このページは2006年の「プリあら会」日記です。2005年版の日記を読まれたい方は年号をクリックしてください。
Date
Name
Diary
12月24日(日)
クリスマス・スタッフ
 この日は、CBファミリー・クリスマス・ディナーパーティの日ですが、日記は、別枠で書かれます。ここをクリックするか、またはトップページの2006年CBクリスマスの欄をクリックして、ご覧下さい。
 現在は、未掲載です。しばらくお待ち下さい。
12月10日(日)
山田秀樹
 プリあらホームページ「インフォメーション」で掲載されていますが、アメリカのマジックメーカー社が荒木会長のカードマジックDVDをどうしても出したいということで、撮影のために来日した際、長谷和幸さんが通訳をされました。マジックを熟知された長谷さんならではの詳細にわたる通訳に会長も感心されていたそうです。そんな長谷さんが今回のメインゲストです。
 例会場内にはカメラを抱えた見慣れない人が・・韓国TVの収録です。撮影対象は、長谷和幸さんなのですが、是非一緒に荒木会長のパフォーマンスを収録したいとの強い要請を受けて、会長もこれを快諾され、例会の雰囲気とあわせての収録になったということです(オンエアーは韓国のみ、クリスマスイブの特番として放送される予定。現在、韓国は空前のマジックブームなんだそうです)。
 奥村幸司さんとおっしゃる若いマジシャンがムッシュ佐久間さんの紹介でおいでになっていて、「ビジターマジシャンのコーナー」でテクニックの光る切れのいいカードマジックを披露してくださいました。
 そして今日は、「プリンあらモードマジッククラブ チョップ・カップ杯マジックコンテスト」の結果発表と表彰式の日です。まずは、一般審査員賞の発表です。前回は、葉月美香さん(ブラック嶋田さんのお弟子さん)が受賞されました。「一般審査員賞」とは、プリあら会員から選出された審査員が審査し、各項目(衣装、演出、印象などの10項目による)の総合得点が最も高かった挑戦者に贈られる賞です。今回は、マジッククリエーターでもあるジン工房さんが受賞されました。演出面において特に高い評価がでていました。
 続いて、プロマジシャン によるビデオ審査にて選ばれた方に贈られる「プロマジシャン審査員賞」の発表です。今年はマーカテンドーさんに審査をお願いしました。「マーカテンドー賞」は、ジブリの魔女の宅急便をテーマにしたかわいい演技を見せてくれたしおーりんちゃんが受賞しました。「今しかできないアクトであり、テーマが彼女にピッタリはまっていた。なにより観客に大いにウケていた」とマーカさんは受賞の理由を語っていらっしゃいました。
 そして、会長より諸々な視点から選ばれた方に送られる「会長特別賞」の発表。将来性をかわれ、中学生の佐原有紀君が受賞しました。佐原くんは、カードマジックの演技をされましたが、そのルーティーンの中に組み込まれいてた「大人びたおしゃべりの妙」が高く評価されたようです。
 受賞されたジン工房さんには新刊されたばかりの荒木会長の『テクニカルなカードマジック講座・2』をサイン入りで、しおりんちゃんにはプリあらで特に厳選した写真立てにかわいい演技の写真を入れてプレゼントされました。そして佐原有紀君には『テクニカルなカードマジック講座・2』のほかに、例会終了後、荒木会長との2ショットにサインを入れてプレゼントされるという特別な副賞がありました。
 あれ、グランプリは? そう、今回はグランプリは「該当者なし」ということになってしまいました。残念ながら、金色に光り輝くチョップカップトロフィーの行方は、来年に見送られました。最後に会長から今回のコンテストについての総評。このコンテストがマジック界の発展につながるよう、更にレベルアップを目指してチャレンジしてほしい。とのお言葉を頂きました。
 いよいよメインゲストの長谷和幸さんの登場です。まず、韓国TV局から撮影用に依頼されたビジュアルな現象のマジックを披露。客の反応など、放映のことも考えて自ら丁寧な前説。長谷さんの独特の雰囲気が会場を包みます。
 借りた指輪が繋がったり、空のグラスからビールが湧き出たりと、韓国のカメラマンも大喜びです。撮影用のマジックは終了しましたが、場内は、歓声と笑いに包まれたまま、長谷ワールドが続いています。そして長谷さんから、本日の特別ゲスト荒木会長が紹介されました。
 今日は、荒木会長の『テクニカルなカードマジック講座・2』の発刊にあわせての例会でもあったわけです。『テクニカルなカードマジック講座』に続いて発刊された『テクニカルなコインマジック講座』の再重版が決定されるなか、『テクニカルなカードマジック講座・2』が出版されたわけです。このテクニカルシリーズはいずれもマジック愛好家はもとより、多くのプロマジシャン、更には海外でも高く評価されています。付属されるDVDがこれまた凄い。
 会長も、韓国TVの撮影用のマジックを用意していました。プリあらグッズの「名刺プリンター」を使ったマジックですが、ただこの道具を使うだけではもちろんありません。これを使って現象を起こすまでの過程に会長のオリジナリティーとこだわりがあり、とても自然にマジックが作り出されていくことに感激しました(HPのプリあらグッズのコーナーでこのマジックの現象や詳細が確認できます)。
 撮影終了後も会長のマジックは続きます。『テクニカルなカードマジック講座・2』付属の中からDVDでは紹介していない作品のパフォーマンスを見せてくれました。更には、ヒロサカイさんの「旅人のすみか」の中の作品「ワラビ?」の荒木バージョン。題して「アラビー」をレクチャーしてくださいました。
 テクニカルと言うだけあって、おいそれと理解できるものではありません。レクチャーと言うエンターテイメントを楽しんだと言うのが正解かもしれません。
 この後、更に会長からの呼び込みで長谷さんのアンコールマジックが。新しく発売される長谷さんのDVDで発表されている新作マジックです。このバラの花をモチーフにしたカードマジックはアイディアがすばらしい。
 いやはや盛りだくさんの2時間半でした。参加者もいつにも増して多く、今年最後の例会に相応しい盛り上がりだったと思います。来年はどんなプリあらが繰り広げられることでしょう。楽しみです。皆さん、良いお年を!

 追記/例会後のアフターでも、韓国TVの取材が予定外で、続行さていました。まだ未発表の会長のテクニック(カラーチェンジ)を観てしまったカメラマンが、撮影しながら体をのけぞらしていたのが愉快でした。
 韓国TVによる特番は「日本プロマジシャン紹介」というテーマのようでしたが、「プリあらマジッククラブの紹介」に急遽、変わってしまうかの勢いで精力的に会長に色々インタビューしていた韓国プロデューサーの快活さがとても印象的でした。「どうしたら、こんなに明るく楽しいマジッククラブがつくれるんでしようか?」

12月3日(日)
篠原康子

 この日、東京目白の高台にある、格式高い椿山荘に於いて【第17回奇術の日交歓会/日本奇術協会創立70周年記念】が開催されました。
 今回は創立70周年の記念ということで、コンベンションスタイルの企画になっていました。会場は、椿山荘の伝統と格式を継承する華やかなバンケットルーム。1000人はゆうに収容できる広々したスペースですが、沢山の人で溢れていました。ご招待を受けた荒木会長、そして、プリあら会の方達も何人か参加していました。
 この奇術の日の交歓会に、私がはじめて参加させていただいたのは、「プリあら」が発足した当初で、荒木会長がフェローシップ賞を受賞された年です。その頃は、知らない人ばかりでした。今は、「プリあら」のおかげで知っているマジシャンの方も多く、素敵な笑顔に沢山出会います。VIP席にお座りの荒木会長にご挨拶に伺うと、会長はマックス・メービンさんとお話中でした。マックスさんは荒木会長著の「テクニカルなカードマジック講座2」もすでにご存知で、互いに笑顔で談話されていました。この本の中には、マックスさんの作品も会長手順になって紹介されているんですよ。
 荒木会長の席には、北見会長をはじめ、どなたかが常にご挨拶にいらっしゃいます。渚晴彦さん、藤山新太郎さん、すみえ先生、ドルフィンさん、ケン正木さん、ダーク広和さん・・大御所マジシャンの方々、それぞれの方と楽しげにお話を交わしては、握手をされている会長の姿が印象的でした。
 表彰式では、マックスさんに松旭斎天洋賞が贈られました。
 お昼過ぎから、マジックコンテストやクロースアップガラショー、セミナー&レクチャーなどにも参加していた「プリあら」運営委員の佐々木さんが「ドルフィン・カンパニーのSAKURAちゃんがすごくよかった」と隣で教えてくれましたが、マジックコンテストの表彰式では、やはり、最優秀賞に輝きました。小さい体全部から喜びが溢れてます。おめでとうございます。さすが、佐々木さんも見る目あります!
 藤山晃太郎さん、アン・ハ・リムさん(韓国)が優秀賞に選ばれました。

 続いてのステージガラショーで演じるマジシャンの方々は、マーカ・テンドーさん・幸条スガヤ&サオリさん・葉月美香さん・亜羅仁さん・KYOKOさんと、とても豪華なメンバーです。
 なかでも、葉月さんの成長ぶりには目を見張るものがありました。2005年プリあらチョップカップ杯コンテストで一般審査委員賞を受賞されたことが記憶に新しい葉月さんですが、とても新人とは思えない立ち振る舞いの優雅さ、甘美なシルエットにうっとりです。
 亜羅仁さん&有加さんは、可愛らしい女性が加わり3人のユニットで登場。初めて観たメルヘンチックな演出に興奮しました。幸条スガヤ&サオリさんとKYOKOさんは、プリあらでも演じられた、完成度の高いFISMアクトを披露され場内を歓声でいっぱいにしていました。
 テンドーさんの普段は、気さくな三枚目といった感じですが、ステージ上ではとてもスタイリッシュ!若手のマジシャンがマーカさんを目標にする気持ちがわかりますね。ホント、カッコイイもの。七色の多彩な照明が出演マジシャンのオーラを存分に引き出していました。
 大盛況の中、終演です。さて、帰ろうと立ち上がると、それぞれの椅子の横にお土産袋がおかれていました。それは、日本の奇術界の足取りをたどる「日本奇術連盟の歴史・70年の歩み」と書かれた「記念誌」と歴代の奇術師をモチーフにした記念切手シートなど。参加した人しか手にいれられない貴重な品、うれしい〜。
 贈呈品を担当されたダーク広和さんから「今回のお土産はスゴイですヨ。自分でいうのもなんだけど、これだけで、チケット価格の何倍もの価値があると僕は思います」と話してくださったのを思い出しました。家に帰り、さっそく、ワクワクしながらお土産を広げました。記念誌の充実した内容に驚きました。貴重な古き写真が何枚も掲載されています。歴代人、石田天海さんのアメリカ日記など、とても興味深く読ませていただきました。
 昭和11年にプロマジシャン団体・日本奇術協会が発足し、当初はマジシャンが11名ほどだったこと。。そして70年たった今、こんな大盛況なパーティーを開催。協会の長い歴史にふれ、伝統にふれ、感慨ひとしおです。とても有意義な勉強になるひとときでした。北見会長、協会実行委員会の方々おつかれさまでした。有難うございました。これからも宜しくお願いします。(補足/12月4日にスポーツニッポン新聞にこの日の記事が掲載されていました)

11月22日(水)
ムッシュ佐久間
 今日はプリあら会の例会。HPの「プリあら日記」を書くことになっているので少し緊張ぎみで会場へ。いつもより早く会場の砧区民会館に到着した。地下の食堂で腹ごしらえしとこう。牛丼を注文。おっと、偶然、会員の鈴木さんにお会いして、思わずマジックを披露。 しかし、注文したはずの牛丼は待てど暮らせど来ない。催促し、来たのは例会開演3分前。かっこんで食べていると「お詫びに」と出してくれたのが超熱いコーヒー(嫌味か!!!)
 息きらせ、1分前に会場入り。早速、楽屋をのぞきにいってみる。今日の会員マジック、森田悠一君がいた。大学生の彼は、ただ今、試験真っ最中とのこと。試験は苦手なようだが、マジックはてなれたもので出演前の緊張も見られず落ち着いた様子。 メインゲストの伊藤夢葉さんと言えば、出勤前のお父さんのようにもくもくと着替え中でした。以上、控え室のスケッチ。

 さあ、例会が始まります。皮切りは、森田君のマジックインキをウォンドに見立てた演技。4本だしからキャップをシンブルにしたルーティーン。みごと!!途中、演目のスプーン曲げを演じ忘れたと・・・残念そう。 会員から借りたお札を燃やしてしまうマジックにはみんなびっくりしてたな。今日、始めて例会に参加された方のお札が燃やされた。その瞬間の心配そうな表情が印象的だった。その後、みごとにジッポライターからお札が出現(ぱちぱち)
 ストーリー仕立てのシナリオの面白さはモリックマジックの真骨頂。それを支えるテクニックがすばらしかった。プロに向けて歩き始めた森田君をみんなで応援しましょう。
 ビジターマジシャンはシルキー渚師匠 と沙門零さん。沙門さんの「白いシンブル」を「傘の先」だと言いながら、面白おかしく、しかも鮮やかに演じる姿に感服。初めてお目にかかるマジシャンはちょっとドキドキするね。2月にメインゲストで登場されるとのこと。どんな不思議を見せてくれるのか、楽しみだ。
 いよいよメインゲストの登場!!司会者の紹介よりも前に登場!故意かミスか!! すでに笑いを取っている。さすが、おしゃべりマジックのスーパースター・伊藤夢葉さん!ロープやシルクマジックの手腕もさることながら笑いのオンパレードに抱腹絶倒させられた。観客の笑いが途切れることが無い。ジェットコースタートークの中にキラリと光る達人の技!!
 あんなにしゃべるリングも始めてみた。スポンジ カードと続く、いずれのマジックも観客参加スタイルで、そのからみが最高。とくにロープの首抜けで参加した坊やのかわいらしさをうまく引き出し、なんでもなさそうなマジックをとても面白く演じられていた。至極感心。今日の会員達は帰宅後、腹の皮がよじれているだろう。
  更なる、メインコーナー、「日本一サングラスが似合う男」と日刊ゲンダイに掲載されていた会長のコーナー。今宵は、プリあらグッズを紹介。
 二人の選んだカードが一枚になってそれを縦に引き裂くとそれが二人のカード???。 どうして?不思議だ。欲しい〜〜 絶対買いです!!
 マジックの後「今日は真面目な話をします」と言われた。会場に緊張が走る。「テレビのマジックでサクラを使うが、あれはマジックにおけるサクラの使い方じゃない。賭博で人をだます時の使い方だ」というとても勉強になる話だった。そこで会長流、マジックにおける正しいサクラの使い方を演じてくれた。シンプルなカード当てだったが、誰がサクラなのか全くわからない??「僕がサクラです」と会長。
 最近のテレビ局のヤラセや偽装マジックをとても解かりやすく批判された。マジックに対する愛情のかけらも無いテレビ局、視聴率至上主義の番組作りを心から憂いている会長の気持ちが、すべての会員の心に響いた夜だった。
 昨今のテレビ報道といえば、マジックコインの改造問題でマジック界から逮捕者が出ると言うマジック界始まって以来の大騒動があった。被害者もいない逮捕劇や、視聴率をとりたい為に、意味のないギミックのネタばらしを垂れ流す報道と言うものに怒りを通りこして大失望していた私だったが、例会後の感動の余韻が続く中、家路についた。

11月18日(土)
中村ひでのり
 今日は今年最後のi-studioバスツアーです。参加マジシャンもミステラさん、シルキー渚さんという嬉しい顔ぶれで、初参加者も6名。その中にはプリあらチョップカップ杯で大人顔負けの素敵な演技を見せてくれた小学4年生の「しおりんちゃん」もいました。
 今回は特に、随所に趣向がこらされていて楽しかったです。「自己紹介コーナー」からして傑作です。与えられた一つのテーマに対して自分の体験を発表するというもの。そしてそのテーマとは「過去に最も興奮した出来事、もしくは食べ物、または未来にこんな事が有れば最も興奮するなと思う出来事」の3つの中から選んで発表する事に。それぞれ個性あふれる発言にバスの中は笑いの渦に包まれました。特に印象深かったのは「夫に初めて出会った時が最も興奮した!」とその当時を思い出しながら夫をベタ褒めした奥さん!!私もやがてそんな事を言われるようになりたいな。
 今回は実に遊び心が満載で、「福くじ」引きで自分の所属するグループが決まっていきます。全く無作為に配られた「福くじ」ですが初参加で仲の良い夫婦が同じ組になったり、似た者同士が同じ組になったりと不思議な組み合わせに少々吃驚しましたが、たとえどのような組み合わせになっても楽しめるよう考慮されていました。それは「組長制度」と名付けられ、あらかじめ会長が選出した「組長」6名が自分の組員が楽しく、また農園でも迷子になったりしないよう気を配るように6組の各組長に指導されていたためです。
 また「組長といえども人に命令してはいけない。お願いすることは出来る。」という決まりも可笑しかったです。車中は、組長対抗のゲームが繰り広げらたりと大盛り上がり。あっという間に、柿狩りの鈴木農園に到着。
 バスから降りると晴天で暖かな空気が漂っていました。(今この日記を書いているその翌日は雨でしたからとてもラッキーなのです)。初めて参加した人は農園のあまりの広さに唖然!! 柿だけでなく名物筑波ミカンもたくさん木に成っていて見上げると青空とミカンのコントラストが何とも言えない爽やかさに包まれ心までもが穏やかで暖かなオレンジ色に染まりました。とったあとに食べた柿も格別でした。
 楽しい柿狩りを後にし、i-Studio大洋村へ。到着するやいなや驚くべき光景が!!大洋村の北浦湖が一望に見渡せるように樹木が切り開かれています。さらに、まるで美麗にラッピングされたかのように、何かが幕で覆い隠されています。
 幕が降りた瞬間に、ナントぉ立派なあずま建築物が現われました・・・皆一斉に『わー凄い!』と歓声が上がりました。その名も、「あずま屋・いさお亭」!!
 絶景を背にした一等地に立派なあずま屋が建築されていたのです。「いさお亭」という名は、毎度バスツアーを楽しみにされている88歳の太田勲さんのお名前からとって会長が命名されました。高齢で体も万全でないにもかかわらず、バスツアーは「生きがい」と毎回楽しみに参加されています。太田さんがバスツアーの最後に書くアンケートには「あと何回このバスツアーに参加できるかな?」と必ず書かれていると会長。
 「太田さんに、いつまで、バスツアーを楽しませてあげられるだろうか? 88歳の太田さんに、楽しいことを沢山味あわせてあげたい、見せてあげたい。「いさお亭」にはそんな想いが託されていました。さらに、「いさお亭」と金文字で彫られた石碑が会長からのプレゼントだと発表されました。太田さんは、突然のプレゼントに大変な驚きようです。実は、この石碑はかなりの重い物ですがトロフィーのように、高く持ち上げて嬉しそうにみんなに見せていたのが、印象的でした。
 久しぶりにバスツアーに参加された、シルキーさんも「以前とまったく違うところにきたみたいだね。この景色は凄いよ!」と大感動されていました。あずま屋建築と同時に、現われた湖もまさに、絶景!!私も何度もバスツアーに参加していますが、こんな素晴らしい環境を目前にしこれをプロデュースされた会長に感謝の気持ちが沸き起こりました。有志の人から「いさお亭寄金」が集められ、およそ2週間という短期間で建てられた「いさお亭」。太田さんの話を聞き喜んで建築を担当してくれた木村さん。湖がよく見えるようにと木を切る手伝いをしてくれた80歳の利光さん。
 このいさお亭は太田さんのために建てられたものだけど係わっている全員の喜びにも繋がり名所となって語り継がれていく素晴らしいものです。さて、そんな大感動のレセプションの後は、今日の組員たちが腕前を競う、ガーデンパーティ。コシヒカリを使った、きりたんぽ鍋やホタテ窯焼き、マグロ焼き、味噌田楽と料理が出来上がり手作りならではの美味しい料理を食べつくす至福のひととき。
 お腹が満たされたところで、ミステラさんのマジックショーの始まりです。私はプリあら例会での爆笑パフォーマンスにすっかり彼の大ファンになりましたが今日も笑いと驚きの連続!!見るたびにパワーアップ、そして体中から発せられるオーラ。元スタントマンを生かした独特の体を張ったパフォーマンス、ミステラ流ルーティンは他のマジシャンには決して真似の出来ないもので精魂込めた精一杯の演技に大拍手が止みませんでした。
 「今日参加したみんなに本当に楽しんでもらいたい」という熱意が強く伝わってきて帰路の途中まで感動を抑えられませんでした。私は昔「幸せとはどこにあるのか?」とよく考えた事があります。「幸せとはこんな所にあったのかな」と考えさせられた一日でもありました。
 それは自分自身が直接受ける喜びではなくて人が喜んでくれる事によって自分も嬉しくなる気持ち。この心が幸せにも結びつくということ。
 プロデューサーである会長が、「人は、偶然、楽しい事や幸せな人生に出会うわけじゃない。誰かが努力して作り出そうとしなければ、誰も幸せにも楽しいことにも巡りあうことは出来ない」と教えてくれたことがあります。
 「太田さんが喜んだだけではなく、その喜んでいる姿を見て参加した全員が嬉しい気持ちになったこと」「みんなが協力して作り上げる料理の美味しいこと」「みんなと同じ料金を払ってツアーに参加したのに、精一杯マジックを見せてくれるマジシャンの事」「会員一人一人を大切に思ってプリあらやバスツアーを作ってくれる会長」「マジックだけでなく人生も教えてくれる会」、それがプリあら会です。
 太田さん、「あと何回来れるかな?」なんて言わずに120歳まで長生きして下さいね。それが『東屋いさお亭』とみんなの願いなのだから。
11月10日(金)
篠原康子

 今日は待ちに待った実に2年ぶりの【プリあら第5回大オークション祭】の日。参加していただけたプロマジシャンは、シルキー渚さん、ケン正木さん、マイク太田さん、原岡真吾さん、岡井泰彦さん、竹たけおさん、なか。たつやさん、ペルさん。皆さんから心のこもった品を多数出品していただきました。
 会員の出品は、山田秀樹さん、松崎忠さん、ジン工房さん、むっしゅ佐久間さん。こだわりのオリジナルお手製商品の数々です。会場参加は出来ませんでしたが、MYSTERAさんやアイビデオの白澤さんからも、貴重な品のご提供があり、今年のラインナップは、例年以上に充実しています。どんな展開になるかワクワクです。 
 プリあら大オークションの時は、司会・進行を会長が引き受けてくれています。オークションには多彩な出品パフォーマーが大勢参加されますので、それを全て許容し持ち上げる力がなくては、「プリあらオークション」独特の楽しさは味わえません。なので、司会進行は会長でなければダメなんです。
 トップバッターは、ケン正木さんです。ケンさんがまず「昨日のハラハラした出来事」を駄洒落まじりに面白く話されます。会場は早くもわきあいあいのムードに。首剣刺しから絶版の書籍など、実演をまじえて出品物が紹介される度に大歓声。競りに入ると番号札が沢山上がっていきます!!皆の上げた手がなかなか下がりません。
 「プリあらオークション」は、普通のオークションと違って、一定の金額にまで競り上がるとマジシャンの方々からストップがかかる事もあるんです。
 今日も、ケンさんから「そこまでで!」とストップの声がかかりました。この時点では何人もの希望者が残っています。前年までは、「じゃんけん」で決定していましたが、今回は「マジックに関するクイズ」で落札者をきめることに。
 「1800年代に大活躍し、マジックの父といわれた、伝説のフランスのマジシャンは誰?」
 落札者から、なかなか、答えが出てきません。が、「はい!ロベールウーダン」正解!ってな感じで、クイズに正解し、落札者は大満足の笑顔です。
 岡井泰彦さんの目玉商品のスフィアーを、私は地方会員の方から「落札してほしい」と頼まれていたので、願をかけて手を上げていました。
 みごと、市価の1/3の価格で落札することに成功♪うっれしーー。後でその旨を報告。入札された会員さんは、とても喜んでくれました。
 今回、メールの登録をいただいている会員の方全員に目玉商品のラインナップを事前連絡しようとしたのですが、オークション日の直前になってしまいました。次回からは、地方会員の方の為に「メールの入札」というルールが採用される事になりました。楽しみですね。
 ジン工房さんは、TVでセロが演じていまやマニアの間では大人気の「ムービング・ポイント」や超リアルなお札ファンの出品。これも実際の売値の半額で落札。いいんでしょうか?

 はるばる新潟からいらしてくれたマイク太田さんは本手錠のマジックやジャンピング・スツールなど、貴重な品をマジックがらみの楽しいお話と一緒に提供してくださいました。
 なか。たつやさんも、ほとんど新品のみかめクラフトのクロスアップテーブルなどなど。会長からも「ほしい!」と声が上がってましたね。
 原岡信吾さんは、京都の骨董品屋で買ったという、「昭和初期のマジックグッズ10点セット」さらに、ご自身がFISMに出場した時に使っていた思い出あふれるマジックバックなど。「手放したくないものだけど、思い切って出品します」との出血サービスぶりです。
 今回の人気の一つは、山田秀樹さんの手作りマジックの数々でしたね。オプション付きダンシングケーンセットやきらきらと光るお手製ファンカードは、ケンさんをはじめとするプロマジシャンがこぞって手をあげていました。山田グッズは、仕上がりの美麗さでは大人気でした。
 「プリあらオークション」の楽しさは出品者も入札者も、プロマジシャンも観客も、一緒になって、オークションを楽しめるところです。時には会員以上に身を乗り出し、白熱してじゃんけんやクイズに答えるマジシャンの方々。
 ペルちゃんはトランプ柄マニアだからと、綺麗で楽しい小物をセットで出してくれました。「イカの串刺しのおもちゃ」は、ケンさんから「それ単品でだしてよ」との声が上がります。この「イカ」を使ったネタが考えついてしまったからと、どうしても落札したい様子のケンさん。その表情がとても可愛らしかったです。
 サービス精神旺盛なプリンさんも久しぶりの登場。いつものように楽しいグッズの超定価オファー。そして、山口県にいる元プリあらスタッフの小林くんからは、ハリー・フーディニを描いた映画「魔術の恋」のDVDを欲しい人全員に500円で譲るサービスもありました。売り上げは、すべて会に寄付ということでした。コバちゃん、ありがとう。
 地方の会員の方からもいくつか出品があり、山田浩久さんからは海外DVD各種の出品がありました。「あまり、高く売れませんが・・」と私とのやりとりがあったせいか、「予想外の結果ですね。びっくりです」との喜びのメールを頂きました。
 ステージ用品からクロースアップグッズ、DVDなど、出品された商品は100品以上。不落札品は一点も無く、全て完売でした。協力していただいたマジシャンの方々が異口同音に「また来年もやってください。絶対参加します!」「こんな楽しいイベントは他にはないよ!」と話してくれたのが、とても嬉しかったです。有難うございました。
 毎回、形をかえて楽しさが増していくこのオークション。人が楽しんでいるひととき、豊かな心と温かい心がふれあう瞬間に、来年も再来年もずっと触れていきたいと思います。この日記を通じて、参加したくとも出来なかった皆さんに、私たちが味わった楽しさを少しでもお分けできれば幸いです☆

10月22日(日)
正木亮
 薫風が頬をくすぐる季節が徐々に去り、小雨まじりで肌寒く、温度変化の分岐点を向かえる中、いつもの楽しい例会がスタートした。 が・・・ いつもと違うのが今夜の “僕!” 実は、例会前夜、急遽、ピンスポット久住さんの代りにスポットをやってほしいという依頼があったのだ。さらに、プリあら日記も担当している。少しでも会の役にたてるのは、ほんとうに嬉しい。
 会場に着くとすぐ、佐々木さんとオープニングからエンディングまでの、照明の手順を簡単に打合わせた。 とにかく、司会や演者がスムーズに進行出来る様に、との思いだけで、ぶっつけ本番の“ピンスポット正木”の初デビュー。
 まず、今回のチョップカップ杯コンテストには、2名のエントリーがあり、始めに、リオ広沢さん(A会員)の演技が始まった。荒木会長のスローでムーディーな名曲に乗っての、 4つ玉とシルバーボールを披露。
 続いて、ジン工房クリエーターの今田賢二さん(B会員)が、手作りで、宝くじがお札に!扇子がお札に! お札、お札、お札の出現マジックのオンパレード。
 僕もお札を題材にしたマジックが大好きなので、これは楽しめた。 この今田さんに対しての照明はチョット複雑だった。登場時、演者に対し、サイドライト2機が点灯後、ピンスポットを徐々に大きく開けながら拡げて行く、演技修了間近に、サイドライト2機が消灯後、徐々に小さく閉じながらピンスポットを絞って行く様にとの指示があったのだ。うまくできるか不安だったが、作業は無事に終わった。ほっとした。
 ビジターマジシャンは、マーカテンドーさん・ペルさん・ミステラさん。ペルさんとミステラさんは、コラボレーションマジックをみせてくれた。さとるさんへの応援マジックで、ギャグあり、危険術ありのお二人のマジックは、実に楽しかった。その後に呼びこまれたマーカさんが「あんな夫婦漫才の後に俺に何をやれというんですか?」というセリフには、ふきだしてしまった。
 いよいよメインゲストの “さとる” さんの登場。 彼は、マーカテンドーさんの右腕でもあり、本業は精神科医。 さとるさんは、マーカさん曰く「空気のような存在」だそうだ。なくてはならないものという意味も含まれている。お二人に深い絆を感じずにはいられない。さとるさんは、プリあらの為に2006年FISMで演じられた、クロースアップ手順を再現してくれるという。マーカさんは、それに不可欠なクロースアップテーブルも用意してくれた。もちろん、バックカーテンもマーカーさん自慢のスパイダーセットである。本当に面倒見のよい方である。
 さとるさんは、世界に向けて作った完成度の高いFISMのルーティーンを、英語から日本語へ脚本を書き換えて、念入りに練習をしてくれたそうだ。はじめは、和訳日本語みたいなへんな日本語になって、とても演じずらかったそうです。様々な改善をほどこされ「日本語バージョン」をつくってくださり、「へんな日本語をしゃべるマジシャンから、日本語ぺらぺらのマジシャンになってきました」とゲスト担当の篠原さんとのやりとりがあったそうだ。楽しく、誠実な人柄が感じられた。
 その、海外でも大うけだったという、FISMのルーティーンは、大変すばらしいものだった。
 ストーリー展開に起承転結があり、最期のクライマックスでは、客席から大拍手がおこっていた。アイディア満載のクロースアップショーだった。アンコールは、シンブルとゾンビを披露してくれた。彼の本業はなんだっけ?? ついつい忘れて見入ってしまうほどの華を感じた。
 さぁ、これをみずしておわれない、荒木会長のコーナー。会長のマジックを “生” で見れるチャンスもすごいけど、会長の話す内容や表現一つ一つが、ガツンと僕の胸に衝撃が走る、心底、為になるこの一瞬である。 僕自身、このコーナーの為だけに参加する事さえある。 
 会員の柴田君を隣に、2種類のマジックを紹介してくれた。1つ目は “赤、黄、緑” のプラスチック製のプレートがあり、真中に穴が開いている。 柴田君が選んだ “緑” を赤と黄で挟み、赤いリボンを3枚の穴に通すと、なんと彼が選んだ “緑” だけがすり抜けてしまうマジック。 2つ目は、52枚の色々なギャフカード(トリックカード)を使った遊び方を披露。 選んでもらった、“スペードの3” を強くこすると、マークが斜めに伸び、実際にこすれてしまったようになったり、カードにファスナー描かれていて、このファスナーを開いて相手選んだカードが出現したり。オリジナルなアイディアでいくつものマジックを演じられる会長に、マニアでありカードマジックに精通している柴田君が、もともとのどんぐりのような丸い目をさらに丸くして、パチパチ瞬きしてみせる表情がとても印象的だった。
 今夜の例会が全て終わり、後片付けの最中、佐々木さんが、すっ飛んで来て 「いやー、すっごいじゃん、とても初心者とは思えないよー。 しかも、司会が、ビジターマジシャンのことにふれたときに、すぐ3人に(ペル、ミステラ、マーカテンドー)ライトを当てた所なんか、さすが!うまい! と思ったよ」と言ってくれた。お褒めの言葉を頂き、僕の中に満足感がわいた。迷惑をかけることなく、喜んでもらえて、うれしかった。プリあら日記を書くので(照明作業でメモが取れないので)演者の内容一つ一つを頭の中に、たたき込んでおいた一方、ピンスポット担当の特権で、回りが全て見渡せる一段高い“特等席”から例会を観察できた。
 荒木会長! そしてスタッフのみなさん! 毎回、楽しませ、そして勉強にもなる、プリあら会、本当にありがとう!!! いつも会場を去り帰路に向かう途中、少しでもいいから、何か自分に出来る、感謝や恩返し、はないのかなぁーって思いになるんだけど・・・ 僕にとって一番出来る事は、毎回元気な笑顔で例会に参加する事だけだ!
10月10日(火) 隅谷治子
 今夜のメイン・ゲストは、ウィザード・インの林敏明さんです。林さんは、マジック・キャッスルのメンバーで、テクニカルアワードの総合5連覇という世界記録の保持者でいらっしゃいます。
 空缶を使った”カップ&ボール”では、ボールの代わりにプチトマトが出て来たり、さらに、その空缶が新品のウーロン缶になっていたり!技術伝承者として数々の伝説を残されているだけではなく、エンターテイメントを重視しているので、演じるときのトークもおもしろいです。カードを使った計算マジックでは「マジシャン林は何もやってな〜い」というセリフとお客さんに問いかける間の良さに、思わず笑ってしまいました。レモンからお札が出現するマジックなどもデモンストレーションに独特な雰囲気がありました。アンコールでは、林さんのステイタスにもなっている「カードセット」の妙技を披露してくださいました。自らのギネス記録に挑戦するのです。その横で師匠の柳田昌宏さんが実況中継。みなぎる緊迫感。3回目のチャレンジで、みごとに記録達成! 47秒の記録が40秒台へと更新されました! 
 会員マジックは、むっしゅ佐久間さん。『プリあらグッズ』を使った「できまーす・グッズ・シアター」で”フィンガー・リール”を披露。「使いやすくて、安い!」と、最後はテレビショッピングみたいになっていました。
 また、ビジターマジシャンは、柳田さん、マスター仁さん、そして、そして、シルキー渚さんが紹介されました。
 いつも極上のマニピュレーションを見せてくださるシルキーさんですが、今日は「マジックを見るときのマナー」についてのお話を実話を取り上げて面白おかしく話して下さいました。見ているマジックがこの先どうなるんだろうと、ワクワク・ドキドキしているときに、横から種やこれからの現象を解説されると見る側の気持ちが一気に冷めてしまいますね。特に、少しマジックが分かって来たアマチュアの人に多く、本当に上手になった人やプロマジシャンにはいないんだ、とシルキーさんがおっしゃっていました。
 「チョップ・カップ杯」の挑戦者は、正木亮さん。正木さんは、プロの方が集うライブにも出演されるほどの腕前。副会長のミスター・プリンさんに変わって、テンヨーグッズの新作紹介もして頂きました。新商品は、どれも面白そう!

 ラストを飾る会長コーナーは、新作の『プリあらグッズ』を2種類、紹介してくださいました。ナチス・ドイツの腕章を片腕にはめての登場です。この腕章が、じつはお財布であり、マジックになっています。ドイツの ヒットラーのお話から始まります。腕章がウォレットとして扱われるプレゼンテーションになるなんて、誰も考えないと思います。もう一つは、ミスプリント・カード(マインド・リーディング・カード)。52枚のなかから、相手が心の中で思ったカードをずばり当ててしまうんです。 ハラハラ・ドキドキしますが、なぜか必ず当たります。会長のプレゼンテーションで、最後には観客全員の気持ちが一つになり、カードが当たる瞬間、一人一 人のテンションが絶好調に達するのを感じました!

 「プリあら」では、例会のアフターに参加できることも会員の大特権です。スタッフの佐藤理恵さんが作る美味しいケーキを頂きながら、ゲストを囲んで、ワイワイとマジック談義に花を咲かせます。今回は、ビック リ。柳田さん自ら、林さんが披露してくださった”カードセット”の方法をレクチャーしてくだったのです。効率的なピックアップのしかた、初心者のやり方、カードセットが出来ることの利点など、細かく丁寧にご指導してくださいました。
 会長は、このカードセットをジョン・ハーマンの方法で見せてくださいました。これは、カード・セットそのものがマジックになっていました。しかも、アウト・ジョグ(飛び出させたカード)をギネス方式のようにピックアップして並べていくのではなく、そのまま抜き出すという作業を数回繰り返すだけで、カードが揃ってしまうんです。この方法は、見ていてビックリしました。
 もう一つ盛り上がったのが、新作のギャフ・デックです。ギャフデックは、ユニークなカードがばかり、そのカードを使って、会長が面白い現象をいくつか見せてくださいました。そのうちの、珍しい一枚のカード、それは、「100年前のカード」という設定の古めかしい状態のカードですが、これを使っての柳田さんと会長とのセッションのようなものが行われ、会長は、100年という時代の流れをしっかりと感じられるファンタスティックなルーティンをその場で作って見せてくださいました。即興で作られたマジックとは思えないできばえに、みんな、びっくり!!!
 このカードは、近々『プリあらグッズ』で扱う予定ですので、どうぞ楽しみにしていてくださ〜い★ウィザード・インの柳田さんと会長のつながりには歴史があり、絆を感じます。ロス在住のシュート緒川さんが、来日されると必ず、過密スケジュールを押してでも、会長宅へいらっしゃいます。11月発売予定の「テクニカルなカードマジック講座2」のDVD撮影の際も、来日したその足で、会長宅を訪れ、撮影に協力してくださったのです。柳田さんは、「プリあらには何でも協力するから」と常に協力的にして下さいます。柳田さん、林さん、今日は素敵なショーをありがとうございました★
9月21日(木)
池畑成功

 今夜のプリあらは、「お笑いとマジックのコラボレーション」という、いつもと違った趣の例会でした。いま人気急上昇中の若手漫才コンビ・ロケット団がメインゲストと司会の両方を担当、もう一人のメインゲストはやはり人気急上昇中の美人マジシャン・荒木巴さんという組み合わせです。
 荒木巴さんはプリあら初登場、ロケット団の登場は今回で3回目になります。いつも盛りだくさんなプリあらですが、今日はさらにこれでもかというくらいの内容の濃さです。
 まず最初は会員マジックのコーナーから。出演は、プリあらではおなじみの山田秀樹さんです。今夜は珍しく黒ずくめの和服を身にまとい、奥様の恵美子さんと、和風に華麗に山田流マジックを披露して下さいました。山田さんのマジックは、道具も演出もすべてがオリジナルなので、その造形の美しさにも感動します。続いて、原大樹くんは高校1年生で、奈良の山奥から10時間かけて東京に来たそうです(今日は木曜日ですが、学校の方は大丈夫なんでしょうか?)。今夜の原くんは、ミリオンカードを披露してくれました。彼の演技は中学生の時から見ていますが、一段と上達したように見えました。舞台で「世界を目指して頑張ります」と言っていましたが、大いに期待したいですね。 
 さて、ビジター・マジシャンのコーナーですが、毎回プロのマジシャンが遊びに来て下さるので、今回は誰が来てくれているのかと想像するのも、例会の楽しみの1つです。今夜は、シルキー渚さん、ケン正木さんのお2人です。シルキー渚さんはスポンジ・ボールでプロの技を見せて下さり、ケン正木さんは時事ネタ・マジック。ポスト小泉で安倍晋三首相が誕生したことに引っかけて、小泉首相をあしらった赤い郵便ポストからハート(心臓=晋三)が飛び出すといった、アイデア満載のダジャレ・マジックで会場を爆笑の渦に巻き込んでいました。  
 チョップカップ杯のエントリーは、チャーリー奥田さんとしおりんちゃんの2人でした。チャーリーさんのユーモアあふれるマジックも面白かったですが、驚かされたのはしおりんちゃんです。
 なんと小学4年生だというのに、大人顔負けの見事な演技で、女の子らしく花を中心としたマジックを見せてくれました。カラの箱からいろいろなものを取り出したり、デッキブラシにまたがって宙に浮いたりと、末恐ろしい小学生が現れたものです。しかもしおりんちゃん、とっても可愛いんです。ぜひこの若い才能を、大きく育てて欲しいものです。
 次にロケット団の漫才ですが、抱腹絶倒、その日にどんな嫌なことがあっても、これさえ見れば憂鬱は、すべて吹っ飛んでしまう。会場は、一人として笑わない人はいない、まさに笑いの大洪水という感じでした。
 そして、もう一人のメインゲスト「お皿の国のサラダ姫」こと荒木巴さんの登場です。巴さんはドリーム・かずよしさんのお弟子さんとのこと(な〜るほど、納得)。姫は「独自のキャラクターでパフォーマンスとお笑いの融合を目指している」そうで、文字通りそれを舞台でも実戦。お姫さま系のルックスからは想像もつかないような弾け方で、初っぱなから見る者を自分の世界にぐいぐいと引きずり込んでいきます。
 圧巻は、ゴム手袋を頭からかぶったパフォーマンスでした。ミステラさんの、大型花火を口にくわえて破裂させるという自虐ネタを彷彿とさせるパフォーマンスに、これぞ芸人魂といったものを垣間見たようで、大変感服させられました。
 ロケット団にしてもサラダ姫にしても、今夜のメインゲストのコーナーは、笑い、笑い、笑いの連続、お腹もよじれんとばかりに笑わせてくれた35分でした。
 さて、最後はもう1つのメイン、荒木会長のコーナーです。このコーナーを目当てに例会に参加している会員も多いと聞きますが、実は僕もその一人です。今夜のマジックは、「のっぺら坊」というカード・マジックでした。荒木会長のマジックが面白いのは、華麗なテクニックはもちろんですが、そのストーリー性にあるような気がします。直木賞候補になった「ありんこアフター・ダーク」をはじめ、いくつもの小説を上梓しているように、ストーリー・テラーとしての卓越した才能を持っている会長だけに、演じるマジックによってカードをいろいろなものに変化させ、命を吹き込み、ストーリー性の高いマジックに仕立て上げてしまうのです。
 今夜の会長は、カードを街に見立てていました。裏表のまざったカードをスプレッドすると、それが本当に人々が行き交う街の雑踏のように見えてくるから不思議です。目の前で繰り広げられる不思議な現象に、みな感嘆の声を上げていました。
 この「のっぺら坊」は、以前、「プリあらグッズ」としいて発売されていたものですが、新たに会長の演技を撮り直したレクチャーDVDを付けて2500円で再発売されるそうです。とても楽しみですね。僕もこの場をお借りして予約させていただきます。
 こうして約2時間にわたる今夜の例会は終了しました。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいますね。出演者のみなさん全員が、それぞれに素晴らしいパフォーマンスを見せて下さり、大爆笑、大興奮、大満足の一夜となりました。 僕は仕事柄、プロ野球選手を取材することが多いのですが、その中の1人、巨人の阿部慎之助選手はヒーロー・インタビューの時に、必ず「サイコーです!」と絶叫するのがお約束となっています。僕のこの拙文も、その阿部選手の言葉を借りて締めたいと思います。「プリあらは、サイコーです!」

9月16日(土)
羽雁 渉
 休日。雨音まじりに自宅でジョー・スタフォードのジャズボーカルの名曲「September in The Rain(九月の雨」)を聴いていた。寝入りそうになった時、ふとかばんの中から今度のバスツアーのチラシを取りだした。
 「iStudio大洋村バスツアー あま?い梨狩り」。
 暖色でまあるい夢と希望にあふれている。黄金色の田園風景。バスも楽しそうに音符付きで揺れている。七輪のサンマたちも待っている。
 「あぁ?、晴れるといいなぁ」。そんな思いとは裏腹に週間天気予報は帯のように雨マークが続く。「そういえば、太田裕美も同じ題名の曲を歌ってたっけ。九月は仕方ないか?」。

 当日。逆転満塁ホームラン。うそのような青空が360度広がる。
 今回でバスツアーの参加は四回を数える。へそ曲がりの私の性格からして普通なら四回も続けて同じグループの人たちと旅に行くなんて考えられないが、子どもも私も意見は同じだ。その理由はとにかく楽しい、おいしい。そのことに尽きる。
 その中で大きな役割を果たしているのが自称バスガイド、酒井玲子さんの見事なまでのおしゃべり。この人はテンションの谷間がない。朝から高いままだ。槍ヶ岳の頂上に立ったまま動かない。ここでは書けない放送コードギリギリの危ない話も盛りだくさんで、「ここまで笑わせるか!」といつも驚かされる。
 おそらくテレビ東京のTVチャンピオン「素人バスガイド選手権」に出場したら、だんとつの一位だろう。
 でも、一歩バスを降りると、普通の人で、7月、小雨の降る中、荒木一郎映画特集のレイトショーで横顔の寂しげな女性がいると思ったら酒井さんだったのである。また、年末のクリスマスパーティではレコード大賞の司会者のように格調高く司会進行をこなす。酒井さんを知るにはまだまだ時間がかかる。百面相である。

 さて、バスは茨城県でも果物の名産地として知られる八郷町に。ここは、「フルーツロード」と呼ばれる長い道があるぐらい有名なところで、農業の粗生産額全国第二位である茨城県の中でも先進的な取り組みをしているところである。また、茨城の農業を牛耳るボス的人物も多数いることで知られる。
 さっそく足立果樹園でナシ狩りだ。ナシは二十世紀から幸水、豊水、愛宕、晩三吉など種類が多いが、この豊水は果汁の多さで定評がある。皆でさっそく皮をむいてまるごと食べようとしたが、あま?い汁があふれんばかりに出て、手も足元もびしょびしょである。こんな「九月の雨」なら大歓迎だ。

 さて、バスは一路、「iStudio大洋村」へ。この日のメニューはサンマの炭火焼き、サンマのお刺身、牛カルビの石焼き、きのこ汁、新米コシヒカリ、焼きナスにイカ焼き、焼きグリ。参加者全員が分担して食事作りに参加するのもバスツアーの特徴である。どれも本当にうまい。でも一番うれしいのが、前日に精米したばかりの
新米を炊いてくれていること。このことに尽きる。新米の香りが大洋村の空気と抱きあって皆の食欲をかき立てる。
 小学校三年生の息子はあまりお手伝いしないいけない子であるが、いつも大洋村にいると家の中で遊んだり、外で石焼きの様子を見たりして時間を過ごす。私が石焼きの近くにいたら「サンマさん、ニッコリしているね」と言って立ち去った。私には無表情に見えるのだが、彼の目にはそう映ったのだ。ふだん、都会で過ごす彼にとってこの大洋村で過ごす時間はこのうえなく楽しいのだろう、と感じた。

 皆、お腹いっぱいの後はリオ広沢さんと武田宏明さんがマジックを披露。コインマジックや封をしたカップヌードルから借りたお札が出てきたりと、プリあら例会のようなマジックに皆拍手。もう何も言うことはない。皆大満足だ。

 このバスツアー、初対面の人たちがなぜかくも至福の表情で大洋村を後にするのか。
 「戦いすんで日が暮れて」の余情さえ、今の社会は許さない。昨年、映画「三丁目の夕日」が大ヒットしたが、このバスツアーに参加する人は皆、心の温かい人ばかりである。ふだん、いろんな理由で人と人とのつながりを切り結ぶきっかけがない人もこのツアーではなぜか自然と素直になり、人の輪の中に溶け込める。

 この旅が最高に楽しいのも、プロデュースする荒木会長の人脈が生きているからだろう。荒木会長が出演した映画「白い指の戯れ」はいいタイトルだ。まさにこのバスツアーは皆、見えない糸で結ばれ、白い指たちが戯れているのである。

9月7日(木)
斉藤恵美
 今日も夕方4時に梅丘iStudioからプリあら機材(バックカーテンから照明、撮影などなど)の、車への積み込みから始まります。 
 例会のゲストはプリあらマジックサークルの初例会ゲストだったスピリット百瀬さんです。
 さあ、会員マジック、古川怜さん!ショービズシアターの開幕です。古川さんはプリあら発足当初から会員さんですが、例会でのパフォーマンスは初めて。ベンチャーズの軽快なミュージックでブーメランのようにカードを飛ばすパフォーマンスは圧巻。会場からもため息混じりの歓声があがります。続いて、カードのマニュピュレーションの技・技・技の連続!ミリオンカードもすごい。そして、カードが出た後にクルッと空中に回転させるアクロバット的な動きが個性的、オリジナルの技法だそうです。古川さんは、そんな超絶技術の連続にもかかわらず、演技中は、ずっと笑顔を絶やさず、マジック歴30年のベテランの余裕が感じられました。
 ビジターマジシャンコーナー♪ 時間がある時は、必ず遊びに来てくださるシルキー渚さんとレフティー平田さん。平田さんは「大尊敬するスピリット百瀬さんを今日は見にきました」といいながら予言のマジックを披露してくださいました。
 次なるは、おごそかに(陰声)ナレーションからはじまる「プリあらチョップカップマジックコンテスト」、案内役トップハットのハニー河村さんの登場です。挑戦者はおのんのん&ロッキーくん。小野智彦さんとアライグマのパペットロッキーくんが、選んだカードを当てたり、ミルクを飲んだりします。ロッキーくんの動きに、女性たちから「かわい〜い♪」の声援があがっていました。当たったカードが観客に見えにくかったのが残念!!特に、テーブルの上にスプレッドしたカードは、プロジェクターを使ってもカメラでは撮れないので手で持ち上げて確かめられれば不思議さが倍増したのに、と、これは会長もご指摘されていました。
 さぁ〜いよいよメインゲストコーナーです。
 野毛節の日本民謡をBGMに華麗なるロープマジック!百瀬さんがマジックの道具(ロープやシルクなど)を使用すると、その道具はたんなる道具ではなく、命を吹き込まれたアシスタントのようにきれいな舞を披露してくれます。そんな、物の扱い方ややさしさ・愛情が、お弟子さんの能勢裕里江ちゃんにも受け継がれているんだなぁ〜と、シルクマジックを演じてくれるその姿にほれぼれ見とれてしまいました。
 百瀬さんが、「日本のマジック業界は前には進んではいても内容が伴っていない」と、おっしゃってました。そして、今日の例会で基礎の大切さを教えてくださいました。こだわりのシルクマジックのレクチャーです。百瀬さんのレクチャーはマニアックなのに、百瀬流ユーモアを交えてのお話。なるほどぉ〜と真剣になったり、笑ったりで、あまりマジックができない私でも楽しく聞き入ってしまいます。
 例会の途中で、打ち合わせで東京に来ていた、マーカ・テンドーさんがひょっこり、いらっしゃいました。マーカさんは、百瀬さんと同じ名古屋出身。マーカさんがマジックをするようになってすぐに、今日のような、百瀬さんの話を聞いていたそうです。。
 アンコールは、リングマジックのパフォーマンス。スパニッシュギターの音色が美しいラテン音楽とともに9本リングのマジックを演じていただきました。まるで百瀬さんが牛を操る闘牛士のようにリングを操って神技の連続に観客全員が魅了されてしまいました(^_^)ありがとうございました!!
 ラストはこれがなくてはプリあらは終わらない、荒木会長のコーナーです。今回は人生において貴重なお話を聞かせていただきました。マジックや役者の時の演技など、「いつになっても(ベテランになっても)、これでいいとは思わない」という会長。大女優の荒木道子さん(会長のお母様)に「自分がした芝居を映画やビデオなどで見て満足するようになったら、もう終わり。進歩がない。恥ずかしいと思うようでなくてはダメ」と話されていたとおっしゃっていました。
 荒木会長のマジックは常に、改良、改良の連続です。マジックの本を出版されるそばからもう改案されて行き、レクチャーをする頃には本と違う発展した内容になっているのだからスゴイですよね。妥協のない人生!!私もおくりたぁ〜い(^-^*)
 「人が楽しくなるマジックや、美しいジュエリーを取り入れられるのは、それは常に人のことを考えているからですか?」との質問に、人が愛するものを、自分もいいと思えることが、まずは大切なんだ。世界的に人気を誇ったビートルズや、エルビス・プレスリーを好きになれないのなら、ポビュラー音楽で成功するのは難しいだろう。マジックのマニアの人にありがちな「自分がいいと思うから人にもいいだろう」だけでは成功しない。映画でもアカデミー賞を受賞した映画を見ていいと思わなかったら、自分の見方がわるかったのではないだろうか?と考えてみる。
 常に荒木会長は成長する考え方を教えてくれます。私も毎回、ビデオカメラをやらせてもらっているのですが、義務的にではなく、クリエイティブな考え方で撮らないと画面にも良いものが出てこないと言われ、チャレンジしています。マジック楽し、人生楽しで、これからもがんばりまぁ〜す。
8月29日(火) 中村ひでのり
 7時15分頃会場に入ると立派なスパイダーステージが設営されていました。もしやと見渡すとマーカ・テンドーさんの姿が。 会場に5時入りして、4月11日の深井さんの例会の時と同じステージを組んでくださったのです。
 本日のメインゲストはユ97年FISM世界大会ゼネラル部門2位に輝いた「荒城の月」でも有名な幸条スガヤ&サオリさんです。幸条スガヤさんのケーンプロダクションが大好きで私がステージマジックを好きになるきっかけを作ってくれたマジシャンの1人でもあります。今日は私の好きなマジシャンばかりが来られているので始まる前から嬉しくなりました。
 例会は「9月のiStudioバスツアー」のお知らせからスタートしました。司会の佐々木さんが「今日初めて参加した人?」と聞くと4名程手が上がりました。その中には、「iStudioバスツアーに参加したらとても楽しくて例会にも来てみました」という方がいらっしゃってました。
 本日から「会員マジックのコーナー」は、「プリあらグッズを使ったコーナー」と「それ以外の自由な演技のコーナー」と二つに分けることに。それぞれのコーナーの名前も命名されました。プリあらグッズを使ったコーナーは「できますグッズシアター」、そしてもう一方は「ショービズシアター」。その記念すべき第一回目の挑戦者はiStudioバスツアーの常連さんでもある河辺和雄さん。今日は新しく決まったそのコーナー両方に挑戦!プリあらグッズのオートミルコを使った演技とカード1枚が消えてコップから現われるというマジックを河辺流のとても落ち着いた演技で見せてくださいました。
 続いてのビジターマジシャンのコーナー。突然、如何にもイリュージョンぽい音楽が流れ出す。まさかイリュージョン?と思った矢先に現われたのは腕と足に首ギロチンを1個ずつ付けて口と腰にも剣がささった状態のミステラさんが怒涛のごとく登場!突拍子もないパフォーマンスに場内大爆笑!大歓声!
 「首ギロチン」は最近プリあらグッズに加わったものですがミステラさんの手に掛かると「首ギロチン」がお笑いグッズになってしまった。
 続いてのビジターマジシャンはカードマニュピレーションの達人マーカ・テンドーさん。本日作っていただいたステージについてマーカさん曰く「自分は1回しか使ってないのにプリあらでは3回も使ってしまった」と観客を笑わせました。この後、観客に選んでもらったカードが天井に張り付くノかと思ったらライトを照らすとそのカードが浮かび上がるという演技(カードフォースとプロジェクターペン)を見せてくださいました。
 カードフォースはマーカさんの新しいレクチャービデオにも入っているそうです。
 次は、プリあらチョップカップマジックコンテストです。挑戦者はゴルゴ13が大好きというゴルゴSAITOさん。赤ジャケット赤ズボンで登場、ゴルゴSAITOと言うよりもルパンSAITOという感じかな。カードの間から次々にコインを出したり破いたカードが復活したりと以前とは格段にレベルアップした演技を見せてくれました。
 いよいよメインゲストである幸条スガヤ&サオリさんの登場です。バックミュージックの厚みのあるオーケストラに合わせ幸条スガヤ氏が登場します。ファイヤーtoケーンで始まり連続技でケーンが次々と出現するプロダクション。一体どこに隠しているのか??と唖然とさせられます。
 2003年CBファミリー・クリスマスパーティでも披露していただきましたが安定し計算し尽された演技であるが故、何度見ても感動してしまいます。続いて静かで綺麗な音楽に変わり、指先から光が出てバラの花に飛び移ったかと思ったらバラが宙に浮かびだします。まさに優雅という言葉がぴったりの演技を見せていただきました。が、なんとその上、このバラを浮かすレクチャーまでしてくださったのです。これには吃驚!ラッキーでした。
 サオリさん演じるは、サオリ流ファイヤーピラミッド。途中に意外性があってとても素敵な演技でした。
 最後は幸条スガヤさんが和服姿で登場し「浪曲奇術」というあまり馴染みの無い演技を披露してくださいました。「浪曲奇術」は全く見たことも聞いたこともありませんでしたが浪曲に合わせて手品の裏と表を見せてしまうという趣向は奇術というよりもお笑い演芸色が濃い印象を受けました。
 そして、会員全員が楽しみにしている荒木会長のコーナーです。今日から新しくグッズに加わった龍のコインを紹介。指でなぞると色が4回も鮮やかに変化します。といっても仕掛けの無いコインなので練習が必要ですが・・。とても美麗なコインでした。
 続いてのグッズ紹介は、白髭おじさんの格好をした「ウィザード・パペット」という腹話術人形。何枚かの色の付いたカードのうち1枚をアシスタントの酒井さんが袋に入れて人形の口に入れると何色かを答えてくれるというもの。もちろん答えるのは会長だが最初はメ解からなーいモと答えたり如何にも人形が答えているかのよう。人形が動くときの動作が滑稽で可笑しく会場から何度も笑いが起こりました。
 ラストは幸条スガヤさんのアンコールで、大きいシルバーボールを使った演技で本日のプリあら会は幕を閉じました。
 実は私は荒木会長の音楽CDを沢山持っている音楽ファンなのですが中でも荒木会長が作って中村雅俊さんが歌っていたメ辛子色の季節モの詩、「忘れたくない出来事、忘れたくない友達」のフレーズが大好きです。仮に「5年前あなたは何をしていました?」と聞かれ正確に答えられるでしょうか?私は答えられません。何故ならその頃プリあらも入っていなかったしマジックも人の集まる場所には行かなかったし友達も少なかったから。
 プリあらに入ってから友達も出来て色々なことを学びました。やがて年を取って子供たちに(今まだ独身ですが)昔話を語るときプリあら会の楽しかった思い出を語る事でしょう。その時もまだプリあらが続いていてくれますように!
8月8日(火)
佐々木由喜雄
 早めに時間がとれたので、途中下車して新宿末廣亭に寄る。本日のゲストの一組、ロケット団さんがパワフルな高座で客席を沸かせていた。そのあと、合流して一緒に砧区民会館へ。すでにメインゲストの日高南海子さんも楽屋入りしておられた。
 美人マジシャンとして『ぷっすま』に出演されていた時よりも、ホンモノははるかに可愛らしい。一緒に司会をするハルちゃん(隅谷治子さん)と打ち合わせに入って、ボリュームが多いのにア然とした! バスツアーの案内、ビジターマジシャン2名、年1回の浴衣美人コンテスト、チョップカップ2名、メインコーナーが漫才とマジック、会長コーナー&浴衣コンテスト表彰…会員マジックをカットしてもこのボリューム。
 …ダ、大丈夫か?「ガンバリましょー!」とハルちゃんのアカるい(あ、軽い)笑顔。…いい性格だ…ン? とにかく時間通りにスタートしなければ。直前のMCダンスの振り付け。こっちのぎごちなさは相変わらずだが、パッションローズの元気なハルちゃんが帰ってきたのが本当に嬉しい。
 結局14分押しでスタート。それぞれの担当に集中して、いつも以上にみんなガンバった。特に音響の中上太郎さんはスゴかった。会場入りがギリギリだったのに、最小限の打ち合わせで、見事にひとりで(いつもひとりだが)こなした。会場、照明、撮影、プロジェクター、ステージ、グッズ、楽屋、着付け、雑用etc.…担当以外でもみんなで手分けした。
 中でも最後の撤収は歴史に残る鮮やかさ?であった。まるで戦争状態の中、ゲスト、スタッフのみならず、当日の参加者から砧区民会館の方までご協力を頂いた。ミステラさんの活躍がありがたかった。撤収時間の最短記録更新である。
 オープニングのバスツアーの案内の後、すぐに司会を交代。『笑点』出演、花形演芸大賞銀賞受賞で寄席でも引っ張りだこのロケット団さん、三浦昌朗&倉本剛のお二人にお任せした。大成功だった。テンポよく爆笑の内にプログラムが進行した。
 ビジターマジシャンのコーナーでは、サービス精神いっぱいのミステラさんは『命がけ』のパフォーマンスで、タジマジックさんは、TVオンエア前の貴重なカードマジックで、大いに盛り上げてくださった。
 今日は毎年恒例の浴衣DAY、そして浴衣美人コンテストでもある。毎年、着付けをお願いしている日本舞踊の松本先生のおかげで浴衣美人が勢揃い。特に今年は浴衣美?男が激増。ハルちゃんや五十嵐美智代さん(照明&ステージ担当)の熱心な誘惑、いや勧誘の成果デアル。私も数十年ぶりに浴衣を着ることができた。
 運営委員の山田秀樹さんの粋な着こなし、星野さん(照明&ステージ)のシブイ浴衣姿、ピンスポットを操る浴衣姿のイケメン、久住さん、みんないつもと違う魅力を発揮していた。
 エントリー27名の中から、例会参加者全員の投票による審査の結果、荒木会長から男女別に素敵な賞が贈られた。そして最後にグランプリ。圧倒的多数の得票数で、可愛いお子様達と参加され、喝采を浴びていた『浴衣美人ヤンママ』坂田由妃江さんに決定した。“浴衣美人コンテスト”にふさわしい、美しい笑顔であった。
 プロアマを問わず、マジシャンとしての実力を試すチャンス!第3回プリあらチョップカップマジックコンテスト。今回の挑戦者は2名。まず浴衣美男マジシャン、ざるさん。カードを使った相性占い。チョップカップで浴衣で挑戦は初。
 次いで昨年、第2回のグランプリを獲得された、むっしゅ佐久間さん。赤のスーツにカード柄のネクタイがキマッてる。ファンカードから4枚のコインとカードのマジック。例会終了後、お二人は緊張した面持ちで、個人的に会長から講評とアドバイスを受けておられた。
 さていよいよ本日のゲストマジシャン。只今、体調をくずして、例会はしばらく欠席中の、我らがプリン副会長ご推薦の美人マジシャン、日高南海子さんである。出番を待ちながら、ロケット団の漫才を楽屋で聞いてキャハハハと笑いころげている。アガルという事とは無縁の、屈託のない笑顔が素晴らしい。
 可愛い黒のワンピースで登場。ご自分の名前のマジックやロープのマジックなどこぼれんばかりの笑顔が素敵である。シルバーのベストと白のホットパンツの衣装にチェンジした後は、“美女と野獣”のテーマにのせてリンキングリング。左右のブルーとピンクの照明にリングが映える。
 …アフターでわかった衝撃の事実パート1。南海子さんは、本当はイリュージョンをやるつもりだった!パートナーのジュンヤさんと前日まで、その練習をしっかりやっていたそうな。当日の朝、神奈川県相模原の方へ道具を取りに向かったところ、大渋滞に巻き込まれ身動き取れず、止むなく諦めてUターンした結果、本日のパフォーマンスになったそうな…。それでもあの堂々とした屈託のない笑顔、相当な大物か…。是非、今度はイリュージョンで、あの素敵な笑顔にまた会いたい。
 会長のコーナーがまたまた楽しかった。プリあらグッズ2点。ひとつめは『お箸持ってますか?』カードマジックなのにお箸があると、とても不思議でユーモラスな現象が起こせるグッズ。ふたつめは『首ギロチン』(首剣)すごくしっかりキチンと出来ていて道具を見ただけでも、コワイと感じるほど。モデルになって、ギロチンを首につけられた女の子は、会長の実演中ず〜っと目をつぶっていた。
 アフターでわかった衝撃の事実パート2。なんとミステラさんはほんの数日前、まったく同じ首ギロチンをよそで、プリあら価格の3倍の値段で買ってしまっていた!…しかも2つも。それでミステラさんが、会長のコーナーの時、ガックリされていたのかァ…残念。
 …という訳で(ドーユーワケ?)浴衣は数十年ぶりだったが、ダボシャツとステテコは生まれて初めてであった。が、これが具合がよい。サラサラしていてまとわりつかず、涼しくて気持ちがよいのである。亡き父親が愛用していた訳が初めてわかった。
 浴衣にステテコ、日本の夏、万歳!プリあらは毎回、本当に勉強になる。ありがたい事だ。
7月25日(火)
久住辰雄
 梅雨の合間を縫って、7月2度目の例会が行われました。 司会は、1月の交通事故の怪我からばっちり回復した隅谷治子さんと佐々木由喜雄さん。およそ半年ぶりのコンビ復活です。久しぶりのコンビなので、最初はちょっぴり息があっていない感じです。観ていてドキドキしました。でも、こうして二人の司会で会が始まってほんとうに良かった。生きてるって健康って素晴らしい!(汗)オープニングのインフォメーションが終わるの頃には、呼吸も合ってきたようです。
 僕は、プリあらでは、照明を担当しています。中央のメインスポットです。なので、いつも、皆より高台の場所から見させて頂いてます。役得ポジションなのです。
 本日の会員マジックは、プリあら入会3ヶ月、マジック歴3年(だったかな?)の高橋茂さんです。山本リンダの「どうにも止まらない」のメロディにのって、弾むようにロープマジックを披露されました。このような会場でマジックをするのは初めてとの事でしたが、コメディタッチな名演技で会員達の心をわしづかみでした。
 続いて、ハニー河村さんの司会でチョップカップ杯に挑戦する、中学1年生 佐原有紀君の登場です。 サハラ君は中学1年生ながら、マジック歴6年のキャリアの持ち主で、今日は、カードマジックを披露してくれます。 観客の1人に協力してもらい、引いたカードを当てるというスタンダードなマジックですが、中学1年生らしからぬ軽妙なトークで笑いを誘います。
 そして、時折見せるプロっぽいカードさばきとの「まだ子供なのにっ」という事のギャップが醸し出す、独特の持ち味が最高のサハラ君でした。実に、将来が楽しみな中学生です。
 さあさあ、本日のメインゲスト、ダーク広和さんの登場です!
 先ずは、カードを手の平に吸い付けるマジックに続いて、テーブル浮遊の大技!それから、会員の森田君をアシスタントにむかえての指輪消失マジック。破いたトランプが「ガチャガチャ」のカプセルから復活するなど信じられない現象が続出です。
  そして両手の親指同士を固く縛ってのサムタイを披露。親指の先は血流が悪くなり、色が変わるほどです。そして結ばれているはずの手と手の間をすり抜けるマイクスタンド。
 目の前で行われる不思議な現象にしばし思考停止状態です。僕は、マジックはプリあらでしか見た事がないので、サムタイというマジックを初めてみました。びっくりです。
 さらに、リングを1本、2本、3本!結ばれて、閉じられているはず腕の中に通してゆきます。えぇ〜っ?不思議だ不思議すぎる〜!そして最後は、折りたたみイスを空中に蹴り上げてスポッと腕に通してフィニッシュ! いったいどうなっているのでしょうか?今晩は眠れそうにありません。とても、見事なマジックでした。
 ラストは、もうひとつのメインコーナーとも言える、荒木会長のコーナーです。いつもいつも面白おかしく近況をおしゃべりして下さるのですが、今回は、なんとアメリカのマジック業界の会社から、マジックDVDを作りたいという依頼があったというお話です。海の向こうから、鼻血を出すような勢いでアメリカ人スタッフが日本にやってきて、会長のテクニックを15個もDVDに収録していくそうです。
 海外の一流のプロマジシャンとして、依頼されちゃうって本当に凄いことだと思います。それが、今週の木曜日に行われるそうです(6/27) 。
 そして、世界初!ダイヤモンドゲームの本、続テクニカルカードマジック講座などなど、出版予定の物が目白押しです。只今、会長の頭の中は、フルフルフル回転なんだそうです。すごいなぁ。
 そんな会長の本日のマジックはバイシクルのブルーとオレンジ(未発売)を使ったカードのトランスポートです。簡単に説明しますとブルー、オレンジのデッキから各十枚を取り出します。そして、ブルーのカード10枚を確認の後上から押さえてもらいます。そして、オレンジのカードから一枚を初参加の会員の方に覚えてもらいます。カードを数えると一枚足りない!そして、おさえてもらっていたブルーのカードを開くと、そこにその人の選んだオレンジのカードが出現するというものです。カードを押さえていた佐原君もビックリですが、観客も狐につままれたような心境です。
 なんと、この超不思議なマジックは「続テクニカルなカードマジック講座」に掲載されるそうです。 う〜ん、早く読みたいっです! 覚えたいっっ。
 会場中大興奮の中、ダークさんのアンコールで、幕を閉じます。会員から、借りた100円玉を缶ビールの中に瞬間移動させるマジックですが、本当に不思議なマジックでした。 毎度の事ですが、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう物。参加して本当に良かった!
7月7日(金)
今村美佳
 天の川が美しく輝く七夕の夜。今宵の例会は、佐々木さんとハニーさんによる 「ブラック&ホワイト」コンビのユーモラスな司会進行ではじまりました。まずは、会員マジックのコーナー、A会員・正木亮さんの七夕にちなんだ風情あるマジック。「荒木会長に教えて頂いた【なんでもないマジックをいかに面白く演じるか】という事を僕なりに一生懸命考え、アイディアを加えた作品です」と正木さんが話してくれました。うん、なるほど。ストーリー仕立てになっていて、メルヘンチックなマジックでした。
 本日のメインゲストは、男性陣に大人気のAIKAさん。
 第1部は、怖い般若の面に鮮烈な色の大打ち掛け姿で、炎と共に登場!これから始まるショーへの期待で胸が膨らみます。般若の面がはずれると、織り姫様顔負けの可愛らしいAIKAさんが現れました☆この【和】のマジックでは、色とりどりの着物への早変わり、獅子を使ったゾンビボール、果ては扇子や傘をふんだんに使った豪華絢爛なマジックで楽しませて下さいました。
 第二部は秋葉系ファッション、黒いワンピースに白いエプロンというメイド姿で登場。軽快なリズムに乗って、ステッキのプロダクションやリンキングリング、おしゃべりを交えたヒッピーホップラビットなどを次々と演じてくれました。
 いつも私は会場の最後部にいるのですが、今回は舞台寄りの上手(かみて)側にいたため、会員の方たちの楽しげで幸せに満ちた表情や、舞台袖からAIKAさんのパフォーマンスを温かく見守る横田菊枝さんのお姿も拝見できて、いつもと違った感動を味わうことが出来ました。今夜の男性陣の笑顔は、格別です。
 最近の私は常にカードを持ち歩いて、簡単なマジックを演じて楽しんでます。4月の「iスタジオ大洋村バスツアー」では、友達3人とステージマジックを演じたのですが、その中に下手くそながら傘のプロダクションがありました。それが、AIKAさんの出現させた沢山の傘を片付けるときに役立つなんて、以前のマジックをやらなかった私には考えられない進歩であり、楽しみが増えていることを体で実感しました。
 今回のチョップカップ杯コンテスタントの挑戦者・森田悠一君はそんな私をアシスタントに指名してくれたのです。森田君のパフォーマンスは間近で見ていても、とても不思議で、真っ赤な薔薇や指輪を使ったロマンティックなマジックでした?
 そして、誰もが楽しみにしている★荒木会長のコーナー★1979年2月の『リンキングリング』という雑誌に掲載され、その後、再びこの世にでたことがなかったというマジックを「占いマジック」として演じてくださいました。良いマジックでも、遠い昔に発表されただけで、埋もれてしまったマジックが沢山あるんだそうです。そんなマジックを見つけ出すのが面白いと語られる会長は「マジック歴史の発掘家」でもあります。
 更に、例会の締めくくりは、「プリあら」グッズを使ったオリジナル手順のマジックです。会長が常日頃おっしゃっている『マジックは、タネも大事だけれど、そのマジックをどう演じるかは、もっと貴重なんだ』という哲学を体験させてもらいました。このマジックで使ったのはガラスのコップ、水、サイコロ、カード。さて、一体どれがグッズなんだろ?!お手伝いの松野さんとの掛け合いも、とてもおもしろ可笑しく、会場中大爆笑でした!
 会長のチョップカップ杯の講評で、「知識のある人の言うことばかりが勉強になるわけではなく、初心者やマジックをまだ知らない人が言った言葉の中にヒントがある」というお話もして下さいました。このお言葉 はマジックに限らず、日常の様々な事に通じますね。
 荒木会長は毎回毎回、素晴らしいマジックを披露して下さるだけでなく、たとえお金を払ったとしても他では決して聞く事ができない貴重なお話をして下さいます。先日、ミーティング中に、運営委員の佐々木さんがこんなことを言っていました。『この「プリあら」は荒木会長から会員一人一人へのプレゼントなんだよね』と。私もその通りだと思います。
 荒木会長が大切にしている会員の方一人一人との繋がりは、どんなに「プリあら」が大きく成長しても決して忘れてはならないものですし、また、それが無ければ「プリあら」ではありません!このかけがえのない「プリあら」を決して失わない様に、大切にしたいです。頑張ります!!
6月11日(日) 酒井玲子
 プリあら会の例会パワーで雨も夜にはカラっと上がり、日曜日なので家族で来ている方や初めての方々など今宵も83人もの人が例会を楽しみに集まった!
 会員マジックはベテラン会員松崎さん。「あまり、かぶる機会がないので、今日はもってきました。」とおもむろにシルクハットをかぶりながら、プリあら会を題材にオリジナルのマジックを演じてくれました!初参加の人にも会のアットホームな雰囲気が伝わる楽しいマジック!プリあら会を大切に思ってる気持ちが良く伝わって来て良かった〜!
 次ぎなるはビジタープロマジシャンのMYSTERAさん登場です!毎回盛り上がるMYSTERAさんのマジック!はたして今日はどんなパフォーマンスを見せて頂けるのかと思いきや!「面白い物を見つけましたんで」とやさしい口調で話しながら、やることは超デンジャラス!身体をはった素晴らしいパフォーマンスに会場から大きな笑いと拍手がおくられました!
 つぎはプロを目指す人、自分のマジックの評価をしてもらいたい人を応援するためのコーナー「チョップカップ杯コンテスト」!会場から選ばれた10人の審査委員と今日のビジターマジシャンのMYSTERAさん、そして荒木会長からの評価もある超贅沢なコーナーだ。
 一人目は19才大学生の、やさしい笑顔が素敵な福田智大さん。クロースアップのカードマジックを演じてくれたが声が小さくて損をしてる感じがした。2人目は石川県から来たプロを目指す山岸塁さん。さすがに落ち着いていて雰囲気がある。カードさばきも鮮やかに見えた。この二人の講評はのちほど会長がミステラさんと一緒にするとのこと!楽しみだなあ〜っ。
 さー、いよいよ今日のメインコーナーが始まる!今夜のゲストはコメデイアンのような楽しいマジシャンSHINGOさん。いきなり司会の佐々木さんが同時通訳になりSHINGOさん扮するアメリカ代表のデビットスミスさんを紹介!金髪のデビットは英語をぺらぺらしゃべりながら火からマイクを出したり、お客さんの選んだカードを生卵の中から取り出したりと面白いマジックの連続で会場が盛り上がる!
 今日は3人のマジシャンが登場し二人目は中国代表、そしてなぜか、千葉県代表SHINGOさん(?)登場でスペシャルなマジックを披露!初参加で助手をした女性はSHINGOさんからお土産にもらった自分のサインしたカード入りのボトルを、今も大切にしているそうです。SHNGOさんのジョーク&マジックショーが終わり大きな拍手が巻き起こる!
 最後のコーナーは荒木会長の登場です!今夜は、プリあらでは初めてヒゲを生やしてるダンデイーな会長の姿に「スピルバーグかと思った」とか「かっこいい!」と特にベテランの男性会員が嬉しそうなのが印象的でした!
 早速、MYSTERAさんを呼び込み、お二人の対談形式というワクワクするようなショーのはじまりだ。MYSTERAさんが福田君の演技について語った事を受けて会長が話されたお話はきっと会場にいた全ての人達の心に響く素晴らしいお話だったと思う。
 私ごときが書いたらおこがましいけど例会に来たくても来られない会員のかたに少しでも伝えられたらと思います。
 「マジックにはそのマジックが持つパワーがあるんだ。1分でやるマジックを3分でやったら冗漫になる。それはマジックに限らない。どんな事にもその物が持つ時間が決まっていて、長過ぎても短すぎてもいけない。エンターテーメントのマジックと研究家マニアのマジックはだから全然違うんだ。さっきのMYSTERAくんのクラッカーもあそこまで時間をかける要素が詰まっていて、1つのサスペンス性の高いエンターテーメントになっていたよね。人間の関係や、そこから生まれた偶然も作用して、それだけのパワーがあるものに仕上がったからで、もし30秒で終わってしまったら、もったいなかっただろう。自分の言葉や作品にどこまでパワーがあるのか、自分の出てきた時の印象も含め、マジックを演じることは、そういう色々な要素が集まって出来ていると知る事が大事なんだ。MYSTERAくん、じゃあ次の塁くんの演技についてはどう?」
 と会長がふると「あっすいません、つい会長のお話に自分も聞き入ってしまいました!」と何度もうなずきながら会長の話を噛み締めるように聞いていたMYSTERさんの表情が凄く良くて感動した!今日、福田くんと特にこれからプロを志す塁君は会長から最高のプレゼントをもらったんだと思う!
 さらに会長はエドワードマルローのマジックを見せてくれた!うまく演じないと何をしてるのかお客さんが混乱してしまうマジックで、プロの人でも演じきるのは難しいマジックだそうだ。キングとエースと思っていたカードが、何度も入れ替わり、ラストに一瞬にして終わっていった!!
 もの凄く不思議で魔法のよう!初めて例会に来た友人はあまりの不思議さにショックを受けて「カードマジックってあんなに凄いと思わなかった!」と熱く語っていた。つまらないと思われているマジックも演じ方で変わってしまうんだと改めて思いました。
 次の日、ある会員の方から連絡を頂いた。「昨日の会長のお話は本当に感動して夢まで見ました!もう自分はあの話が聞けただけで例会に行って良かったです!どこでも、誰からも、絶対聞けないし本当に貴重です。荒木会長が創ってくれたプリンあらモード会に自分が出会えた事に感動と感謝の気持ちでいっぱいですよ!」
 マジックを好きで一生懸命考えてやっている人にとって貴重な会長の言葉を、大切にしたい!
 楽しかった今日の例会も終わろうとしている。アンコールのマジックでも皆をしっかり笑わせてくれたSHNGOさん!いろんな人達の才能と魅力が織りなす2時間のパワーは本当に凄い!誰でも人生1回しか無いからもっと沢山の人にプリンあらモード会の存在を知らせたい!
 ちなみに今日初参加した友人は「凄く楽しかった!1000円代のショーであんなに不思議で凄いものを見せてもらえるなんてビックリです!本当にありがとう、出来るだけこれからも参加したいです!」と興奮して話していました。
5月27日土曜 五十嵐美智代
 今日はiStudio大洋村バスツアー!朝日がまぶしく…と言いたいところが、今にも降り出しそうな空を見上げ、今日はさすがに雨に降られてしまうかもしれない。でも気持ちはワクワク、ステキな一日にしよう!!3ヶ所の乗り場から参加者が乗り込み、バスの中は、朝から笑いでいっぱい!まず向かうのは、茨城県真壁町の藤田農園さん。「小玉すいか狩り&食べ放題」です。
 藤田さんとの出会いは、昨年の5月のバスツアーのために、小玉すいか農園を探していた時です。りんご狩りや梨狩り等と違い、小玉すいか狩りというのをしている農園はまずありません。小玉すいかは、花が咲き実がつき、食べごろになる日までの予想がむずかしく、日にちを早くに設定するツアーは受け入れられないのです。
 けれども、藤田さんに初めてお会いした時、このiStudio大洋村バスツアーのことはもちろん、プリンあらモードマジッククラブや荒木会長のお話などさせていただき、藤田さんは、「そんな楽しいステキな皆さんと出会えたのがとてもうれしい。出来る限り協力しますよ。」と言ってくださり、この企画が実現しました。
 藤田さんご夫妻は、まるで家族を迎えるような暖かい笑顔で歓迎してくださいました。どうしたら皆が喜んでくれるのかを一番に考えてくれていて、その気持ちが本当にありがたく、感激です。
 私はこのバスツアーを通じてたくさんの農園さんと知り合いましたが、初めてお会いする時に必ずバックに入れていくのが「プリあらグッズ」です。プリあらグッズをやって見せると、初めてお会いした方との距離がグッと縮まり、盛り上がり、マジックを見るなど初めての方がほとんどですのでとても喜んでもらえます。
 それがきっかけで、昨年、藤田さんの娘さんの通う小学校に、今回もツアーコンダクターとして担当している中上太郎・奈津子夫婦と、私の3人でマジックを見せに行き、大変盛り上がりました。一つの出会いからいろんな事が広がっていく…担当をさせていただいていると、こうした楽しい出来事がたくさんあります。
 小玉すいかでお腹がいっぱいになった頃、敷地内にあった鉄棒で逆上がり大会が始まり、すごい盛り上がり。大騒ぎしているのが子供達かと思ったら、大の大人が(!?)大はしゃぎ。このバスツアーでは、大人がまるで子供のように楽しんだり、騒いだり、笑ったりする光景がよく見られます。素のままのその人が、いつの間にか引き出されるんですねー。
 朝心配していた雨は、バスから降りると止み、移動中にまた降るという、私たちに合わせてくれてるような天候。iStudio大洋村に着くと、また雨が止み、参加者全員で、野外バーベキューの準備が始まります。それぞれ、グループに分かれて協力しながら、材料を切ったり煮たり焼いたりして、料理を作って行きます。
 魚類は、地元大洋村の鈴木さん担当してくれています。鈴木さんは、大洋村の会社で私と一緒に働いているのですが、会社では、笑っている顔を見たことがありません。けれども、バスツアーでは、いつも楽しそうにみんなと笑ったりしながら料理をしています。会社での鈴木さんは本当の鈴木さんではないんだあと何度も思います。
 今回、一番のかなめは”炭おこし班”です。「鯛の塩釜焼き」のために炭が大量に入り、常に強火で炭を保つためにバスツアーではベテラン、今日の炭おこし最強メンバーが奮闘してくれ、おかげで、見事な「鯛の塩釜焼き」が出来上がりました。
 iStudio大洋村バスツアーに初めて参加される方は、この全員参加で料理を作るのにまず驚き、それが楽しくて素晴らしいという感想がたくさん聞かれます。もちろん自分が食べることもうれしいけれど、みんなが自分のことよりも人のことを考え、動き、人の優しさがあふれ出る瞬間に何度も遭遇します。自分の回りで人が喜んでいることが、いかに楽しい事かを教えられます。
 最後は楽しいマジックショーで締めくくり。今回は、プリあら会員のリオ広沢さんが、バスツアー初の鳩出し!!や、小玉すいか狩りにちなみ、すいかを使ったマジックを披露。同じく会員の正木さん、運営委員の隅谷さんもマジックをして、二人ともこうして人前でやることにより、とても勉強になったと言っていました。
 盛り沢山のiStudio大洋村バスツアー。帰りのバスの中には、一日めいっぱい楽しみ充実した時間を一緒に過ごした全員の笑顔があります。初めて参加された方に感想を聞くと、「こんなに楽しいバスツアーは初めて!また必ず参加したい。」という声が毎回必ず聞かれます。もうすでに6月のバスツアーの予約をしていく方が何人もいます。
 このバスツアーは茨城県大洋村を拠点にしています。荒木会長がこの大洋村に出会い、ここの素晴らしさをいろんな人に広めて、今までに本当に大勢の人たちが大洋村を訪れ盛り上がってきました。荒木会長が以前話してくださった、「大洋村には人を喜ばせるパワーがある」という言葉をいつも思い出します。大洋村に住まわせてもらっている私は、毎日このパワーを感じています。小さな草木にも、太陽、海、空気、人に、あらゆるところに。もっともっと大洋村は人が喜ぶことがいっぱいあると思います。それに出会っていくのが本当に楽しみです。一人でも多くの人に、この大洋村の素晴らしさを伝えたい。ここにいる幸せに常に感謝し、これからも大洋村大発見を続けていきたいと思っています。
5月17日水曜
宮崎悦子
 前回の例会から、少し日が空いたため、なんだかとっても久しぶりに感じるプリあら例会。受付でスタンバイしていると続々、プリあら会員の方がやってきます。数週間会わないだけなのに、なんだか懐かしいような気がして受付するのもスゴク嬉しい〜(^_^)v
 そんな中、A会員の小野智彦さんファミリーが入ってきました。御主人が「会員のマジックのコーナー」に出るので、奥さんとお子さんが一緒の参加です。弁護士でもあり日本奇術協会の会員でもある小野さんは、ロープを使ったマジック、それに、目の中に入れても痛くないという愛息子に捧げるプレゼントマジックとしてカップ&ボールを披露してくれました。
 堂々としていて、ほのぼのとしたおしゃべりマジックで、楽しかったです。
 さあ、今日のメインゲスト、マギー隆司さんの登場です♪マギー司郎さんのお弟子さんであり、マギー一門のベテランマジシャンの隆司さん!とにかく一言、一言がいちいち可笑しい!リハーサルの時から、つっこみトーク炸裂、大爆笑の連続でスタッフも、引っ切り無しに大笑い。
 本番では、きれいな照明の中から、鮮やかなきみどり色のスーツに、ピンクのスカーフという姿で、派手派手にご登場。まずは、3枚のカードを使ったマジックから見せてくださいました。マジックも不思議なんだけど、それより何より、セリフの妙がさすがです。マジックやりながらご自分で、「へえ〜、当たるんだねぇ」とか、「このカードはほとんど仕掛けがありません」とか、次々につぶやくジョークに会場内大爆笑。
 そばにおいたスーツケースから、グッズがどんどん出てくるんだけど、笑いの素も一緒に入っているみたいで思わず覗きたくなってしまいました(笑)。
 そして、会員もマジシャンも楽しみにしている会長のコーナーでは、今回、プリあらグッズでもあるコレイドンのカードボックスを見せてくださいました。最初にデックを取り出した後、何も入っていないはずのボックスから、また違うデックが出てくる不思議できれいなカードボックスです。インビジブルデックとの組み合わせで、ダブルで驚かせることのできる手順もできるそうです。欲しいな〜!!
 続いて、会長は、世にも不思議なカードマジックを見せてくださいました。犯罪者を二人選ぶからね〜といって、カクテル松野さんとオリーブ長沼さんが自由にカードを選び、3枚の裏模様の違う看守カードにしばられて刑務所(カードの箱)に入ります。しかし、いつの間にか二人の犯罪者はデパートの中に逃走してしまい、刑務所には三人の看守しか残っていません。 ところが、看守をデパートの屋上に置くと、何もしていないはずなのに、犯罪者を捕まえてしまう!!不思議!不思議!不思議!何故???
 会長のマジックは本当に不思議なだけではなく、いつも、物語りに惹き付けられ、いつの間にか、歓声を上げて感動している自分がいます。
 マジックの基本はカードであるというお話もしてくださいました。会長は、コインマジックの本も出されていますが、カードマジックをやっていたからこそしみついたものがあって、カードをやっている上でのコインマジックというのが出来上がったんだそうです。「プリあら」で演じるサロンマジックに対する発想も、カードマジックの考え方が土台となっていて、今までにない作品を確立する事ができるのだそうです。
 また、マジックが上手くなれば、人と交流がスムースになる!そのとき大事なことは、相手にイメージを渡してあげるつもりで演じる事なんだとおっしゃっていました。
 普段の生活の中でも、相手に何かを伝える時は、相手にイメージを渡すつもりで話すことが、大切なんだと思いました。いつも、貴重なお話をありがとうございます。今まで、どれだけのお話を聞かせてもらったのだろう。プリあら会は、マジックを見て楽しいだけでなく、そこには、人生が変わるくらいのエッセンスや感動があると、改めて思いました。
4月28日(金)
隅谷治子
 ロブと会うのは、じつに一年ぶり♪ 昨年「プリあら」との親交を深めるために、アメリカにある彼の会社を尋ねたとき以来です。ロブは大手メーカーの社長で毎日大忙しなのに、アメリカでは2日間も付きっきりで接待をしてくれました。
 「次は、僕が日本に行くよーー」と言っていた彼が、、、なんと米国からプロマジシャンを「プリあら」に連れて行きたいという展開に!! ロブは常日頃から荒木会長に感謝を述べたいと、必ずメールに書いていました。
 「プリあら」にマジシャンを連れて行くという話は随分前から聞いていましたが、「プリあら」は営利目的ではないので、十分なギャランティ−は払えないよと言っても、とにかくロブは荒木会長に会いたいようでした。そんな彼の情熱から、エディの来日が実現したわけです。
 あたたかい春風が気持ちいい快晴のなか、銀座のホテルに迎えにいきました。ロブは、変わらない笑顔で迎えてくれました。初対面のエディは、とってもスマートなヤング・ガイ!★ DVDでみるより、笑顔の素敵な好青年。穏やかな印象で気持ちをホッとさせてくれます。
 3人で一緒にランチをとり、まずはiStudioへご案内です。会長宅の広ーいリビングに入るなり「BIG LIVING!!」と二人とも驚き! 待っていた女性スタッフと握手、握手。。。本日の通訳、原岡真吾さんも到着しました。
 みんなで、お花が綺麗なガーデンでお茶をのみ、挨拶をかわします。荒木会長に対面できたロブは嬉しそう♪ エディも、あっという間に雰囲気になじみ、初めてあったとは思えない親しみを感じます。
 一息ついたところで、なんと撮影です。これは、荒木会長の次回作、カードマジックDVDにエディとロブが出演することになりました!
 会長のDVDが大好きなロブは、エディとともに出演できることを、とても喜んでいました。
 振りそそぐ太陽のもとで、自らカメラのセッティングに気をまわすロブ。エディもリラックスムードで楽しい撮影が進行します。荒木会長、真吾さんと談笑している映像がいまから楽しみです★★
 (さあ、いよいよレクチャー会場へ移動です。ここは森田さんの日記を参照して下さい)
 アフターでは、ロブとエディの大好きなお寿司屋さんへレッツ・ゴー、、、じつはランチもお寿司を一緒に食べたのですが、夕食もお寿司を食べたいとのリクエストが、、、「日本には寿司を食べにいくんだよ」とお寿司マニアを自賛するロブ。ランチとは違って、夕食は超一流の大人気店「美登利寿司」です。店長がマジックマニアで「プリあら」の会員でもあるので、より一層、盛り上がります。
 大トロから始まるコースにロブもエディも目がまん丸。。。鰆、ウニ、づけと出て来るたびに「インクレーディブル!!」、「パーフェクト!!」、「Aプラス!!」と、とにかく褒め言葉を連発! 
 が、しかし途中から団欒のなかで、異変がおこります、、、会長がなにげなく触っているカードから、ロブは目が離せなくなってしまいました。
 レクチャーのとき、会長がマーカさんに「インビジブル・パス」と「ターンノーバー・パス」との違いを見せていたのを横から見たロブは、会長のカードさばきに関心をもった様子でした。
 お寿司屋さんのカウンターで、会長はただカードを触っているだけなのに、ロブはお寿司も顧みず、とにかくテクニックを見せてもらいたい様子。会長の鮮やかなカードの扱いで「ダブル・リフト」がダブル・リフトに見えず「サイド・スチールをしたのか?」と聞いていました。
 1アクション見るたびに、やり方を教えて欲しいとリクエストしたかと思えば、お寿司に夢中になっているエディにも「ウォッチ、ウォッチ!!」と会長のテクニックを見るように促してました。、、ロブは会長に釘付けです。しまいには、会長のDVDを作りたいとの話にまで発展。L&Lなど全世界で販売したいと熱く語っていました。
 アメリカで若くして成功しているロブは、エネルギッシュで、凄いものにはストレートに反応します。逆に面白くないものには、無関心。日本人と違って、愛想というものを表現しないのがアメリカ人らしいです。そのロブが会長のテクニックを大絶賛。ロブにとって、会長はとても大きな存在なんだなと感じました。。。
 最後に、お礼を述べて、ロブとエディとお別れです。。。今回は、二人のアテンドという大役をさせてもらえて本当に嬉しかったのと同時に、もっともっと英語を勉強して、「プリあら」と全世界の架け橋になりたいです! ロブ、エディ、Thank you so much!!
4月28日(金)
森田悠一
 今日は超絶テクニックで有名なマジシャン、エディ・レイ(Eddy Ray)氏のレクチャーがありました。場所は世田谷・三軒茶屋の三茶しゃれなーどホールです。エディ・レイ氏はプリあらグッズでも人気の、ショー・オフ(Showoff)というDVDのシリーズで有名です。 「Showoff」(見せびらかす)の名の通り、信じられないようなカードのフラリッシュがこれでもかというほど収録され、さらに丁寧な解説がついています。そのエディが、なんと今回緊急来日!理由は荒木会長と一緒にお寿司を食べたいがため?らしいです(笑)。
 そして幸運にも、「プリあら」のためにレクチャーを開いてくださることになったのです。会場を見渡すと、なんと参加者の中にはマーカ・テンドーさん、ダーク広和さん、中島弘幸さんといったプロマジシャンの方々もおられました。レベルの高いレクチャーになりそうだなあと不安に思いながらも、大丈夫!少しは予習してきたし!と気合を入れて席に着きました。
 今回海外からは、エディと一緒に、“Magic Makers”(文字通りマジックメーカー)のオーナー、ロブ・スティフ(Rob Stiff)氏も来日されました。マッチボックスやタイムマシーンなど、ロブの製品はプリあらグッズでもお馴染みです。僕は丁度マスターズ・タイムマシーンを腕にはめていたので、ロブに「いい時計しているね!」と言われました(笑)。
 そんなわけで、ビジターマジシャンのコーナーは非常に豪華なものとなりました。マーカさんがお得意のアピアリングケーンを、ダークさんが軽妙なカードフラリッシュを、中島さんが洒落た演出のカードマジックを演じられ、最後にロブがカードのメンタルマジックを見せてくださいました。
 ロブの演技ときは僕がステージに呼ばれたのですが、ロブは僕が選んだカードだけではなく、カードにどんなマークを書くかまでも完全に予言していたので非常に不思議でした。海外のマジシャンの名前をさんづけで呼ぶとどうも不自然になるので、英語式に親しみを込めてエディ、ロブと呼ばせていただきます。
 さて、いよいよエディ・レイの登場です。まずは、フリスビー、サングラス、ボール、カードといった素材を使ったステージのマニピュレーションを次々と披露してくださいました。僕はクロースアップのフラリッシュを教えてくれるのかと思っていたので、せっかく予習して来たのに……と思っていたら、「皆さんは今日ステージのレクチャーだと思って来たかも知れないけど、メンタルマジックをやります」なんてジョークを言われたので二度びっくりでした。
 実際には、ステージのカードマニピュレーションと、CDを使ったマニピュレーションを、基礎から応用まで、懇切丁寧に教えてくださいました。
 あまりにテクニックが凄いので、お会いするまではなんとなく恐い人なのかと思っていましたが、実際にはとても優しくて、ユーモアのある方でした。しかも今回通訳をされたのがプロマジシャンのSINGOさんで、そのサービスたっぷりの訳し方がまた面白いので、余計にレクチャーが盛り上がりました。
 DVDと同じく、一つ一つゆっくりと、丁寧に教えてくださるので、「こんなのは出来っこない」と思えるようなテクニックも、正しいやり方を知って練習すればできるようになるのだと分かりました。このレクチャーは質だけでなくて量もすばらしく、2時間たらずの間にめぼしいテクニックのやり方はほとんど解説してくださいました。
 今日覚えたことをしっかり練習してマスターすれば、それだけでステージのルーティンが組めるほどです。ただ、ステージ初心者の方は一度で覚えるのは難しいと思うので、彼のDVD「スライト・オブ・ハンド・ウィズ・カード(Sleight of Hand With Cards 4DVDset)を買われるとよいと思います。
 今回僕が気に入ったのは、カードからシルクへのビジュアルなチェンジや、マジシャンも驚くサッカーバニッシュ、両手で鳥の形を作って行う洒落た改めなどのエディのオリジナルテクニックです。さらにエディはテクニックだけではなくて、CDを完全に消すためのギミックなども考案しています。今回は、参加者全員に特殊なフェイクカードをプレゼントしてくださいました。

 最後に荒木会長が、「なんでエディが来てくれたのか、本当に分からないんだ」とおっしゃっていました。うまく言えませんが、「人と人とのつながり」を大切にする「プリあら」には、多くの人の「愛」があるからではないでしょうか。会長は「プリあらは多くのマジシャンの方々にお世話になっている。感謝の気持ちを忘れてはいけないよ」とも言われました。例えばマーカ・テンドーさんは、今日のために特設ステージを組み立ててくださいました。
 御自身もまだ使ったことがないという新品の機材を使ってです。プリあらのことを本当に愛してくださっているんだなあと感じます。
 エディが最後に言った“hospitality”という言葉が、とても印象に残りました。みなさんのホスピタリティに感謝するという意味です。観客もマジシャンも幸せになれる場所、それがプリンあらモード・Magic clubだと思います。「プリあら」が、いつまでもそんな素敵な場所でありますように……。

4月22日(土)
樋口哲弥
 今日は、iStudio大洋村バスツアーの一番人気ともいえるタケノコ狩りの日です。お天気だけが心配でしたが好天に恵まれてホッとしました。梅丘駅?東京駅?本八幡駅で参加者を乗せてバスは茨城県八郷町の「大場ぶどう園」目指して出発です。
 さっそく、このバスツアーならではの自己紹介または友達を紹介する他己(たこ)紹介が、人気バスガイドの洒井玲子さんの司会ではじまりました。持ち時間は一人1分間です。1分が過ぎて、まだ話しているとカラスが鳴き声でタイムアウトを知らせてくれます。お友達と参加している人、親子で参加している人、友達はお留守番でそのお友達の御両親と参加している人、と様々な人と人との繋がりがわかります。
 明るい笑いに包まれて紹介が続くうちに、初参加の人もすぐにとうちとけていきます。この時、プリあら会員の中村さんはギターを持参して来ていて、荒木会長が今年デビュー40周年で記念のアルバムも3月に発売されているということで、リクエストにより「ジャニスを聴きながら」を歌いました。これにはみんな大喜びでした。もっと聞きたいという声もありましたが一人1分ですので残念ながら時間切れになってしまいました。
 紹介のコーナーも終わり、あっと言う間に「大場ぶどう園」に到着です。裏山の竹林を特別に開放してくださって、この「竹の子狩り」が実現しているんだよと担当の方に教えて頂きました。大きな鯉のぼりと大場さんに迎えられて、いよいよタケノコ掘りです。
 大場さんは、3日前から小さい子が入っても危なくないように竹林をきれいに掃除をしておいてくれたそうです。大場さんの行き届いた、あったかい気持ちが伝わってきます。
 私は豆絞りの手拭いを頭に巻いて、「去年は少ししか掘れなかったけど今年はたくさん掘るぞ〜」というきもちで、さっそく自分の見つけたタケノコを掘っていると「ヒグチさ〜ん、このタケノコ掘って〜」と呼ぶ声が。後で食べるお刺身用などを掘るのに苦労している女性陣を手伝ったりして、気がつくと汗だくになっていました。
 久住さんなどは手のマメをつぶすほど、熱中していました。私は6本くらい掘ったところで、フォトグランプリにも参加しているので、一息入れてからスコップをカメラに持ち替えて写真撮影です。レンズ越しにみえる笑顔は、皆生き生きとしていました。タケノコ掘りを終えてから、掘りたてでしか味わえないタケノコのお刺身、大場さん御自慢のお赤飯、タケノコのお味噌汁、きゅうりの漬け物のふるまいに、みんなの顔もほころびます。
 おなかもいっぱいになったところで、記念撮影。そして、お世話になった大場さんに感謝して一行はiStudio大洋村へと向かいます。iStudio大洋村に着くと参加者全員が手分けして、お料理を作ったり、マジックショーの飾り付けをします。
 私は、久住さんと比見さんとで悪戦苦闘をしながら飾り付けをしました。そして、今年米寿を迎える太田さんの乾杯で美味しいお料理をいただきました。今回のメニューの中に、プリあら会員の斎藤勝久さんがリクエストした焼きタケノコというのがあります。以前、小料理屋で食べた焼きタケノコがとっても美味しくて、わすれられない味だったそうです。
 タケノコを半分に切り、皮付きの生のまま焼くのが通常のやり方でしょう。が、これだとかなり焼き上がるまでに時間がかかると言う事で、焼きタケノコ班の斎藤恵美さんは、アルミホイルを使って短時間で焼くという秘策をあみだしました。
 早速一口食べてみると、タケノコが柔らか〜い!塩味と醤油味の2種類の焼きタケノコは、それぞれ甲乙付け難いほど絶品です!!あちこちから、「焼きタケノコ美味しい!うまい!」と言う声が聞こえてきます。掘りたてのタケノコを使って初めて食べた焼きタケノコには、 本当に感動しました。
 また、プリあら会員の河辺さんが腕を振るった鯛酒は、これまた初お目見えの逸品です。鯛を一匹丸ごと焼いて作る鯛酒は、鯛の香ばしさと甘みがお酒にマッチして、日本酒が苦手な人も、これなら美味しく飲めると喜んでいました。その他に、タケノコの茶碗蒸し、タケノコご飯、本はまぐりの磯焼き、山菜の天ぷら、カツオのサラダまでありすごい豪華料理でした。思い出しただけで、またよだれが出てきそうになります。
 食事が済むと、メーンイベントのマジックショーです。トップバッターは、斉藤さんがとっても大きな蝶ネクタイで登場。ほのぼのとしたカードマジックです。つづいては、河辺さんのみかんを使ったマジックとカードマジック。そして、クライマックスは、ダンシングチーム「パッションローズ」によるマジックです。衣装もダンスも、もちろんメンバーのみなさんも綺麗で、カラのはずの箱の中から綺麗な花が次から次へと出てきて、最後はワインの注がれたワイングラスが出てきたのにはみんなびっくりです。拍手喝采!!
 たのしいことがいっぱいの1日も北浦湖に沈む夕日をみながら終わりに近づきます。今回、私の地元の仲間が二人、初参加しました。今までのバスツアーの帰り、地元の居酒屋でその日の楽しかったツアーの話しで盛り上がるのですが、それをうらやましく聞いていた友達が、私につられて参加することになったのです。二人は大きな竹の子をなんと15本くらい掘ってました!私の竹の子は3本でしたが、大満足です。その友人が「今度は、自分がみんなに、今日ものすごく楽しかったことをいっぱい自慢するんだ」と言っていました。
 このバスツアーは、本当に人に自慢したくなる、来た人が必ず次も来たくなる、楽しいバスツアーなのですね。最後にプロデューサーの荒木会長をはじめこのバスツアーに携わっている全ての人に感謝します。
4月11日(火)
篠原康子
 たった2日前にプリあら例会があったばかり。今だその興奮冷めやらぬ中・・本日も例会なり! 特別臨時例会のメインゲストは、かの世界的マジシャン深井洋正さん!!
 「関西マジック界のドン」と呼ばれている方をお招きするのですから・・粗相がないように・・・と、例会の日が迫ってくるごとに、緊張感が高まる私(ドキドキ)。例会前々日のこと、マーカ・テンドーさんから「深井さんが来る時に、手伝いにいきます」との連絡が入りました。「うッれしいィ」マーカさんがいてくれたら、心強いです。しかも、スタッフと同時刻に早入りして、舞台づくりも手伝ってくれるというのです。なんて、有難いこと(涙)。
 当日私は、はやる気持ちで、いつもより早めに会場に到着・・「まだ、だれもきてない・・?」と周りをキョロキョロ・・・あーっ、マーカさんだっ!! マーカさんの車の中は、舞台づくりの為の「スパイターステージ&カーテン」と深井さんのマジックお荷物でドッサリ・ギッシリッ・いっぱいでした。 スゴイ!
 まもなく、我らスタッフも勢揃い、会場の鍵が開けられ、それぞれ準備に取り掛かります。本日のステージは全てマーカさん仕込。お一人で、手際よく、あっという間に超豪華なステージを組み立てて下さいました。さっすがぁ! 
 「師匠、みてください」とマーカさん。それをご覧なり、舞台にあがった時の深井さんのほころんだ顔が印象的でした。「マーカが17歳の頃から面倒をみてるんだよ」と嬉しそうな深井さん・・師弟の愛の絆を感じます。
 さあ、例会の幕開けです。恒例になった、パッションローズのミニミニダンスがオープニングを飾ります。今回のステージ・コーディネーターのマーカさんからは、何本ものカラフルなアピアリングケーンの紹介マジックもありました。さすが、プレゼンテーションの鮮やかさに感動。いよいよ、メインゲスト深井さんのコーナーへ〜♪
 皮切りに深井さんのプロモーションDVDがスクリーンに映し出されます。INラスベガス! 深井さんとキミカさんが「空飛ぶ絨毯」に乗り、魔法光線をキラキラーンとアメリカ中に放っているといった感じの楽しい映像。2分程度の映像が修了したと同時に深井さん堂々のご登場。会場、割れんばかりの大拍手!!
 胸にお約束の赤いバラの花、ブルージャケットの鮮やかさが目を引きます。サイドテーブルには、100点ほどのマジックグッズが所狭しとならべられてます。今宵は「マジックショー&レクチャー」という贅沢な構成で私達を楽しませてくださるということでして・・、ウキウキ!ワクワクッ♪待ち構える会員のみなさん!! 観客の目をみて、コミュニケーションをとりながら、「さぁ・・何からやろうかな」と・・・多数のグッズをその場でチョイスしながらのマジックショー。天性の直感力が光ります。
 中でも私が一番感動した一つが、ドローボックスのルーティーンです。マジック好きなら誰もが手にしたことのあるカードサイズほどの小さなボックスを、見事なほどに魅力的な味付けして見せてくれる深井マジック。
 あけて、しめて、あけてを繰り返す度に、次から次へと、出てくる出てくる、リボン・紙テープ・シルク&シルク・・・!  ありえないだろう、という現象が何ども連続で起こり、会場は興奮に包まれました。ラストは箱の底に「THE END」のメッセージ。なんて小気味良い着陸のマジックでしょう。
 遊びの天才と噂の高い深井さんは、ギャンブル好きなんだそうです・・・紙コップのモンテで会員達とカケをしながら、遊びながらのルーティーンにも感服しました。海外のコメディーショーをみているような実に楽しい気分にさせられるレクチャーでした。プリあらで時々催される「会長レクチャー」と、ムードが似ているなぁぁ・・深井さんのレクチャーはまさに、エンターティメント☆ そう感じずにはいられませんでした。
 「深井は、3度目が一番面白いんです。だから、3度は呼んでいただかないと」と深井さん。こちらこそ、お願いできるものなら、何度でも!  深井さんは、やっぱり、とっても素敵な、世界の「Mr Deep☆」でいらっしゃいました♪

 さて、今宵の会長のコーナーは、「深井さんを観る会だから、今日は軽く行く」と、クイッキーなカードマジック。中国雑技団・カード編のようなアクロバット技(?)をみせてくださいました。会長の指は、神の手のごとし・・・。ゆめゆめ忘れることなかれ・・・。
 今宵は、「深井さん、会長・・・天性のマジシャンの妙技」をタップリと体感させていただきました。「脚本・演出・役者」と三拍子揃ったエンターティメントを。今夜も興奮冷めやらず・・・眠れそうにありません・・・。こ〜んなハイクラスの楽しみを味わえる場が人生の中にあるなんて・・・。多謝☆多謝☆
 さ、次回は、エディレイ来日 !! きっと、またスゴイんだろうなァ。私はとてつもない「幸せもの」です。それも、プリあらに出会えたお蔭です。
4月9日(日)
五十嵐美智代
 春真っ盛りの今宵。プリンあらモードマジッククラブも、春にふさわしい華やかなゲストをお招きしました。本日のメインゲストは、女性美人マジシャンの三賀美さんです。
 4年ぶりのご出演で、その頃は会場ではなく、荒木会長のご自宅で行っていた頃のことです。私は初めて拝見するので、本当に楽しみにしてい ました。
 会場に、早々と到着されて、準備を行なっていた三賀美さん。マジック道具もたくさん持参され、一つ一つをとても丁寧に、慎重に扱っていらっしゃる姿が印象的でした。その中には、鳩の入ったかごと、うさぎが入っているかごも。うさぎの名前は「しっぽなちゃん」(アニメ「ひみつのアッコちゃん」から命名だそうです)。
 三賀美さんは猫も飼っているそうで、携帯にはかわいい猫の写真がいっぱい入っていました。とっても動物好きの優しい三賀美さん。どんなマジックショーが繰り広げられるんでしょう!期待でワクワクしながら、例会が始まりました。
 まずは会員のマジックからスタートです。リオ広沢さんがなんと!荒木会長の曲をBGMに登場です。退院して復帰した隅谷さんを喜ばせたいという気持ちから使わせてもらいましたと広沢さん。ロープマジックやコインマジックを演じている傍らには、アシスタントとして小学2年生の一人娘、利沙ちゃんの姿が。
 なぜかちょこまか出入りする利沙ちゃんが微笑ましく、そちらに思わず目がいってしまいました。
 ビジターマジシャンのコーナーには、ミステラさんが登場してくださいました。ミステラさんは本当にサービス精神旺盛な方で、いつもエネルギッシュに楽しませてくださいます。
 身体に静電気をため込むというアクロバットな動きをした後に、ブルーのフィンガーライトをしっとり美しく演じる、動と静の情熱的な演技のミステラさんに、会場は大爆笑&大歓声でした。
 次のコーナーでは、プリン副会長の片腕!? 藤原史岳くんが、プリあらグッズの「ラビット・イン・ハット」を紹介してくれました。
 ラビットの"セバスチャン"と一緒にリンキングリングを披露。セバスチャンうまい!と会場からも拍手が起こります。藤原くんの楽しいグッズの紹介に、うわあっ。欲しい〜!と思ったのは私だけではないはずです。
 さあ!いよいよメインマジシャン、三賀美さんです。今宵のテーマは「艶じるマジック」。スタートです。白のロングジャケットで美しくご登場。軽快な音楽と共に鮮やかな鳩出し、シルクマジックと、キュートな笑顔に魅了されます。
 ジャケットを脱ぎ捨てると黒のミニドレス!会場もどんどんヒートアップしていきます。4年前に出演した時には和妻でしたので、前回とは違う私を見て欲しいと話されていました。
 会場のお客さんとの「おしゃべりマジック」では、三賀美さんのもう一つの楽しい一面を見せていただきました。美しく華やかな上に、とても明るくてお話がすごく楽しい!”テレパシー送り機”を使ってのカード当て、小学一年の女の子と掛け合いのリングと、笑いを交えて会話をしながらマジックが進んでいきます。
 音楽に合わせて6個のリングをサッカーボールや、かぶと等いろんな形に変えていく演技のあとは、華やかな衣装にチェンジしてのラストマジック。シルク、傘、衣装、すべてがカラフルで鮮やかです。うさぎのしっぽなちゃんの登場に会場から大拍手。 うさぎを抱き上げる三賀美さんの表情が優しさに溢れていました。
 女性らしい繊細さと、パワーのこもったマジックがとても素敵で、三賀美さんの明るい人柄がにじみ出るステージでした。アンコールにも応えていただき、今日は本当にありがとうございました。
 そして、ラストコーナーは荒木会長です。テーブルの上に、クロースアップ用マットの隣にワイングラスが2個乗っています。今日は何を見せていただけるんだろう!なんだかドキドキします。その前に、新しくプリあらグッズに加わった「タマゴですよ!」を見せてくださいました。例会が終わってすぐに買いに走ったのは言うまでもありません。かわいくて、楽しい!
 いよいよ本日の会長のマジック。あのマジック界の大御所、北見マキさんが以前ご覧になって大変驚かれたというカードマジックです。有名な古典的マ ジックだそうですが、普通はしかけのあるカードを使用するのに、全くしかけのないレギュラーカードを使用するのが荒木会長のバージョンなんです!
 お客さん二名に出てきてもらい、ハートとスペードを取り出してもらいます。一人はスペードの組を1から13まで順番にそろえ、ハートの組の人には、順番をバラバラにしてもらいます。それぞれをワイングラスの中に一組ずつ入れ、次の瞬間には、順番をバラバラにした方のカードの順に、もう一方の順がぴったりと一致しています!!こ、これは絶対にあり得ない〜っ。会場のどよめきはすごいものがありました。あまりに不思議で、そして完成された素晴らしいマジックをこんな間近で見せていただだけることに、感動します。
 荒木会長のマジックは、このプリンあらモードマジッククラブでしか拝見できません。貴重な機会に、まだいらしたことのない方はぜひ遊びにきて、この時間を共有できたら素敵だと思います。
 茨城へ帰るバスの中、ひとり興奮冷めやらない私は今日の例会のことを繰り返し思い浮かべながら、すごい時間だったなあと感激してい ました。大好きなプリンあらモードマジッククラブのために少しでも役にたてるように、次回も頑張りたいと思います!
3月28日(火) 
隅谷治子
 今年初めて参加した「プリあら」の例会は、最初から最後まで、感動で一杯でした!! パッションローズのダンスを幕開けに、今宵のメインゲスト「ドルフィン・マジック・カンパニー」の若手実力マジシャン、KYOKOさんのショータイムが始まります。ご一緒に、同じくドルフィンの横田菊枝さんと谷岡百合恵さんも、お越し下さいました。
 特別に2部構成されたプログラムの中では、FISMへの出場作品をご披露して下さるとのこと。このアクトを他の劇場で3回見たという、運営委員の佐々木さんを含め「ベスト・マジシャン・フェスティバル」を鑑賞したスタッフが、KYOKOさんのことを大絶賛していたので、期待に胸が膨らみます!!
第1部
 スタートから豪華絢爛、なんと和服での装いです!舞妓さんのようにメイクアップされ、しっとり感を漂わせながら、趣きのある目線で観客を魅了します。和妻の真髄、日本蒸篭から取り出すシルクの演技には、妖艶さと風格がたっぷり。テンポある曲の中でも風情を残した立ち居振る舞いが目を惹きます。まさに不思議さと美しさのエンターテイメント。日本蒸篭をこんなに綺麗に扱う演技を見るのは、初めてです。
第2部
 FISMへの出場作品を一足先に鑑賞です! 2006年FISMの開催地、ストックホルムに行かずして見れてしまうなんて、なんて贅沢なんでしょう♪ スタイリッシュな衣装に身を包んだKYOKOさん、アップテンポのミュージックにのせながら、自然と踏んでいるステップがカッコいい。美容室を題材に、完璧にショーアップされたストーリー性のある演技の中で、情熱あるパフォーマンスが繰り広げられます。
 フィニッシュは、KYOKOさんならではのきらびやかな演出★まさに、KYOKOさんの七変化!!佐々木さん曰く「七分咲き、八分咲き、九分咲き」と進化していった作品は、今日まさに『満開』になりました***
 サイドの照明器具が一新されたことによって、一段と華やかになったステージ。。。バックカーテンの色が変わったことによって、さらに鮮やかさを益していました。たった2ヶ月参加できなかった「プリあら」が、どんどん変化していくスピードにビックリです。

 そして、待ちに待った会長のコーナー???? 今日は「ホフジンザー・プロブレム」という伝説に関する、超〜不思議なマジックと、「ダブル・パーソナリティ」というB.ワイルドが作った作品の、会長バリエーションを見せてもらいました!! 
 とにかく一番感じたのは ”ライブで会長のマジックが見れることは本当に凄い” ということです。一つのルーティンに関して、これほどまでに考え抜かれ、流れるような手さばきで演じられるクロースアップを一体、どこで見ることが出来るのでしょう、、、最近、海外の一流マジシャンと言われる著名人の映像を見ることが多くなりましたが、会長独特の雰囲気から感じとる不思議さは、比べようもない感覚があります。
 今年にはいってから会長が取り上げた「リセット」「4Aアッセンブリー」「サンドイッチカード」、そして「初心者レクチャー」。どれもこれも、現場で、演技を見れた方は、本当に幸せです。。。。

 私は、今年最初の例会の前日に交通事故に遭ってしまい、メインスタッフにも関わらず、この2ヶ月間、例会に参加することが出来ませんでした、、、担ぎ込まれた救命センターのなかでも「明日の例会どうしよう、どうしよう、、、」とそのことばかりが頭の中を駆け巡っていました。
 でも、そんな心配には及ばず、スタッフ全員の協力で、毎回、素敵な例会が開催され、より一層パワーアップしていく「プリあら」は、本当に素敵な集まりだと思いました。入院中は「プリあら」のサイトを見ることが楽しみの一つでした。例会の模様が書かれた「プリあら日記」を読み出すと、涙がこぼれてしまいます。
 1月に入院してからというもの、病室では、ずーと泣いていました。。。病院では、悲しくて泣いてる人がほとんどだと思いますが、私の場合は、嬉しくてありがたくて涙が止まりませんでした。
 たくさんの会員の方に、お手紙をもらったり、励まして頂いたり、、、気がつくと、自分一人の人生では知り合うことの出来なかった仲間たちばかりです。こんな幸せな環境を作って下さった荒木会長、、、、何よりも支えになって下さった会長に感謝の気持ちで一杯です。こんなに早く退院できたのも会長のおかげです。
 「プリあら」の皆さん、ご心配をおかけして、スミマセンでした。会長が作って下さった「プリあら会」の発展のために、これからも役に立つよう頑張ります♪
3月25日(土)
斉藤恵美
 今日は月に一度の待ちに待ったバスツアーの日です。春本番の行楽日和。最初の集合場所、梅丘駅前で小田急バスの運転手、石川さんが笑顔で私たちを迎えてくれます。iStudioバスツアーではなくてはならない「勝手にバスガイド」こと、酒井玲子さんと運転手の石川さんが二人並ぶと、もう本物のガイドさんとのコンビみたいです(^_^)
 次の集合場所・東京駅に向かっている途中で「プリあら」会員・樋口さんから携帯に連絡が、「今、東京駅周辺が工事でバスが停車できないよ」との報告。なので急遽、停車位置を変更することに。そんな仲間との自然なコンビネーションもこのバスツアーならではです。
 その東京駅では、バスツアー参加2回目のプロマジシャン、ミステラさんをお迎えしました。が、ミステラさんの顔が青い!!なんと朝起きたら、お腹が痛くてトイレで潰れていたと言うではありませんか! 私もこの2日前に同じ症状で病院に行き、薬をもらっていたので、これは神様の思し召しかと思い、さっそく、ミステラさんにその薬を飲んでいただきました。
 そんな薬の効果か? ミステラさん自身のパワーか、車中ではドンドン元気になって行き、私達がパワーをいただく程でした。
 自己紹介コーナーでは、プリあらにも遊びに来たことのある、11才の三谷優太くん。彼が、身体的理由で大好きな野球をやめてしまい、今はゲームをやっていると話してました。すると、元スタントマンをしていたミステラさんが「私も小さいころは虚弱体質で、体育の時間は休み届けを出していたけど、そんな自分がいやで身体を鍛えてきた。だから優太くんもあきらめないで野球をやってほしい」と、熱いメッセージをくれました。
 最初の目的地、「そば打ち道場」に到着です。
 それぞれ、エプロンを付け、そば打ち名人の話に耳を傾けます。4〜5人のグループに組み分けされ、そばを打っていきます。面白いことに、それぞれのグループの個性がそばの打ち方に表れています。細めん、太めん自分たち打ったそばならではですね。
 そして、優太くんとミステラさんは同じチームでミステラさんのやることを真似、同じように一生懸命やろうとする優太くんの姿が印象的でした。
 それから、笠間市で創業150年の磯蔵酒造の酒蔵見学です。なんと、自宅の離れをiStudioバスツアーのために解放してくれて、打ったばかりのそばと、おいしいお酒を共に味わえるという贅沢企画の実現です。
 ここで、磯蔵酒造の五代目の蔵主、磯 寛太さんから、予定にない、利き酒ゲームの企画が提案されました。88歳のプリあら会員の太田さんは、この歳になって初めて飲みましたと頬を染めていました。
 利き酒の点数発表では、5点満点の方40人からお一人が、なんと、日本酒のプレゼントがされました。荒木会長のプロデュースするiStudioバスツアーでは、いつも、誰かが誰かに何かを渡そうとする空気が漂います。参加者どうしの場合もありますが、企画の対称である農園や、今回のように酒造のご主人からなど、だから参加した人は「人っていいな!」って思ったり、「明日もがんばろう!」と、あたたかいものを感じていきます。
 さあ、次はiStudio大洋村でのバーベキューです。今回は洋食メニューに初挑戦!
 バーベキュー達人の三井君がパエリア用フライパンを持参して、新鮮魚介類をふんだんに使ったパエリアと、ダッチオーブンでの丸ごとローストチキンにパンケーキ&ツナと手作りいちごジャムのせ、パスタサラダ。。。うーん、もう、盛り沢山です。その間、マジシャンのミステラさんは2階の楽屋で、ショーの準備に余念がありません。
 みんなのお腹も一段落したら、イベント・ラストのマジックショーです。
 前座はプリあら会員の樋口さん。人の良い笑顔がトレードマークで、プリあらマジックグッツを使った紙がお札に印刷されて、そのお札にペンを刺すマジックです。
 ミステラさんがキラキラなステージ衣装に身を包み、登場するやいなや火花が飛びます。髪の毛もバッチリ金髪に染め上がっています(バス中は、普通の髪色だったのに・・驚きです)。
 ミステラさんのパフォーマンスで、ライブハウスのような熱気です。ステッキからスカーフからバルーンと楽しく構成されたマジックに大歓声です。演技中のおもしろトークで、まさに笑いと不思議のコラボレーション!!
 体調のことも、心配になったりもしましたが、そんなことはミステラさんには心配ご無用のようです。アクションパフォーマンスのマトリックスや、鼻の吸う力を使って取り出すジャンボカードなど、思考と体力を思う存分使うエネルギッシュなマジックに、会場全体が「ミステラワールド」に包み込まれていきました。
 みんなと同じ参加費を払って来ていただいているのにもかかわらず、最初から最後まで情熱溢れるサービス精神に、私は感動と、それに対する担当としての自分のふがいなさに涙が出てしまいました。
 バスツアーに来ていた会長の友達の女社長さんは、ミステラさんのパフォーマンスに一目惚れ! 是非、自分の主催する催し物にゲストで来てほしいとの希望を掲げていました。
 荒木会長がプロデュースするイベントは、「プリあら会」にしても、このバスツアーにしても、人が人にやさしく、情熱と、発展と、感動があります。この素敵な環境と、周りの人たちへの感謝の気持ちを忘れずに、常に前進して行きたいと思います。だって、一生一度の人生だもの(=^・^=)
3月7日 (火)
宮崎悦子
 今日のプリあら会は、むらやまじゅんさんを初めてのゲストでお迎えすることになっていたのと、さらに日記も書かせて頂く事になっていて、朝からワクワクドキドキ♪どんな方なんだろう!?
 会場の準備もほぼ出来上がってきた頃、長身でスマートな方がにこやかに入ってこられました。黒のハンチングに眼鏡が印象的です。うん、インテリジェンスな感じだ〜。「わー、むらやまさーん!!」と何人もの女性スタッフが迎え入れ、イケメンの顔がちょっと照れていました。
 例会の時間も近付き、受付を担当していると、顔なじみになった方々が「やっほー」とか「久しぶり〜!!」とか凄くアットホームに挨拶され、例会を楽しみにしているのが伝わってきます。新聞に載ったんだよ、なんて記事を見せてくれたり、会員同志も仲良くとてもいい雰囲気です。まだ、参加されたことのない方も一人で参加しても大丈夫。あっという間に馴染んでいきますヨ。
 さあ、例会が始まります。最初は、会員マジック。バンダナを頭にまいたカクテル松野さん(プリン副会長の命名)が軽快な音楽にのって登場してきました。バイシクルのカードを模様にした手作りのテーブルもスタンバイ。新聞の復活マジックとお札を燃やしてしまうというマジック。オリーブ長沼さんをアシスタントに楽しいマジックをしてくださいました。
 なんと、この新聞復活のマジックはシルキーさんの直伝によるものでした。マジックも楽しかったし不思議だったけど、暖かく見守るシルキーさんにも感動してしまいました。
 前回ゲストのミステラさんもいらっしゃいました。【ミステラ流トライアンフ】を激しく演じてくれ、会場内は大歓声と大爆笑につつまれました。
 いよいよ、メインゲストのむらやまじゅんさんです。京都では、シオミさんの元で修行をされ、芸能人向けのパーティマジシャンとして大活躍中の方です。最初に作ったマジック、高校生のときに考えた手順のマジックなど・・・楽しいサロン風のカードマジックを見せて下さいました。
 会場から選んだアシスタントの二人とのやりとりも楽しく、むらやまさんはなかなかのムードメーカーです。大きな手、そしてきれいな指が印象的でした。
 次は、会員だけでなく来ているマジシャンの方も心待ちにしている、もうひとつのメインコーナー荒木会長のコーナーです。今日は会長からビッグニュースが。「ショー・オフDVD」のEddy Ray(エディ・レイ)が、海外から荒木会長に会いに来日されるそうなんです!!凄いーーー!!
 プリあらでは、4月28日(金)にレクチャーを企画し、破格の値段で敢行予定。通常では海外からのマジシャンのレクチャーは1万円ほどはするでしょう・・・プリあらは、A会員なら1800円!!プリあらってなんて凄いんだろう。ひっくり返りそうな驚きと、会長のどこまでも人のことを考えていく優しさにじーんとなりました。
 「藤原来てる〜?ショー・オフの中でやってるヤツ、なんか見せて」と会長。会員の藤原くんがステージで、エディ・レイのDVDに入っている、「シビルカット」や「ブーメランショット」などいくつかを演じてくれました。
 藤原くんの妙技にエディレイがダブります。こんなことを(エディ・レイ)本人から見せてもらえるのかと、またまたビックリでした。
 会長は、中学のときに考えたと冗談を言いながら、サンドイッチカードをいくつものバリエーションで見せてくださいました。サンドイッチカードは、いろんな種類があって、本にすれば何冊になるかわからない位の数があるそうです。でも、会長流は凄かったです!なんと驚きを伝えたらいいのか・・・。輪ゴムで挟んだ2枚のカードにサインカードが移動しちゃうんです。目にも頭にも?マークのオンパレード!!
 むらやまじゅんさんも会長のマジックに見入ってしまったのか・・・この後のアンコールマジックの準備を忘れてしまってたようです。
 そんなちょっと出遅れた、愉快なむらやまさんのアンコールマジックをラストに大盛況の中、例会は幕を閉じました。むらやまさんは、アフターにも参加され、会長を囲んで、みんなで楽しくマジック談義。
 更に、映画が一番の趣味ということで、会長の映画館を超えるホームシアターでの映画のデモンストレーションも楽しまれていきました。会長のシアターのグレードに驚愕され、DVDの多さやスピーカーの数や位置、音質の豊かさ・・・部屋中のセンスある最高級な調度品など・・・何から何まですべ〜てに反応されてました。
 マジックだけでなく、マジシャンの方々の人柄にも触れられ、人との和を大切にされているプリンあらモード会に関わらせて頂いて、生きている中でこんな日があることは幸せだなと思いました。
2月25日(土)
篠原康子
 今日は”荒木会長とゆかいな仲間たち♪”第5夜の会合が会長宅で開かれました。「ゆかいな仲間達の会合」って、いったい?・・・。
 そうですね、知らない方も沢山いることでしょう!? この会合名の名付け親は、ハマック柳田さんです。2004年1月、プリあら例会に初めて、メインゲストでいらっしゃったハマックさんに会長が「トムハルス(モーツアルトの伝記映画「アマデウス」の主演俳優)に笑い方がそっくりだね」と言われた事がきっかけ。「じゃ、皆で「アマデウス」をみようか!!」と会長からお誘いを頂いたのが”荒木会長とゆかいな仲間たち♪”の会合のはじまりはじまりぃ。
 それ以来、ハマックさんを筆頭に、原岡真吾さん、ペガサス金子さん、秋葉つぼ八くんらをスタメンに、時には、ミステラさんや上口龍生さんやぺるちゃん、秋元正さんらも加わっての賑やかな映画会が行われてきました。。。。
 第1回目は、ハマチャンに笑い方がそっくりなトムハルス主演の「アマデウス」を観賞。作品自体は、わりとシリアスなものなのに、ほんとうにそっくりで笑いました。(~_~;)ハマチャン自身も「そっくりだべぇ」と大笑いでした。
 第2回目は「スパイダーマン」でしたね。ハマチャンは、この時の映画鑑賞を期に「スパイダーマン手順」の爆笑マジックを考えたそうです。実際にライブでやったら、大ウケだったと教えてくれました。
 第3回目は韓国アクション映画「小林サッカー」・・これは、スタントマンマジシャン・ミステラさんの演出勉強の為に観た映画会でした。観終わった後の皆の蒸気した顔が印象に残っています。
 第4回目は、アカデミー賞作品「グリーンディスティニー」【スーパービット版】という事もあり、最高のクオリティーで体感する、ワイヤーアクションの凄さ、作品の質の高さに大感動でした。
 この時は、AVマニアでもある秋元さんが初参加。「迫力のある音はもちろん、静寂の中にあるわずかな音も再現されていますね〜。素晴らしいです!!」と大感動されてましたっけ。荒木会長宅の超一流のホームシアターでの観賞は、「映画は観るものではなく体感するもの」という言葉がぴったりきます。
 そして、実に一年半ぶり(久しぶりっ)の今宵の映画は・・・!!!みんなで協議した結果、「宇宙戦争」に決定ぃーっ☆ ワクワク・ドキドキです! 
 今日は、初めて参加の人が何人かいたので、本編を観る前に様々な作品のデモンストレーションも見せていただきました。ド迫力のある映像と音響効果を楽しめるものやカラフルな映像のもの・・etc。
 そんなアラカルト試写は、会長宅のホームシアターのグレードの高さをあらゆる角度から味わえる贅沢ぶりを発揮していました。「すごいっ」「すごいっ」と感嘆と驚愕の声があがりっぱなしです!。
 さて、本編の宇宙戦争のはじまりです♪
 本作品は、スティーヴン・スピルバーグ(監督)とトム・クルーズ(主演)が「マイノリティ・リポート」に続いてコンビを組み、有名なH・G・ウェルズの同名原作を再映画化したSFスペクタクル超大作です。異星人による地球への侵略と壮絶な破壊、さらには思いもよらぬ事態に混乱しながらも家族の愛と絆を確かにしていく主人公(トムクルーズ)の姿を壮大なスケールで描いてます。巷では、駄作か傑作かと賛美両論でにぎやかな「宇宙論争」・・・・・この手の映画は、きちんとしたシアター環境でみないと絶対絶対だめですね。そうじゃないと、駄作!駄作!と騒いでしまう結果になります。
 この作品は絶対に傑作です!!スピルバーグの製作意図で首尾一貫しているところは、リアリティーの追求ですね。荒唐無稽さは、どこへやら!反戦映画の匂いもするほどの、圧倒的な力に対する恐怖の連続。空が黒くなり、激しい稲妻が走り、ピカッ-と光った瞬間に、町が次々と破壊され、人は塵のごとく粉砕されていく。。「広島のようだ」とのセリフもあるほど・・・。
 大画面いっぱいの恐怖体験に身も心も縮こまりました。「恐怖映画が大嫌い」と言ってたSHINGOさんに、ハマチャンが「しんごちゃん、怖いからって、抱きつかないでよ」なんて言ってました。ラストシーンでは、地球上で生きていることに対する感謝の気持ちがわいてくるような感動を感じました。皆の大拍手の中、映画会は幕を閉じました・・・。
  映画の後は、プリあらグッズのお披露目&ティータイムです。映画の前もグッズが見たくてうずうずしている様子のSHINGOさん。ラビットハツトを手にした瞬間に「これ、いいっすね。いいっすね!」とハットをかぶってみたりして、そうとうお気に入りのご様子でした。「他には、新作はないんですか?」とおねだりを続ける子供のように、皆がもっともっと・・・って感じになっていて、プリあらグッズはすごいなぁぁと思いました^^
 とにかく、何をやってもテンション高く、大騒ぎ♪ 映った写真を眺めていると、そこにいる誰もがいつでも笑顔で、楽しんでいる様子が手に取るように感じられます。今宵も深夜まで盛り上がりました。
 次の”荒木会長とゆかいな仲間たち♪”の会合は、いつかな? 楽しみです。
2月23日(木)
山田秀樹
 本日到着が遅れてしまったので、オープニングを飾る「プリあら会の新しいお楽しみコーナー」パッションローズのミニダンスショーを見逃してしまったのが残念です。
 後で聞きましたら、チビッコダンサーのリコちゃんも参加、プリあらグッズの人気商品「ラビットハット」をウマ〜くダンスに取り入れていたそうです。みたかった! 
 到着は、「プリあら名物iStudio大洋村バスツアー」のインフォメーションの途中でした。続くプログラムは、ビジターマジシャンの紹介。本日は3名ものマジシャンが紹介されました。
 お一人目は、お風呂屋さんのオーナーでありながら、毎週月曜日 8:00〜 テレビ東京 「朝は楽しく!」にマジシャンとしてレギュラー出演されているタジマジックさん。カードマジックを披露。お次は、長身のライアン・ジェイドさん。ミリオンダラーを演じてくれました。
 ラストは、言わずと知れた当会の顧問シルキー渚さんです。
 トリックカードのレクチャーをして下さいました。お手製のトリック・カードマジックです。プリあら限定商品として特別に安く提供してくださるというのです(シルキーさん直筆イラストのオリジナル解説書付きで)。
 3人3様、色とりどりのマジックを楽しみました。
 プリあら会は、お得がいっぱいですね。
 いよいよメインマジシャン、ミステラさんの登場。普通なら舞台袖からの登場となるところ、意表を突いて後方の出入り口から。それも鼻の穴が電飾でピカピカ点滅、見るからに怪しい、そして可笑しい、なんともいえない雰囲気が会場を包み込みます。
 「充電中」というプラカートを掲げ、自己演出のアピール!もはやミステラワールド。会場は大爆笑です!そんな雰囲気のまま次々と繰り出されるマジックの一つ一つが、他では味わえない不思議な楽しさとなって伝わってきます。そして,会場は拍手と笑いの渦になっていきます。
 また、スタントマンをしていた経験を活かし、以前から、アクションとマジックを融合させたパフォーマンスを自らのテーマにしていたミステラさん。その手順もグレードアップしていました。
 すぐ目の前で繰り広げられる、アシスタント(この方もスタントマンさん)の男性との格闘シーンは、リングのマジックもコラボしていて、なんとも斬新な演出でした。
 アンコールは、アルコールをテーマに一人芝居の要素を取り入れた、題して「飲酒運転」というタイトルの楽しいマジックで、ここにもミステラさんらしさが滲み出ていました。まさに、タイトルどおり「危険いっぱい!花いっぱい!」のマジックでした。
 さて、会長のコーナーです。
 会長が友達にお寿司をご馳走した時のエピソード話から。その人が最後に海苔巻きを注文したので、何を巻くのかと聞いたところ、そいつは、かんぴょう巻きしか知らなかったんだよ(笑)・・・・「ものごとは、なんにでも段階があるということを感じるんだよ。だから今日やろうと思っている、4Aアセンブリー(レベルの高い会長オリジナル手順)も、いきなりやってもどこがオリジナルなのか理解してもらえないといけないので、一般的にやられている手順をまずやって、それからオリジナルをやってみることにするよ」
 と・・今回も実に自然にマジックが開始されていきます。一般的な手順だといっても会長タッチで演じられ、とても不思議なのですが、なるほど!その後のオリジナル4Aアセンブリーは、まさに「次元の違い」を感じました。とても文章では表現できません。それだけ、興奮しました。
 この作品は、今後、出版されるかもしれない会長のカードマジックの本の中に載せるかもしれないとのことでした!! 
 例会後のアフターで、会長がミステラさんの目指すエンターテイメントについてアドバイスをされました。それは、ミステラさんがこれから自分のマジックを作り上げていく上でとても大切なこと、しかし、なかなか気づかない部分についてのことでした。
 会長は、ミステラさんの演技を観て、すぐにミステラさんの「やりたい事」彼の作り上げたい形が見えると話していました。。マジック側から考えるのではなく、演出(脚本)側から考えるという具体的な内容の話をされてました。
 そして、まずは、見聞を広げるために、ミステラさんの参考になると思われる「スタンダップコメディ」を一緒に観にいく約束までも。凡人の発想にはない斬新で天才的な会長の物事の捉え方は、とても勉強になります。会長のアドバイスの一つ一つに納得しているミステラさんの目が、力強く輝いていたように見えました。
 「今後のミステラに何かが起こる!」そんな、ワクワクするような予感がします。
2月18日(土)
正木亮
 寒さも厳しい冬、外に出るのも辛い毎日・・・けれど今日は待ちに待ったiStudIo大洋村バスツアー“いちご狩り”の日。第一集合場所である梅丘駅前へ早朝6:25に到着。その後、東京駅と本八幡駅で参加者を乗せ、目的地へ。
 参加者全員がバスに乗り込むと、恒例の自己紹介が始まった。このバスツアーのプロデューサー・荒木会長の発案で、「実は私は・・・」を文頭に付けてのピーアールとなった。
 佐藤理恵さんは、「日本赤十字社認定の救命資格者で、“人口呼吸が大得意で〜す」って言ってた!阿部さんは、4ヶ月かけて15kgの減量に成功だって。小野さんは、日本奇術協会の会員に最近入会したばかりだそう。また、ある男性は、柔道のインターハイに出場! ある女性は、ソシアルダンスのインストラクター。
 そして、あるトランポリンの様な弾むお腹を持つポッチャリ君は、その体型からはおよそ想像もつかないけど、20数年前、女優の山本陽子さんの恋人役のエキストラ(影武者)でテレビ出演、現在は英語の家庭教師です・・と言ってたなぁー・・(って僕のことです^^;)。
 皆の「実は・・」は、すごく面白く、盛り上がった。さすが、荒木会長のアイディアだ。なんだかんだの内に、今回“いちご狩り”でお世話になる深作農園へ到着した。
 全員で練乳が入った容器を手に、ハウス内へ入るとそこは暖かく、半袖一枚なのに僕の額から汗が滴り落ちた。一粒一粒丁寧に栽培され、東京ではあまり見かけない程の大きい、高級ないちごにびっくりした。甘い、甘い。子供から大人までハウス内は活気に溢れ、どれもこれもとにかく食べまくる。
 僕はフォトグランプリコンテストの為の写真を必死にとりまくった。。次に向かった先はニンジン掘りで、ヤギが出迎えてくれた。子供達が取れたてのニンジンをヤギに差し出すと、一気にもぎとり美味そうにムシャムシャ食べ始めた。やはり、新鮮なニンジンはヤギでも分るようだ。
 そのニンジン畑の前には、深作農園が経営する、お土産用のログハウスがある。そこの壁には、全国からの感謝の手紙で埋めつくされていた。深作農園さん美味しい“いちご”を提供してくれて、本当にありがとうございました。
 さて、バスは最後の目的地である、iStudIo大洋村へ。
 中庭には、3本の竹を組み合わせた中央に、あんこうが吊るされていた。鈴木さん(スーさん)が“あんこうの吊るし切り”を披露してくれた。
 手際が良く、あっという間に解体され、みんなで、それぞれの料理の作業に入っていく・・これが、このツアーの楽しみのひとつだ。バーベキューパーティーにとって大事な“火起こし”、秋山ご主人と小野ご主人が担当。苦戦の上、何とか着火に成功。他の担当は、あんこう鍋、イカリングのから揚げ、エリンギ、いちごケーキ、など・・・。
 美保さんと恵美さんが揚げるイカリングは大人気。これは美味しかった。彼女たちは、片手にイカ揚げ、返す刀でビールとは見事な両刀さばき、手馴れたものだった。
 あんこう鍋が、次第に底をつきはじめた頃、最後にご飯を入れて雑炊を作り、みんな暖かく美味しく食べた。理恵さんと子供たちで制作された、 深作さんの“摘みたていちご”をたっぷり使った“いちごのデコレーションケーキ”もお見事だった。スポンジがふんわりしていて。。。。気がつけば全て完食・・・無くなるのが早い!!!
 食事も終わりお腹一杯になった所で、全員リビングに集合。お次は、プリあらグッズをふんだんに使ったマジックショー。
 オープニングは、秋山親子のロープ、シルク、花などを使った“爽やかなマジック”。続いて、久住さんの「みみずカッター」久保田さんの「5本リング」美智代さんの「ホッピーラビット」玲子さんは、ジャムとピーナッツバターが袋の中で一瞬に入れ替わるマジック、更に、秋山ご主人が風船を持っての「ニードルスルーバルーン」・・針を刺す瞬間の秋山ご主人の驚く顔がとてもおもしろかった。
 それらの中で、僕にとってかなりのインパクトがあったのは、宮崎悦子さんが演じた「洗濯マジック」だ。見た事もない、すこぶる画期的なアイテムだった。
 これは、「プリあら・メルマガオークション」で落札したマジックグッズだそうだ。色んなマジックを見てきたけど、今までにない新鮮な衝撃を受けた。本音を言えば、悦チャン、お金を出してでも、もう一度拝見したい。 今日一日、あちこちで写真を撮りまくった僕だけど、この時だけは、カメラの事はすっかり忘れてしまった。
 「マジックなんて、何の趣味も無い引退したサラリーマン達が、居酒屋とかで女の子に、もてたい為にやるものだと思ってたんだけど・・・今日色々見てイメージが変わりました」って、ニコニコしながら帰路バスの中で話していた女性の言葉が印象的だった。
 そして、普段の生活では、あまり子供達と接することがないけど、このバスツアーで言葉も交わせた。こんなにもはちきれそうな笑顔が揃う・・子供達はいつも希望の星だ!それなのに、最近の世情で報じられる子供達の事件はあまりに悲惨である;・・・。どうなってるんだ??
 荒木会長がプロデュースするプリンあらモードマジッククラブ、そして、iStudIo大洋村バスツアー・・・その存在すら知らなかったら、今の僕は居なかったはずだ。立ち止まっていれば“すれ違い”ばかり、でも、一歩踏み出せば、「出会いがあり」さらに「発見」がある。今日も「新たな発見と感動」の一日だった。荒木会長、そしてスタッフの方々本当にありがとう。
2月14日(火)
ゴルゴ SAITO
 初めて、日記を書くので、上手く例会の雰囲気を伝えられるか心配です^^;
 さて、今日の例会は、僕の大好きなカードマジックのレクチャーでした。荒木会長のカードマジックのレクチャーはレクチャーなのにエンターティメントなショーを観ているようでもあります。会長にしか出来ないと思われる、すばらしいレクチャーは、いつも、とても勉強になります。
 前回はテクニックを中心としたカードマジックのレクチャーでしたが、今回は「超初心者のためのカードマジックレクチャー」です。私は、例会でインフォメーションされた日に即、予約を入れました。
 私のマジック歴も3年近くなりますが、ここで改めてカードマジックの基礎を学び、更なる向上を目指そうと思い、身を引き締める思いで参加させていただきました。
 レクチャーの席順は自由席と聞いていたので、とにかく前席でレクチャーを受けたいと思い、開始の30分前着くように会場に急ぎました。それでも、一番前の左側のすみの席しか空いていなかったので、そこに座ると、プリあらスタッフの篠原さんが、真ん中の一番前の席を僕の為にとっておいてくれたのです。「斉藤くんは、会員マジックをやるから、今日はちよっと、特別だよ」と・・・とてもうれしかったです。
 やる気がみなぎりました。そうです。実は、今日の会長のレクチャーの前座に、なんと、私がカードマジックをやるというコーナーが設けられていたのです。数日前から「会長の作品のものを何かやってくれませんか?」とお願いされていたのです。お願いされた瞬間から、何をしようかと迷いに迷いました。会長の作品ですから、ちゃんと演じたい!何にしょう・・・?。
 結局、【テクニカルなカードマジック講座】の中から、「エレベーター夫妻」を演技する事にしました。これは、この本を買ってから一番初めに挑戦したマジックだったのです。テクニック的なものは、何とか成功しましたが、「プレゼンテーションが変だよ」と会長にご指摘を頂き、とても勉強になりました。
 緊張していた私は、演出の部分を全く無視して演じてしまっていたのです。この作品は、「一宮さん」「二宮さん」「三宮さん」と、三組の夫妻が登場するのですが(A〜3までのカードをペアにし、それを「夫妻」と見たてることによって、このマジックの肝心要の気になる部分を完全に解決しているのです)、それぞれの夫妻のキャラクターが各々異なって、面白く設定されているのを、演技の中で伝えることができませんでした・・・・・。
 カードはある時は、夫婦になったり、ある時は、デパートのエレベーターになったり、ストーリーによって七変化させる事ができるんですね。「物語っているつもりでも見ている人に映像として伝わらなければまったく意味がないんだ」と会長に教えて頂きました。次回 「エレベーター夫妻」を演じる時には、会長からのアドバイスを忠実に生かし頑張ろうと思います。
 いよいよ、会長のレクチャーの始まりです。演じる時の心得から話してくださいました。「トランプではなく、カードマジック」と、スマートに、誇りをもって紹介しましょうとのことです!!
 なるほど!! と、この皮切りのお話だけでも、ワクワクするような内容です。さぁ、受講者の手にバイシクルのカードが握られました。最初は、シャフルの仕方からです。シャフルの仕方にも色々なやり方がありますね。オーバーハンドシャフルとかリフルシャフルとか・・意外と、綺麗にシャフルする事なんて、意識してる人は少ないと思います。まずは、華麗に見えるヒンズーシャフルのやり方からスタートしました。
 そして、このヒンズーシャフルをマスターするだけで出来る「キーカード」を使ったマジックへと、レクチャーの河が流れていきます。同じ手法ですが、多彩なカード当てを演出する事ができ、また、キーカードを知っている私でも「あれぇ?」と騙されてしまうようなやり方をされていて、勉強になりました。
 そして次は、演出の部分を重視したカードの当て方のレクチャーです。いくら、テクニックが上手でも、表現が下手だと、あまり不思議ではなかったりしますよね。小説家でもある荒木会長の物語の作り方は一味も二味もちがいます。セルフワーキングの味気のないマジックも会長の手にかかると、目新しい面白いマジックへと生まれ変わります。
 私の大好きな【カードマジックおとぎ話】【カードマジック19の秘宝】はそんなマジックが満載です。映画や音楽、俳優といったカテゴリでもトップクラスの会長ならではの素晴らしい作品ばかりです。演ずるということの奥深さを感じます。カード当ての途中で、「ビーザークリンプ」という技法を学びました。唯一、今回のレクチャーで難しかった部分でした。
 とても不思議な現象を作り出す、すごくいいテクニックだなぁと感動しました。続いて、「コントロール」のレクチャー。ここでは、会長オリジナルのテクニックの「ボトムコントロール」を学びました。略して「会長ボトム」です。世界初、まだとごにも発表されていない・・会長は「昨日考えついたんだよ」とおっしゃっていました。ここに来た人だけが、学べた特別なテクニックです。
 会長ボトムは、技術的にはまったく難しくないですし、動作も自然なもので、実によく作られたテクニックだと思いました。更には、テンヨーの商品の「魔法の絵の具」の荒木流ルーティーンもレクチャーされました。荒木流のタイトルは「呪いのキャンバス」です。緊張して手が震えてしまうような難しいテクニック部分を排除し、演者がリラックスしてマジックできるように手順が組まれていました。
 「呪いのキャンバス」というネーミングだけでも、興味がそそられますが、ストーリーも起承転結が鮮やかで、とてもドラマチックです。最後に、会長が「マジックに話がついている訳ではなく、話をしているところにマジックがついている」というような事をおっしゃっていたのが印象的でした。私も、これからは、お話の部分を大事にしながら、カードマジックを演じられるようになりたいと思いました。
 全編において、レクチャーを通して、間違った例を面白おかしく話してくれる為、随所に笑いが起きて、難しいと思われるカードレクチャーも、とても楽しく受ける事ができました。会長は素晴らしいプロのエンターティナーです。つくづく、そう思いました。
 みなさんの要望があれば、再び会長にレクチャーしていただけると思います!! みなさん、リクエストしましょう!そして、まだ参加した事がない人は一度参加してみる事を、是非、オススメします。荒木会長、楽しくて感動的なレクチャーを有難うございました。一生懸命、練習するぞぉぉぉ!!
2月8日(水)
酒井玲子
 プリあら会!今日のゲストは個性派若手マジシャン立林崇さん!渚一門で修行され数々の大会で優勝された実力派マジシャンだ。私は今回、 超ラッキーなことに立林さんのゲストケアをやらせて頂くことになりおしゃれをして早めに会場入り。
 今か今かとお待ちしているとエレベーターの扉が開いて少年のような姿の立林さん登場!一瞬、誰かわからなかった私!「予定の時間より早めのご到着ですね」「プリあら会 」に呼んで頂いて遅れたら申し訳ないので早めに来ました」謙虚な方だ。
 かわいい鳩達も楽屋入り。「おとなしいですねー、ポッポ!とも言わな いし、名前は、なんて呼べばいいんですか?」と聞くと「名前は無いんです」とさっぱりしたお答え。本番に向かって準備に忙しいのに色々と質問!さっぱりとした中に優しさを感じさせる答えが返ってきた。
 7時30分!プリあら女性会員の美女ダンサーによるシルクを使った華麗なダンスからスタート!この日のためにシルクを結ぶマジックを練習して、今日は両手で同時に結ぶのに成功した友達の直ちゃん!皆から拍手を貰う彼女を見ていて感動した。専業主婦だった彼女が人前で輝いている姿を見ると、こういう場があることに、改めて感激した。
 毎回楽しみな会員マジックコーナーはクロースアップマジックが大好きでオリジナリティーのあるマジックを披露してくれた若月雅奈(まさな)君。白髪が似合うベテラン会員の宮田さんを助手にカード当てのマジック!汗を掻きながら一生懸命演じる姿に好感がもてた。
 宮田さんの選んだカードを当てで、自分でおーッ!と、驚いている彼に会場から暖かい笑いと拍手がおくられた。
 今日はビジターマジシャンの方が4人もいらしている!シルキー渚さん、黒崎正博さん、からくりドールさん、YUSHIさんと、若手からベテランまで個性的な方ばかり。この会場に5人もプロマジシャンが来ているなんて本当にプリあら会は凄い会なんだなー!。
 マジシャン紹介コーナーでは黒崎正博さんがヒゲまで書いて謎の中国人で登場しシンブルの演技をたっぷり見せてくれた。もう、ここまででもかなり面白い!今日も平日だというのに60人もの会員&ビジターの方が集まって冬なのに冷房をいれるぐらい熱気ムンムン。
 いよいよメインゲストのコーナーだ!司会が話している間に、ゲストケアの私は準備のため楽屋へ。マジック道具が沢山入った箱を舞台に運ぶ。もし何か落としでもしたら大変!無事運べた。ふーっ!
 立林さんは鳩を上下に動かして何度も羽を羽ばたかせていた。何の意味があるんだろう?聞いてみたかったけど、まるで大舞台の出番前のような緊張感が伝わってきて、聞けなかった。「じゃあ立林さん!よろしくお願いします!」「はい!お願いします、目一杯がんばります」
 その言葉に感動した!急いで会場へもどる。音楽と共にツンツンヘアーで格好良く登場する立林さん、照明が奇麗!リハーサルの時プリあら会の本格的な照明セットを見た立林さんは、「凄いですねぇ!折角なので全色つかいましょう」と、プロのように軍手した照明スタッフ五十嵐さん星野さんコンビと、細かく色の打ち合わせをしていた。うまくいくのかな・・ちょっと不安だ。
 でも、本番ではマジックと照明が融合して、お見事!と思った。
 カードやシルク鳩出しと流れるような演技!白いシンブルのマジックは華麗でスピーディー! 子供を助手にしたマジックは素晴らしかった。
1年生の女の子、莉胡(りこ)ちゃんとのロープマジックは、ほのぼのとしたコミュニケーションが良かった。最高に盛り上がったのが 小学5年の三谷優太君との二人羽織マジック!
 花やステッキが出現するのを見て驚く彼の表情が凄くいいし、面白い! それがこのマジックの楽しさを何倍にも膨らませていた気がした。そして、何度見てもユニークなフラフープのマジック!クルミ割り人形の曲に乗って、まるでバレリーナのような動きとポーズの立林さんに拍手と笑いが巻き起こる。
 アンコールではバルーンで作った白鳥を乗せたテーブルを優しく浮かせていく夢のあるマジックを披露された。どのマジックにも立林さんの個性が見られて楽しかった!
 「お疲れさま、凄く楽しかったです!」と声をかけると「ありがとうございます、あの男の子が良かったからです」とまた謙虚な返事が返ってきた。
 そして会長のコーナーでは今日も荒木会長が超〜不思議!なカードマジックを見せてくれました。会員のマジックをした若月雅奈くんに「アイディアは面白いけど、投げるようにしないで、もっとカードを丁寧に扱かったほうが良いな」と、先ほど演じた彼のマジックを面白く批評しながら自然にマジックに導入して行く!
 会長の言葉を嬉しそうに聞く若月君、この暖かい雰囲気とコミニュケーションの感じに毎回感動する!
 若月くんが選んだカードが、他のカードと入れかわってしまい、離れたところにあるカードケースから出て来る信じられない現象!スクリーンにも大写しになっているのに!
 プロマジシャンの方々もスクリーンと会長とを伸び上がってご覧になりながら、最後は首をかしげ「いやーっ」と驚かれていた。
 例会は、今日も大盛況のうちに終わり、司会の山田さんと篠原さんが締めの挨拶をすると、会場から感謝の気持ちのこもった大きな拍手が送られる! 立林さんも「お客さんが暖かいから、やりやすかったです!」と挨拶されていた。
 例会の後、会長宅にある梅が丘iStudioでのアフターでは会長を囲んで佐藤理恵さんお手製のケーキ(美味し〜い)とコーヒーを頂きながら、また新たに楽しい時間が流れる。ふと見ると大きなダイニングテーブルでは会長が、若月くんにフォールシャッフル(カードを切っているように見せて実際はしていない技術)を教えているのを見て、「凄い!苦労の後がまったく見えない。これこそエンターテインメントです!」とプロマジシャンの黒崎さんが絶賛、立林さんも交えての講習会が始まった。「この技術、会長のように出来るようになるには僕は10年かかるなあ!実に素晴らしいです」と、黒崎さんが解説されていた!
 ケーキの後、立林さんは 、グッズ担当の佐藤美保さんに「プリあらグッズ」を色々出してもらって、いっぱい購入されていた。買った後も、ずっとカタログを見ているので、「何かありました?」と聞くと「見てると全部欲しくなりますね!」と、他の買わなかったグッズにも心引かれていた。
 楽しい一日はあっと言う間だが、同時に長くも感じる。今日はゲストケアもさせて頂いたから、違う角度から見て改めて「プリンあらモード会」に感動した!
 荒 木会長の「部分で物事や人を見るんじゃ無くてパッケージ感覚で見るんだ。そうすると人生そのものがパッケージになってるのがわかる。自分や友達の人生を、終わるまでに、どれぐらい楽しいところまで持っていけるかが、面白いゲームなんだよ」と言うお話を思い出した。
 会長は、例会のスタートからアフターが終わるまで、初めて来た人、会員の人、スタッフ、ゲストマジシャンと、その一人一人が満足できるように、ずーっと楽しさを渡し続 けてくれているんだ!本当に凄いエネルギー!そして優しさ!
 私も、もっと人に優しくなって、友達を楽しませられるれる人間になる努力をしたいと 心から思った一日でした。
2月6日(月)
佐藤理恵
 今日は、第三回「Magic of MAGIC」へプリあらの仲間と一緒に行ってきました。
 夜からは雪が降るという天気予報の中、会場に着くと、亜羅仁さん、ドルフィンカンパニーの横田菊枝さん、SAKURAさん、TAKUYAさんが、受付で迎えてくれ、思いがけないマジシャンの方々の勢ぞろいに、びっくりしてしまいました。そして会場は満員です。
 客席にも、マジシャンの方が、沢山来られていました。久しぶりに会えたハマック柳田さんとは、荒木会長宅のホームシアターでの映画話しで盛り上がりました。それと、プリあら会員の仲間も何人も来ていて…そんな雰囲気に、ちょっと感動してしまいました。
 マジックショーを見に来て、マジシャンの方、プリあら会で出会った方々が、私なんかに声をかけてくれ、楽しく話しができる…プリンあらモード会のおかげで、友達の輪が広がりました。すごく嬉しくて、こんなことで…と思うかもしれませんが、涙がでそうになりました。
 さあ、ショーが始まりました!
 初めに登場したのはSINGOさんです。いつもの独特のトークを交えながらのマジックです。その後は、タジマジックさんとMASAOさんのコラボレーションマジック。
 ちょっと残念だな・・・と思ったことがあります。会場には、マジックを見る機会の多い方が沢山いらっしゃっていたようで、マジックが始まると、トリックカードの名前を言ってしまったり・・・内輪受けのような盛り上がりが多かったことです。せっかく面白いマジックをしているのに・・・。きっとマジックを初めて見に来てる人もいるだろうになあと思いました。
 8年目を迎えた「プリンあらモード会」で、会長が良く言うことがあります。初めて来た人にとって、楽しめる物なのか、分かる話なのかを常に考えること。これは例会に限ったことだけではなく、どんなときにでもそう考えることが凄く大事なことだと、最近、感じています。
 後半は、葉月美佳さんが、とっても色っぽい衣装で登場です!タバコのマジックは、良くあるタバコでなく、緑のカラフルなタバコで演出しています! 赤の四つ玉や、リング、など、華麗に踊りながらのマジックを披露してくれました。
 最後はブラック嶋田さん!!最高でした!!「プリあら会」には、メインゲストで2回も出演して頂き、昨年、2005年の「CB Family クリスマスパーティ」にも来て頂いてますが、何度見ても「ブラボー!!!」と叫びたくなってしまいます。あの大きな体が、ゆっさり、ゆっさりと音楽に乗り、タバコが消えたり、出てきたり・・・!!
 私は、いけないことかと思いつつ、タバコの消える行方を目で追ってしまいましたが、リズミカルに動きながら…その流れの中で、今あったタバコは、やはり一瞬にして消えてしまうんです!
 ベッサメムーチョを聞きながら、一緒に体が自然に動いてしまい、マジックを観た、というよりも体感させてもらった、という感じです。音楽、演じている人、見てる人、全てが同じ空間に一体となっているんです。かっこいいなあ!!と、終わってからも思いだしていました。
 ブラック嶋田さん、誘っていただいて、ありがとうございました。本当に、楽しかった!!
1月29日(日)
佐々木由喜雄
 瑞江の東部フレンドホールにて『チャレンジFISM2006』が始まった。もう3回目だそうであるが、“プリあら”に入っていたおかげで、初めて見させて頂いた。
 マジックのオリンピックとも言われるFISM(フィズム) が今年7月、ストックホルムで開催される。そのFISM2006に参加する日本のマジシャンの、最終仕上げをする有志練習会との事。パフォーマンスの素晴らしさもさることながら、何といっても演者の情熱に圧倒された。
 ゆみさんとカズ・カタヤマさんの軽快な司会で、12人のチャレンジャーが次々に登場した。古山光さんのダイナミックなシルクの演技。ベテランの味の荒井稔さんや江沢ゆう子さん。若さいっぱいのアキラさん、峰龍さん。プリあらでもお世話になった、テンヨーのジュニアマジシャン大賞の戸崎拓也さん。ほのぼのとしたキャラが魅力的なトリットさんのグラスのマジック。
 プリあらでもすごい技術を見せてくれた、SAM優勝の岡井泰彦さんのカードはさすがだった。韓国から参加の美人マジシャン、キャサリンさん。そしてトリが、日本奇術協会のFISM選考会で優勝した、里一磨さんのシルエット映像との融合マジック。
 …それぞれが熱演だったが、中でも特に女性二人の演技に引き込まれた。まず能勢裕里江さん。黒のスーツに身を包み、緑とオレンジと白の大版のシルクから始まり、かわいい手で見事に演じ切った四ツ玉のアクトまで、さわやかな笑顔が印象的だった。
 かたくななまでのスライハンドへのこだわりが、独特の、不思議で優雅な世界を創り上げていた。まさに師匠の『スピリット』が息づいていた。
 そして圧巻はKYOKOさんだった。実は、あのパフォーマンスは3度目である。吉祥寺Be・Point、日本橋三越劇場、そして今回。驚いた事に、それはその都度(トリビア風に言うならば)七分咲き、八分咲き、九分咲きと、明らかに『進化』していたのだ!
 ユニークなカリスマ美容師をモチーフに、目覚まし時計から櫛、手鏡、ドライヤーへと、美容室に普通にある道具を駆使して、鮮やかな音楽にマッチしたキレのある演技が次々に繰り広げられた。そして、透明人間?のお客が登場して‥‥。ダンスやパントマイムの確かな技術力と繊細な表現力に裏打ちされた、無駄のない、意欲あふれる素晴らしいステージだった。
 ラッキーな事に、3/28(火)のプリあら例会のメインゲストがKYOKOさんなのだ。そう!その時は更に超進化した『満開』のパフォーマンスに出会えるかもしれない。
 …というわけで、司会のカズさんが言われた通り、居ながらにしてFISMの雰囲気を味わう事ができた気がした。主催者であるゆみさんやスタッフの皆さんの、FISMに対する思い入れ、マジックに対する愛情と仲間への友情、いろいろなものを感じさせてくれる素敵なイベントだった。
 プリあらをご招待くださったゆみさん、本当にありがとうございました。…それにしてもプリあらに入っててよかったぁ(~Q~)!
1月26日(木)
森田悠一
 プリあらの例会の楽しさは、毎回がスペシャル!といってよいほどですが、今回は僕にとって色々な意味でスペシャルな例会でした。
 プリあら日記と言えば、スタッフの方が書くものと思っていましたが、例会の数日前に「森田君も書いてみませんか」というお誘いをいただき、今回は会員の僕が日記を書くことになりました。これだけでもどきどきするのに、なんとメインゲストはヒロ・サカイさん!尊敬するヒロさんのことを書くなんて・・・しかも会員マジックもやることになっていたため、凄いプレッシャーでした。
 やはりこれも面白いことが大好きな荒木会長の思し召しでしょうか?
 プログラムは、いきなり会員マジックからでした。
 2004年度チョップカップ杯でヒロ・サカイ賞(特別審査員賞)を頂いてしまった僕としては、ヒロさんの顔に泥を塗るようなまねはできません。凝ったルーティンもいくつか考えましたが、この季節ならではのアイディアを試してみたかったので、以前例会でゲストマジシャンの滝川一紀さんがされたように、「冬のソナタ」の曲に合わせてヨン様っぽい雰囲気でマジックをしました。
 前半のロープマジックは恋人の別れと再会を表現しようとしたのですが、ヒロさんが言われたように意味が分かりにくかったようです。後半はテンヨーのソルトカップを、塩を雪に見立てて演じ、最後にそれが本物の雪?に変わるというものでした。
 
 続いてカナダ出身のマジシャン、Ryan Jade さんが、ゾンビボールとカードマニピュレーションを演じられました。演技だけでなくお顔も美しいので、マジック全体が美しく見え、うらやましい限りです。初めて見るやり方が多くて興味津々でした。
 いよいよメインコーナーです。
 ヒロさんのマジックが生で見られるとあって、会場は観客で鮨詰め状態です。初めは、マジック好きにはおなじみの三本ロープかと思いきや、本当にロープの長さが変わってまってびっくり!
 今回はプロジェクターを駆使して、クロースアップマジックばかりのショーをするという初の試みがなされ、その後もカード・コインからESPカードを使った超不思議なメンタルまで、たっぷりと見せてくださいました。
 しかもマジックのクリエーターとしても世界的に有名なヒロさん、そのほとんどがオリジナルマジックだと思います。そのために目の肥えた観客も、そうでない人も、同じように不思議を楽しめるなあと感じました。不思議なことが起こるたびに、ヒロさん自身が「信じられません!」というのがおかしかったです。
 観客の反応に合わせた臨機応変なジョークに、会場は何度も爆笑に包まれました。鍵と南京錠と指輪が織り成すトリッキーなマジックなど、ヒロさんの演技は知的な雰囲気が魅力的です。セリフの節々に、プロの知恵と巧妙な計算が感じられました。
 荒木会長のコーナーでは、ヒロさんの「ワラビー」というカードマジックの会長バージョンを見せてくださいました。まさに最強のコラボレーション!
 それはありえないだろう、という移動現象が4連続で起こり、会場は興奮に包まれました。会長のコーナーではマジックだけでなく、必ず会長のお話があります。今回僕はアフターでも貴重なお話を聞かせていただき、色々な悩みについてのアドバイスまでしていただきました。
 そのとき感じたのは、会長のお話をその場だけで感心して終わるのではなく、毎回きちんと受け止めていけば、人生をもっと素敵なものにできるということです。
 本当に充実した数時間でした。
1月12日(木) 五十嵐美智代
 2006年、今年初めての「プリンあらモードマジッククラブ」例会の日がやってきました。今日から両サイドの照明が新しくなり、照明を担当させていただいている私と星野さんは、ますます張り切っています。それから、バックカーテンも照明がもっと映えるようにと、照明を綺麗に見せるための会長のアドバイスと運営委員の山田さんの奥様、恵美子さんの努力で白にチェンジしました。
 年々進化し、常に何か新しい風が吹いている「プリあら会」が、今年はどんなふうになっていくんだろう とわくわくしながら今日の日を迎えました。会場にぞくぞくと集まる会員達、熱気も最高潮に!さあ、例会の始まりです♪
 まずは、会員のマジック。2005年度、チョップカップ杯グランプリを受賞された、ムッシュ佐久間さんです。グランプリ受賞者には、黄金のチョップカップ・トロフィーが授与されますが、そのトロフィーは、実用マジックグッズとして使用できるトロフィーなのです。
 その黄金のチョップカップを使ってのマジックです。照明があたり、チョップカップがキラキラと美しく輝いています。演じる佐久間さんのうれしそうな表情。今年のチョップカップ杯の栄光はどなたになるのでしょう。とっても楽しみです。我こそは!と思う方、是非、チャレンジして下さい!!!
 ビジターマジシャンのコーナーには、シルキー渚さん、ケン正木さんのお二人が登場して下さいました。メインゲストだけでなく、こうして一流マジシャンが毎回いらしてくださる「プリあら会」って、なんて贅沢なんでしょう。
 いよいよ本日のメインゲスト、松旭斎すみえ先生です。なんと今日は、プリあら初!すみええ先生の高座マジック。落語の出ばやしの音楽でご登場。真っ赤 なドレスの上に紋付きの黒の羽織、髪には大きな赤い花が。なんとも粋で華やかないでたちで高座の座布団に座るすみえ先生に、会場から大拍手。
 紅白の花が鮮やかに出現したり、紅白の紙のマジックなど、まさに新年の幕開けを感じる演出です。12才からプロとしてマジックを続けていらっしゃるというすみえ先生。その熟練の技はもちろんですがジョークを交えながらの楽しいお話もとても引きつけられます。日本奇術協会の最高顧問であり、数々の賞を受賞されている巨匠であるにもかかわらず、その気取りのない親しみやすさ、女性としてのかわいらしさ、マジックへの情熱、すべてが魅力的です。
 新聞の復活を演じて下さいましたが、すみえ先生のお人柄がにじみ出ていて、あんな風に演じられたらなあと憧れます。最後は、すみえ先生のマジックへの愛情とマジックを大切に想う気持ちがあふれたお話と、それを表現するテクニックに感動でした。
 アンコールは、鮮やかな、ロープマジックをたっぷりと披露して下さいました。更に、 レクチャーまで。すごい、サービス精神です・・・松旭斎すみえ先生の新春マジックショー、素敵な時間を本当にありがとうございました。
 最後のコーナーは、荒木会長です。新しく「プリあらグッズ」に加わるという、ゴールドの「カード・プレス」を紹介してくださいました。非常に安いのは「プリあら」ならではですが、普通はこういうものを見つけられないし、紹介できることが誇りの一つだと言われていましたが、私たちは本当に幸せな環境にいるんだなあと思いました。
 今宵の会長のマジックも驚きでした。「リセット」という、カードマジックを好きな人なら誰でも知ってるマジックです。リクエストがあったそうで、まずは、ポール・ハリスの手順を演じてくださり、そのあと会長バリエーションを見せてくださいました。
 会場中、「え〜っ!!」と驚きの声。以前、この手順を見た加藤英夫さんが(加藤さんは、「リセット」が大キライだったそうです)「リセットを好きにしてくれてありがとう^^」と会長におっしゃったという面白いエピソードもあるそうです。なんて鮮やかで楽しいマジック。あ〜幸せ(^ ^) 
 会長コーナーでは、毎回、素晴らしいマジックを見せてくださる他に、時に、さまざまなお話もしてくださいます。今日もひとつの出来事から、人生の法則と生き方・考え方についてお話を聞かせていただきました。会場にいた方全員が、自分に思い当たる事柄や考えに「ハッ」としたのではないかと思います。
 この 「プリンあらモードマジッククラブ」で、マジックから人生の楽しみかた、人との関わりなど、たくさんの財産をいただいています。今年一年、「プリあら」 を通じて少しでも成長し、楽しい一年を送りたいと心に強く思った一日でした。今年もよろしくお願いします!
1月8日(日)
篠原康子
 新春明けましておめでとうございます。更に、私たちのおめでとうは、「荒木会長!! お誕生日おめでとうございます★」で2006年がスタートします。
 1月8日は天才が誕生する日!? ・・・かのエルビス・プレスリー、小泉総理大臣、デビット・ボウイ、森英恵さんなどなど・・・そして、皆が愛してやまない荒木会長の生まれた日でもあります! 恒例、新春の一大イベント「会長のバースディ・パーティ」が世田谷・iStudioで行われました。毎年、広々としたリビングが、沢山の友人達で埋め尽くされます。初詣の神社にいるような賑わいです。スゴイ熱気!!
 プロマジシャンでは、ケン正木さん・ダーク広和さん・あさおかるいさん・藤本明義さん・なか。たつやさん・ぺるちゃんらがいらっしゃっていました。将棋の森内俊之さんや芸能プロダクションの社長の方々など、豪華な顔ぶれ。
 会長のお友達は、CBファミリークリスマスパーティか会長の誕生日には、必ず集まるという事が暗黙のお約束になっているみたい。高校生の時から46年間にわたり、かかさずお友達が祝ってくれるバースディパーティを持っている会長。かつて、大雪で交通機関が全面ストップしてしてしまった年もあったなぁ。
 しかし、そんなハプニングもなんのその、石が降ろうが、槍がふろうが、会長の誕生日には、決って、友人達がかけつけます!羨ましい人生だなぁ・・・。
 このバースディパーティに並ぶお料理は、どれも、とっても美味しいと評判で・・「今日は、どんな美味しい料理がならんでいるかなぁと楽しみにしてきました」と何人もの方から言われました。
 広和さんもそんなおひとり。「食べたくないロケ弁をかッこんできちやったんです。お腹はいっぱいなんだけど、見てるとあれもこれもと食べたくなるなぁぁ」と♪ そう、目でも楽しめる美しい盛り付け。その何十種類ものお料理は、全て手作り。料理を作って下さった女性陣の「気持ち」がこもっているのを感じます。全部、すごく美味しい!!
 突然、司会の佐々木さんの合図で、iStudio内は暗転に・・・。生ピアノ&ギターによるハッピーバースディ演奏♪。奏者はクリスマスパーティでお馴染みのピアニストの平川真悟さん、ギターは茨木彰さんです♪ 行川さんと明日美ちゃんのコーラスもコラボします。すっばらしい! 憎い演出。そして、ソファーに座る荒木会長の前にケーキが運ばれました。
 すっすっ・・すごぉぉいの! そのケーキ! 高さ70センチ程のナント3段式! 上から、ハート型のストロベリー生クリームケーキ、スペード型のチョコレートケーキ 、ベースになっているスクエアー・ケーキもストロベリーをふんだんに使った生クリームケーキです。
 デコレーションは、まさに芸術品のような美しさ。驚くなかれこれも手作り。こんなすごいケーキ!  愛情がなければつくれませんね。また、感動! 
 会長のバースディでは、会長を祝うそれぞの人の気持ちに感動しっぱなしになります。次は、いよいよこのパーティのメインコーナーです。主役の会長よりも、むしろ周りの人が楽しみな「プレゼント、オープンのコーナー」です。
 「僕はプレゼントをもらうのが苦痛・・でも、思いをこめてプレゼントしてくれる友達の気持ちを考えると・・・」とおっしゃる会長。それぞれの人からの思い思いに吟味されたプレゼント、金額の高い低いではなく、「自分のお気に入りなので、荒木さんの傍におかせて欲しい」「荒木先生に食べさせたくて」「私の魂がこもっています」「我が家の食卓には、絶対に出てこない(贅沢な)食べ物です」などと、みんな思いのこもった品ばかり。
 そんな、沢山のプレゼントの山から一つ一つプレゼントを開封しながら、贈ってくれた友達との過去のエピソードを面白く話して下さる会長。贈った側からも、「どうして、なぜ? これを選んだのか?」という内容の楽しいスピーチもあり、それぞれの人の会長への想いが溢れるほどに感じられます。
 ケン正木さんを初めとするマジシャンの方からは、マジックのパフォーマンスプレゼントもありました。ジンジン真心が伝わってきました。
 そのひとつ、ペルちゃんのマジックを見た音楽プロデューサーが「なにか、人をひきつける天性の才能のようなものを感じる・・」と、「ぺるちゃんを今後応援したい!ぺるちゃんのマジックがみれるお店を教えて欲しい」と・・会長を交えて今後の彼女のマジシャンライフのあり方について語り合う、というワンシーンもありました。
 会長のパーティは様々の業界の方が集い合う為、仕事をされている方にとっては、人脈の宝庫ともいえるでしょう!
 深夜すぎには、世田谷の人気NO1ラーメン店「なんでんかんでん」の川原社長が、ズンドウ鍋とラーメンの材料を持参して「荒木先生!! おめでとうございます!!」と颯爽と現れました。iStudioのキッチンで全員にラーメンを作ってくれたのです。おーいしい!!! 自宅に一流ラーメンシェフがきてお料理してくださるなんて、面白く、すごい出来事。またまた、感激!! 
 「誰でも、毎年一つ年をとる・・。僕の誕生日の度に、こうして集まってくれる人達の話をきき、誰かがすこしづづ成長し、少しはその役に立てているのかな・・というところを味わう日・・僕の誕生日ではあるけれど・・それぞれの人が一年を経過して集まるんだから、こちらからは、その成長や進歩を見る事が出来る日・・でもあるんだ」と語られていた会長が印象的でした。
 毎年、会長に何をプレゼントしたら・・と一年かかって考えます。なんでも持っている会長へのプレゼントは、人の真心とその人自身の成長に勝るものはないのだなぁ・・という事を感じました。
 「来年の誕生日は、どんな自分が、何をプレゼントできるかな・?・・考えるだけでも、ワクワク楽しい・・♪」 皆もきっと、そんな思いを胸に iStudioを後にされたのではないでしょうか? そんな、愛ある人間関係を持続させて行って下さる荒木会長は、私達の愛情のみなもと☆ですね!! 一年一年を大切に過ごす事、年をとるという事の楽しさを、ホントに丁寧に教え続けて下さる会長・・・♪
 Happy Birthday to president・・荒木会長のお誕生日にもかかわらず、また、かけがえのない品(プレゼント)をもらってしまったのは、私のようです^^;

このページは2005年からの「プリあら会」日記です。2005年版の日記を読まれたい方は年号をクリックしてください。