピッタリ始まるのは、訓練されたスタッフの実力です。
 MCアシスタントのぺるちゃんの衣装は超豪華!!「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラさながら。いくつになっても美人は美人です(^^)
 総合司会のミステラさんは王子様の衣装で登場。オープニングは、お姫様のぺるちゃんとの掛け合いで、お花とお札プロダクションのマジック。お芝居となると、演技力、表現力が勝負。ミステラさんのマジックをぺるちゃんのリアクションが持ち上げ、見事に決まって大喝采でした。
 続いては、チャレンジマッチ!!AKIRAさんは、湯のみと茶筒をつかった、風変わりなカップ&ボール。落ち着いた演技で観客を魅了しました。
 対するヴィレさんはスウェーデンから参加の学生マジシャン。じつは開演前、ヴィレさんと偶然お話させていただき、その時はずっと英語で話していましたが、舞台では、見事な日本語を話していたのでビックリでした。「日本語」と書かれたペットボトルのお茶を飲むと突然英語から日本語に切り替わるという面白い演出でした。翻訳こんにゃくではなくて翻訳日本茶!(笑)風船を使った楽しいカードあてでした。(結果はヴィレさん勝利でしたが、AKIRAさんの演技も素晴らしかったです)
 続いては、エキシビジョンコーナー。登場したのは、アメリカ在住時代にフィズムにアメリカ代表で出演したという珍しい経歴の持ち主、古川令さんです。個人的な話ですみませんが、たまに飲んだりするお友達です。
 新バージョンのミリオンカードを見せるよ!とメッセージをもらったので、楽しみにしていました。ご自分から言われるだけあってジャンボカードがこれでもかというほど大量に出現する夢のような舞台でした。会場からは終始大歓声で、他では見られないアクロバット的な迫力満点のミリオンカードでした。
 ビジターマジシャンのコーナーです。1人目は、京都から本田八夏さんがいらっしゃいました。機関銃のようなトークで観客を圧倒しながらの素晴らしいお札マジック。メインゲストで、また呼んで欲しいと心から思いました。
 もう1人のビジターマジシャンは、ケン正木さんです。シェーカーを使ったカップ&ボールは、粋でオシャレで、まさに芸術です。最後にレモンからカードが出てきたときの驚きで、観客からは悲鳴に近い大歓声があがりました!!
 魔人タジマーのコーナーは、5人の観客を舞台に上げての渾身のメンタルマジックでした。いつもながら、あまり不思議で声も出ませんでした。
 さあ、いよいよ、メインゲスト、上口龍生さんの登場!!超かっこいいオープニングマジックです。ファイヤーアピケンから、シルク、水の消失から、カラーチェンジウォーター。オーソドックスなマジックですが、舞台を縦横無尽に動き回っての迫力ある演技で観客を圧倒。
 華麗なダンスを交えてのリンキングリング。ああ!!面白い風船のニードルもありました。綺麗な女性を舞台に上げての卵のマジックはとても不思議でした。不思議なだけでなく、龍生さんの独特な演出とトークで観客も大爆笑。
 シルクマジックからファンテンシルク、エンディングのビッグフラッグまで、駆け抜けるようなリズミカルなテンポ。まさに豪華絢爛なマジックショー!!会場を興奮の坩堝に巻き込んで華やかなフィナーレ!!数多くの上質なマジックを、堪能させて頂きました!
 もう龍生さん、最初の演技から汗びっしょり!!演技中どれだけ動き回っていたかが伺えます。本当にお疲れ様でした!
 会長コーナー、まずはミステラさんのレクチャー。マジックペンがどんどん小さくなってしまうという、ペンさえあれば誰でも直ぐに出来る実用度の高いもの。珍しく(笑)今回は会長の駄目だしもなく、会長マジックへ。
 会長マジックは、時間短縮バージョンで面白いプリあらグッズのマジックでした。三つのキューブが一つずつ隣の筒に移動、とても不思議でおしゃれ!!
 更にもう一つプリあらグッズで、クモのカードが何処にあるかを当てると言うマジックだが、中々当たらない。最後の1枚になっても当たらず、ある所に移動してしまう。
 会長の演技は本来小さなクロースアップの道具なのだが十分ステージでも演じられる見せ方で、ぜひやってみたいマジックでした!
 キューブが400円、クモのカードが300円 両方買っても700円にしかならないのだが、会長にかかれば立派なマジックショーになってしまう所がすごい所だ。
 グッズの販売数に限りがあるため、例会の途中で売り場に買いに行く人もいて、例会終了と同時に、両方とも完売してしてしまったそうです!!
 たくさんのマジシャンが出演して、それぞれがレベルが高くて、友人のマイク・アポロゲイトもニューヨークで見たマジックショーと匹敵するくらい素晴らしかったと、心から驚いていました。
 この日のプリあらは、盛りだくさん、豪華マジックのてんこ盛り!
 荒木会長、スタッフの皆様、素晴らしいショーをありがとうございました!! 
4月10日(木) 
タイマロ
 半年ぶりのプリあら日記のタイマロです。
 本日の例会は、メインゲストが小泉ポロンちゃん。独特のサイコな雰囲気から繰り広げられるメンタルマジックが楽しみです。
 開演前は、プリあらからバスツアーのインフォメーション。今回のバスツアーは筍狩り。筍狩りでしか味わえない、掘った筍をその場で剥いて醤油で食べる『筍のお刺身』は格別ですので是非皆様も参加を。
 ここで、いつもは私がプリあらグッズを紹介するコーナーなのですが、今回は趣向を変えA会員の鈴木唖樹さんによるプリあらグッズを使ったマジックの演技を。シルク出しからファウンテンシルクへとうまくグッズを組み合わせ、ちゃんとした4分ぐらいの構成となってます。
 今後もグッズのうまい使い方の紹介とか、練習の場としてとか演じてみたい人募集しますので、お声をかけて下さい。自分が楽したいからではないですよ(笑)
 さて、開演前でも結構ボリュームありましたが、ここからが本編のスタート。
 今回ミステラさんがお休みの為、司会はケン正木さん。アシスタントにタジマジックさん、わか葉さんと言うこれだけでもちゃんとしたショーが出来る豪華さ。
 オープニングはケンさんのステッキマジック。シルクからステッキ、ステッキから花へ、花からステッキへと次々に変化していく。単独の現象はよく見ますが、これだけ流れで次々とつながっていくのは見た事なく、オープニングにやるマジックとしてはもったいないほど。
 そして、ケンさんからは親しみを込めて「僕の相棒を紹介します」と、アシスタントにタジマジックさんが登場!!エキシビジョンマジックへ。
 エキシビジョンは、Tokyo Tomo(トーキョートモ)さん。東大生のマジシャンだそうで、カードプロダクションから4つ玉の演技。若い人にありがちな派手派手でスピードでごまかす演技ではなく、しっかりとしたシックな演技でした。
 次はビジターマジシャンのコーナー。最初にサイクロンZさん。今回シルクやロープ、CDプロダクションと結構まともに(笑)マジックを演技。最後にたった一言でマジックを台無しにするコーナー!!発想がおもしろい(笑)
 次はマジシャンでありクリエーターの藤原邦恭さん。藤原さんは3つの紙コップにコインを入れてもらい、それが何処にあるか当てるというもの。よくありそうなマジックですが、そこは藤原さんのオリジナル。当てるだけではなくコップにはちゃんと予言までされてると言う不思議なマジックでした。
 この後、藤原さんのマジックが掲載されている『プリあらマガジン第10号』を紹介したのですが、ここでケンさんが「次のページに僕のマジックも載ってるんじゃないかな」と発言。次のページをめくると、なんとそこはタジさんの記事で、タジさん「私のじゃないですか!」と突っ込み大爆笑。ケンさんの記事は、次のページではなく、次の号と言う意味だったようです。(笑)
 最近司会者によく忘れられてしまう魔人タジマーのコーナー。流石に今回は自分がアシスタントをしているので忘れられませんでした。アシスタントわか葉さんに変わって急いで衣装チェンジ。
 裏に動物の名前が書いたカードを使って、動物当て、カード当て、予言へと2重3重のマジックを。さすが、メンタリスト!
 さて、いよいよメインの小泉ポロンちゃんの登場。妖艶なドラマ「トリック」の音楽に合わせ、セクシーというか怖いぐらいの美しさと言うか、霊的なしゃべり口調の中に独特の高笑いを交え、暗くて陽気な黒ポロンワールドへ誘います。
 最初に取り出したのはグラス。透明な箱に入れ、気合をかけるとグラスが割れるのかと思いきや、鳩に変わると言う誰もが予想しない現象。つかみのマジックとしては 一気にポロンワールドに吸い込まれ最高です。
 次にサイコロの目を当てるテレパシーマジック。普通サイコロを変な箱に入れさせたりするのですが、ダイレクトにサイコロをお客さんが持ってるだけ。その状態で一番上の目をテレパシーで送ってもらい、その場で言い当ててしまう!
 その後はサインペンの色、魚の名前、封筒の予言、お札のピーナッツ缶への移動と、予言のマジックが多いが、その都度、シチュエーションを変え独特の話術でまったく飽きさせない。
 最後は風船3つを客席に投げ、さながら運動会のように風船を移動、風船を持ったお客さんの好きな数字があらかじめ電卓に入力していた数と一致すると言う、ありえないマジックで幕を閉じました。
 サイキックマジックは、普通、不思議は不思議でも演出上、暗い雰囲気のまま終わり、後味が悪い物が多いのだが、暗いサイキックな雰囲気は崩さずコメディーな部分を要所要所にいれ、陽気なサイキックマジックになっている所は、ポロンちゃんならではの魅力です。
 さて最後の会長コーナー。
 今回はケンさんがお札の出現をレクチャー。いつもならここで会長のブラッシュアップとなる所だが、流石ケンさんのレクチャーだけあって、会長からは「言うことないよねー」と。完璧なレクチャーをしていただきました。
 さて、会長マジックへ!!お札を使ったマジック。3つの封筒のひとつにサインしたお札を入れ、のりで封をしてしまう。ほかの2つも封をして良くかき混ぜた後、ひとつ選んでもらうのだが、残り2つは、はさみで切ってしまう。
 選んだ1枚の封筒を開けると、サインしたお札が出てくるのかと思いきや「千円のご寄付ありがとうございます」という領収のメモが入っているだけ。まさかこれで終わり、、、ではなくここで前回も使った怪しげな、なんとなくアラビヤ風の壊れた台を出してきて、その封筒を置く。
 蓋をして、おまじないをかけると、封が空いてた封筒が復活して、元の封をした封筒に。なんと、そこからサインした千円が現れる!!
 この怪しげな道具も気になりますが、会長の今日一連のお札マジックをうまく演出にくわえ、更にこちらの予想の上を行く現象、流石です!!ケン正木さんも「もの凄く不思議ですよー!!」と首をかしげてました。
 最後にメインゲストの小泉ポロンちゃんを舞台にお呼びして、ご挨拶。会長から「感想を」と言われ、ポロンちゃんから「いつも客席が明るい状態でお客様の目を見てマジックをしているんですが、今日は(照明の関係で)客席が全く見えないので、すごく弱気になっていました。でも、やり始めたら、見えなくてもお客様がすごく温かい目で見てくださっているのがわかり、、、みなさんマジックが好きで、この会が好きでいらしているという空気が感じられたので、その後は安心して演じることができました。こんな温かい素敵な会に呼んでくださって、ありがとうございました」とご挨拶をちょうだいしました。
 こうして大盛況のもと、例会が終了。今回はいつも以上に司会からエキシビジョン、ビジターマジシャン、メインゲストとバランスよく豪華な顔ぶれとなり、1日がかりで行うようなコンベンションを濃縮して見れた感じです。
 さて次回は 上口龍生さん。ポロンちゃんとガラッと変わり独自の日本伝統マジックなどが楽しめそうです。お楽しみにーー(^^)
3月31日(月)
Shiroh
 今日のメインゲストはぺるちゃんです。実はぺるちゃん、メインゲストとしてプリあら例会で1人で演じるのは初めてだそうです。いつも司会のアシスタントなどでプリあら例会に参加していただいているのに、意外ですね。そんな貴重な機会に、プリあら日記を担当させていただける私は幸せ者です。(私はぺるちゃんのマジックを知ったのがきっかけでプリあらに入会するようになったので、感激も一入です)
 いつもならタイマロさんのプリあらグッズの紹介から始まるのですが、今日は時間がないという事で、グッズ紹介はなかったのですが、ちゃっかり(笑)と、タイマロ工房製のパケットマジックとぺるちゃんのポスター販売のお知らせをしてくれました。一緒に買うと超割引価格で買えるというお得情報でしたので買われた方も多かったのではないでしょうか。
 いつものようにMCのミステラさんの登場でスタートです。今夜は白の上着に黒のパンツという出で立ちで、首に巻いたロープの両端を引っ張ると見事にロープが首から抜けるというマジックに、大きな拍手が湧きました。
 そして今夜の司会のアシスタントは、南海子さんです。頭の髪飾りも綺麗な和風っぽい衣装でした。ぺるちゃんの和風マジックを意識しての衣装だそうです。そういうところにも気を配っているんですね。さすがですね。今日は10人くらいのマジシャンが登場するという事で大変楽しみです。
 最初のコーナーは、チャレンジマッチです。今夜はYu-Ki さんとMr.Tさんとの戦いです。
 Yu-Kiさんは、もっちーさんのお弟子さんで、わざわざ群馬からいらしたそうです。ハンカチに火を点けてパット燃えたかと思ったらそれがステッキに変わるという派手なオープニングから、ロープやカードを使ってのマジックへと続きました。チャレンジマッチなのに内容が豊富で、カードマジックでは指を鳴らすとカードがどんどん裏返っていったり、カードの数字が同じになったり、最後は残りのカードが全部真っ白になってしまうという驚きの連続でした。
 Mr.Tさんは、普段は吉祥寺の駅前でストリートマジックをやっているそうです。そこで見かけた方もいらっしゃるみたいでしたね。アルミのケースの中からロープを取り出して、お客さんに真中で2つに切ってもらったのに、両方の長さが違っているというマジックから始まり、両端を手で握っているのに途中に結び目が出来たり、いつの間にかロープが輪になっていたりといろいろなバリエーションを披露してくれました。ステージにあがってお手伝いしてくれたお客さんも終始ビックリした表情でした。
 次は、ビジターマジシャンのコーナーです。今日のビジターマジシャンは豪華に4組もの方が登場してくれます。トップバッターはハリー鈴木さんです。1組のカードの中から選んでもらった1枚のカードをデックの真ん中に入れた後、4枚のクイーンを飛び出させ、そのクイーンが先ほど選んだカードと同じ数字のカードになり、さらにクイーンに戻ったり、デックの中で裏返ったりと、頭がついていけないほどにスピーディーな不思議さが満載でした。
 2組目はキャラメルマシーンのお二人です。2月10日の例会に出られた方は覚えていらっしゃると思いますが、その時はメインゲストとして出演していただいたのですが、時間を大幅にオーバーしたために会長マジックもなくなってしまったというハプニングを引き起こしたため、今回は短い時間でやるということでした(笑)。
 カードの入ったケースを黒い枠の中に入れるとそのケースが消えてしまうという目を疑うようなマジックでしたが、お笑いも十分に盛り込んでくれていました。もう一つのマジックは、おだじさんが1本のポテトフライを鼻の穴に入れ、それを口から出すという、本当にそうしているのかマジックなのかわからないマジックでした(笑)。
 3組目は藤本明義さんです。「身長173cm、体重85kg、血圧高い藤本です」との自己紹介から始まりました。お客さんに1枚のカードを選んでもらって、そのカードを占いで当てるという、なんとも面白い発想のマジックです。生れ月と、好きな花を質問して、それから確かに選ばれたカードを当てるのですが、みなさん「その質問とカードを当てることは関係あるの?」という疑心暗鬼な顔をしています。そこで藤本さん、徐々にカードを裏返すと、そこにはお客さんが答えた月と花の名前が書いてあり、場内びっくりでした。
 最後はビジターマジシャンの常連、ケン正木さんです。今回は、指のストレッチが大事という事で指を伸ばしたり、指を回しているだけで、ちょっとマジックには思えないようなことをしていました。ところが最後、手の中から紙幣が出てきて、ビックリでした。とても短い時間のマジックでしたが、ピシッと締まる演技でした。さすがベテランの方は凄いですね。
 ビジターマジシャンの方のコーナーが終わり、司会のミステラさんが「お待たせしました、いよいよメインゲストのぺるちゃんの登場です」と言ったところで、「おいおい」という魔人タジマ?さんの声が。このところ恒例となった、魔人タジマーさんのコーナーをすっ飛ばそうとする(笑)ミステラさんの司会進行。当然、魔人タジマーさんは、ちゃんとステージに上がってマジックをしてくれました。
 今日のわか葉さんは、目も眩みそうなミニスカートで、いつものように元気にアシスタントをつとめてくれます。今日は動物マジックという事で、動物の絵が書かれたカードをお客さんに次々に見せていき、一つ選んでもらいます。しかし予めお客さんが選ぶであろう動物を予測しているそうです。お客さんの選んだのはパンダでした。予言のカードを見てみると、それには「あなたは、たろう君を選ぶ」と書いてありました。予言が外れちゃいましたね。ところが魔人タジマ?さん「私達はパンダの事を『たろう君』と呼ぶんです」と言い放ちます。場内大爆笑。でもパンダのカードを裏返すと、そこには「たろう」と書いてありビックリ。毎回、笑いと驚きを一緒にもたらしてくれるこのコーナー、本当に楽しいですね。
 皆様お待ちかね、本日のメインゲストぺるちゃんの登場です。今回は、「ぺる風・和風マジック」というスタイルのマジックで、この和風マジックの手順は、荒木会長のプロデュースによるものだそうであり、道具はプリあらの山田さんとタイマロさんが作ってくれたそうです。1部と2部に分かれています。
 1部、ぺるちゃんは可愛いピンクのメイドさんのコスチュームで登場です。紙を丸めて筒を作ると、その中からどんどんシルクが出てきます。
 その1枚のシルクが何枚にも分かれていき、それを丸めると1枚の大きなシルクになってしまうという目にも鮮やかな綺麗なマジックからスタートです。カラフルなパステルカラーのシルクと衣装がファンタジーな気分を醸し出してくれました。
 マジックのアシスタントをしてくれるのは、べんべさん。知っている人は知っている、ぺるちゃんのとっても仲の良い、陰でぺるちゃんを支えてくれているお友達です。
 次は、トランクの中から熊さんやサッカーボールやボーリングのピンなどを取り出して、それをバランスよく重ねていくマジック(?)。と思ったら、更にその上に板を置いて、なんと、その板の上に男の子を寝かせてしまうという、無謀なことを始めました。
 が、支える棒と板を取り去っても子供は宙に浮いたままで、マジックは大成功!!ぺるちゃんが演じるとスリル感も半端でなく、このマジックを終えてほっとしたのは、ぺるちゃんだけでなく、会場の皆さんもそうだったんじゃないでしょうか。
 ここで第一部の洋風の部が終了し、この後はお色直しをして、第二部の和風の部へと続きます。
 第二部は、本邦初披露のぺるちゃんの和風マジックです。着物に袴姿で登場し、和傘の裏からシルクや提灯がどんどん出てきて、和の雰囲気を醸し出してくれます。
 また数枚のシルクを丸めると、そこから能面や提灯が出て来るなど、第一部と同じようなマジックでも、和風に仕立てると全然違う感じになりますね。
 さらに空っぽの箱の中からたくさんの小さな花や提灯が出て来て、その提灯を飾るなどしてステージ全体が和風の雰囲気になっていきました。
 そこで一段落するのですが、ぺるちゃんがトークの中で、マジック道具を作ってくれた山田夫妻へのお礼を言っていたのが印象的でした。道具の準備でとてもお世話になったことが披露されましたが、そのことを皆さんに紹介するぺるちゃんも、とても優しい人柄なんだなと感じました。その後もマジックは続きます。
 1枚のカードを予言として封筒の中に入れておき、ステージの上のお客さんにもカードを1枚引いてもらいます。私達には両方のカードが見えているので、予言が外れているのがわかり「あちゃっ、またぺるっちゃった」と思いますが、お客さんがそのカードを裏返すと、カードに書いてある絵が変わっています。「えっ、どうなっているんだろう。でも予言はそのカードじゃなかったよな」と思いつつ見ていると、その予言のカードも最初と変わっているという、ビックリ連続のマジックでした。
 最後は、お酒の瓶のマジックです。机の上のお酒の瓶の位置が左右入れ替わったり、筒を被せる度にどんどん瓶の数が増えて来るというビックリするマジックだったのです。バックで流れていた音楽とぺるちゃんの演技とがとってもマッチしており、素敵なマジックでした。ぺるちゃんの新しい魅力を発見させてくれたとても楽しいステージでした。
 次は荒木一郎会長のコーナーです。今日の会長は白いジャケットに黒のスラックスというダンディな装いでした。会長からも山田さんの道具作りの御苦労の話が紹介されました。また、ぺるちゃんがこの和風マジックでアメリカ進出するという話も紹介されました。とても楽しみなことですね。
 このコーナーの最初はチャレンジマッチの結果ですが、今日は35対32という僅差でYu-Kiさんの勝利でした。Mr.Tさんも敗者復活のチャンスがありますから頑張ってくださいね。
 今日のミステラさんのマジックレクチャーは、ネクタイを使ったマジックでした。首の後ろに置いたネクタイが一瞬にして首を通り抜けて首の前に出て来るという、シンプルながら結構インパクトのあるマジックでした。
 会長は、ミステラさんのマジックをもっと自然に見せるアドバイスをされ、またそのネクタイを使って、ネクタイを引っ張るとその長さがドンドン伸びるマジックをさり気無く演じられました。簡単な原理でしたが、現象としては会場の皆さんが驚くようなマジックでした。こういう風にサラッと演じるところが荒木会長の格好良さですね。
 本日の会長マジックは、いろいろな旅行のパンフレットを使ったマジックです。
 袋の中には予め1つの旅行パンフレットが入れてあります。色々な行く先が印刷されたパンフレットを見せたあと、お客さんに1から10までの数字を言ってもらい、その数字の順番にあるパンフレットを裏向きにテーブルに置きますが、誰もそのパンフレットを見ていないので、どこの旅行先になったのかわかりません。
 そして荒木会長が袋を鋏で切って開けると、ラスベガス旅行のパンフレットが出てきました。裏向きに置いたお客さんに選ぱれたパンフレットを見てみると、なんと同じくラスベガス旅行のパンフレットで一致していました。
 後出しジャンケンではなく、先に予言の袋を開けていたので、不思議感が増大し、会場からはどよめきとともに「おーーーっ」という歓声もあがっていました。さりげなく、何もしていないようでいながら、すごいマジックを演じてしまう会長のスタイルには、いつも感服しますね!!
 最後に今日のメインゲストの紹介としてぺるちゃんが再度登場しました。そこでアシスタントをしてくれたべんべさんが「ぺるちゃんはとっても不器用だけど、一生懸命に努力する人なので、これからも応援してください」と言われたのを聞いて、ぺるちゃんは本当に良いお友達を持っているなと感じました。
 また荒木会長は、ぺるちゃんがマジシャンとしてどんどん立派に成長していることを喜び、「自分の周りの人たちがドンドン良くなることが、自分の財産です」と言われました。
 とても素晴らしい考え方だなと思いました。また、多くの人がぺるちゃんのマジックを応援し、それによりプリあら自身も、より楽しく仲の良い集いになっているというお話もされました。私も、プリあらはマジックを見るためだけの会ではなく、いろいろな人がお互いに支え合い、発展していくことを喜ぶ会なんだなと感じました。
 9時15分、少し長めの例会もお開きとなりました。今日のステージをご覧になった方、情景が思い返されましたでしょうか。
 また残念ながら本日は参加できなかった方、このダイアリーで情景を想像できましたでしょうか。
 今日は、ぺるちゃんのメインゲストとしての出演を通して、荒木会長からプリあらがどんな集まりであるかという事も話していただけました。
 いつもスタッフの皆さんが楽しそうにボランティアをし、出演されるマジシャンの方々も気持ちよく演じていらっしゃる理由がわかったような気がしました。
 私も、プリあらに参加することができて本当に幸せだなと感じました。皆さん、また次回を楽しみにしていてくださいね。
3月6日(木)
佐原有紀
 三月一回目の梅の花咲き誇るプリあらは超充実のラインナップでマジックをお腹いっぱい堪能できました。おなじみのノリノリBGMにのせて登場したミステラさん、鮮やかなファイヤーケーンで幕開けです!パートナーには、南海子さん、おとぎ話の世界から抜けだして来たような可愛らしい衣装で登場です。
 まずはエキシビションマジックから、17歳のユウリさんの演技です。ステージを縦横無尽に動きながら、シルク、ロープ、リングとステージマジックの王道を次々とこなしていきます。エネルギー溢れるパフォーマンスでした。
 ビジターマジシャンコーナーでは、3組ご紹介。まずはぺるさんがピンク色のメイド服に身を包んでの登場!秋葉原のメイド喫茶( ?)のシチュエーションで、観客とのコメディタッチなやり取りにのせてパン、ジャム、ピーナッツバターという美味しそうなペルリアンな不思議が展開!次回、3・31開催のプリあらにはぺるさんがメインゲストでの待望の登場です!見逃せない!
 ケン正木さんは数百年前に存在したという、本物の伝馬牢の板(100万円相当の価値がある)を使って、伝説の和妻(日本古来のマジック)をご披露してくださいました。両手の間に板を挟み、ロープで縛りつけ完全に手の自由を奪われた状態で布のなかに潜ります。三秒間のカウントが行われた瞬間に布を取り払うと、ロープで縛る前に脱いだジャケットをなぜか着ているという頭を捻る、そうはお目に掛かれない貴重なマジックでした。
 そして、マジック界の怪人・ブラック嶋田さんはなんと十八番である煙草マジックのフルパフォーマンスを惜しげもなく披露してくださいました。マジックを観るものなら知らぬ者はいないブラックさんの煙草の演技はまさに、ブラック嶋
田の代名詞とも言えます!技巧あり、笑い大いにあり、さらに抜群の雰囲気ありノほんとうに、何度見ても最高です。
 魔人タジマーさんとわか葉さんのコーナー。観客がサインしたカードが、会場後方のテーブルにあったペットボトルから出現。毎回、笑いが溢れるコーナーで、楽しみの一つです。
 さて、、、和の美しさと不思議を兼ね備えた日本古来より伝わるマジック『和妻』ーーー テレビではもとよりマジックのイベントなどでもなかなか目にすることはありません。そんな和妻にどっぷり浸ってみるというのが今夜のプリあらです。
 北見マキさんのお弟子さんとして修業を積み現在、23歳という年齢で和妻を究められている新星、和妻師。今夜のメインゲスト、北見翼さんです!
 出囃子が鳴り、落ち着きある着物姿で登場。いかにも「口上」といった風の喋り口は、江戸時代の見世物小屋にまでタイムスリップしてしまったかのような錯覚を覚えます。和妻と言うとなんだか垢抜けがしなくて、「文化財」とか「伝統芸能」という言葉が似合うどこか堅苦しくって、やや気が重いという印象をお持ちの方もいるかもしれませんが、実際には江戸時代の日本にこんなに粋で独特なマジックがあったんだ、と思わせてくれました。
 またそんな優美な演技とは対照的にアップテンポな和妻のメドレーも気持ち良くみせていただきました!
 「金魚釣り」や「胡蝶の舞」などの演目はとても風流なマジックです。何もついていない竿を投げると観客席の中から正真正銘生きた金魚が釣れています。それも何匹も何匹も!最後には網の中から数え切れないほどの金魚が出現し、鉢の中が一杯になるという、どこからともなく祭りの縁日と風鈴の音が流れてきそうな世界観ノ
 「胡蝶の舞」は和妻の定番ではありますが、和紙を千切ってかたどった蝶を扇子で煽ぐとまるで命が宿ったかの如くに飛び始めます。その蝶がやがて二匹になり、扇子にあしらわれた紫陽花に寄り添ったり、戯れたりと。そこに感じさせるシチュエーションが美しさを引き立たせますノノ
 三本ロープ、袖卵、金輪の曲(リンキング・リング)、サムタイ、日本蒸籠など、和妻の集大成を堪能させてもらいました。ありがとうございました。
 そして会長のコーナーは、ミステラさんのレクチャーから。白紙を取り出し折りたたむと本物のお札になるというお馴染のマジック。このマジックをやろうとするとテクニックとトレーニングを要することになりますが、それを初心者向けに手軽にできる手順に変えてのレクチャー。
 会長からは、ポケットから白紙一枚だけを取り出してくるというのはいささか不自然なので、何枚か出してその中の一枚を使うというような、マジックへの導入部分でもナチュラルに行えるということの大切さが語られました。これはビルチェンジに限らず全てのマジックに共通するお話ですね。マジックだから、という前提を置かずに日常のなかの自然さのなかでマジックが行われるのが会長流です。
 毎回違ったマジックを演じ続けている会長コーナーですが、「今日のマジックは、さっき5時に考えた」という、しかも「はじめてやる」という発言!今夜は何やら、壊れた漏斗のような部品を三つ組み合わせて出来上がった入れ物を置いておくところからスタート。
 観客がアシスタントとして舞台に上がります。2枚のカードをランダムに抜き1枚にサインをします。それぞれのカードの端を切り取り、カードケースに入れておきます。やがて、そのカードケースに入れたはずの端が消え去ります。なんと端の1枚は、会長の内ポケットから出現。さらに、冒頭に組み立てたケースの蓋を開けると、なんともう1枚のカードの端が!その破片こそお客さんがそれぞれ選んだ二枚のカードとぴったりと一致するのです。
 会長コーナーで今まで演じられてきたマジックは基本的には一度きりしか演じられることなく闇へと消えて行くわけですが、その膨大な作品群を覚えたいという声も大いにあるそうです。
 次回、3・31のプリあらには大活躍中のぺるさんがついに堂々のメインゲストでの登場!桜満開のプリあらに乞うご期待です。
2月23日(日)
ピーロ
 2週連続、週末は大雪におそわれましたが、本日は大丈夫!!プリあらの熱気が雪をもよせつけなかったようです。
 本日のメインゲストはToshikiさん。名古屋から、はるばる4名でやってきてくれました!!巨大な荷物とともに。
 例会の会場は2階なのですが、1階の階段の横に今まで見たことがないようなぐらい巨大な器材ケースがありまして、それを横目に2階に上がるのですが、おそらくみなさんそれを見て、面喰って、そして期待が高まったと思います!!
 司会は、ミステラさんとぺるさん。息のあった掛け合いで幕を開けます。
 本日最初のコーナーはチャレンジマッチ!!高校生マジシャンのJ.MENTAさんと下平健二さんの対決です。
 J.MENTAさんは名前の通り、メンタルマジックを披露しました。とても高校生とは思えないほどの落ち着きぶりで、見事二人のお客さんが自由に選んだ言葉を両方とも当てました。
 下平さんはあっと驚くいでたちで登場!!白雪姫をモチーフに、自身も女装して、いじわるな王妃になりきりストーリー仕立てでマジックを演じました。というかあまりにコスチュームとオカマキャラが強烈すぎてどんなマジックをしたのか覚えていないぐらい・・・キャラの強烈さで下平さんが2回戦に進む結果となりました。
 続いては魔人タジマーのコーナー。2月ということでバレンタインマジック。半分に切ったトランプから、お客さんが欲しいチョコの数でトランプを選び、外れたかと思いましたが、実は裏の色が見事一致しているという驚きのマジックでした。最後に選んだトランプのマークと数字も一致していました。
 さあ、そしてそして、大イリュージョンコーナーの幕開けです!!Toshikiさん最初からエンジン全開です!!
 空のBOXから美女が登場したと思いきや、さらに一瞬での人体交換!!この至近距離で続けざまにイリュージョンを見られる機会はそうないだろうなと興奮していました。
 プリあら日記担当で最前列で見られましたが、目の前でのイリュージョンは本当に初めてで、なんとまあ贅沢なことだと思いました。
 Toshikiさんまだ28歳でイケメンです。女性は一発でファンになってしまうでしょう。クラシカルな曲に合わせて、宙に浮くグラス。しかも注ぎながら!さらには鮮やかなロープマジック。
 続いては、卵のマジック。種明かし付きでサービス精神も怠りません。ロープに結んだシルクがロープを通り抜ける。不思議ーーー。華麗にチャイナリングを操ります。
 暗闇の中、指先が光り、その光が次々と花に移ります。パチッと指を鳴らすと、お客さんの持った花瓶の花が何もつながってないのに、パッと光が灯りました!!ロマンチックーーー!!女性ファンにはたまりませんねー。
 お札のマジック。お客さんから借りた1万円札が2枚になったと思ったら、あら残念2枚の千円札。いや、しかしそこから1万円札に戻り、さらに続々と増える1万円札。リッチな気分に浸れました。
 最後は人が一瞬で鉄板を通り抜ける日本では初公開のイリュージョン。よく目をこらしてみていましたが、本当に一瞬でアシスタントの女性が鉄板を通り抜けて移動しました。
 イリュージョンに始まり、イリュージョンで終わる。普通、大きな会場のディナーショークラスのマジックショーの内容が激安(プリあら会員価格)で見れてしまいました!!
 そして会長コーナー。まずはミステラさんのレクチャーマジック。お札に紙を巻いて、そこを割りばしが通過するというもの。会長は、著書「ビル・マジック」にこのバリエーションが載っているということで、なんと硬貨が紙幣を貫通するのをみせてくれました。!より不思議なマジックでした。
 前回はキャラメルマシーンの二人が時間を使いすぎてなくなってしまった会長コーナー。今日は十分に時間を使って行われました。 
 マジックをしない。超常現象です。お客さんにサインしてもらったトランプを中ほどに入れてケースにしまいますが、なぜか財布の中から出てくるという世にも不思議な、まさに本当のワープです。マジックではありません。超常現象です。
 例会の締めくくりに相応しい、その場の全員をあっと言わせる素晴らしい現象でした。
 会長コーナーのマジックは、マジシャンがやらないもの、基本的にはオリジナルのものを15年間、月に2回、場合によっては3回、見せてもらえます。その作品数といったら、膨大な量になっていて、今まで演じたものの解説書を、マジシャンのなか。たつやさんが1万円で売って欲しいと言ってたそうです。
 すかさず、魔人タジマーさん「一万円じゃ売らないでしょ」と口を挟んでいました。上口龍生さんも教えて欲しいと言ってるくらいに貴重なマジックです。一回きりというのが本当に惜しまれます。
 ということで、今日はとても盛り上がって、しかも時間通りというとても満足度の高い例会となりました!!
2月10日(月)
むっしゅ佐久間
 今回のメインゲストは、キャラメルマシーンのお二人。テレビ出演「笑点」でも大活躍。海外でも大ブレークのキャラメル。
 荒木会長プロデュースでキャラメルライブもやり、単独ライブも人気爆発。プリあらが生んだといってもいいような人気コンビです。SADAさん、以前はプリあらのスタッフもしていました。
 さて、司会は、南海子さんとミステラさんです。ミステラさんのオープニングは、フォークマジック。硬くて絶対に曲がらないフォークを曲げたり伸ばしたり自由自在に、操って鮮やかです!!
 エキシビジョンマジックは、プリあらアワード2013で「プリあら特別賞」を受賞した、小梅ちゃん。8分間のルーティーンでは、カラーチェンジングケーン、新聞紙の復活、CDカラーチェンジ、ゾンビボール、6本リングと盛りだくさんのマジックをノーミスで演じてくれました!!女性らしい優しさに溢れたマジックに会場全体が引き込まれました。
 続いては、ビジターマジシャンのコーナー。一組目は、ぺるちゃん。ご自身を「女流雀士(じょりゅうじゃんし)・マジシャン・ぺるです。ごちゃごちゃ舌を噛みそうな名前ですね」と楽しく自己紹介されました。マジックの方は、麻雀をテーマにしたマジック。 見事にペルってくれました!! Tマロ工房の造りが悪いそうです(笑)でも、最後はバッチリ!!
 二組目は、ヨーヨーパフォーマーのヒラクさん。すばらしいテクニックの数々。人間にあんなことができるのかといつも驚愕させられます。 私は既に大ファンの一人です。 最高!!
 次は、魔人タジマーのコーナー。わか葉さんとのコンビによる大きいカードと小さいカードのメンタルマジックは、いつものことですが笑いが満載。さらに、マジックは一体どうなっているんだろうと驚かされます。大好きなコーナーです。
 いよいよメインゲストの登場!!! キャラメルマシーンのお二人。まずはド派手なオープニングマジックで会場は大爆笑の渦に巻き込まれます。 息の合ったお笑いとグレードアップされたマジックが炸裂。ボケとツッコミが絶妙でお腹をかかえて大笑い!!
 インターバルは、DVDで飛行機に乗り遅れた自虐ネタでまたも大笑い!! SADAさんの結婚式にどっきりで呼ばれたおだじの映像も、またまた可笑しい!
 後半は、ヘビメタで登場。これも観客を舞台に上げての妙妙たるコラボマジックで大爆ショー。メイクと衣装はヘビメタなのに、なぜか段取りになると素になるSADAさんを突っ込むおだじが超おかしい。
 ラストの二人羽織も最高!いやいやお腹の皮がよじれるというんは、こういうことです!! 予定では、30分だったショーが倍の1時間もやってくれましたよーー。
 最後は、荒木会長のコーナー。ミステラさんのレクチャーは、目からウロコの簡単マジック。 輪ゴム1本で楽しめます。
 それをみて、荒木会長は「いいマジックというのは、そこだけやってもおもしろいんだけど、一つの流れを作ってあげると、よりおもしろくなる」と、素晴らしい改案を見せてくれて更にグレードアップ!! レクチャーコーナーは、ミステラさんに教えてもらえるだけじゃなく、会長のブラッシュアップとの両方を見られるのが、すごいところですネ。
 たった一つのハプニングは、キャラメルマシーンが、予定時間を倍もオーバーしたために、会長のマジックが見られなくなるという羽目に!! 会長コーナーを見るためだけに遅れて到着した、プロマジシャンのケン正木さんが客席に、、、残念、、、次回を楽しみにしましょう。
 お笑い有り、感動あり、一流パフォーマーの最高の演技が毎月2度も見られるプリあらは、本当に素晴らしいです!! 感謝、感謝!!
1月23日(木)
Shiroh
 今日はテレビでもお馴染みの、からくりどーるさんがメインゲストという事で、会場に小さな子供たちの姿も目立ちました。私も、からくりどーるさんという名前を聞いただけで、ワクワクしています。
 開演前にiStudioバスツアーのインフォメーションがありましたが、今回はイチゴ狩りとアンコウ鍋のツアーだそうです。インフォメーションを聞いているだけで涎が出てきます。実は私は昨年これと同じ内容のiStudioバスツアーに参加して、本当に甘いイチゴと、目の前で吊るし切りにされる新鮮なアンコウを、お腹一杯食べて来ました。あっ、この日記を書いているだけでまた涎が出てきてしまう・・・。
 オープニング前のもう一つのイベントは、タイマロさんのプリあらグッズの紹介でした。見慣れているタイマロさんのアラジン姿ですが、一年で一番寒いといわれている大寒の時期にこの姿、お風邪を召しませんように。
 定刻になり、いつものようにミステラさんが登場しましたが、今夜は片手にコーラの空缶を携えています。その空き缶に念力を送ると、あらあら不思議、空缶が膨れてきて、ちゃんとしたコーラの缶に復活してしまいました。会場からも驚きの声とともに拍手が沸き起こりました。空缶だった缶の中から本物のコーラが出て来ると、子供たちからは「おっーー」という驚きの声が上がっていました。
 今回のMCアシスタントは、ぺるちゃんですが、今夜はミニの派手な着物を着ての登場です。落ち着いた感じのスーツ姿のミステラさんと派手な着物のぺるちゃんのコンビ、意外に違和感がありませんでした。二人ともそれぞれにばっちり決まっているという事なのでしょう。
 本日最初のコーナーは、久しぶりの開催となる会員マジックのコーナーです。本日のマジシャンはチャーリー奥田さん。元小学校の先生で現在は神主さんという珍しい経歴の方です。
 プリあらにはいろいろな会員の方がいらっしゃるので、そういう方との交流も楽しみですね。本日演じてくれるのは、保育園か小学校1年生くらいまでが対象のマジックということで、手の中に丸めたティッシュが消えたりする解かり易いマジックから始まったのですが、最後は新聞紙がお札に変わってしまうという、大人が見ても「わっ」と驚くようなハイレベルなマジックでした。
 次は、ビジターマジシャンのコーナーです。今日はケン正木さんとAZUSAちゃんです。ケン正木さんはいつもながらの爽やかな笑顔でシルクから一つの玉を取り出し、それがどんどん増えていく華麗な四つ玉のマジックを演じてくれ、客席からもその見事さに大きな拍手が沸き起こっていました。とても華麗で、自分でも四つ玉を買ってチャレンジしてみようかなと思ってしまうほど簡単そうに演じていましたが、本当は凄いテクニックが必要なんでしょうね。
 次はAZUSAちゃんの登場ですが、何やら新体操のフープのような大きな輪を持ってきました。今日はフラフープでも演じてくれるのかなと思ったら、この大きな輪を使ってのチャイナリングのマジックでした。とてもダイナミックかつ可憐に演じてくれましたが、AZUSAちゃんのマジックはいつも、AZUSAちゃんの雰囲気とマジックの内容がマッチしていて、見ていてとても気持ち良くなるマジックですね。
 次は魔人タジマーさんのコーナーです。わか葉さんと共に登場ですが、タジマーさんの白い衣装とわか葉さんの黒い衣装とのコントラストが目を惹く、見映えのするステージです。今年初めての予言という事で、ハリウッドスターのカードを使ったマジックでした。笑いを誘いつつのカード当ても見事でしたが、その後ろで、わか葉さんが黒い衣装から白いドレスへ早着替えするというおまけもあり、大変楽しいステージでした。
 いよいよ本日のメインゲスト、からくりどーる一座の皆さんの登場です。からくりどーるさんとそのお弟子さんたちのショーがとっても楽しみです。
 まずは美女コンビ、ドリームハートのみずほちゃんと里菜ちゃんがピンクのミニの衣装で登場し、とってもハイテンションに明るく始まりました。
 二人の喋り方が、からくりどーるさんと同じような調子なのも面白かったです。きっと単独でステージに上がっても、一座のメンバーだとすぐにばれてしまいますね(笑)ただのお笑いのようにも見えるのですが、トランプを使ったマジックでは「シャイニングハート」という魔法の言葉をかけると見事にカードを当てるという、マジシャンとしてのお仕事もちゃんとしていました(笑)
 次は「普通」担当の信之介さんのステージで、オーソドックスなマジックを見せてくれました。シルクが消えてしまう簡単なマジックの解説をしてくれているはずが、「えっ」と思うようなビックリした結果になって、会場からも大きな拍手が沸いていました。
 さぁ、いよいよ、からくりどーるさんの登場です。「デブでーーす」、「インチキでーーーす」というお馴染みのフレーズで始まり、会場はすぐに大爆笑の渦が沸き起こってしまいました。ステージに上がってもらうお客さんを探していたからくりどーるさん、プリあら会員の山田さんを見つけて、「他人の気がしない」ということで舞台に引き上げてのマジックスタートとなりました。
 インチキカードを次々と繰り出して笑いを誘い、会場は大爆笑です。また「インチキさんコーナー」と名打った場面では、お笑いなのかマジックなのかわからないような状態でしたが、ちゃんとマジックになっているお笑いでした。
 さらに「あーー、お兄ちゃーーん」と、再び山田さんにステージに上がってもらってのマジックでは、選んでもらったカードがどこかへ行ってしまい、それが意外な場所から出て来るというものでしたが、一連の流れはお笑いにしか見えないのに、実際には凄いマジックになっており、会場は大爆笑と驚嘆の声が入り混じった状態になっていました。笑いに包まれての、あっという間の30分間でしたが、まさしくエンターテインメントですね。お腹が痛くなるほど笑い、楽しませてもらいました。
 最後は、荒木一郎会長のコーナーです。今日のミステラさんのレクチャーは、お札を使ったマジックでしたが、ミステラさんにも、からくりどーるさんの口調が移ってしまったような喋り方となり、そこでも笑いが起きていました。その後、荒木会長が同じ様なマジックをされたのですが、会長のお札の枚数を数えるテクニックはとてもスムーズで、新年早々すっきりとした気分になる演技を見せていただきました。
 次に会長から、プリあらマジックマガジン(新春号)の紹介がありました。タジマジックさん、わか葉さんとミステラさんがお正月号らしく着物で表紙を飾り、さきほどのビジターマジシャンのケン正木さんの四つ玉のマジックも10ページに渡って解説されているという超豪華版です。毎号、中身の濃さに驚かされますが、今回はいつもより10ページも多いのに価格は同じという事で、本当にありがたいことです。(マガジンを買って家に帰り、ケン正木さんの四つ玉講座の記事を読んだ結果、四つ玉マジックへのチャレンジ心を抑えられず、プリあらオンラインショップで四つ玉を購入してしまいました。上達するには試練の道が待っているんだろうなぁ・・・)
 そして皆さんが期待する今年初めての会長マジックとなるのですが、「これまでずっとマジックをやってきたが、『僕はやらないことにした』」というショッキングな発言があり、会場のみんなが動揺している中、何故かマジックテーブルが運び込まれてきました(笑)どうやら、会長自身はマジックを演じないで、他のマジシャンが演じるようです。演じるのは、世界で最も無名なマジシャンということですが、「無名だけど名前がある」という紹介の後に登場してきたのは、いかにも怪しげな「カンタービレ・チョンチョビレ・サカイ」というマジシャンでした。
 テーブルの上に置かれた多くのDVDの中から、お客さんが選んだ1枚のDVDを、マジシャンが当てるというマジックでしたが、チョンチョビレさんは見事に当てることができました。どうして当てることが出来たんだろうという不思議感とともに、チョンチョビレさんはどういうマジシャンなんだろうという疑問も残ったマジックでした。誰かに似ているような感じも・・・。
 本日のメインゲストとのご挨拶で再びからくりどーる一座の登場です。「デブでーす。すみませーん」という一言だけで笑いを呼ぶ、素晴らしいキャラクターですね。マジックも素晴らしいのに、お笑いの面白さにその印象がちょっぴり薄くなってしまうという感じもありますが、両方兼ね備えた素晴らしいエンターテイナーでいらっしゃいますよね。
 最後は司会のミステラさんの締めで例会はお開きとなりました。新しい年になっての初めてのプリあら例会でしたが、いつものように大変盛り上がった例会となりました。皆様、ありがとうございました。今年もまた毎回楽しい例会が繰り広げられていくことでしょう。大変楽しみです。
1月8日(水)
酒井玲子
 今日は私にとって1年で1番大切な日です。荒木会長の誕生日をお祝いしたいと、想いを持って集まられた人達と荒木会長との絆を感じられる貴重な日だからです。
 この日の日記を書かせてもらえる事は凄い事です。
 20年前に荒木会長の誕生日パーティーに初めて行かせて頂いたとき、本当に衝撃を受けました。世の中にはこんなに沢山の人達からお祝いしてもらえる男の人がいるんだ、それも皆、荒木会長を慕っていて、きっと凄い人なんだろうなーと感動したことを今でも忘れられません。
 その時思ったことは「いつか自分もこんなに沢山の人からお祝いしてもらえるような人間になりたい」でした。でもそれは、未だに実現しません。
 時々、親切しながら普通に自分の事だけ考えて生きてたら、まず不可能な事なんだと今は良くわかります。そこから有り難いことに、毎年、会長の誕生日パーティーの貴重な場にいられることに心から感謝しています。
 今年も荒木会長の幅広い交友関係が感じられる色々な分野の方達が100人近く集りました。会場は、荒木会長が24歳の時に建てられた(これも驚くべき事です)大豪邸の中にあるiStudioです。
 どうしても海外のお仕事で来られない有名な実業家の方から素晴らしいお花が届いたり、テレビでおなじみのDr.レオンことヒロサカイさんからお手紙つきの楽しいプレゼントが届いたり、地方からもお祝いのメッセージやプレゼントが沢山届きました。プレゼントを置くコーナーはまるで宝の山のようです。
 最初にいらしたのは若くして世界の頂点を極めたロサンゼルス在中のプロマジシャン:シュート緒川さんでした。少しの間お話をさせて頂いたのですが、「時間より早く来てすみません。この後、仕事が入っていて、今年は日本にこの時期居られたので荒木さんのお誕生日に来られて本当に嬉しいし良かったです」と、言われました。
 ウィザードインの女性マジシャン小林恵子さんも一緒にいらして荒木会長と3人で楽しいひと時を過ごされていました。そういえば、前にナポレオンズのパルト小石さんがいらした時に、「会長宅はまるで日本のMagicキャッスルですよ!」と、おっしゃっていたのを思い出しました。
 さて、今年のパーティーには、マジック界からも大勢の方々がお祝いに駆けつけてくださいました。去年のCBファミリーのクリスマスパーティーでメインゲストを務めてくださった亜羅仁さんを始め、ケン正木さん、ブラック嶋田さん、ミステラさん、ぺるちゃん、ナオミタイガーさん、なか。たつやさん、ドルフィンマジックカンパニーのあさおかるいさん、ヨーヨーチャンピオンのヒラクさん、etc.
 プリあらでは魔人タジマーのコーナーを担当してくださりタジマジックプロダクション代表でもあるタジマジックさんが司会進行をされて、バースデーパーティーが始まりました。
 シンガーソングライターである荒木一郎先生に憧れて中学生の時、歌を習いに来て以来、荒木会長と長いお付き合いで、映画制作会社の社長でいらっしゃる新田博邦さんが乾杯のスピーチをされました。
 「今年もこの日をお祝い出来る事が本当に嬉しいことです。人間は年齢を重ねて行く事じゃなく何をしたかが大切なんだ、と、いつも僕らに教えてくれています。毎年変わらない若さでいてくれる一郎さんは本当に素敵だし、つねに我々の目標です」と。
 みんなが、まるで自分の誕生日のように、いえ、それ以上に嬉しそうな笑顔で荒木会長の周りにグラスを持って集まり、「乾杯!」と。毎年この景色に感動します。
 この日は、本来、お祝いしてもらう側の会長が、集まった方達に美味しいビュッフェスタイルのお食事と豪華なケーキを、御馳走してくださいます。凄いことは全て皆の心のこもった手作り料理であり何十人来ても大満足してもらえるだけの御馳走が並ぶことです。
 私も、ここ数年は手作りのお餅を作らせて貰っています。臼と杵でついたお餅よりも美味しいと評判で、今年はおろし餅、あんころ餅を作りました。
 今年初めてお祝いに来られた方が、「会長のお誕生日なのに会費とか無いんですか?こんなに大勢の人の食事を大変じゃないですか!」と、凄く驚かれていました。
 その言葉を聞いて、私は、はっとしました。会長が、毎年予算を気にせず皆が楽しくお料理やケーキを作れるようにして下さってることが、どんなに凄い事か。改めて感謝の気持ちと当たり前のようになっていた自分の感覚を反省しました。
 お料理は、プリあらの会員でもある秋山直子さんを中心に皆で作りました。ビュッフェのメニューは色とりどりのオードブル、パエリア、春巻き、いなり寿司、チリビーンズ、彩りサラダ、ステーキ、超美味な特性ローストチキンはプリあらでカメラ担当している佐藤理恵さんです。皆さん「どれも美味しいと」喜んでいました。
 楽しいお食事Timeの後、照明が突然消えると、最近オリコンチャートで1位にランキングされ、ますます大活躍されてるピアニストでありプロデューサーであるSWING-Oさん(本名:平川真悟さん)の弾くかっこいい!バースデーソングが流れてきて、皆が歌いだします。
 中央の素敵なソファーに荒木会長が座られると、奥の方からロウソクの火が並んだ美しい豪華なイチゴと生クリームの巨大なバースデーケーキが登場!!会場から歓声が。平川さんはプロのミュージシャンになる前から荒木会長に出会い、人生を楽しむための考え方を習ったそうです。
 毎年、素晴らしいバースデーケーキを作るパティシエはケーキ作りの名人佐藤理恵さん!プリあらのアフターで作る彼女お手製のケーキはプロマジシャンの方達に大評判です。
 ケーキのスポンジに使った、こだわりの卵は何と100個!だそうです。イチゴも、荒木会長のお友達であり日本で1番美味しいイチゴを作ってる農家から取り寄せた心のこもったバースデーケーキが、荒木会長の前に置かれました。中学生が中心のダンシング・チーム iColor'sと一緒にロウソクの火が吹き消されると大拍手、皆さん一斉に携帯電話を出して写真撮影の始まりです。
 荒木会長の交友関係ごとに写真撮影をしました。様々な業界の方達と長いお付き合いをされてきた会長の周りをプロマジシャン、音楽プロデューサー、能役者、芸能プロダクション社長、プロダンサー、映画/TVプロデューサー、ミュージシャン、女優さん、色んな職業の方達が嬉しそうに会長を囲みます。大好きな荒木会長との記念撮影Timeは、なかなか終わりません。最後は全員でハイチーズ!!
 いよいよ、パーティーのビッグイベントであるプレゼント公開の時間です。様々なプレゼントに想いを込めた送り主からのショートスピーチがあり、その一人一人に、会長から(たとえどんな品物であっても!)皆が楽しめる感想とコメントが送られるという、約2時間の大変なショータイムです。
 荒木会長は高校生の時から人気者なので、ご自分の誕生日に友達からプレゼントを沢山もらっていましたが、そのことがとても苦痛だったそうです。貰うのが大好きな私はその話を聞いたとき「なんでだろう」と不思議でした。
 会長は人に何かをしてあげる側でずっと生きて来たから、貰う事はとても苦手なんだそうです。でも、ある時から折角の気持ちを受けて立とうと思い、その代わりプレゼントは自分だけの物じゃなく、皆で楽しむものと考え方を変え、プレゼントのオープン・ショーという形式にされたそうです。
 見ている私達は,どれも、本当に楽しいですが、その場で何が出るか分からないプレゼントとその送り主を楽しく紹介して行くなんて、とても難しい事で荒木会長にしか出来ないことだなと思います。
 それに集まっている人達が、荒木会長との絆を大事に思ってることが根底に流れているからこそ出来るイベントなんだと感じられます。
 どの人のプレゼントも個性的で楽しかったですが、衝撃的だったのはダンシングチーム iColoe's のメンバー、莉瑚ちゃん、奈央ちゃん、マジシャンのAZUSAちゃん、美玖ちゃん、琴浩ちゃん、由凪ちゃんの、ヒップホップ風に歌うアカペラのバースデーソングのプレゼントでした!
 この日のために皆んながボイストレーニングの先生にレッスンを受けて、毎日、一生懸命練習したそうです。歌ってるエネルギーに荒木会長への、iColor'sの想いが溢れていて大人は皆んな心を打たれました。オリコン一位の音楽プロデューサーであり、会長の弟さんの真太郎さんが、早速、契約しようと発言をされていました。
 こんな繋がりは本当に凄い!こんな場面を見せてもらえて感謝の気持ちと羨ましさと感動で涙が止まりませんでした。
 プレゼントの公開が終わり、待ちに待った荒木会長のラス
トスピーチの時間になりました。
 「人の役に立ちたい、人間はどんな人でも本能としてその気持ちを持ってるけど、人の役に立てたり、人が喜んでくれることなんて滅多にないし難しいことなんだ。この人の為に良かれと思ってやったことが、殴られることもあるんだよ。そう言う体験を沢山して来たから、自分がしたことで人が喜んでくれたら、それはもう凄い事で、その事に感謝しか無いんだ」と言う、人生の大切なテーマを教えてくださいました。皆にとって最高のプレゼントです。
 「今日はこのスピーチが聞けたことが本当にありがたいとおもう」と、嬉しさで涙ぐんでいるプロデューサーの方がいました。それぞれの心の中に染み入るような感動のスピーチでした。
 荒木会長の言葉の中で、私が一番心に残ったのは「1年の中で1番今日が自分にとっては辛い日です」と笑いながら言われたことです。
 マジック会やクリスマスパーティーや様々なライブ、ご自分の誕生日パーティーでさえ、相手にその時間を無駄にさせたくない、その人が来て良かったと思えるために、勉強したりアイディアを出し続けてくださる荒木会長。心からお誕生日おめでとうございます。そして今年1年また色々学ばせてくださいよろしくお願いします。

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