このページは2012年の「プリあら会」日記です。2011年版、あるいは、それ以前の日記をお読みになりたい方はHOMEページを開いて年号をクリックしてください。
12月12日(水)
タイマロ
 さて本日は、今年最後のプリあら例会!!
 渋谷慶太さんによる「ファンタスティック・ナイトメア」と言うことで、最後を飾るにふさわしいド派手なマジックショーが繰り広げられました。
 まずMCは、今年一年総合司会を務め、プリあらの顔となってきたミステラさん。ケーンから花づくしへと華やかなマジックでオープニングを飾ります。
 アシステントは飯田紀子さん。CBファミリークリスマスでのアシスタントが決まり、張り切って台本を見ずに頑張るといってましたが、途中から台本丸読みに。しかも「現代和妻」を「ゲンダイワサイ」と読んでしまう天然ぶりに、会場の空気感が一気にアットホームに変わりました。ミステラさんに突っ込まれてはいるが、なかなかのコンビぶりです。
 さて、エキシビションのチャレンジコーナー。色々なコンベンションに入賞、テンヨーフェスティバルにも出演している鈴木千慧さんが出演。
 高度な四っ玉の演技で、アップテンポからスローテンポ、さらにアップテンポにと演技に抑揚を付け、四っ玉だけの演技で8分も構成してしまう。実力がなければ、できないことです。
 続いてのビジターマジシャンのコーナー。まずはムーラさんとチュウさんのコンビパントマイム。コミカルな演出で二人での演技というコンビネーションを最大限に生かしています。
 次にぺるちゃん。ピンクのケーンにピンクのシルクとぺるちゃんらしい演技から始まったと思ったら、珍しくボールのスライハンドマジックへと。ちょっと後半はてこづっていましたが普段あまりやらないので結構新鮮な感じに。
 ケン正木さん。最近なぜかプリあらグッズを使ったマジックをやっているが会長の影響かな。そして最後のお弟子さんのAZUSAちゃん。小さな体で90cmと大きなシルクを華麗に操ります。
 魔人タジマーのコーナーでは、久々のわか葉さんとの演技。ちょっと季節はずれだが、秋の味覚の予言。ネタばれがあるので詳しくは書けませんが、この当て方がなんともGOOD!タジさんは、ちょっと変わった方法でのエニーカードエニーナンバーを披露。時間の関係かあっさり行ってしまったが、よく考えると結構すごい事をやってたような。
 ここまででもボリュームがあるのだが、ここからがメインのコーナー!!さあ、渋谷慶太さんの登場です。
 オープニングから鳩をバンバン出しめちゃくちゃ派手なすべりだし。軽快かつ滑らかな感じで、マジシャン・渋谷慶太ショーの開演です!!
 人体浮揚から知夏ちゃんの幻想的なライトの演技、CHIGUSAさんの剣指し、渡邊さんとの巨大リングのコラボレーションは、お二人の呼吸がピッタリと合っていて、そのリズム&スピード感に興奮!
 途中、トークを交えたコミカルな予言マジックも。これは、プリあら特別版です。プリあらに縁とゆかりがあり、今年一年大活躍したマジシャンたちがプリントされたカードを用いた予言。次々とマジシャンカードが紹介されるたびに、「オォー!」とか、出てきた瞬間に大爆笑のマジシャンとか、それぞれ会場の反応が違うのが面白かった!
 正直、マジシャンの中でも、観客と一体となって、トークマジックを盛り上げられる方は少ないとおもっていましたが、渋谷さんは、おしゃべりも一級品で、グイグイひっぱっていく実力はすごいと思いました。
 後半はド派手な人体交換イリュージョンです。梅ヶ丘パークホールいっぱいの迫力!こんなに真近でこんなにビッグスケールのイリュージョンが観られるのもプリあらだけじゃないでしょうか!?まさに、「ステージ狭し」といった感じです?
 最後はもうすぐクリスマスだと連想させるスノーマジックで、会場に幻想的な雪を降らせ、エンディングを飾りました。
 これだけで十分ライブでも行えるような内容とボリュームで、本当に今年最後の例会を飾るにふさわしい豪華なショーとなりました。
 最後の会長のコーナー。まずは、ミステラさんのレクチャーですが、今回はあまり会長に直される事が少なく、ちょっとした演出の違いだけ。しかしこのちょっとの違いだけで結構違うマジックに見えてしまう効果があり中々勉強になった。
 いよいよ会長のマジック。最近はプリあらグッズをよく取り上げますが、今回はなんと、取り寄せたがあまりにも面白くないので没になった物をリメイクすると言う暴挙に!!
 怪しげな金庫から取り出したのはパケットトリック。じつは、私も没になる前に見て、説明書は全部写真で英語の文書を読まなくても分かる位の親切な解説書ですが、現象が今一と言うか何が不思議かも良く分からず、私も没だと思っていたのです。が、しかし、それを会長が行うと素晴らしいマジックに!!6枚のオアシスの絵のカードを裏表交互に混ぜそれが一瞬で全て裏向きに、さらに表を返すと全て真っ白になっていてオアシスは蜃気楼だったと言うマジックに!!えーーーーー!!!
 カードも説明書も全て見ていますが、どう考えてもそうなるわけがないと言うぐらいに素晴らしいマジックに変身していました。タネを知っているのに、、、
 更にもうひとつ、カード当てと言うか予言のマジック。あまりに難しいマジックなのでミステラさんに説明書を読ませ、それ道理やると言う演出ですが、どう考えてもそんなやり方ではカードを当てられないと言うやり方で次々にカードを当ててしまいます。
 最後のカードは最初から出してあったトランプの館と言う冊子を広げて行くと、どんどん大きな館に変化。更に裏は何も書いてなかったはずの冊子は裏返すと最後の選んだカードが書いてあると言う物でした。
 これらは没の作品の為、通常販売しないのですが、今夜は特別に販売。会長のやり方は説明にはないので、これ通りに出来ないと分かっているはずなのに完売してしまいました。出来ないと分かっていても、ほしくて買ってしまうほど、会長のマジックは魅力的なものでした。
 さて、今年の例会はこれで終了ですが、まだクリスマスパーティー(12月26日)が残ってます。今日は素晴らしい例会となりましたが、クリスマスは、これ以上に素晴らしく、豪華になると期待してます。
 それでは良いお年を。
11月23日(金) 
川崎雅司
 今日のプリあら例会は、年に一度のコンテスト【第5回 プリあら・マジックAwards (アワーズ) 2012】です。出場者は、これまでチャレンジマッチで戦い抜いてきた、村田奈央さん、ピーロさん、古郡護人さん、中村ひでのりさん(敗者復活者)、及び、プリあら推薦の井上堂司さん、いずみたけしさん、鵜川琢真さん、藤田拓馬さんの合計8名。熱い対戦が繰り広げられました。
 司会は、おなじみミステラさんと、今村美佳さん。審査員は、審査委員長の荒木会長を筆頭に、スピリット百瀬さん、麻友子さん、ぺるさん、タジマジックさんと超豪華な顔ぶれです。各審査員の持ち点は10点満点。各々のチャレンジャーが演じた後に聞ける審査員の講評も楽しみの一つです。さあ、白熱した戦いのスタート!!
 第一番手は、ピーロさんです。大道芸に魅了されこの世界に現れました。ピーロさんは、ジャグリングが得意ですが、今回は、パントマイムで勝負です。カバンを重く見せたり、破いたちり紙がなかなか手から離れなくなるなどの高度な技を演じて、会場にいる子供達が大笑いする場面もありました。
 ただ、演技全体の流れやひとつひとつの演技で伝えたいことが曖昧となっていたため、点数も厳しい評価が下されました。
 第二番手は、鵜川琢真さん。フォークを使ったメンタルマジックの演技です。観客の目の前で、素手では曲げることができない筈のフォークが、瞬きをしている瞬間に曲がってしまいます。
 鵜川さんが手に持って軽く2,3度振るだけで、金属のフォークが粘土細工で作られたかのように、自由自在に曲がっていく様が信じられません。最後は、長かったフォークが4分の1ほどに折りたたまれ、フォトスタンド立てのオブジェになりました。
 フォークの曲がっていく様は凄かったのですが、ただ曲がっていくだけの演技のみだったので、インパクトが足りず、高得点にはおよばず。
 第三番手は、藤田拓馬さんです。藤田さんは「とんがりCorn」のお菓子を食べていたかと思えば、いつのまにか白色のシンブルに入替わり、シンブルのマニピュレーションを魅せてくれました。1つから2つ、4つと増えたり、色が白色から赤色、青色とBGMの音楽にあわせて軽快に変化していきました。演技全体が落ち着いた、所謂手品を演じていたので、得点も初めて8点がでました。
 第四番手は、中村ひでのりさんです。例会の会員マジックでは、プロマジシャンが演じる大真面目なマジックを演じてくれますが、いつも不思議と会場を笑いの渦に巻き込んでしまいます。今日は、いつもよりかなり真面目にマジックを行うという意気込みで、美人外国人(?)を助手にしてのマジックです。
 軽快なBGMと共に、カードのマニピュレーションや助手の高速衣装チェンジなど、いつもと違いアクシデントが少なく本来の中村さんの実力が発揮できたようです。ただ演技の中で、白い大きな布を頭から掛け、お化けのような格好で踊りだしたパフォーマンスは、意味不明さが観客には大いにウケていました。そのためか審査員のスピリット百瀬さんも初の8点を出しました。なかなかの高評価でした。
 ここからは後半です。後半は、すでにいろいろなところで活躍されているマジ シャン4人が登場します。
 まずは、いずみたけしさん。
 カードが得意ないずみさんは、観客が引いたカード を当てるマジックですが「お客様が引いたカードにサインをしていただくとき、絵札は困りますよね。なので、絵札は先にマジシャンが出しておけばよいのです」と、言った途端、4枚のジャックが、さらに4枚のクィーンと鮮やかな手つきで出現させました。
 1枚引かせたカードも、4枚のエースを出現させた後に見事に当てました。最後は、お客のカー ドを含め、4スートすべてのロイヤルストレートフラッシュを完成させ演技は終了です。
 カードテクニック好みにとっては、いろいろな技を見れて面白かったですが、マジック演技としては課題があるようで、審査員は、厳しい評価でした。
 
次は、古郡護人さんです。古郡さんは、マジシャンの王道である鳩出しとカードマニピュレーションです。背の高い古郡さんから出現する白い鳩は、黒色のスー ツとのコントラストで非常に鮮やかに映りました。
 カードマニピュレーションでは、マーカテンドーさんを思い出させてくれるような高度な技術を簡単に披露していました。初の10点をタジマジックさんが出しました。
 次は今回のコンテストで紅一点、村田奈央さんです。村田さんは、日本舞踊をしなやかに舞っているなかで、赤色や黄色、ピンク色の花を次々と出現させたり、 花びらが花吹雪に変ったり独特な世界を魅せてくれました。
 観客も村田さんの世界では、その美しさに心を奪われ拍手することを忘れてしまう程でし た。得点は、安定した点数を示していました。
 最後は、井上堂司さんです。井上さんは、CDマニピュレーションです。CDとウォンドを組合せたコンビネーションが絶妙です。
 また、韓国のハン・ソルヒのようにテンポの早いヒップホップの音楽の中、次から次へとCDが絶え間なく出現したり消失したり、楽しい時間を過ごさせてくれました。少し練習不足があったためか、流れが止まるところがあったようで、審査員の評価も、意見が分かれてしまいました。
 さて、8人の熱い演技が終了し、会場の評価と審査員の評価との集計の間、2人のエキシビジョンが始まりました。まずは、昨年のプリあらアワードの優勝者である わか葉さんの演技です。カーボーイを思わせる衣装と音楽とで、わか葉さんの十八番である、色とりどりのステッキの出現マジック。日々進化している わか葉さんの演技は、安定していて楽しいマジックでした。
 2人目は、今年8月に韓国で行われた釜山国際コンベションにて優勝した 渋谷駿さんです。渋谷さんは、マイケルジャクソンに魅せられ、マイケルの曲に 合わせたダンス&マジックを披露してくれました。
 マイケルを思わせ る黒色のスーツに黒色のハットの身なりで登場し、聞きなれたマイケルジャクソンの曲と共にダンスが始まります。切れの良いダンスを演じている中、ステッキを出現させたり、4つ玉のマニピュレーションを行ったり、また、ムーンウォーク を行いながらジャグリングを魅せてくれました。
 渋谷さんはダンスレベルだけで なく、マジックレベルも高く、これでもまだ中学生ということで、計り知れない才能の持ち主です。将来どんなにビッグなエンタテーナーになっていくのかが楽しみな存在でした。
 いよいよ結果発表です。驚くべきことは、今回の受賞者を荒木会長は予め予言していたというメンタルマジックを用意していました!!受賞者の賞状は、ラミネー トで包まれているので、その場で書き足すことが出来ない状況です。ミステラさんが、集計したばかりの表から読み上げて行きます。
 プリあら特別賞は、村田奈央さん、審査員特別賞は、井上堂司さん。そして栄えある優勝は、古郡護人さんでしたー!!。もちろん会長の予言は、百発百中!見事的中でした。
 今回のマジックアワーズでは、BGMの音楽やマイクを使った機材などもマジックの一部であり、マジックと音楽の相性、マイクや椅子などの機材の扱い方が一つでも悪ければ、見ている観客は違和感を感じ、マジックの演技を大きく左右するという会長の講評がとても勉強になりました。
 渋谷さんのエンタテーメントは、まさにそのお手本と成るパ フォーマンスであったと感じ感動しました。受賞者した3名以外の出演者も今回、 多くの課題を感じたと思います。次回のアワーズで再度チャレンジすることを期待しています。
11月6日(火)
ピーロ
 本日は、年に一度のお祭り「マジック・グッズ・オークション」でした。会場は熱気に包まれ、スタートから盛り上がっていました。
 トップバッターはミステラさん。最初からトップギアで商品を読み上げます。持ち時間が決まっているので、その間にどれだけ商品を紹介できるか。そこが出品者にとっては勝負なのです。ジャンジャンバリバリテンポよくすすみました。
 中でも、チャリンコくまさん(機械仕掛けでくまが自転車をこぐ)ゴロゴロネコ(機械仕掛けでネコがゴロゴロする)が出た時には女性陣を中心に「わー欲しい!」と歓声があがりました。
 しかしまあ、毎年ミステラさんは珍品をよくこれだけ出すなと思います。一体、家にはどれだけのグッズが眠っているのでしょう(笑)ミステラさんの珍品を見るだけでも、参加する価値はあります。そうなんです、このオークションは例え競り落とさなくても、こんなマジックグッズがあったのだと知る貴重な機会でもあるのです。
 2番手は、タジマ&タイマロチーム。相変わらず惜しげもなく大量のグッズをひとまとめにして、高いのかと思いきや、それでいて数百円スタートという気前の良さに凄いなと思います。
 グッズは、だいたい元の価格の十分の一程度からスタートします。人気があればせり上がり、たまに定価より上がってしまうことも面白いところです。ついつい雰囲気にのまれて我を忘れてしまうのですね。そうかと思えば、貴重な商品が、超安価で落札できてしまうことも多々あります。
 さて、荒木会長(名オークショニア)の登場です。本腰を入れてスタート。会長が音頭を取ると会場は一気に引き締まります。
 まずは、最近プリあらで良くお見かけする麻友子さん。いきなりすごいものを見てしまいました。みなさんドレチェンですよ!!ドレチェン。→ドレスチェンジのことです。麻友子さん手作りの一品。材料費だけでも2、3万かかったとか。
 こんなのどこに行っても手に入らない!!まさにプリあらオークションの醍醐味です。果たして誰がこれを着れるのか?そんな心配をよそに、女性を中心に一斉に札は出され、どんどん金額はあがり最終的に27,000円で落ち着きました。せっかくの手作り逸品、あまりに安い金額だと申し訳ないので、良かったと思います。ちなみに本日の中では2番目に高い落札額です。
 続いては麻友子さんと正反対のキャラクターを持つと会長に言われた(笑)ジン工房さんの出品です。1品のみですが、大変珍しく、かつすごいものです。
 なんと手をかざすだけで浮くテーブル。ハンカチを持って動かすタイプは見たことありますが、この手のフローティングテーブルは初めてです。さすがに欲しい人はたくさんいて大人気でした。
 続いてはケン正木さん。クラシックで味のある素晴らしいアイテムを惜しげもなく出品されました。ケンさんの生の手順や解説を見るのもとてもありがたく参加者の特権です。20年前、30年前のレアなアイテムにマニアからは垂涎の的。マジックの歴史を感じられる品々に大変興味深いコーナーとなりました。
 般若ゾンビや高級おわんと玉一式などなど、ケンさんの出すグッズはどれもグレードが高く、落札平均額も他の方より高かったような気がします。
 次はプリあらでおなじみ、大道芸人ムーラさんの出品です。いきなりライオンのぬいぐるみ登場かと思いきや、実は腹話術の人形。とてもかわいく女性から人気絶大でした。
 そうなんです、ムーラさん腹話術もできるんです。実は昔、同じ腹話術のサークル→チャターズ(会場は違う)で自分も習っていたのですが、自分は途中で挫折したことがあります。
 他にも、たくさんのグッズを紹介して、ムーラさん意外にマジックグッズ持っているなとの声も。本格的なリンキングリングや立派なマジックグッズが詰まった福袋が、なんと500円からスタート。これは、大特価です!
 続いては顔田顔彦さんの紹介による、会員さんのグッズたち。顔田さん、自分で紹介しておきつつ、やり方がわからない、と。→会長のつっこみが入る。でもそれもご愛嬌。毎年、おなじみのコーナーとなっています。グッズの盛り合わせを思わずガラクタと、ついぽろっと言ってしまうなど。要所要所に面白い本音が飛び出して、また違った意味で盛り上がりました。
 続いては、ぺるさんです。登場するやいなや会場は華やかな雰囲気に変わります。スポンジ詰め合わせ、トランプ詰め合わせなど、コレクターなら、のどから手が出るほど欲しくなるアイテムをギュッとまとめて嬉しい形での出品でした。
 全ての出品物にはおまけがついていて、さすがにファンの喜ぶツボを心得ています。女性マジシャンらしく、フラワープロダクションなど華やかなグッズの出品が中心でした。
 クマリックさん。口から飛び出す一万円札などお札をモチーフにしたとてもユニークな出品でした。法律スレスレです。ただ、とても面白いのに、ついつい説明にまとまりがなく、結局どんんな商品を紹介したのか皆が思い出せないという調子(笑)
 さあ出ましたー、山田さんコーナー。今年もおしゃれで使い勝手の良いグッズが何点も紹介されました。大変美しいのでインテリアとしても価値があります。
 この山田グッズを目当てに、オークションに参加する方が沢山います。特にプロマジシャンの方々は、声を揃えて欲しいと言ってました。
 最後は、ミステラさんの再登場。ロシアで買ったマトリョーシカの競り合いが白熱し、定価を大幅に超えて落札されました。マジックグッズではないもののまじっています。でもそれが価値あればついつい値段はつりあがってしまいますね。
 このマトリョーシカなにげにすごく、中に10個の人形が入っています。日本で買えるのはせいぜい5個で形も悪いものが多いそうです。さすがにロシア地元で買っただけありますね。
 数えきれないほど多数の品物があったにもかかわらず、定刻通りにオークションは終了しました。とても文章では全てのグッズを紹介しきれません。
 果たして来年は一体どんなマジックグッズが飛び出すのか。今から楽しみです。この雰囲気は参加した方でないと味わえないので、参加されたことがない方は是非一度参加してみてください。
 以上、オークション参加暦3回目のピーロがお届けしました。本日使った金額5,740円。4点競り落としました。うん、いい買い物をしたヨ!!
10月23日(火)
むっしゅ佐久間
 今回、むっしゅの日記3部作の最終回です。この連続3回は、私にとってどうしても日記を書きたいゲストの方の出演だったので、無理を言って書かせてもらいました。
 この日の司会は、2012年CBファミリー・クリスマスショー&ディナーパーティ(12月26日開催)で司会をされる飯田紀子さんとミステラさんで始まりました。
 飯田さんは落ち着いたとても品のある美しい方です。ますますクリスマスパーティーが楽しみになります。
 オープニングは、ミステラさんの見事なカードマニュピレーション!初めて見ましたが息を呑むような素晴らしいテクニックでした。
 ビジターマジシャンが沢山駆けつけてくれましたが、トップは、ぺるちゃんのメイドマジック。『キラキラシャンパン』というこれからのシーズンにぴったりのマジックはとてもおしゃれでした。
 独特の雰囲気で人気のドリームかずよしさんは、お札のマジックと新聞紙のマジック。すぐ終わると言いながら、ビジターマジシャンとしては最長の5分間におよぶマジックでした(笑)個人的に私この人大好きです!
 麻友子さんは大きなゾンビボールを小さめのハンカチで演じるという難しい技に挑戦されていました。出来上がったばっかりということで緊張されていましたがさすがのアクトでした。
 ケン正木さんとAZUSAさんの登場。師匠のケンさんは、ねずみのマジックをはじめ、話術で笑わせていただきました。
 AZUSAさんの6枚シルクは、可愛くて鮮やかです。この短い期間でここまで成長するのはケン正木師匠の指導の賜物でしょう。
 魔人タジマーさんのコーナーは時間が押しておりましたが、この状況でもきっちりメンタルを決めます。さすがテレビ出演で多くの経験をされていることが生かされているのでしょう。
 さてさて、この日のメインコーナーはお待ちかね、荒木会長プロデュースの顔田顔彦ライブ、ぺるライブの舞台ですっかりプリあらの顔となったムーラさんと、そのムーラさんが尊敬するチカパンさんのコラボレーションです!!  ジャグラーで有名なムーラさんですが、最近はマジックと融合させて素晴らしい演技を見せてくれます。
 リングの演技ではパントマイムを生かし、心地よい音楽に合わせたパフォーマンスは満席の観客を陶酔の世界に誘い込みます!!洗練された演出でうっとりするような舞台です。
 チカパンさんの演技は初めて見せていただきましたが、すごかった!!楽しかった!!ほのぼの!! 可愛らしい顔!!まあるい人を惹きつける素敵な笑顔。 見ているだけで幸せな気分になります。
 ウクレレを弾きながら登場。グッドモーニングのパントマイムは、ベッドから起きて、大きく伸びをして、顔を洗って歯を磨いて、ごく普通の朝を素晴らしいパントマイムで表現してくれました。 完成度の高い優雅な体の動き、こんな楽しいパントは初めてです!!
 次は、なんとバッドモーニングのパントマイム(笑)さっきとは真逆の不幸な朝をコミカルに演じてくれました。  主人公が不幸になるたびに「ある!ある!ある!」と頷いてしまう、私!(笑)日常生活を鋭く綿密に観察しているんだろうなと感心してしまいました。
 圧巻は二人が演じてくれたお天気パントマイムでした!! ステージに本当の暴風が吹き荒れているような臨場感が見事!!
 最後には、海の中を新聞紙の鯨が潮を吹きながら泳ぎ回るという夢の世界を舞台いっぱいに繰り広げてくれました。
 大拍手!!感動のフィナーレでした!! 日記用のメモを取り忘れるほど舞台に引き込まれていた私でした。
 さて、ミステラさんのお土産マジックは、コインがハンカチから次々に出てくる不思議なマジック。 会長の提案で、粉をかける動作が追加されて、さらにバージョンアップ!素晴らしいマジックになりました。
 荒木会長のマジックコーナーは、プリあらグッズから2点を使った実践マジックを見せてくれました。
 まずは、封筒のマジック。真四角の封筒の中に、同じサイズの真四角の封筒が入っています???いままで入っていた封筒に、いままで入れていた封筒が入ってしまう摩訶不思議な現象です。単純な原理のマジックのはずですが、縮むはずのない封筒が縮んだかのように感じました。(プリあら価格200円!!)
 2つ目は「ファンタジック・フレーム」です。2枚のカードが透明なアクリルのフレームに挟まれています。そのままフレームにピッタリのケース(山田さん作:美しい!!)に入れ、誰も操作できないようにします。
 この状態で、2人の観客によって自由に選んだカードが予言されている。ケースから取り出すと、白かったカードが、選んだカードと同じカードで現れ、さらに、観客と一緒に会長が引いた3枚目のカードが、アクリルに挟まれいるカードの裏に、スートと数が各々に書かれていました。3枚のカードが同時に的中したことに、会場の観客は驚きを隠せませんでした。
 会長のマジックは、作品その物の良さを理解しているだけでなく、作品にあった物語りを考えだします。物語は、何気ない会話の中で繰り広げられ、見ている観客にまるで催眠術を掛けられたかのようにイメージがどんどん膨らみ、そのイメージが目の前で現実となって魅せてくれました。
 自分が演じる時にも、観客に自分が魅せたいイメージを作り出せるよう、いろいろな面からマジックを勉強し
たいと思いました。
 いつものことですが 会長のどこから湧いてくるかと思える斬新なアイデアにはいつも脱帽です!!
 地方の会員の方たちにも機会があったら是非このコーナーを見て欲しいです!!
 この日の素晴らしいパフォーマンスを含めて、マジックだけにとらわれず、様々なパフォーマーが出演するプリあらはますます目が離せない!エンタメ界の雄になりつつあります!!
10月8日(月)
むっしゅ佐久間
 今回の日記も、ぜひ自分が書きたかったので、無理をいって書かせてもらいました。素晴らしいパントマイムとマジックの融合。ジン・マサフスキーさん(神雅喜さん)が久々にプリあらに出演というのでワクワクしてこの日を待ち詫びていました。
 司会はプリあらの屋台骨を支える山田さんと初々しい中学生マジシャンのAZUSAちゃん。可愛らしいあずちゃんが山田さんをサポートするという絶妙なコンビです。
 まずは山田さんの落ち着いたオープニングマジックで始まりました。フローティングテーブルも手作りで、テーブルの出現マジックにもなっているすぐれもの。私も作って欲しいと思いました!!
 ビジターマジシャンは、独立間もないぺるちゃん。お気に入りのマジックということで安定した演技はペルっていなくて、とても可愛かった。
 麻友子さんは、鮮やかなシルクときらびやかなダンケンを素晴らしいテクニックで披露していただきました。
 ケン正木さんは司会のAZUSAちゃんの紹介で「師匠のケン正木」という呼びかけに、照れながらの登場。AZUSAちゃんとの息の合ったジャンボシルクのコラボマジックを見せていただきました。
 魔人タジマー&わか葉さんの息の合ったメンタルマジックは新発売のDVD付きのグッズを使っての超不思議なメンタルマジックのカードあてでした。相変わらず観客の心を鷲掴み!!
 さてさてメインゲストのジン・マサフスキーさんの華麗なオープニング。全くセリフを発せず、長時間お客様を惹きつけるとてもおしゃれな舞台!!まるで上質の一人芝居を見るようです。
 マジシャンは、まずマジックの技を極め、人前で演じていく中でマジックをどういう風に演じれば人に夢を与えられるかを考えます。
 ところが、神さんは、演技、しかもパントマイムという全く言葉を発せずして、見る人にさまざまな世界を見せてくる演技をマスターしたのちに、マジックと出会いパントマイムの世界にマジックを取り入れています。
 見ている人との間合いをパントマイムで身に付けている神さんが繰り広げるマジックは、まさに不思議な世界感を見せてくれたような気がします。
 時にはファンタジックに、、、時にはコミカルに、、、ジンさん独特の夢の世界が広がります。とにかくお洒落です。なんといっていいか、的確な言葉で表せませんが、まさにジン・マサフスキーワールドです。華麗なエンディング。あっという間の時間を忘れるステージでした。ますますファンになりました。
 会長コーナーの始まりは、山田さんによるお土産マジック。糸とコップの水をどちらが早く飲めるかという競技マジックでした。古くからある宴会マジックですがトークの難しいマジックです。
 山田さんの洒脱な台詞回しが光りました!!
 最後の注目コーナーは、もちろん荒木会長の不思議なマジック!
 観客を舞台にあげ、ありえない状況下でのカードあてはいつ見ても新鮮なアイデアがいっぱい!!
 オーソドックスなマジックでも、会長流の口調と間合いで、これまでに見たことのないようなマジックに大変化。よくこれだけのマジックを15年間やり続けられるものだと心から感心しました!!
 照明のトラブルなどにも迅速に対処してすばらしいステージを実現させてくれた会長はじめスタッフに感謝の夜でした。
9月26日(水)
むっしゅ佐久間
 今回の日記は、ぜひ自分に書かせて欲しいとお願いしました。だって、大好きで大ファンの笑太夢マジックさんのステージだったものですから!!
 しばらく夏休みを外国で過ごしていたので久しぶりのプリあら例会でした。知らないうちに色々リニューアルされていて、ますます素晴らしいステージになっていました。スタッフの皆様の努力が忍ばれます。
 早めに到着するとプリあらの名物男「桜井さん」が待ち合い室でマジックをみんなに見せていました。私もひとつやらせていただきました。整理券を配るシステムは素晴らしいと思います。27番の券で入場しました。
 座った席が、渋谷慶太さんの隣り、解説付きでマジックを見られるという幸運な席でした。この日の司会者はミステラさんとぺるさんの黄金コンビ。全く噛まないで、スラスラと流れるような、ぺるさんのセリフ回しにミステラさんがびっくりしていました。
 オープニングのマジックは白い紙が1000円札、1万円札へ、ラストは水槽の中で大量の1万円札が突如出現するという豪華で楽しいマジックでした。
 チャレンジマッチコーナー先手は、プリあら永世会員:リオ広沢さんのサムタイでした。アシスタントの女性と息の合った和服での演技はとても落ち着いていて素敵でした。
 対するピーロさんはカード当てからカップ&ボールまで盛りだくさんの手順で大サービス。惜しくも時間オーバーで10点のマイナスになりましたが、なんと1点差でピーロさんが勝利しました。
 ビジターマジシャンのコーナー、まずは渋谷慶太さん。MOMの告知と「ファンタジュース」の缶から、なんとケーンが飛び出すというギャグマジックでした。(こういうの好きだなーーー)(笑)
 続いてのケン正木師匠は、題して「ピンキリマジック」、相変わらず洒落の効いたギャグで会場を大爆笑の渦に巻き込んでいました。
 魔人タジマーのコーナーは、わか葉さんとの久々のコンビマジック。もちろんメンタル!!ダイヤのKを鮮やかに決めてくれました。
 さてさて、お待ちかねメインゲストの笑太夢さんとキラリンさんのステージの始まりです!!ファンタジックなメロディーに載せて、素晴らしいダンスとパントマイムであっという間にすべての観客を夢の世界に誘います。
 鮮やかな手袋の色変わりから色とりどりの手袋の万国旗へ。一つ一つのマジックにストーリーがあり、ユメ★ユメ★ユメ★、そしてファンタジー!!
 赤く輝くほたるの素敵なエンディングには会場から フオーーーーーー!!っというため息が湧き上がります。大拍手!!
 本当に本当に、夢の世界を実現させた素晴らしいステージでした。ほとんどセリフを使わずに、この舞台を盛り上げる演技力はまさに圧巻!!笑太夢さん最高!!!ブラボーーー!!
 夢舞台に幕が降りて、ミステラさんのレクチャーマジックは、カードからコインの出現。会長がハンドリングを少し変えただけで、またまた素晴らしいマジックに変身しました。さすがです。
 タジマジックさんの30歳の(笑)誕生日のお祝いケーキが公開されて、感激で涙目になったタジマジックさんが印象的でした。
 もうひとつのメインコーナー「会長マジック」は、誕生日のタジマジックさんへのプレゼントマジック。プリあらグッズ3点と山田さんグッズをフューチャリングした作品になっていました。
 「豚がスイカに変る」スポンジマジック、「絵の具のパレットが白くなったりカラーになったり」するパレット、「カードの予言」。
 もし自分がこの3種類のグッズを渡されたとしたら、普通の人が考えるように、1つ1つを順番に見せて、せいぜい、予言のカードで盛り上がれば良いかと思うことでしょう。なぜなら、それぞれが、あまりにもマジックの色が違い過ぎるからです。 
 会長の場合、まずカードを引かせました。そのカードを観客に見せることなく、引いた本人も見ないように伏せたままにしました。次に、違和感なく話に溶け込み、一瞬で会場を沸かせた豚の演技。それから、絵の具のマジックです。
 絵の具のマジックでは最初、カードを引いたことと関係ないように感じましたが、白黒の絵に色がついて、色が付いた後に、小さなカードが貼り付いていたことがまず不思議です。タジマさんが思ったカードと小さなカードがあっていただけでなく、観客が引いたカードとも同じだったことで、2重3重と不可能を可能にしてしまったところが流石に会長です!!会長の演技は、細かく言えばキリがないほど、勉強になる部分がいくつもありました。
 今回使われた「豚からのスイカへ」(1400円)「マジック・パレット」(300円)「レギュラーカード」(340円)は、どれも激安!!おもしろく聡明で鮮やかな現象に会場は大喝采でした。
 あっという間のプリあらショータイムでしたが、しばらくぶりに参加させていただいて、その内容の向上に非常に驚かされました。
 会長の厳しくも卓抜なアイデア!スタッフの協力と努力の賜物だと確信します。ますますヒートアップするプリあらの今後が楽しみです。
 日本のマジック界に大旋風を起こしているプリあら!!凄い!!
9月5日(水) 
佐原有紀
 プリンあらモードMagicエンターテイメントクラブは、月に二回の超エンターテイメントなショーをお届けするだけにとどまらず、年末の「CBファミリークリスマスパーティ」、「バスツアー」など、たくさんのイベントが次々に企画、実現されています。
 今年もすでにクリスマスパーティーの開催(12月26日)が決定していますが、中でもここ数年勢いを持つのは、荒木会長プロデュースのマジックライブの数々!!これらのライブはどれも、マジックのみならず、あらゆるジャンルのパフォーマンスが凝縮された作品になっています。
 今夜は、昨年2011年夏に開催されたライブ「オダジンと魔法のランプ」でキンケロシアターを沸きに沸かせた「キャラメルマシーン」がメインゲストです!
 例会の始まりは、司会のミステラさんのロープマジックに続いて、「チャレンジマッチ」今回は敗者復活戦で、4名のパフォーマーたちのオンステージです。
 鳥月みぃこさんは、ビリヤードボールをメインにしたルーティーンを披露。かなり落ち着いた感じで、よく練習されていて、舞台慣れされているのだなぁという感じが伝わってきました。
 タイマロさんの雰囲気というかセンスには、登場の時、いつもなんだかクスッとしてしまうのですがマジックの方は、新聞とミルクというクラシックな真面目なマジックをやっていて、その様相とのギャップが僕のツボにはまって可笑しい(笑)
 夢丸さんは、チョッキのボタンをコインに見立てたルーティンで、唯一トークありの演技。創作性のあふれるマジックですね。
 そして、登場から一層沸いたのが中村秀典さん。もう何でもありのマジック?暴走?途中、何だかわからない理解不能な行動が大爆笑。ステージを荒らしに荒らして去って行きました!
 ビジターマジシャンに、ケン正木さん、渋谷慶太さん、ぺるさんが登場。ケン正木さんと渋谷慶太さんは師弟関係で、このお二人が同時に見られるというのは貴重。
 ケンさんは弟子のアズちゃんをアシスタントに、日本古来のマジック・和妻の有名な演目「サムタイ」を披露。さすが!お見事!という感じでした。
 渋谷慶太さんは、ご自身の経営されるマジックショップで販売されているグッズを用いてのカード当てです。
 ぺるさんは、先日、事務所から独立し、ペるオフィスとぺるファンクラブを設立され、恵比寿のウェスティンホテルで盛大な設立記念パーティーを開催されました。ファンクラブも高級感と重厚感のあふれる雰囲気で、映画主演も決まっています。
 魔人タジマーさんは、山田さん制作のホワイトボードを使ってのマジック。毎回、毎回、工夫を凝らしたメンタルマジックで楽しませてくれます。あやしいところも不思議に変えてしまうタジマーさんは凄い!!
 「キャラメルマシーン」がプリあらに帰ってきた!メインゲストになって「貞人と魔法のジャンプ」開演。
 キャラメルマシーンの貞さんがプリあらスタッフとして会場設営をし、ラウンドテーブルなどでもお目にかかるようになったのは今から数年前のこと。
 それからどんどんと頭角を現し、いまやキャラメルマシーンは「笑点」に出演、さらにはアメリカにあるマジックの殿堂・マジックキャッスルにも出演するマジックファンなら知らぬ者はいないマジックコンビになりました。
 昨年4月、中目黒キンケロシアターにて開催された、荒木会長のプロデュース「オダジンと魔法のランプ」は、まず日本では他に見ることのできないマジックショーです。
 そんなキャラメルマシーンに感動、感激したのは記憶に新しいところです。この日のプリあら例会は、そんなキャラメルマシーンが初メインゲストを務めました。
 登場とともにキャラメルワールドへ突入!プリあらではオダジさんの暴走も、いつにも増して全開。マジックとギャグが入り乱れるステージが繰り広げられます。
 マジックキャッスルで披露したというホラーマジックは、恐ろしげなナレーションから始まりますが、これが全くホラーじゃない(笑)しかもマジックでもない!?マジックっぽい!?完全にコメディの連発で、爆笑でした。
 コンビでのスリーカードモンテは、息が合っているんだか、合っていないんだか。これを、キャラメルタッチとでもいうのでしょうか!?
 もう、キャラメルマシーンのフルコースといったかんじで、お腹いっぱいのステージでした。
 そして、プリあらの締めくくりは、荒木会長のコーナーです!
 まずは、冒頭のチャレンジマッチ結果発表。今回の一位は、、、中村秀典さんです!まさに会場を「沸かし」たことが一番の勝因でしょうか??
 中村さんには、確実に「笑いの神」がついていることも勝因。まともなマジックは何一つやっていませんが(笑)例会のトップでお客さんを完全に温めた実力にはなにか凄いものがあります。
 「例会のたびに誰もやったことのない、あり得ないマジックをやらなくてはいけない」とおっしゃる会長。今回もそんな絶品を用意していたそうですが、前日にそれが出来なくなってしまった、、とのこと。急遽考え出したマジックが今宵のマジックです、(といっても、なぜ「急遽」マジックを創り出せるのか、いつも不思議ですが・・・)
 観客が引き抜いた一枚のカードを覚え、デックに戻し、シャッフルさせる。ここまでで、普通のマジシャンの人から見たら、絶対に当てられない状態なんですが、ここで予言の封筒を取り出します。
 この状態でカードを触ると、相手のカードが飛び出してきます。さらに、封筒の中の紙には確実に選んだカードが書いてある。
 会長のマジックの凄さは、日記を読んでも殆ど伝えられません!ぜひプリあら例会で生で目に焼き付けていただきたい!!プリあらを観たら誰もが絶対にマジックが好きになりますよ。
 最後に、メインゲスト・キャラメルマシーンさんを舞台にあげて、ご挨拶。
 キャラメルマシーンのお二人は、プリあらがひとつの故郷のように思っているそうで、今回の例会はキャラメルの凱旋例会のような思いもあったのかもしれません。
 まだ本物のマジックを観たことがない人が、プリあらに出会ったら、確実にその人はマジックファンになって、エンターテイメントが好きになります。
 プリあらという空間を、プリあらという時間を過ごすことで、ひとりでも多くそんな人が増えるといいです。
8月22日(水)
M.C.NeO
 二十四節気の処暑を迎える東京は、残暑が厳しいーーー。そんな中、今日の例会は、年一回の浴衣コンテスト!!会場は多くの浴衣姿が見られました。
 定刻の19:30、ミステラさんの扇子を使ったオープニングマジックからスタート!!続くチャレンジマッチのコーナーは、準決勝第1回戦。準決勝ともなるとレベルの高さが要求されますネ。今日は、高校生のShunさんと古郡護人さんとの対決。
 先攻は、Shunさん。8つの大リングを使っての演技です。通常3つのリングが主流ですが、Shunさんは滑らかな手つきで、バラバラだったリングが次々と結ばれたり、離れたり。また、リングを使ってオリンピックのマークや籠など、リングアートを自在に操っていました。
 後攻の古都さんは、カードのスライハンド。BGMに合わせ、色とりどりのカードが現れ、マーカテンドーさんを思わせるハイレベルでダイナミックな演技でした。
 この2人の高度な対戦は、古郡護人さんの勝利!!決勝進出を決めました。
 次は、浴衣コンテストーーー!!男性4人、女性20人がステージに上がり、10秒間スピーチと共に色とりどりの浴衣姿を順番に紹介しました。コンテストの審査員は会場にいる全員です。皆、優勝を目指し、魅力あるポーズ、印象づける振舞いで審査員を困惑させてくれました。中でも、Azusaさんは、華麗なるマジックを披露。発表は、最後の会長コーナーで!
 続いては、ビジターマジシャンのコーナーです。まずは、ケン正木さん。なぞかけマジックという珍しいマジックを披露してくれました。「からくりどーるさんとかけまして、xxxxxxと説く」という一声から始まる面白いマジックでした。
 次は、お笑い芸人としてTVで活躍しているサイクロンZさん。用意周到にマジック道具を次々に取り出しますが、破った新聞紙が元に戻るマジックやルービックキューブが揃うマジックの過程において、マジックではない当然の結果に大爆笑!そのマジックを良く知っていれば知っているほど笑いの壺をついてしまう演技でした(笑)
 次は、ぺるさんです。浴衣姿で、夏らしく金魚を出現させ、会場に涼しさを届けてくれました。なんと8月25日は、ぺるさんのお誕生日!!プリあらのみんなで、ハッピーバースデーソングを歌い、手作りの素敵なケーキでお祝いをしましたー。
 続いてのコーナーは、魔人タジマーさん!!わか葉さんとの寸劇ではなく、ピンでの登場です。6人のマジシャンの写真から観客が自由に選んだ1枚の写真が予言されているメンタルマジックを見事に披露してくれました。
 いよいよメインゲストのコーナー、からくりどーる一座です。まず2人組ユニットのドリームハートさん。ピンクのAKBのような可愛らしい衣装で登場。オリジナルの持ち歌を歌いながら歌詞にあわせてマジックが次々と演じられていきます。5分ぐらいの曲の中に数種類のマジックが登場しました。エネルギッシュな演技で会場は一気にハイテンションに。
 続いてのマジシャンは、からくりどーる一座のシェルさん。黒色のシックな衣装で登場。シェルさんは、BGMに合わせ、3つのリング、ロープや新聞の復活マジック。会場の観客を巻き込んだカード当てを華麗に披露しました。
 いよいよ、からくりどーるさんの登場でーす。メタリックグリーンのシャツに橙色のジャケット姿で、まずは、フラワーボックスプロダクション。関取のような体に比べると小さめに見える紙袋(笑)。その袋から次々とフラワーボックスが現れます。まるで、ドラえもんの4次元ポケットから取出しているかのようでした。
 その後、テレビでお馴染みの「デブでーーーす」のフレーズが飛び出し、生叫びに会場が一気に笑いの渦に!!
 Pizzaや割り箸が消えるマジックに続き、カードマジック★ 観客が自由に選んだカードの一部がいつの間にか千切られており、その千切られた部分が2,3メートル離れていた観客の腕に引っ付いているという前代未聞のマジックに会場は翻弄されました。
 からくりどーるさんは、観客とのコミュニケーションを個性的な話し方で行い、しかも洗練されたマジックを融合し、笑いと感動を導き出す独特な世界を作り上げていました。
 最後は会長のコーナーです。まず、ミステラさんのマジックレクチャー。観客が選んだカードをデックに戻し、なにもせず、デックを開くとそのカードだけが表向きに現れるマジック。会長は、そのマジックの欠点を指摘し、両手から片手で行うことで欠点を補う方法をしてくださいました。さすが!!
 いよいよ、浴衣コンテストの結果発表ーーー。3位:荒生怜ちゃん(小学3年生)、2位:秋山莉瑚さん(中学2年生)、そして1位はAzusaさん(中学3年生)でした。会長からネックレスや時計が贈られました。今回、大人が一人も入賞できませんでした(汗)来年、大人達が上位に食い込むように願いたいです。
 会長のマジックは、まず、7月のプリあらグッズ・メールマガジンで紹介した「チャンスをつかむペーパーフォルダー 600円」です。
 会長はこのグッズを使って、カードの予言マジックを披露してくれました。1人の観客が自由に1枚のカードを引くのですが、その直後に3つのペーパーフォルダから1つ観客に選ばせます。他の2つにもカードは挟まれていますが、異なったカードが挟まっています。観客の選んだペーパーフォルダから選んだカードと同じカードが入っていました。
 会長は、グッズ本来の発想を全く逆に考え、手順そのものを作り変えてしまいました。私はよくグッズを購入しますが、グッズのマニュアルに書いている通りの方法を鵜呑して、使いずらい物はあきらめていましたが、会長のマジックを見ることによって、再度グッズの良さを考え、発想を180度変えてチャレンジしてみたいと思いました。
 会長のマジックコーナーはさらに続きました。先日、カードマジックの名手ビル・グッドウィンさんが演じた4枚のJokerの裏の色が変化するマジックを演じてくれるとのこと。しかも、グッドウィン氏は、4枚のJokerを使っての演技でしたが、4枚のJokerをジャケットから取出したことに違和感があったとのこと。
 テーブルにあるデックからカードを取出し演じることがより自然ではないかという新たな発想で、4枚のAceで全く同じ現象を再現しました。唯でさえ、高度な技術なのに、それをさらに進化させてしまった会長には誰もが脱帽です。
 今回も私は多くのことを例会で学び、すべてを消化しきれないほど、充実した時間を過ごしました。いろいろな見方、いろいろな発想で自分のマジックに磨きを掛けていければと思います。
8月11日(土)
藤吉成興
 街がオリンピックの熱戦の余韻に浸るなか、いそいそと梅ヶ丘に向かいます。今日は森内名人の名人位防衛の祝賀会なのです。森内名人と言えば、言わずと知れた棋界の第一人者。普段は対局その他でお忙しく、テレビくらいでしか姿を見ることができない、一将棋ファンにとって雲の上の人。こういう機会は滅多にありません。
 今夜の会場はiStudioです。タジマジックさんによる森内名人の履歴紹介と乾杯の後、皆さんが腕によりをかけたおいしい手料理に舌鼓を打ちながら談笑しているうち、マジックショーが始まりました。
 オープニングは古川さん。手作りのカードには将棋の駒が描かれています。プロットは名人戦の展開の中で最も印象に残った駒を当てるというものでした。
 カードは完全に混ぜてしまっているのに、名人戦をふりかえりながら2、3質問をしただけで見事に当ててしまいます。
 続いては、タジマジック&わか葉の師弟コンビ。選んだカードが名人戦防衛のお祝いのメッセージになっているものや、森内名人の好きな時間をテーマとしたメンタルマジックなどが繰り広げられます。
 名人戦では、お昼ご飯、夕ご飯やおやつなど、対局者が何を食べたかまで報道されますが、森内名人がお好きなのは、おやつを食べ終わったくらいの時間でしょうか。真剣勝負の合間のそうした時間に、棋士は一体何を考えるのだろうかなどと想像してしまいました。
 次は、森内名人の揮毫による色紙をかけての熱い棋戦が。3X3マスで、お互いに王将のみを盤上に、歩一枚、銀一枚を持ち駒とした変わり将棋です。こんな小さな盤面と持ち駒でも、しっかりと読みを入れていないと行き詰まってしまいます。
 また、銀は面白い動きをする駒で、金に成るかどうかの判断も加え、考えることも意外と多く、さらに禁じ手である打ち歩詰めのルールも学ぶことが出来る、入りやすいけれども奥深い、楽しい将棋と感じました。
 この変わり将棋棋戦、にわか棋士を含む3組の熱のこもった戦いに、ギャラリーから盛んに声援が飛んでいました。森内名人は終始にこやかに微笑んで対局の様子をながめられ、最後に、NHK杯での解説者のときのように、柔らかい口調で整然と論理だてた説明をされました。将棋ファンは大感激です。
 「詰むや詰まざるや」という、まるで名人戦の最終盤のように熱のこもった棋戦の後は、これもお楽しみ、手作りの巨大なケーキ。上には将棋の駒の形のメッセージが乗っており、彩りを添えられた薔薇の花の香りと共に、おいしくいただきました。
 ところで、オリンピックでは礼に始まり礼に終わるという柔道がJUDOに姿を変えてしまい、ひとつの格闘技ではあっても武道の品格を失ってしまったように感じられました。それとは対照的に、江戸時代からの伝統を継承する棋道の名人には、お話を伺うにつけ清々しい香気を感じました。
 猛暑の中の爽やかな涼風です。この真夏の夜の夢のひとときを過ごせることができ、ほんとうにありがとうございました。来年もまた森内名人の名人位防衛の祝賀会が開かれることを期待するとともに、その他棋戦も含めたますますのご活躍をお祈りいたします。
8月6日(月)
川崎雅司
 2012年ロンドンオリンピックが終盤を迎え、日本人アスリート達が、メダルに向けて熱戦を繰り広げている真っ只中、プリあら例会が開催されました。
 今日の例会は、三軒茶屋にある三茶しゃれなあどホールです。ゲストが、ビル・グッドウィン氏でありますが、さらに、米国でBack Twins(バックツインズ)の名で有名な、Dan & Dave(双子のフラリッシャー)と、シュート緒川さんが駆けつけてくださいました。
 会場には多くの観客が集まり、客席には、マジシャンの菅原英基さん、ぺるさん、パフォーマーのムーラさんがいらっしゃり、なんと今期将棋名人戦を防衛した森内名人のお顔も見られました。
 また、グッズコーナーもプリあら会、ウィザードイン、ビル・グッドウィン氏のDVDといつにも増して豊富で目移りしてしまいました。
 さて、定刻の19:30、ミステラさんの鮮やかなオープニングマジックで幕が開きました。
 今日の例会は、開始早々、司会がミステラさんからウィザードインの柳田さんへバトンタッチ。柳田さんは「このホールに生のマジックキャッスルを再現します」と、第一声を放ちました。柳田さんの導きで、観客が一声に「オープンセサミー(開けゴマ)」の掛け声をかけます。マジックキャッスルのエントランスの説明から始まり、マジックキャッスルにあるショールームへと案内していきます。
 トップバッターのマジシャンは、ハリー鈴木さんです。カード当てマジックをカップ&ボールと組合せての演技です。バーマジックをイメージし、カップの代わりにカクテルシェーカーを使います。
 コルクボールの消失・出現を行った後、3個のそれぞれのコルクボールが本物のサクランボ、カクテルグラス、レモンと変っていき、最後レモンの中からサインカードを出現させました。レモンインカードマジックをカップ&ボールと組み合わせたことで、より効果的な演出を生み出していました。
 柳田さんは次の部屋を紹介しました。入り口横の階段をおりてパレスルーム。
 そこでは、金森駿さんのマジックが始まりました。金森さんのカード当ては、スポンジボールとテレビジョンカードの組合せです。
 テレビジョンカードマジックは、通常透明な状態で、突然引いたカードが挟まれ出現するのですが、金森さんは、あえて一部をくすませ、最後に、カードが予め予言されていたという演出で二重三重と効果を高めていました。
 さらに次の部屋は、パーラーマジック、美神翔さんです。iPadを使ってカードの過去と未来へタイムトラベル。予め観客に選んでもらったカードの一部を破りました。過去は、印刷前の印刷されてないブランクカードの状態になり、また、iPadを使って3000年先の未来では、古びたカードとなった状態を見せてくれました。どちらの時代に飛んでも破ったカードの断片はぴったり一致していました。
 今回の3人の演技は、カップ&ボール、テレビジョンカード、iPadと本来それぞれで十分独立したマジックを魅せれる道具ですが、カードと組み合わせることにより、より魅力的なパフォーマンスにかわっていると感じました。
 いよいよメインゲストのビル・グッドウィン氏の登場です。グッドウィン氏は、黒のスーツ姿で実にダンディーな装いです。神業を超えたカードテクニックを存分に見せてくれました。
 演技は、エース4枚を取り出すマジックから始まりましたが、もちろん、単純な方法ではありません。まず、観客が選んだスペード4のカードをあっという間に、黒色2の2枚のカードに変わり、さらに1枚が赤色の2に変化した後、さらに2がエース2枚へと滑らかに、クイックドレスチェンジマジックのように変っていきました。
 続いてグッドウィン氏は、このエースを使って、移動のマジックや入替わりマジック、ジョーカーのカードを使った色が変るマジックへと進んでいきます。
 いずれのマジックも、単に色が変るなど非常にシンプルな現象なのですが、魔法の力をもっていないと実現できないような内容ばかりでした。
 グッドウィン氏は、カード当てマジックはやらないとのことでしたが、最後に、1枚のコインを使ってカード当てマジックを見せてくれました。ただ単にカードをコインが挟むということではありません。1枚のコインがカードを溶かしながら沈んで行くのです。溶けるのが止まったところになんと、観客の引いたカードが存在していました。会場がざわめいていたところ、グッドウィン氏が「カードに穴が開いてしまったので、もうマジックができなくなりました」と軽いジョークで、マジックは終了しました。
 誰もが想像を超えたマジックを見せてくれたグッドウィン氏に心からの敬意を持った拍手をしました。
 カードマジックが好きな私は、ずっとグッドウィン氏の動きを見ていました。もし、ギミックを使っていれば、そのカードの処理をどこかで行わなければなりません。でも、グッドウィン氏の動きからはその気配がまったく、感じられませんでした。グッドウィン氏のカードマジックは、技だけではありません。最初のマジックでは、魔人タジマーのコーナーでよくタジマジックさんがやるよう
に、観客が早く止めすぎると「もうちょっと配ってからにしませんか」と笑いを誘い、また、あまりに突拍子もない発言に通訳のシュート緒川さんが聞き返すシーンが多くあり、それが返って会場の観客に笑いを巻き起こしてくれました。
 その後、ビル・グッドウィンさんを囲んで、柳田さん、シュートさん、タジマジックさん4人のトークショーがありました。
 楽しい時間もあっという間で、ショーの最後を飾るのは、シュート緒川さんのマジックです。
 次回のマジックコンベンションで演じる予定の作品を見せていただきました。絵画をベースにしたマジックです。
 絵に描かれている財布やハサミなどが実体化し、実体化した財布やハサミは絵から消えていったり、もちろん財布などが実体化したときには、コインを出現させ、十八番の華麗な指裁きは欠かせません。
 また、カラフルな絵筆を鮮やかに出現させながら、有名なルネ・マグリット作「帽子の男」の絵が最後には、モデルがシュート緒川さんに変ってしまうなど、奇想天外な面白いマジックパフォーマンスの数々を堪能しました。ありがとうございました。
 私はカードマジックを主に練習し、会社の同僚に披露しています。常に新しいカードマジックを本などで習得してきましたが、グッドウィン氏やシュート緒川さんの演技を見ていると、1セットの作品を決め、それをどんどん進化・改良していくことが大切なように感じました。何度見ても楽しいもの、何度見ても新鮮であきない作品を自分も目指したいと思います。
7月25日(水)
隅谷治子
 プリあらは、この7月で15周年を迎え、毎月2回かかさず例会を続けてきました。月に3回、開催した年もあります(驚)
 15年前は、会長宅のリビングに数十人が集まり、テーブルを囲んでマジックの集いをひらいていましたが、本格的にサークルとして立ち上げようと話がでたとき、真っ先に相談にのっていただいたのが、今日のメインゲスト、ケン正木さんです。
 新宿の喫茶店でお会いして、いろいろマジック業界のことなどをうかがい、ご指導してもらいました。その頃から、ケンさんとはお付き合いさせてもらっています。
 今日は、そのケンさん率いる「親子会」とても楽しみにしていました。
 まず最初は、今年から総合司会を務めてくださっているミステラさんの登場です。プロマジシャンのミステラさんが司会とあって、今まで以上にショーの質がアップしています。わか葉さんと揃って登場です。
 オープニングを飾るミステラさんのマジックに続いては、エキシビジョンコーナー。ウィザードインのハリー鈴木さんがいらっしゃいました。
 アメリカ帰りとあって、時々、英語が混じってのカード当ては大成功。イベントの宣伝をかねて、金森駿さんも舞台にあがられました。
 続いてのプリあら恒例、ビジターマジシャンのコーナーは、ぺるちゃんの登場です。ぺるちゃんは、8月17日(金)にウェスティンホテル東京で「ぺるオフィス・ファンクラブ設立の祝賀パーティー」を催します。ホテルでパーティーだなんて、素敵ですね!!ウェスティンの食事は日本一美味しいと大評判です。マジックショーもあるので、きっと豪華なパーティーになるでしょう。ぜひ、応援していきたいです。
 次は、魔人タジマーのコーナーです。タジさんとも、7年くらいのお付き合いになります。プリあらに初めていらしたときは、なんて空気の読めない傲慢なマジシャンなんだろうと、スタッフが敬遠するくらいでしたが、今やプリあらスタッフの中心となって、誰もが頼れるすてきなリーダーとして裏で頑張ってくれています。
 そのタジさんのパフォーマンスは、いつ見ても面白いし、不思議です。人に優しいタジさんですから、ファンの人がたくさんいるのも納得です。
 いよいよ、本日のメインゲストのコーナーです。ケン正木さんを筆頭に、息子さんの林家きく坊さん(林家木久扇さんのお弟子さんです)、天才中学生マジシャン;AZUSAさん、3人のコラボレーションです。
 まずは、ケン正木さんのマニピュレーションからスタート。ケンさんが封印していた、パラソルのルーティン。学生時代につくって、そのままお蔵入りしていたそうです。そのルーティンに荒木会長が音楽をつけたことから、素晴らしい作品に生まれ変わりました。
 もちろん、スライハンドのテクニック、ステージの技術、立ち居振る舞い、細かい動き、すべてにおいて、ケンさんは完璧ですから、音楽がよりいいものにかわったことで、みんなが何度でも見たいと思う魅力的な作品にしあがったことは言うまでもありません。ケンさん自身も大好きな作品だそうです。
 続いては、きく坊くんの落語です。思い起こせば、光晴くん(きく坊くん)が小学校2年生のとき「プリあら」主催のマジックコンテスト「チョップカップ杯」に出場し、青のベストを着て無表情でシンブルを演じていたことが昨日のことのように思い出されます(笑)
 落語においては、ますます上達され、アンケートでは、きく坊さんが面白かったという声がたくさんよせられていました。
 じゃーん、続いては、AZUSAちゃん、なんと新しいルーティンを披露。中でも、ダンケンはすばらしかったなぁ。ダンスも得意なアズちゃんならではのダンケン。軽快に踊りながら、ケーンを自由自在にあやつり、フィニッシュでは、わお!と思わず声をあげたくなるほど感動しました。
 アズちゃんは、昨年暮れに催された会長プロデュースのキッズショー「シカゴに咲いた赤いバラ」をきっかけにマジックを始めたばかりです。上達の早さと腕の良さに、みんなビックリです。これからますます楽しみですネ。
 さて、ケンさんのカラオケ予言マジックをはさみ、最後の演目は、夜桜お七。米国のマジック・キャッスルで、ケンさんが演じられたルーティンだそうです。ラストで大きな扇子が出現し、客席からは拍手喝采でした。バラエティーに富んだ、素晴らしいショーをありがとうございました。
 会長のコーナーです。コーナーの最初に、ミステラさんのお土産レクチャーがあります。今日は、キーカードを使ったマジック。
 キーカードのマジックで一番大事なのは、グリンプスの仕方で、どうやってやれば自然と見ることができるか、という秘訣を、なんと会長がミステラさんとのコミカルな進行でレクチャーしてくださいました。この部分だけでもマジックマニアはもちろん、マジックをやらない人にとっても価値のある時間です。
 いよいよ、会長マジック、時間の関係で1つだけ。世界で一番安い「プリあらグッズ」を3点組み合わせて、構成された作品です。山田さんが手を加え、さらに素敵なグッズに仕上がっています。 
 「今日は実験をやります」と会長。植物を早く育てる方法=塩とオレンジ色の液体で作られた栄養剤で、なんと一瞬にして植物が育つ、ということなんです。が、、、「ミルクピッチャー」「フラワーポッド」「ソルトシェーカー」、それぞれの現象を知っているだけに、この3点で、人を満足させられるんだろうか??
 結果、、、ここまで人を感動させるなんて、凄い!!お花が咲いたときの映像が脳裏に焼き付いて離れません。会場からは、大歓声があがりました。
 「マジックで大事なことは、タネじゃない。やり方ひとつでいくらでもおもしろくなる」と、会長が常日頃おっしゃっていますが、それを目の当たりに見せてもらえた感動のフィナーレでした。
 毎月2回、こんなに素晴らしいショーがとても安い入場料で参加することができます。プリあらは、日常の疲れや、現実感からはなれて、夢の世界に浸れる貴重なひとときだと、たくさんの会員のかたから感想をいただいています。これからも、みんなで大事にしていきたいです。
7月8日(日)
ピーロ
 今回は記念すべき15周年。15年前といえば、自分は学生で、テニスに打ち込んでいた頃。芸の世界を全く知らず。そして、あずちゃん(ケン正木さんの愛弟子)が生まれた年だ。
 最初は恒例のチャレンジマッチ。先手は、学生マジシャンの夢丸君。手慣れたカードさばきだが、どうにも動きがおかしい。よくあるどんでん返しのパターンだと最後まで信じていた。
 しかし、どうやら本当に失敗したらしい。本来であればお客さんがサインしたカードが出てくるのだが、違うカードが出てきた。プリあらのステージは魔物がすんでいると言われているくらい緊張する。
 完全な失敗だったが、プリあらの観客のみなさんは温かいので、変な空気になることなく、逆に大盛り上がり。めったに見られない現象は貴重でした。
 後手は、おなじみ、プリあら名物会員のリオ広沢さん。今回はなんと和風。はかま姿の登場にどこか哀愁が漂う。きれいに吹いたはずの紙ふぶきも広沢さんの決めポーズの頭にのっかり、どうしても哀愁からはきっても切り離せない。これも持ち味なのでしょう(笑)結果はいかに、、、
 さて、ビジターマジシャンは、ぺるさん。ここのところ毎回登場。毎度、違うネタを用意していて頭がさがる。さすがにぺるライブの主役だけあって、プリあらへの貢献度は抜群です。
 続いては、恒例の魔人タジマーのコーナー。今日はすっきりと見事に決まり、切れ味の鋭いメンタルマジックで会場をあっと言わせました。
 そしてそして、今回の主役:瞳ナナさんの登場です。ハスキーボイスでニューハーフに間違われたことがあるとか(笑)
 黒い帽子に黒いマントと言う、いかにも魔女らしい井手達で登場。少しおどろおどろしい雰囲気だがマントを脱ぐと一変、セクシーな衣装とすばらしいプロポーションに釘づけにされる。
 音楽に合わせた、オープニング。次々とパラソルが出現。パラソルのカバーだけが入れ替わるというマジックもユニークだな。
 途中、新ネタも登場。プリあらに出るたびに必ず新しいネタを演技してくれる。今回は珍しく予言のマジックと ディライトとゾンビが融合したほかで見た事ないマジックまで。
 独特のペースに観客もナナワールドに引き込まれる。
 クライマックスは、カバンの中からいくつものギターが登場。最後はギターが宙を自由自在に移動する。しかもナナさん自ら歌うオリジナルソングに合わせての演技は最高。感動的な幕切れでした。
 瞳ナナさんはもう数えきれないほどプリあらに登場しているそうで、出た回数はナンバー1かもしれません。
 最後は会長コーナー。会長の登場前に、ミステラさんの簡単マジックレクチャー。お客さんが自由に止め、4つの山に分けたトランプのトップカードが意味のある数字になるというマジック。
 それを今回も会長が見事にアレンジして、数倍も価値あるマジックにして頂きました。
 続いては、今回のおみやげ(プリあら生誕15周年の記念品)の紹介。これは、永世会員:松野さん提供のカップと水のマジックです。今までと違って、コップの中も見せられるすぐれもの。見事にコップの中の水は消失しました。すごいアイデアです。
 さらに、会員の人にはもう一つプレゼントがありました。「名刺マジックプリンター」のバリエーション。こちらは、プリあらグッズディーラー担当のタイマロさんが考案。ミステラさんと魔人タジマーさんが丁寧に実演とレクチャーをしてくれました。
 もう一つは「クリスタル宝石ボックス」を山田さんが15周年風にデコレーションしたもの。こちらは会長からの紹介でした。
 両方とも魅力的、どちらか選べるなんて、会員の大特権ですよねー!!
 さてさて、チャレンジマッチの結果発表。勝者はリオ広沢さん。やはりというか、すごい戦いでした。究極の選択とは、まさにこのこと(笑)夢丸さんには、ぜひ敗者復活戦でリベンジしてほしいです。
 そして、最後は、会長のマジック。ここでは、またありえない現象を起こしてくれました。山田さん自作のかわいいテーブルの上にトランプを置き、二人のお客さんをステージにあげます。一人目のお客さんに好きなカードを1枚選んでもらい、テーブルの上に置いてもらいます。
 もう一人のお客さんに好きな数字を言ってもらい、その枚数目のカードをひらくと、、、、なんと最初に選んでもらったカードと見事に一致!!ありえない。どうして??どうして??どうして??究極のエニエニ(エニーカード・アット・エニーナンバー)でした。
 これだけすごいのに、この1回しかやらないというからまた凄い。どうやったか是非教えて欲しいです。なーんて、教わったところでできるわけありませんよね、、、(汗)まさに神業!!!!!
 会長コーナーの最後には、瞳ナナさんと一緒にいらした北見伸さんが舞台にあがられました。なんと、今年のCB Family Xmas Show & Dinner Partyのメインゲストだそうです!!
 そんなこんなであっという間の1時間半でした。今日の例会も大勢のお客さんで大盛り上がり!!楽しいプリあらの例会は本日も終了したのでございます。
 P.S. 会員のみなさんへの記念品は、松野さんをはじめとする、プリあら永世会員の辻さん、広沢さん、松崎さん、むっしゅさん、鈴木富夫さん、会員の小澤さん、秋山さんからの贈答品だそうです。ありがとうございました。
6月17日(日)
村山 崇
 久しぶりに参加した例会。15周年を迎えるにあたってリニューアルしたその内容にビックリ&大満足!の一夜となりました。
 スピーディで無駄のない進行と、メリハリの効いた演出。そして何より出演者の演技のレベルの高さと観客との一体感を大切にするフレンドリーさは、この例会でしか味わえない至福のひと時でした。
 人を楽しませることをトコトン追求し続ける「プリあら」の真骨頂がいかんなく発揮された素敵な例会!会長はじめスタッフの皆様のご努力に改めて感謝いたします。
 さて、まずはピーロさんによる前説(まえせつ)からスタート。帽子を使ったマジックを演じつつの導入に、観客の気持が舞台へと集中していきます。
 さあ、オープニング。ミステラさんの登場かと思いきや、魔人タジマーさんとわか葉さんが舞台にあがります。お休みのミステラさんに代わって、この二人がピンチヒッターの司会者?と思った瞬間、更なるサプライズが!
 何と、あの世界チャンピオンの経歴を持つ藤本明義さんが、いきなり二人の間に割って入ります。軽快な音楽に乗せて、シルク・タバコの超凄技マジックを次々と披露していきます。フィニッシュも見事に決まったところで、高らかに「今日は、私が司会をさせていただきます!」と力強く宣言し、タジマーさんに代わって司会のマイクを握ったのでした。
 さて、最初のコーナーは「チャレンジマッチ」。トーナメント形式による二人のマジシャンのガチバトル。今日の対戦は、和風手品師izumaさんこと「村田奈央」さんと、プリあらグッズ販売コーナーでお馴染みの「タイマロ」さん。
 まずは「村田奈央」さんの演技から。登場と同時に、その妖艶な美しさに会場の空気が変わります。さすが昨年、FISMの国内予選を通過し、アジア大会に進出しただけあって、瞬時に観客を幻想の世界に誘う(いざなう)魔法の力は強力です。
 「和の色香」と「不思議さ」が融合した幻想にすっかり心奪われ、魔法にかけられた心地よさに酔いしれます。「東洋的」といった曖昧さを良しとせず、ピンスポットで「和!」を追求した新境地。美しさゆえの儚さが、マジックを通じて見事に表現されていたと思います。静かに舞台を後にする彼女に、残り香の余韻を惜しむかのように温かい拍手が送られます。
 続いて登場したのが、タイマロさん。ロープ片手に日焼けした肉体が躍動します。ワイルドだぜー!といった雰囲気さながらに舞台の様相を一変させます。
 難しいロープのスライハンドを軽快な曲に乗せて次々とキメていく演技に、会場のテンションは否が応にも盛り上がります!
 観客は、難易度の高い一つ一つの「技」の成否に手に汗握り、思わず身を乗り出します。タイマロさんは、平然とロープを操っていますが、この水準に達するまでには血のにじむような努力があったであろうことは容易に想像でき、それを思うと「手品師の孤独」の象徴のような演技にも思えてきて、なんとも言えない感傷に浸るのでした。。。
 ちなみに、タイマロさんは「ぺるちゃんの手品教室」に通っているそうです。(ということは、今日の妙技はぺるちゃん直伝???まさか、、?!) 
 ということで、二人の熱い戦いは無事終了。妖艶vsワイルド、美女vs野獣の結果は後ほど!
 さて、次はビジターマジシャンのコーナー。まずは「ぺるちゃん」が、元気よく客席から舞台にあがります。可愛さ+実践に裏打ちされた自信でしょうか。「大人のお付き合いで盛り上がってくださーい」と会場とのコミュニケーションもバッチリです!
 お尻フリフリのお呪いは、もう一度やってもらいたいほど魅惑的でありました。
 次に登場したのが「ケン正木」さんと弟子の「AZUSA」さん。師弟コンビの息の合った演技で会場を沸かせます。AZUSAさんはまだ中学生!プリあらから巣立ち行く「ひな鳥」の将来が楽しみです。トキを見守る「野鳥の会」よろしく、会場からは温かい応援の拍手が送られます。
 なお、客席には、プロマジシャンの伊藤夢葉さん、南海子さん、愛華さん、SACHIさんのお顔が見受けられました。
 続いては「魔人タジマー」のコーナーです。今日は、超不思議なオリジナル・メンタルマジックを披露してくれました。コメディからシリアスまで幅広くこなすタジマーさんですが、私はタジマーさんのメンタルマジックが大好きです。プリあら専属マジシャンとして、例会でのパフォーマンスに懸命に取り組む姿勢にはただただ頭が下がります。
 「寸劇」をはじめ、常に新たなことにチャレンジし続けるタジマーさんですが、オリジナルマジックを一人で演じ切る今日のタジマーさんの姿に、私はプリあら創世記の初々しい姿が甦り、何とも言えない感慨に包まれました。
 さらに、たまたま最前列にいた私は、今日のメンタルマジックの立会人として舞台に上がる栄誉もいただきました。出だしはいつもの「タジマ流」のコメディマジックかと苦笑していたのが、テンポよく予想を裏切っていく展開と、幾重にも施された予言の妙に、いつしか頭は真っ白に、、、キツネにつままれたような???のままに客席に戻りました。一体、どうなってるの!!
 いよいよメインゲストのコーナーです。会場に据え付けられたプロジェクターからは、デモンストレーションの映像が流れます。会場のテンションが最高潮に達したところで、メインゲストの「都々」さんが軽やかに登場!音楽にのせてステージマジックを披露していきます。
 Tシャツにジャケットを羽織った軽装にも関わらず、小鳥やハトが次々と出現するのにはビックリ!火を使った危剣術では、観客が手に汗にぎり、会場の緊張が高まったと見るや、ギャグで笑わせるなど、自由自在にその場の空気を操ります。
 毎晩、銀座の「都々ヤsBar」で、お客様と膝付き合わせる距離でマジックを演じているキャリアは伊達ではありません。都々さんの洗練されたテクニックと軽妙な話術に、梅が丘パークホールはいつしかハイソ(・・・)な大人の社交場へと変貌していきます。
 お酒こそないものの、上質なトークとともに繰り出される不思議の連続に、いつの間にか夢見心地で酔いしれている自分がそこにありました。カード、ロープ、アイフォンを使った観客との当意即妙な掛け合いは、周りの人達もハラハラ・ドキドキ!まるで自分が当事者になったかのような錯覚に陥ります。この臨場感こそが、都々'sマジックの真骨頂です。この興奮を、再度「都々ヤsBar」で、味わいたいと思います!
 さて、最後はいよいよ「会長のコーナー」です。
 まずは、司会の藤本さんがお札を使ったマジックを実演・解説します。これも今年から新たに始まった試みで、いつもだと司会のミステラさんがレクチャーマジックを披露し、それを荒木会長がブラッシュアップし、会員に伝授するという贅沢なコーナーです。
 今回は世界の藤本氏のレクチャーとあって、会長からのブラッシュアップはありませんでしたが、プロならではの工夫が随所に施された素晴らしいマジックをゲットできたことは大ラッキー!早速、明日、職場で実践です!
 次は、冒頭のチャレンジマッチの結果発表です。今回は、51対32 で村田奈央さんに軍配があがりました。これにより、いずれかの例会で再度、村田さんのマジックを拝見できることになり、個人的には嬉しい結果に、、、(勿論、決してタイマロさんをないがしろにするつもりは露ほどもありません。
 タイマロさんには、例会のグッズコーナーに来ればいつでも会える!という会員心理が、先の投票行動に微妙に影響した面もあったかもしれないですし、、、いずれにしても僅差です? だからタイマロさん、決してガッカリしないで下さい!)
 いずれにしても、お二人の素晴らしい演技に、会場からは改めて惜しみない拍手が送られました。
 ここで、更なるサプライズのお知らせが会長から告げられます!プリあらスタッフの山田さん(通称「山田工房」)の手作りのグッズを、会員に廉価で提供するとのことで、会長が早速、そのグッズを実演します。その現象の鮮やかさと道具のきれいさに会場は羨望の眼差し一色に!きっと帰りには、グッズコーナーは大騒ぎになっていることでしょう!
 最後はいよいよお待ちかね「会長マジック」のコーナーです。14年間、月2回の例会の度に、オリジナルのマジックを披露し続けてきた荒木会長。しかも、例会で演じたマジックは二度とやらないという幻のマジックでもあり、会員垂涎の最大のお楽しみコーナーとなっています。
 それは、あたかも天空に出現したオーロラのごとく、幻想的な輝きで人々を魅了するも、瞬時で消え失せ、二度と同じ姿を見せることのない儚い出会いと別れ、、、今日も、その瞬間を見逃すまいと、そして超不思議な現象を脳裏に焼き付けようと、観客の全神経が、会長の一挙手一投足に集中します。
 今日は6人の観客を舞台にあげての予言マジック。探偵と犯人をモチーフにしたストーリー仕立ての展開に、会場は興味津々、思わず身を乗り出して最後の結末を待ち構えます。
 いよいよ白日の下に晒された衝撃の顛末。果たして誰がこの大団円を予想できたでしょうか。未だこうしたコンセプトのマジックは見たことがありません!私は暫し、拍手をするのも忘れてしまいました。
 そして何と、この出来立てほやほやの新作マジックを、会長は魔人タジマーさんにプレゼントするとのこと。羨ましいーーー。
 かくして、今宵も「不思議」と「笑い」、そして「愛」に満ち溢れた例会の幕は、深い余韻を残して閉じられたのでした。
6月3日(日)
タイマロ
  さて今回のプリあら例会は「マジカルな男達とKidsと」と言うことで、魔法招会「イケメンズ!?」の面々と「まじかる★キッズ」(まどかちゃん&つづみちゃん)。
 多分例会では、最多人数ではないかと言うぐらいの大所帯!人数もさることながら、バラエティにとんだショーとなりそうで楽しみ楽しみ。
 まずはオープニングMC、ミステラさんの登場。軽快な音楽にのり、タバコのマジックを披露。アシスタントはわか葉さん。
 ミステラ、わか葉コンビの司会もだんだん板について来たと言う感じ。
 さて、バスツアーの案内へ。今回のバスツアーは6月23日なんと、メロン食べ放題!!しかも安いつるつるのメロンでは無く、あみあみのメロンだそうだ。
 これだけでも贅沢なのに、焼きマシュマロにチョコレートファウンテンまで付いて、7800円とは!!(驚愕)
 続いては、第3回目となり新コーナーとして定着してきたチャレンジャーズマッチ。まずは小学生マジシャン秋人君。一見女の子にも見えてしまうほどかわいい秋人君だが、ファンカードにカードプロダクション。ジャンボカードのプロダクションまでこなしてしまうテクニシャンぶり。
 2番手は、プリあらスタッフでもあるピーロさん。コミカルなパフォーマンスでのマジックとジャグリングの融合。
 さすがぺるライブなどでも活躍してるだけあって、エンターテイメント性のある構成で、観客を楽しませてくれた。
 この対決の軍配は、ピーロさんに★★秋人君は将来性もあるので、敗者復活戦でのし上がって来て欲しい。
 ビジターマジシャンのコーナーでは、ぺるちゃん、ケンさんそしてアズちゃんと、もうこのコーナーでは定番のメンバー。
 ぺるちゃんは、お魚のサッカートリック。この手のネタは、演者の個性が出るので、ぺるちゃんらしさが存分に発揮され満足満足。
 ケンさんは、普段あまり見ることが無いコインのスライハンドマジックを。
 アズちゃんはよくやっている4つ玉から、ゾンビボールへ。あれゾンビボールも出来るのか?!毎回毎回見る度に、ネタが増えていく所は凄い。この成長振りをリアルタイムで見れるのも、例会の楽しみだろう。
 最近ソロが多い、魔人タジマーのコーナー。今回も寸劇なしでガチでメンタルマジック。一見ネタばれしたかと思いきや、ちゃんと別なところで完璧に予言している。さすがプリあら専属マジシャン。
 そしてメインのコーナーへ。
 まずはしんざまなぶさん。いつも裏方が多いので、意外とちゃんとマジックをしている所が見れないが、今回はシルク出しに、新聞復活、ぺるライブ3でぺるちゃんが行ったパスパスボトル、オリジナル版とじっくり堪能。
 魔法招会の若手、本当のイケメンズ(笑)の高田江君。魔法招会に入りたての時に見て以来、ちゃんと見るのは初めてかな。
 コインアクロスに、必殺仕置人のテーマに合わせての3本ロープ。かっこよくやっているのだが、なぜか笑ってしまう。
 続いて、フレイムさん。今回は沖縄弁ではなく、なんと標準語でのおしゃべりマジック。あれ、ルービックキューブをそろえる演技なので、マジックじゃ無いような。
 でも目隠しして揃え、ただ揃えるだけじゃなく、色々オチを用意してある。フレイムさんらしい、作品として、おもしろくまとまっていた。
 ブライトさんは、コメディマジックで数字の予言。バルーンアートも行いお客さんの笑いをとっていたが、つづみちゃんのお父さんだと言う事が、お客さんには一番の衝撃だったようだ(笑)
 さて最後は「まじかる★キッズ」
 こちらも秋人君に続き、小学生マジシャン:まどかちゃんとつづみちゃんのユニット。愛くるしさを存分にいかした演技で、会場もすっかり癒されていた。
 やはりブライトさんの娘さんだと言うことが、信じられない(笑)
 いよいよ最後は、会長コーナー。
 まずはミステラさんのお土産レクチャー。ある特殊カードを使ったマジックなのだがそれを会長が見せ方を変えただけで、見栄えががらりと変わる。
 同じ現象でも、見せ方次第でまったく違う物に生まれ変わるのだと言う例を垣間見た。
 そして会長マジックでは、プリあらグッズでもある「Flash」を、なんと会長オリジナルの見せ方で。
 クリーンな状態で瞬時に白紙がお札に変わる。グッズ担当の治子さんは、このネタを知っているどころか、製作までしたそうだが、ぜんぜんわからなったとのこと。かなりビックリしていた!!
 さらにもうひとつ、4エースマジックとカード当ての融合したマジックも。なんとなくありそうなマジックだなーと思っていたが、最後に4エースがプリあらオリジナル4エースに変わっていると言うどんでん返しまであり、
 さすが会長!!期待を裏切らない.....あれ、裏切られたのかな。
 今日は出演者が盛りだくさん、ジャクリング、スライハンド、コメディと内容も盛りだくさん!!お腹いっぱいの例会となりました。
5月20日(日)
むっしゅ佐久間
 「プリあら例会★感動の田中大貴さん 超イリュージョンマジック!!」
 初めて見させていただきました、若きイリュージョニスト:田中大貴さんのプリあらゲストイリュージョンマジック、最高でした!
 オープニングは司会のミステラさんのドキもを抜くワイングラスの大爆発で華やかなスタート。
 ビジターマジシャンはケン正木さんと、かわいいお弟子さんのアズちゃんのコラボマジック。ケンさんとシンクロさせたアズちゃんの4つ玉の演技が秀逸です。アズちゃんの年齢と経験年数の短さを考えると、その上達の早さと修練度の高さは驚愕ものです!!
 ケン正木さんという素晴らしい指導者に恵まれたアズちゃんはものすごくラッキーだったと思います。これからもプリあらメンバーで応援して温かく見守っていきましょう。きっと素晴らしいマジシャンとして育ってくれると思います。
 チャレンジマジックは高校2年生のしゅん君とお笑いマジシャンの中村ヒデノリさんがお笑いを封印しての?戦い、、、結果は。。。!!
 先手:若いしゅん君のカードマジックが冴えわたりました。あの若さであの落ち着いたセリフ回し、安定した技術、観客を魅了するなめらかな演技。どれをとっても素晴らしいものでした。若い力恐るべし!!
 一方の中村ヒデノリさん。お笑いを封じたとはいえ、そこは我が大ファンのヒデノリさん★ 随所にお笑い演技が山盛りで場内は大爆笑の渦でした(笑) サッスガーーーーー!!
 結果はしゅん君の勝利!!
 惜しくも我がヒデノリさんは僅差で敗退でした。もちろんリベンジしてくれることでしょう。お笑いだったら誰にも負けないヒデノリさん頑張れ!!
 この日の魔神タジマーさんのメンタルマジックは今まで見た中でも最高のマジックでした。大いに感動★★

 さて、メインゲストの田中大貴さん。『素晴らしい』の一言に尽きるイリュージョンマジックのスタートです!!
 いやいやそのスピードと技の切れは、やはり若さのなせるわざか、イリュージョン!!イリュージョン!!イリュージョン!! プリあらで、あんなに沢山のイリュージョンを見たのは初めてです。
 アシスタントの外国人美女たちの美しい事。観客の視線を釘づけでした。最後のエスケープイリュージョンには、みんな騒然としてました。

 田中さんのパフォーマンスは、マジックのもつ静と動の性質をタイミングよく使いこなし、観客を心地よい気持ちにさせてくれました。

 マジック全体を通してみたとき、最初の鳩を出現し、消失させたマジックから徐々にマ ジックの色を深くしていき、最後ご自身が鳩を消失させたように、ステージから消える演出は小説を一冊読み終えた満足感で一杯でした。

 はるばる名古屋から、プリあらのために駆けつけてくれた若きイリュージョニストに感謝感激です!!

 会長コーナーです。お土産マジックはミステラさんの不思議で簡単なカードの入れ替えマジックでした。
 私の手順もほぼミステラさんと同じなのですが、すかさず会長が素晴らしい改案をして見せていただいたのにはいつものことながら、会長のマジックに対する抜群のセンスを感じました!!
 この日の会長マジックはいつも以上に気合いが乗った素晴らしいレストランマジックでした!!
 会長が舞台上で白のジャケットから燕尾服に黒の蝶ネクタイとレストランの支配人に大変身!!かっこいいいでたち。 手には、革張りの古色蒼然としたメニューを持っていました。
 これまた、あっという間にウェイターに変身した魔神タジマーさんもスタンバイ。
 ステージに置いているいつもの赤色テーブルと椅子が、ステージをレストランに変えてしまいました。会場の観客2人がレストランのお客になっています。
 会長が2000円で購入したメニューをお客2人に渡し、注文をとりました。テーブルの脇に予めお金を入れている袋が置いており、その注文した合計金額と封筒にあるお金が全く一致していました!!
 会長のマジックは、いつもマジックそのものの特徴を十二分に把握し、また、その特徴をさらに効果的に魅せる演出を行っていると思います。
 お客にメニューで品物を選ばせる際、会場の観客も含め、自由に品物を選んだと一つ一つ確信させ、予言不可能な状態を見事に形成していったと思っています。
 いつでも観客を最大限に楽しませようと心がけている会長の素晴らしい情熱に大い感謝です!! 本当に楽しかった!!

5月8日(火)
川崎雅司
 ゴールデンウィークが終わってすぐの火曜日、梅ヶ丘パークホールで「プリあらマジックエンタテーメントクラブ」のショーが始まろうとしています。
 定刻の19:30、ミステラさんが登場し、グラスに入っている水を別のグラスに移すだけで色が変るマジックから例会の幕が開きました。
 今日の司会は、司会が板に付いてきたミステラさんと隅谷治子さんです。
 まず始めは、4月からの新コーナー:チャレンジマッチのエキシビジョンとしてWizardInn所属の野崎薫さんのマジックです。野崎さんは、若手マジシャンとして、国内で注目を浴びている一人です。彼は、魔法の掛かったマジックインクペンと証し、それを使って、コインを出現させたり、消したりと自由自在に操りました。
 また、カード当てマジックでは、華麗なテクニックでAceを出現させ、その中に何時の間にか引いたカードを出現させたりと、Shoot さんを思わせる演技で会場わかせました。
 次は、ビジターマジシャンのコーナーです。今日は、お二人遊びに来られていました。まず、ぺるさんです。ぺるさんは、会場にいた子供をステージに上げ、動物カードを使った予言マジックを行いました。
 子供が選んだのは、パンダのカード。お土産にパンダのかぶり物をもらった子供は笑顔で一杯で、会場も暖かい気持ちになりました。
 二人目は、藤本明義さんです。藤本さんも予言のマジックです。ボードに書いている5カ国の国名からひとつを観客に選ばせ、それが予め予言した通りになっていました。特別に種明かしをしてくれましたが、その種明かしによって気の緩んだ会場の観客は、想定外の結末にどよめきが起こりました。
 次は、プリあら専属マジシャン:魔人タジマーとわか葉さんのマジックです。今日はカード当てマジックです。観客は、魔人タジマーさんの指示に従ってカードを選びました。が、どうやら魔人タジマーさんの思惑とは違うことが起こっているようです。もう一度やり直し。会場は、マジックの失敗を待っていたように暖かい笑いが飛び交っていました。マジックはなんとか成功させました。
 魔人タジマーさんとわか葉さんご本人たちは、飛んでもなく凄いマジックを披露しようとするのですが、何故かコメディーマジックに自然となっていきます。次回は、寸劇マジックで面白おかしいパフォーマンスを見せてもらいたいです。
 いつもであればここでメインゲストですが、準備に時間が必要なため、ミステラさんのマジックレクチャーコーナーになりました。テーマは、「アンビシャス・カード」。そう、あの前田智洋さんでTVを賑せたカードがデックのトップに上がってくる技です。簡単にできるアンビシャス・カードということで、黒いカード2枚を真ん中に入れたはずが、デックのトップに上がってきました。
 やり方の解説の後、荒木会長がステージ上で別のもっとインパクトのあるやり方を実演しレクチャーしてくれました。ただ、会長はTVで目にするアンビシャス・カードには、カードテクニックだけを見せる傾向にあり、そのテクニックとストーリー性さらに意外性を融合させることが重要であると、4枚のスペードのカードで実演してくれました。
 順番に並んでいる4枚のカードをトップからボトムに移動しても、カードがトップに上がってくる流れと、最後、スペードがハートに変って出現する意外性が如何に観客に対して満足できる内容を導き出すかを証明してくれました。
 私自身、会長が実演したマジックはよく演じますが、今回のレクチャーを元に再度、演じ方を見直したいと思いました。
 さていよいよ、メインゲストの登場です。今日は、ジャグラー&マジシャンの謳歌(オウカ)さんです。謳歌さんは、視覚芸術「リングアーツ」という新しいパフォーマンスを考案しました。
 ステージ登場と同時に、まず、直径50cmほどのシングルリングを持ち、パントマイムのように、リングが浮き上がったり沈んだりした後、片手でリングを回転させるのですが、リングの中心を全く動かさず回転させることができるのが、唯一、謳歌さんだけなのです。
 シングルリングの後は、8の字になったリングを1本ずつ両手に持ち回転させ、互いのリングの一部を重ねたり、シンクロさせて舞わしたりと、2つのリングはまるで自分の意思で動いているようでした。
 謳歌さんは、リングだけを極めているわけではありません。パフォーマーになるきっかけとなったヨーヨーの演技も披露してくれました。スピアホップ、ファルコン・ブーメランとヨーヨーのテクニックの中でもスーパーテクニックと言われる技が次々と炸裂しました。
 さらに、ヨーヨーだけではありません。ディアボロの扱いも自由自在。ジェノサイドやインフィニティといった高度な技でディアボロの独楽(こま)が宙を舞い、会場は最高潮に達しています。
 謳歌さんのリングを使ったパフォーマンスは世界でも有名です。最高峰のパフォーマー のみが演じることができる フランスの国営放送TV番組「Le Plus Grand Cabaret du monde」に出演しました。そのときに演じたパフォーマンスを最後に演じてくれました。
 謳歌さんがリングアーツにたどり着くきっかけとなったのは、クリスタルボールを手の上で舞わす演技を練習していたときに、ボールでは、上空から見ないと動きが分からないため、なんとか横から見せられないかという発想だったようです。
 何気ない思いつきから実現化するまでには、試行錯誤があったと思います。でもリングアーツとの出会いがあるまでに研鑽を積んでいたマジシャン、パントマイムがベースとなり、単純なリングという道具を神懸りな技で命を吹き込み、BGMが奏でる音楽にリング自身が酔いしれるように踊ることができるようになったと感じました。会場の観客もリングアーツの作り出す世界に現実を忘れたように言葉を忘れ酔いしれていました。
 最後のコーナーは、会長のコーナーです。今回もプリあらグッズの実演です。商品は、価格400円です!そのグッズの魅力を実演するにあたり、会場から腕時計を借りました。ただ、その腕時計、超高級ブランドのものです。会長は、グラスの中にその時計を置き、買ったばかりの牛乳をコップ一杯になるまで注いでしまいました。牛乳はもちろんギミックではありません。コップにハンカチを被せ、再び取り去ると牛乳と時計が消えています。時計はというと、グラスを入れていた箱の中から出現しました。
 このグッズには、実は箱が付いていません。プリあら会員の山田秀樹さんが、この商品にふさわしい箱を作ったのです。プリあらで扱っているグッズは、どれも会長自身が選定した品物ですから値段に関わらず、観客を魅了できます。でもそれはグッズ本来の特徴と魅力が分かっていなければなりません。今回、この特徴に合わせ作った山田さんの箱は、魅力を増幅したことを明らかに示してくれました。
 観客を魅了するためには、優れたエンタテーメント性が必須だと思っています。優れたエンタテーメント性を身につけるためには、演じる側の日々のマジックテクニックの研鑽と、如何に自分自身の人間性を洗練させて行くかだと思います。
 先日、プリあら会の名称にエンタテーメントが追加されましたが、明示的に表明することで少しでも会員にその意識を持たせ、たとえマジックは演じることができなくても、より良い人生を導く道しるべを示しているのだと思いました。
4月30日(月)
むっしゅ佐久間
  この日は朝からワクワクしていました!!プリあらのゲストが大好きなブラック嶋田さんだったからです?
 「埼玉の怪人」と呼ばれているプロレスのヒールのような別名ですが、じつはとても優しくて紳士だということを私はあちこちのイベントで良く知っています。
 誰にでも親切で、何度か一緒にショーを見させていただきましたが、いつもニコニコとしてまさにベストマジシャンです!!
 さて会場に着いて、いつもの友達とご挨拶。ミホちゃんに注文していたグッズをもらっていくつかお買い物!
 実はこの時間がプリあら例会では大好きな時間でいつも楽しみにしています!!
 定刻に例会の始りです。今回から、さらにさらにグレードアップしたとのこと。
 司会はミステラさんとわか葉さんです。ミステラさんのオープニングは鮮やかなトランプの復活で大拍手でした。
 次のステージは今回から導入されたチャレンジマッチのコーナーです。毎回二人のマジシャンがマジックを披露して観客による投票で勝敗が決まります。
 今日の第1番目のチャレンジャーは、古郡護人さん。キャンドルの消失からシンブルの見事な手順でした。
 もう一人は鳥月みぃこさん。とても綺麗なマジシャンで女性らしい演技で4つ玉を見せていただきました。
 結果は、古郡護人さんが初代の勝者になりました。
 敗者復活戦があるそうなので、鳥月みぃこさんには、ぜひ、もう一度チャレンジして欲しいです。
 それにしてもお二人とも相当のハイレベルで舌を巻きました!!
 ビジターマジシャンのコーナーは豪華なマジシャンで、まずはぺるちゃん。何とあのデラックスなマツコさんが出てくるびっくりマジックで会場は大爆笑!!
 もうひと組のマジシャンは最近メキメキと実力をつけてきたケン正木さんのお弟子さんの美少女マジシャンアズさん。
 ケンさんと絶妙のタイミングで不思議な新聞紙を使った水の消失・変化・出現を見せていただきました。
 このアイデアはケンさんオリジナルとのことで、とても素晴らしいものでした!!アズさんのこれからがとても楽しみです。
 タジマジックさんのコーナーはいつもいつも驚かされます。素晴らしいメンタルマジックでした。流石!!!
 いよいよお待ちかね メインゲストブラック嶋田さんのステージの始まりです。ベサメムーチョの軽快な音楽にのせてタバコの演技。
 もう見事というしかありません!!まさに名人芸!!いつ見ても何度でも見たくなるブラック嶋田さんの真骨頂!!堪能させていただきました。
 お客様を舞台に上げてお札の復活をする愉快なトークマジックに会場は大爆笑。
 そして見事なギターの演奏に合わせた煙草の3分、4分バージョンは、初めて拝見しましたがお身体がとても心配でした。
 塩の消失でも卓抜なアイデアが盛り込まれていて観客を引き込む話術はまさに絶好調!!大歓声大拍手の中でエンディング!!
 続いては、会長コーナー。コーナー冒頭のミステラさんのお土産マジックは簡単なコインが増えるマジックでした。
 簡単といっても初心者にはちょっと、、、と思われましたが、荒木会長が改案を披露してくれました。
 これなら初心者も安心の手順に見事に変身。瞬時に改案を思いつく荒木会長のセンスに脱帽です!素敵なお土産マジックになりました。
 会長のマジックは、毎回驚かされますが、今回は「会員マジックをやります」と、予想外の発言。誰もが何事が起こるのかとどよめきましたが、会員の山田秀樹さんが製作したマジックグッズを会長が演じることに。
 山田さんは、ぺるライブや顔田顔彦ライブなどで、グッズ製作を担当しています。1月のぺるライブでは、玩具で有名な「黒ひげ危機一髪」をマジック仕立てに作り上げ、その創作能力は誰もが脱帽しています。
 さらに、山田さんの製作するグッズは、たとえ大きな仕掛けのグッズであっても、それをコンパクトに持ち歩けるサイズに分解・収納できるところは、どの市販メーカーのグッズにもない、演者への思いやりを感じます。
 マジックグッズは、マジシャンに不可能を可能に魅せる道具です。でも、グッズが表現できる不思議さには限界があります。そのマジックグッズの特性を何倍も大きく引き出すことができるのは、マジシャンです。
 両方の力がシンクロするとき、そこに新たな世界が生み出されます。会長と山田さんのコラボは、まさにその領域を見せてくれました。
 もう何十種類も会長のマジックを見せていただいていますが、どこからアイデアが湧き上がってくるのでしょう??
 マジックと同じように不思議です。
 今回からガラッと新しく進化し改名した「プリあらMagicエンターテーメントクラブ」を思いっきり楽しませていただきました。
 会長はじめスタッフの真剣な努力で観客を楽しませようという心意気がひしひしと伝わってきて胸がいっぱいになります。
 又次回 素晴らしいショーが楽しみです。
3月20日(木)
佐原有紀
 2012年の幕開けと共に演出、キャストもガラリと変わった新生プリあらは、現在も試行錯誤と革新を続けようとしています。4月からはまた新たなコーナーや制度も誕生します。
 まず、2012年のプリあらは、ミステラさんのパフォーマンス&司会で始まります。仮面を身につけたミステラさんが登場。割り箸を袋の中にいれ、ヤァーという気合いとともにその袋を握り潰す!!そして、仮面の下から現れた顔は・・・割り箸が、鼻と口に挟まった、ミステラさん究極の変顔!!
 例会の幕開けです。
今日のアシスタントはわか葉さん。アシスタントMCが毎回変わるというのも、新生プリあらのニュースタイルです。
 会員マジックは阪田浩幸さんです。実はこの「会員マジック」のコーナーも4月からは「チャレンジ・マッチ」として、生まれ変わります。
そういうことでは、会員マジックの幕引きを努めた、阪田さん。今回の例会を最後に、九州に転勤されるということでしばらくの間、例会にも参加できないそうです。ご本人にとっても最後の会員マジックでした。
 魔人タジマーのコーナーでは、2人のお客様をアシスタントに迎えてのカードマジック。コメディとメンタルマジックの融合が、タジマさんの十八番です。
 『荒城の月』は、マジックファンとマジシャンの間では、民謡としてよりもマジックとしての方が高名です。1997年マジックの世界大会FISMに出場し、ゼネラル部門第2位を受賞。世界中で認められたマジシャン、幸条スガヤさんが今日のゲストです。
 まずは、ステッキなど一連のステージルーティンをこなします。アシスタント、サオリさんとの二人三脚で進行されていくそのパフォーマンスはみていて軽快で、さすがはベテランマジシャンの安定感、見ていて安心感があります。
 ルーティンが終わると、続いてはトークを交えてのカードマジックを挟み、レクチャーコーナーが始まりました。今日のテーマは「荒城のムーン&レクチャー」。ゾンビボールのレクチャーで、スガヤさん流アイディアが盛り込まれたゾンビでした。
 これをもって終了と思いきやここまでは第1部ということで、ここで一端、第2部への準備に移るため、退場です。
 第2部へのインターバルには、ケン正木さんが登場し、お弟子さんのアズちゃんとのコラボで、シンブルを披露されました。その雰囲気は親子のような師弟のような、なんともいい感じでした。
 幸条スガヤショー第2部。いよいよあの『荒城の月』がプリあらでアクトされます!ボク自身は、三越劇場と博品館劇場でこの演技を見たことがありますが、プリあらのステージ規模はその3分の1くらい。果たしてプリあらでも可能なものなのか?!と思いましたが、それがまた迫力となりました!こんなに近くで荒城の月を観られるのは、プリあらしかないのではないでしょうか?
 それにしても、何度観ても素晴らしいです。着物と踊るという発想は、ゾンビでしかできないことだし、特
に、腕がヌッと出てくるときのその不気味さと感動がたまらない!!
 日本のマジックの中でも数少ない傑作じゃないかと、思っています。
 例会は佳境に入ります。荒木会長のコーナーです。珍しくポーカーチップを使ったマジックで、数人のお客さんの中から赤のポーカーチップを握っている人を当てるのですが、その演出が面白い!!
 嘘発見機のように、会長の質問に対して、全て「いいえ」と答えるように指示します。次々と繰り出される質問に、ステージに招かれたお客さんは、「いいえ」と答えていきます。ところが、そのうちの一人が怪しいと言うと、その方のイスの下からおならの音が・・・?(爆笑)これは、いよいよ怪しい。そして手からは、赤のポーカーチップが!
 実はこのおならの音、プリあらグッズで扱っている「おならマシーン」という、その名の通り、いつでもどこでもおならの音を発することができるという、究極のイタズラグッズです。(なんと、おならの音は15種類もあります!)
 プリあらグッズでは、数多くのマジック用品と共にイタズラグッズが販売されていますが、マジックをやられる会員の方には、これらイタズラグッズをどう使おうか、と思っている方も多いかもしれません。
 今日の会長コーナーでは、あのイタズラグッズがこんなに面白いマジックのエッセンスになるんだと分かって、使い道が拓けた人、あるいは買ってみた人もいるかもしれないですね。
 そして、チェンジンジグバッグという道具を知っているマジシャンの人にとっては、このマジックにおけるチェンジングバッグの使い方に感嘆した方もいらっしゃいました。
 ビジュアル的にもギミック的にもプラスの道具として働いていると言うのがぼくの感想で、まずチェンジングバッグは従来、どこからどう見ても怪しすぎる道具ですが、これが、マジックに実にスマートに扱われます!
 ギミック的には、チェンジングバックのトリックを、フルに活かし、かつチェンジングバッグの酷な存在感を抑える使い方。これって、センスとトリックが溶け込んでる凄く良い見本ではないか?と。。
 ポーカーチップの在り処を探し出すと言うマジックは、やり方によっては、もっと怪奇的な、暗く、怪しげなイメージのメンタルマジックにもなり得てしまう現象ですが、観客とのトークや、こういったエッセンスによって、明るく楽しいパフォーマンスになるのが凄いですね!
 プリあらは今、進化の時期に来ています。プリあらは、他のマジックサークルとは違って、マジックをやらない方が、来て面白い。勿論、マジックをやる人が来ても面白いという日本で唯一のマジックサークルです。
 更に多くの人に、この場所を知ってもらって、マジックを自分の生活に取り込んでいただけるプリあらになることを目標に、今後さらにグレードアップしていくと思います。これからのプリあらに乞うご期待!!
2011年クリスマス
制作担当・堀友成
 2011年度に催された「CB Family X'mas Show & Dinner Party」のスタッフ・キャスト日記が公開されました。子供たちが人生という航海を始めるにあたって大事なことは、物を作ることを教える事。それが何よりも一番の教育だ、と荒木会長が常々おっしゃっています。
 このクリスマスパーティを作るにあたって、いくつものドラマがありました。ここをクリックして、ぜひ、ご一読下さい。
3月1日(木)
川崎雅司
 前日、東京では雪が積もり、今日の例会が心配でしたが、一変して春のように暖かくなり、例会は定刻通りに始まりました。
 総合司会のミステラさん、舞台に登場早々、細長く赤い風船をソーセージのように食べ始め、あっという間に、最後の一辺まで食べ終えてしまいました。
 ここまでは、よくテレビで見るシーンですが、ミステラさんは、違いました。
 すべて食べてしまった後、お腹から食べた赤い風船が膨らんだまま、出現してきました。こんなミステリアスなマジックから例会がはじまりました。
 続いては、チャレンジコーナーと名前を変えた会員マジックです。今日は、日本橋三越でディーラーをされている正木亮さんです。
 見やすいペーパーボードにそれぞれ食べ物や味覚が書いてあり、会場の観客と一緒に、質問に応える形で進んで行きます。
 全員参加型のマジックを見せていただきました。
 続いては、魔人タジマーとわか葉さんの寸劇です。
 今日のテーマは「プリあら高校卒業」でした。卒業の条件は、5人それぞれに覚えてもらったカードを当てる高度なカードマジックです。
 まず、魔人タジマーさんが1人、見事に当てました。残り4人のカードをわか葉さんが、一気に当てなければ、卒業できません。
 わか葉さんの真剣なカード選びが、会場に伝わり、読み上げる瞬間、会場の観客も息を飲みます。読み上げたカードがすべて当たったとき、会場は一気に盛り上がりました。
 興奮冷めやまぬ中、メインゲスト小泉ポロンさんへと続きます。
 ピアノのコンサートで演奏するピアニストのように、白色のブラウスに黒色のスカート姿で小泉ポロンさんが登場しました。
 ポロンさんは、会場に漂う霊を使ってのマジックを披露してくれました。2本の木をT字に置き、霊の力で棒を触らずして落としたり、2つの小さな黒板を使ったスピリット・スレート、ESPカードを使った読心術マジックなどメンタルマジックを中心とした演技でした。
 メンタルマジックというと、堅いイメージのマジシャンが演じていることが多かったり、マジックの性質が長い手順であるため退屈であることが多々あります。また、ビジュアルなものがないため不思議さはあっても面白みがなくなるなどの問題があるとも言われています。
 でも、小泉ポロンさんは、マジックが成功するたびに、TVで馴染みの「オホホホホ」と甲高く、けたたましい笑い声を発し、一貫性のある個性的なキャラクターを演じることによって、メンタルマジックの暗い壁を打破していました。
 さらに、5秒で演技が終わるマジックを取り入れるなど、メリハリのある構成で、コミカルなマジックとして進行させていました。真面目にしゃべって笑いを取るという流れは大変たのしく、会場を大いに湧かせてくれました。
 振り返ると最初のチャレンジコーナーからメンタルマジックばかりでしたが、バラエティに富んでいて面白かったです。
 最後は、会長のコーナーです。会長が登場する前に、まずミステラさんが、マジックを一つレクチャーしてくれました。破いたお札の復元マジックです。
 即効性がある質のいいマジックを毎回お土産として教えてもらえることは会員としては大変嬉しいことですね。
 さて、会長が登場し、マジックグッズの魅力をあらためて伝えるために、プリあらで扱っているグッズを会長自ら実演してくれました。
 今回は、340円のバイシクルカードの紹介です。サインしたカードが、デックのトップに上がってくる、そう、誰もがカードマジックで最初に憧れるあのマジック(アンビシャスカード)を演じてくれました。
 ところが、クライマックスは、誰もが意表をつかれました。マジック好きなら、必ず持っている「オムニデック」ですが、通常のカードを使用していながら、いつの間にかデックをすべて透明にしてしまうんです。
 私は、もちろんこのグッズを持っていますが、今回会長の実演で見させてもらったクライマックスに向けての演技が大変参考になり、奮い立たせられました。家に帰って、早速練習を始めよう!
 なんと、このグラスデック、プリあらでは、650円で手に入ります。(一般価格は、2100円 by タジマさん)
 プリあらで扱っているすべてのグッズは、グッズの特徴を一番理解している会長自らが厳選したグッズであり、しかも、日本で一番安い価格でグッズを販売しています。
 グッズには解説書がついていますが、なかなか解説書ではわかり辛いところがあります。会長コーナでの紹介は、今後も是非続けて欲しいです。
2月19日(日)
むっしゅ佐久間
 楽しみにしていたプリあら例会は、上口龍生さんと赤坂見附のマジックバー「サプライズ」のSACHIさんとアリスちゃんのマジックショーでした。
 総合司会のミステラさんとアシスタントのわか葉ちゃんのオープニングマジックからスタート。今日の例会も盛りだくさんでワクワクしています。
 会員マジック、おっとリニューアルして「チャレンジコーナー」は、私が大ファンの中村ヒデノリさんでした。ラッキー!!今回もやってくれました(笑)
 ご自身で言ってらっしゃいましたが、本格的にお笑いマジシャンにシフトされたそうです。
 いやー、ヒデノリさんのマジックは凄い!!ステッキは何本も飛び出す。最初は華麗に、次はコミカルに、最後は考えられない場所から次々と出現。
 キラキラくす玉が飛び出す、蛇だって出てきちゃう、ミリオンカードも、蜘蛛の巣もジャンジャン飛び出す!!どこから出てくるか事前に解るのが凄い!!(笑)もう舞台の上はひっちゃかめっちゃか。いやー面白かった。
 さてビジターマジシャンのケン正木さんの登場。何と私が舞台に呼ばれちゃいました。来月アメリカのマジックキャッスルで、キャッスルメンバーのプロマジシャンにレクチャーをするとのこと。その予行演習マジックでした。
 凄い話だ!何と通訳を仰せつかりました(汗)打ち合わせもなく、いきなりケンさんの英語を日本語に訳せとのこと!!
 カラーチェンジングシルクの鮮やかなルーティーン。何と英語で始めたのに日本語が混じる。日本語は英語に訳さないといけない??すぐそばで見せていただきながら通訳をしましたが、あのカラーチェンジの仕掛けは最後まで解りませんでした!!もちろん通訳は単なる演出で、実はケンさんは英語の達人だということを私は知っています(笑)
 続くケンさんのお弟子さんになった杏咲ちゃんのシンブルはまさにプロの領域!!舞台を降りたケンさんが心配そうに、そして真剣な目つきでチェックされている姿が印象的でした。
 もう一人のゲストマジシャンは藤本さんでした。何も持ってこなかったといいながら、空のはずのポケットから、チョコレートは出る、パンもお茶も出てくる、、便利なマジックをされていました。
 ジャグラーのムーラさんは、もうプリあらの常連です。1年くらい前に構想していたテーブルクロス抜きをジャグラー風にアレンジして見事でした。
 タジマジックさんのお客様4人を舞台に上げてやったメンタルマジックも大変不思議でした。フリーに選んだカードの合計が予言とぴったり。摩訶不思議な現象はタジマジックさんならではという素晴らしい技でした!!
 メインコーナーの後の、ミステラさんとタジマジックさんの新コーナーは、新しいマジックグッズの紹介という新企画!!回転寿司という斬新でコミカルなマジックで、早速注文しました(笑)もうここまでで入場料分のマジックを見せていただいたようなお得な気分!!
 しかしこれからが本番の上口龍生さんワールド!!端正なイケメンマジシャンのスライハンドコインのマジックからスタート。
 まったくの空の手から次々とコインがあふれ出す、そして瞬間移動!!不思議です。お客様を舞台に上げて軽妙なトークで卵のマジック。あの大きさのたまごが消えたり出たり、不思議を超えます!!
 アリスちゃんの登場!プリあらには2回目の出演でしたが、舞台がさっと軽快になるような素敵な笑顔でファンカード!!
安定した演技は流石です。
 プリあら初登場のSACHIさんは和妻に挑戦でした。とてもかわいい演技でしたが、テクニックは超一流。空の箱からこれでもかと飛び出すカラフルなシルク、お手玉、圧巻の演技でした!!
 最後は上口龍生さんの胡蝶の舞!!凛々しいはかま姿での胡蝶の舞は見事で、シーンと静まり返った超満員の会場はその華麗な蝶の舞に酔いしれました!!
 しばらく余韻に浸っていたいような雰囲気の中、荒木会長のカードマジック!!絶対あり得ない4人の選んだカードあてでした。あるシステムを極限まで高度に使いこなした驚愕のマジック。
 今回はこれを惜しげもなく解説していただきました!!これが普通にやれるようになればメンタルマジックでも最高峰を極めることになるでしょう!!まさに鳥肌の立つような驚愕のメンタルマジックでした!!
 今回も非常に高レベルなマジックショーを見せていただいて感謝です。
 今年からさらに公演前のリハーサルを入念にしたり反省会をみっちり時間をかけてやったり、スタッフの皆様の並々ならぬ努力で、プリあらのマジックショーが確実に2段も3段も向上したことがよく解ります。会長はじめスタッフの努力と精進に大拍手です!!
2月8日(水)
関口伸光
 仕事を終えダッシュで会場へ!ほどなく例会がスタート。リニューアルし、本日3回目の総合司会を務めるミステラさんは金髪のツンツンヘアーで登場です!(笑)シルクを手に、何が起こるのかと見ていると・・・いきなりの鳩だし!会場内がいっきに盛り上がります。
 そんなミステラさんをサポートするのはもちろんこの方、ハルちゃんこと、隅谷さんです。でもなんだかいつもと様子が変!?仮面をして手にはムチ!?まるでSMの女王のようです(笑)そして、そのムチでいきなりミステラさんのおしりをバシッ!・・・実はこれミステラさんのリクエストで隅谷さんにお願いしたパフォーマンスなんですね(笑)でもハルちゃん(隅谷さん)もこの役まんざらでもなかった様子です(笑)
 会員マジックでは、青狐レオさんが心理学を利用したイメージの世界で起こる不思議なパフォーマンスを披露されました。催眠術?それとも?・・・さらにもうすぐバレンタインという事で、恋人たちをテーマにし指と指がくっつく現象を披露されました。なかなか粋な演出ですね。
 ビジターマジシャンのコーナーでは、ムーラさん登場!
 ムーラさんといえば、先日行われた『ぺるライブ3』でも大活躍でしたが、今回は、なんとパントマイムの動きの中でリングマジックに初挑戦!とてもしなやかで綺麗な動きに、会場からもため息が漏れます。
 ライブでも証明済ですが、ジャグリングの素晴らしさはもちろんの事、お芝居にマジックと・・・ムーラさんのポテンシャルの高さは計り知れませんね!僕も大ファンの1人です。
 次はこの方、ぺるちゃん登場です!会場からは大拍手!
 先日大盛況のうちに幕を閉じた『ぺるライブ3』の主役ですからね。ライブでは、女海賊の役で男言葉にも初挑戦し、マジックはもちろんのこと、ジャグリング、お芝居、ダンスと・・・もうとにかく凄い!荒木会長のプロデュースのもと、素晴らしい演技を見せてくれました!
 僕はもちろん大大大ファンなので3公演とも見に行っちゃいました(笑)ぺるちゃん本当に素敵でしたよ!お疲れさまでした。ぺるちゃんからはライブに来てくれた方々へのお礼の言葉と、さらに、来れなかった方のためにと、ライブの1シーンを女海賊のセリフで再現してくれました!!ぺるちゃんありがとうございました。ライブ大成功おめでとうございます!
 続いては、恒例のタジマジックさん扮する「田島君」とわか葉さん扮する「わか葉先輩」の寸劇コーナー。今回は2人でぺるライブを見に行ったというシチュエーションで会場を沸かせてくれました。
 わか葉さんは素晴らしいケーンのルーティンを披露。タジマジックさんはボードを使ったメンタルを披露されました。
 いくつかのキーワードの中からお客さんそれぞれが自分で好きなものを連想していくと、なんと最後は全員『ぺるちゃん』!会場からも歓声が起こりました。凄い!タジマジックさん、わか葉さんありがとうございました。
 いよいよメインコーナー。ダーク広和さんの登場です!・・・と、突然オープニングの音楽が出ないトラブル発生!?果たしてこれはダークさんのコミカルな演出の1つなのか?
 ほどなくダークさん登場し、シルク、そして四つ玉の華麗な演技。流れるように指の間をころがる鮮やかなその動きにすっかり魅了されてしまいました。
 リクエストがあったという大きな箱とイスを使ったコミカルなマジックでは、テレビショッピング風の女性のナレーションに合わせての演技がとても面白くて会場が最高に盛り上がりました。
 最後、荒木会長のリクエストだというカードマニュピレーションは超難易度のテクニックにもかかわらず、それを感じさせない鮮やかな演技でとても素晴らしかったです。
 会場からは大きな歓声とともに大拍手!途中、ハプニングもありましたがダークさんのコミカルなキャラクターのせいなのか、どこまでが演出でどこがハブニングなのかわかりませんでした(笑) ダークさんとても楽しいマジックをありがとうございました。
 最後は荒木会長のコーナーです。
 MCミステラさんとタジマジックさんが登場し、荒木会長の紹介とともに会長が登場です!まずは何といっても、ぺるライブ3のお話。荒木会長はいつもこのようなお話をされます。誰でも魅力を持っている、ただ自分自身がその魅力に気づいていないのだと・・・。
 荒木会長はこれまで数々の舞台をプロデュースされてきましたが、ただプロデュースするだけでなく、その人その人が持つ魅力を、その人に合わせて余すことなく引き出してくれる。そんな素晴らしい演出をされます。
 そしてそれを通して演者は今まで気付かなかった自分に出会い、さらに一歩、二歩と飛躍していく・・・そういうのを見ていて、いつも僕はこう感じるんです。『荒木会長は人生のプロデューサーだと・・・』。
 ぺるライブ3でもぺるちゃんの魅力が存分に出ていましたね!最後のぺるちゃんの涙にはそういういろんな思いが詰まっている事がわかり、僕も感極まってしまいました。
 続いては荒木会長のマジック!
 1人のお客様が選んでサインしたカードをデックの中に入れます。会長が1枚の白いカードを取り出し、その表にはかわいい雪だるまの絵が描かれています。そのカードをデックに重ねてこすると笑顔になったり、怒った顔になったりと説明しますが、何も変わってないように見えます。
 あれ?と思って見ていると、なんと雪だるまのお腹に先ほどお客様が選んだカードのマークが現れました!えー!?どうして?
 でもそれだけではありません、そのカードを裏返してこすると、真っ白だった面が、なんとお客様が選んでサインしたカードに変わってしまったのです!!
 素敵なクライマックスに会場からは割れんばかりの拍手!この時季ぴったりの雪だるまをあしらったマジックの演出は、荒木会長らしくとってもオシャレでロマンチックでした!荒木会長素敵なマジックをありがとうございました!
 楽しい時間はあっという間に過ぎていきます。
 今日も寒い夜ですが、こんな楽しい例会を終えた今、心も身体もHOTになった事はいうまでもありません。ありがとうございました!
1月25日(水)
藤吉成興
 この冬は寒い日が続きますね。今年二回目となるプリあら例会の開始前もちょっとみぞれ模様でしたが、会場は熱気に包まれました。
 まずは司会を務めるミステラさん。この1月は13日が金曜日ということで、映画「13日の金曜日」のホッケーマスクがオープニングに登場。マジックのほうは割りばしを用いたコミカルなもので、そのギャップも面白かったです。
 その後、例会の総合司会のほうもテキパキと爽やかに進められ、新しい年には新しい風が吹いていると感じられました。
 続いて会員マジックは、先生をされているという奥田靖二さん。燕尾服で身を包みダンディな出で立ちで登場です。手造りのマジックということで、紙を工作して創作されたマジックを披露されました。お仕事の経験からか、ハッキリした声でテンポ良く進められ、とても良い雰囲気でした。
 それから、ビジターマジシャンのコーナー。今日プリあらに遊びにいらっしゃったのは、石井裕さんとミス・サリバンさん。石井さんは空のペットボトルが一瞬にして満たされるマジック。
 ミス・サリバンさんはペットボトルでジャグリングというように、とても身近な存在であるペットボトルが小道具でした。コインもそうですが、普段身近にあるものだからこそ、このようにマジックでうまく使うと一層不思議に感じるのでしょうね。
 ところで、マジッククラブ多しと言えども、定期的にバスツアーを行なっているのは唯一ではないでしょうか。そのバスツアーのお知らせがお芝居仕立てで演じられました。いちご狩りとあんこう鍋というもので、とても楽しくて美味しそうなツアーの紹介を楽しみました。
 同じくプリあら名物とも言うべき、魔人タジマーとわか葉さんによる寸劇マジック。今回のテーマは「ぺるライブ成功祈願」ということで神社にお参りしておみくじをひくというものです。ひいたおみくじの番号の枚数目のカードがピッタリ予言のカードと一致。ライブの大成功は間違いありませんね。
 いよいよ今夜のメインゲスト、TanBAさんの登場。ヘアスタイルがなんとなくそういう感じだからなのか、モーツァルトにのせてフーセンやカミソリの刃を飲み込むというマジックでスタートします。ひとつひとつの動きがはっきりと大きくてダイナミック。よく動く大きな目の表情と相まって、ちょっとしたコントを見ているようなコミカルな味わいでした。
 ここで、スペシャルゲストの登場です。TanBAさんの友人であり、ラスベガスのマッスルミュージカル仲間の1人、ラートの世界チャンピオン:吉川泰昭さんです。
 マジシャンの方は、大きくて厚みのあるチャイナリングの輪の中に人が入って...と想像するとちょっと感じが伝わるかもしれませんが、その金属の輪は想像もつかないような動きを見せます。
 まるでそれ自体が生命を持つかのように。激しく回転する輪。躍動する肉体。輪と人の動きのハーモニーが奏でる音のないシンフォニーにずっと息を飲みつつ目を見張るばかりでした。
 最後はお二人による「人体交換」のイリュージョン。ラスベガスでも数多くの公演をこなしているお二人によるものだけに、ショーアップされ、ミュージカルのフィナーレを想わせるゴージャスなものでした。会場の熱気も最高潮です。大喝采。
 最後を締めくくる会長コーナーでは、荒木会長のお気に入りというカードマジックが披露されました。二人のお客さんの選んだカードが背中合わせにくっついてしまうという有り得ない現象で、もう魔法としか言いようがありません。その現象の前にも、選んだカードだけの表ウラがひっくり返るなど、次第に盛り上がっていく演出でした。
 今年から模様替えをしたプリあら例会。進行もスムーズに、ショーとして一層楽しめるものになっていっています。あわただしさに流される日常の生活からちょっと開放され、魔法の不思議を純粋に楽しむことができる時間を持てることこそがHappy Daysだと感じます。
1月9日(月)
ピーロ
 さあ2012年も幕を開けました。みなさま良いお正月をお過ごしになられたでしょうか?今回初めてプリあら日記に挑戦するピーロと申します。
 私いわゆる大道芸人でありながらマジックもやっていまして、プリあらは良いお手本の方々がいっぱいで楽しく過ごしています。
 さてさて、プリンあらモードマジッククラブがリニューアルされました!!司会はなんと!ミステラさんです。今年1年はミステラさんがプリあらを引っ張っていってくれます。
 さあ、本番始まりました。新年一発目は、空の紙袋からボーリングのたまが出てくるという大変縁起のいいマジック by ミステラさん。会場はどよめき、新たな1ページが幕を開けました。
 今までのような相方はなく、アシスタントとしてミステラさんを支えるのが、今回は隅谷治子さんです。ミステラさんとのやり取りがぎこちなく、でもそれが初々しくていい感じなのです。
 続きましては会員マジックのコーナー。今回挑戦するのはリオ広沢さん。上品な音楽が流れ、中国人のマスクをつけて、なにやら怪しげないでたちで登場。そこから、一瞬の早替え。衣装が一瞬でマントに早変わり!バックのゆるーい音楽とまじめな表情の広沢さんにギャップがあって、妙に面白かったです。狙ったのか?はたまた?熟成された感のあるパフォーマンスを見せて頂けました。さすが、大ベテラン。
 続いてはビジターマジシャンのコーナー。こうしていくと、あまり変わっていない印象ですが、違うんです。ところどころ音楽が変わり、全く前とは違った雰囲気を醸し出しています。
 まずはケン正木さん。ケンさんオリジナルの音楽で登場。干支にちなんだ「タツ」マジックを披露して頂きました。
 続いて、ついこの前のキッズショーでマジックを披露したあずちゃんこと、西澤杏咲さんがケンさんに紹介されて登場(サプライズ:ケン正木さんに正式に弟子入りしたそうです)!!
 キッズショーのパフォーマンス
をベースに、新たなアクトを加えて堂々と演じました。本人いわく緊張はしないそうです。今月の亜羅仁さんのレクチャーのゲストがケン正木さんで、そこでも彼女は演じるそうです。
 プリあら発だけに頑張って欲しいですね。これから先いろいろな所で演じると思いますが、本人はまだまだ楽しんでいる段階だと思うので、周りも余計なプレッシャーはかけず温かく見守ることが大事ですね。
 さあ、続きましては魔人タジマーとわか葉さんの寸劇コーナー。評判の良し悪しはあると思いますが、本人たちはいたって真剣。今回は新年にちなんだおみくじと祈りごとネタです。
 二人が口に出した願い事と、心の中でひそかに思っている願いは実は全然違っていて、面白かったです。
 みなさんも同じような、この時とばかりに、結構よくばりな願い事をしていませんか(笑)予言マジックは大成功で、とてもスムーズでいい流れで会は進行していきます。
 お待たせいたしました!!いや、前半も面白かったので待った感はありません。非常にいい形でメインゲストである亜羅仁&リリアンさんにバトンが渡されました。
 初公開のイリュージョンマジックを見せてくださるそうで、いやがおうにもテンションは上がります!!お二人のダンサブルなオープニングで幕を開けました。オープニングのクライマックスで出てきたのは、鳩?ではなく、なんと色鮮やかなインコ!!
 さらに、前日が荒木会長バースデーだったこともあり、花束が登場して、会長もにっこり。会場に穏やかなムードが流れます。
 大きな器に3色のボトルの液体を入れる「カクテルマジック」、初めて見ました。パントマイムを習得しているリリアンさんのメイド姿のフェザーマジックあり。色っぽくキュートでしたね。
 亜羅仁さんのフローティングドールは、かわいらしい人形が腕の周りを行ったりきたり、一体どうなっているんでしょう。
 どんどん進行し、お客様を舞台にあげてのカード当て。空中に飛び散るトランプに向かってバズーカ砲を発射します!!バズーカから出てきたのはなんと、巨大な蛇?いや龍。龍といったら龍なんです。来年は蛇として使えるので一石二鳥なネタですね。
 さあ、ショーもクライマックスへ。舞台の照明は薄暗くなり、亜羅仁さんが大きなカートを出してきて、そこには巨大な箱が!手を触れずに箱が浮いて・・・中から突然リリアンさんが登場!!
 いやーーー、最後だけでなく、ほぼ全てが新ネタだった亜羅仁&リリアンさんには会場から惜しげもない拍手の嵐。ちなみに今回出していない新パフォーマンスもあるそうで、次回の登場が待ちきれません。
 トリを飾るは、会長のマジックコーナー。
 お客様から借りたトランプを分けていきます。徐々にしぼられていきますが、全く怪しいところはありません。そして1枚にしぼられました。会長がおもむろにトランプのケースを取り出し、中から1枚選びます。いやいや、それは当たるでしょう。見ながら選んでいますから。ところがそれでは終わりませんでした。なんとそのカードケースに入っていたカードは全部選んだカードと同じスペードのJでした。どひゃーー 鳥肌が立ちました。
 こうして記念すべき新生プリンあらモードMagicクラブの例会1回目は終了したのでした。アンケートの結果も上々で、次回が期待されます。次回はアメリカ帰りのタンバさんです。今回、ラートの方も登場とのことで。お楽しみに。
 司会を務めていたミステラさん。本番前、楽屋に行くととても緊張していて、ちょっと声をかけにくい雰囲気でした。徐々に慣れていって、これからに期待ですね。ではでは、ぺるライブでお会いしましょう。(自分は、海賊の子分役で出演します)
1月8日(日)
川崎雅司
 睦月の8日。夜空には満月が光り輝く中、世田谷にあるiStudio でプリンあらモードMagicクラブ 荒木一郎会長の誕生会が開かれました。
 私がプリあら会に入会して4年ですが、今回初めてお邪魔させていただきました。
 iStudio の玄関を入ると、すでに、美味しそうな香が部屋中に漂い、広いリビングのいたるところに、女性スタッフによる手料理が、所狭しと配置してありました。
 参加者は、プロマジシャンのケン正木さん、ぺるさん、竹たけをさん、ドルフィン・マジック・カンパニーのあさおかるいさん、五十嵐ひとみさん、魔人タジマー&わか葉さん、ミステラさんを始め、昨年会長プロデュースの3つライブで活躍した顔田顔彦さん、キャラメルマシーンさん、Kids Showの子供達、CB Xmasに出演していた SWING-Oさん、三雲いおりさん、司会をされた松本勝さんなど、100名近い方々が参加されました。
 19:00 にタジマジックさんの司会のもと、新田博邦プロデューサーの乾杯の号令。「カンパーイ」と100人の唱和と共にバースディーパーティーが始まりました。各々が会長に掛けより「おめでとうございます」と、祝福の言葉と持っているグラスを合わせて行きました。
 女性スタッフの手料理に舌鼓を打ちながら楽しいひと時を過ごしていました。と、突然、iStudioの部屋の電気が消え、停電かと思いきや、部屋の奥から手作りとは思えないバベルの塔のようなケーキが、ロウソクの光と共に会長の前に運ばれてきました。
 会場の人々は、皆その豪快さに圧倒され、記者会見のように、会長とケーキのツーショットを写メやデジカメのフラッシュの嵐が舞い、司会のタジマジックさんが止めに入らない限り永遠に続く勢いでした。
 45trioのSWING-Oさん の演奏による「ハッピーバースディー」ソングをみんなで合唱し、歌が終わると、会長が一気にロウソクを吹き消し、会場の割れんばかりの拍手で、誕生日を祝福しました。
 会長へのプレゼントの時間がやって来ました。各自が心を込めて選んだプレゼントをひとつひとつ、持ってきた本人と会長が対話しながら披露していきます。会長だけでなく、もちろん、会場の参加者もプレゼントを選んだエピソードが楽しめる時間です。
 プレゼントは、レコード、お酒、キーホルダー、お菓子、傘、お酢とユニークな品ばかり。プレゼントと一緒にマジックやPerformanceを披露してくださる方もおられました。すべてのプレゼントがあけ終わるまでには、3時間を要しましたが、会長は、ひとりひとりの思いをプレゼントと一緒に受取っていたように感じました。
 参加者は、会長に出会う前に歩んできた人生と、会長と巡りあってから進んできた人生には大きな違いがあったのだと思います。視野が広がった人、見方が変った人、楽しくなった人、運勢が変った人と、その違いは人それぞれで違うことでしょう。
 でも、皆、楽しく、幸せの方向へと人生が変って行くのを感じたからこそ、会長への感謝と祝福を素直に、プレゼントと一緒に渡しているのだと思います。また、会長も私たちが会長の影響を受け、飛躍していく姿を一番喜んでくれているのだと感じています。
 1年の幕開けに会長のバースディーパーティに参加できたことを感謝し、会長の伝えたい事を今年も少しでも理解できるように歩みたいと改めて思いました。

このページは2003年からの「プリあら会」日記です。2011年版の日記を読まれたい方は年号をクリックしてください。
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