堀 友成/制作補佐
荒木会長プロデュースのライブの裏方に何回も参加させてもらっていますが、今回は今までになく大道具が多かったです。
というのも今までのライブでは道具は、みんなの車でなんとか運べていたのが、今回はトラックが必要と言うことでした。
実際、自分も台本を読んだところ、そこまでいるかなと思っていましたが、リハーサルを重ねるうちに、あの荷物はどうやって運べば良いんだろうと思い始めました。
小屋入り前日に、トラックを借りていざ道具を積みに道具置き場へ!積んでも積んでもまだまだ出てくる道具、2トントラックいっぱいになっても、まだ荷物が残っているけどトラックも限界。
この日は、低気圧が発達していて台風並みの風が吹いていて帰りの道では、風に揺られて右や左にハンドルをとられ、スピードを出さず恐る恐る自宅に、向かいました。
小屋入り当日も荷物が落ちないように慎重に運転をしました。免許取り立てのときを思い出しました(笑)。
どんどんグレードアップするライブ、次のライブも今から楽しみです!!
隅谷治子/デスク
荒木会長プロデュースのライブには、いつもパッションローズ・ダンサーズのメンバーとして、出演させて頂くことがほとんどでしたが、今回は、完全に裏方として参加させて頂きました。
六行会ホールという大舞台での3回公演、チケット管理と予算に加えて、全ての回の受付主任をやらせてもらいました。とにかく印象に残ったのが、ショーを見終わって、出て来るお客様の顔でした〜。
興奮して、感動して、涙ぐんでる人、感想を言いたいんだけど、胸が詰まって言葉にならない人、こんなストーリー展開になってるとは思いもしなかったと感心してる人。
その他にも、演出が途切れることなく、ジェットコースタームービーのように、あっという間だったとか。大道具の方々が凄いですね〜とか衣装が素晴らしいとか。
とにかく老若男女どの人も、喜んでいらっしゃいました。これだけの人々を喜ばせ、感動させられるショーなんて、そう簡単にできるものじゃないと思います。
日本のエンターテイメント業界の中で、これほど暖かく人の情熱が詰まった催し物、その一人として参加できたこと、その環境にいさせてもらえること、とても有り難く思います。
ここで一つ、この場をお借りして、お詫びしたいことがあります。会長が立ち会うリハーサル会場を探すことが、私の役割の一つでした。今回のリハ、今までにないくらい、難しかったのは、天井の高さが必要だったこと。広さも六行会のステージ以上の大きさがなければいけないし、人も大勢参加するので、ある程度の広さが必要です。
やっと取れた、鶴巻中学校の格技室、真冬の寒〜い夜、まさかの、暖房がない施設!驚愕、、、荒木会長の指示でコジマ電気で、すぐに石油ストーブを買って来たけど、気休めに過ぎない、、、私のミスなのに、私以上に会長は心痛かったと思います。予想外の展開の中、みんなの寒そうな姿を見るのが辛くて辛くて、でも皆さん、寒いのに、そんな顔微塵もみせずに、真剣になって、会長の直しを聞き、作品を仕上げることに重きを置いてくださる姿に感動しました〜。でも、絶対、みんな寒かったはずです、、本当にスミマセンでした、、
そんな真冬の寒さも吹き飛ばすほど、熱気あふれる舞台は、どこの団体にも真似できない、宝物です。参加させていただき、ありがとうございました。
山田恵美子/舞台進行
今回のダンスライブでは、主人と一緒に道具を作ったり、公演中は舞台進行のチーフ中尾由江さんのもとで、道具の出しはけや道具の整理、早着替えの手伝いなどをやらせていただきました。
道具作りは山田秀樹の日記をみていただければと思います。
舞台進行(道具の出しはけ)では、全て緊張の連続なのですが、特に第三景が終わって中幕が閉まり、第四景「三匹の子猫の国」の看板を中幕の中央から出すところです。
1回目のリハーサルでは、中幕の中央で重なる部分の出口がわからず失敗。
2回目のゲネプロでは改善策を考えたが失敗。
3回目は本番だ。荒木会長からは「遅れてもいいから必ず看板を出して」と。
失敗はできない!と思い、中幕の重なる部分をつかんで一緒に移動することで、看板を出すことができホッとしました。
そして第23景での、幸愛先生が魔女から女王への早着替えです。ここは超早着替えなので秋山直子さんと分担を決めてやる事にしました。
ゲネプロと本番の3回、全てギリギリなんとか間に合った状態で、本当に緊張で手が震えちゃいました。
このライブでは、初めて裏方を手伝ってくれた人が多くいました。最初は何をしたらいいのか戸惑っていましたが、流れが分かってくると自分から動いてくれるし、アクシデントにも素早く対応してくれて、とても力強かったです。
終わってみれば大変だったことも緊張感も楽しかったと思います。荒木一郎会長!感動できる機会を作っていただき、ありがとうございました。
佐藤理恵/衣装・舞台美術
「アンダルシアの国を探して」私は、魔女、バンパイヤ、女神の衣装を中心に作らせて頂きました。ハリウッド映画を参考にさせて頂き、映画と同じようなものが作れる!こんな楽しいことを誰がやっているのだろう・・っと思います。そんなことをさせてもらえる環境があるということは幸せです。最高に楽しかったです!ありがうございました。
先生が行ってくれるライブ。どこを切っても人のため。キャスト、スタッフ、観に来る人、誰かのためにしか行われていない。たくさんのエッセンスが入っていることは、今までも分かっていました。でも、それをどれだけ、いくつ、見れるのか!ということが自分の成長に繋がるのではないかと思っています。
今回のライブ・・・。えーーー!っと。頭では分かっていましたが、こんなにも終始、誰かのことを考え、全て勉強させてもらえることばかりが詰まっているのではないか!っと、びっくりしました。
そんなことを気付きやすいのが、何か問題があったときです。
昔、先生が失敗は骨までしゃぶれ!っと言っていました。失敗や問題はラッキーなのだ。そこから学び、覚えていくことが出来ます。今の自分で、何も失敗しないで、出来るなんて、あり得ません。もし、何も失敗なしで進んでいるのなら、今の自分の生き方に、何も問題なく、ベストな人生をしているはずだから。
そんな失敗や問題がラスト1週間で、いろいろと起きます。観に来てくれた人が知ったらビックリするだろうと思います。
その中の一つだけを書かせて頂きます。
魔女のシーンで登場する大道具である、大きな岩。観に来た友達の1人が、見終わったときの第一声で「あの岩って怖いよね〜」っと、言っていました。
が、本番2時間前は、先生云く、汚い洗濯物がぶら下がっている、でした。
誰が見ても岩になんかに見えません。明らかに変でした。でも、そこを言って直そう!という人もいません。
そのままで行えば、出るキャストも変な人になり、観に来る人にとっても、良くない。そこを守ろうとしたのは先生だけでした。
本番前、2時間もないときに、先生から呼ばれ、岩のことを言われました。初め、えっ!?と頭が真っ白になり、動けませんでした。だって、今から、あの大きな岩を直すなんて・・・そんなことって不可能ではないか・・・。ただ、先生が言っているのだから、直すのだろう。直すことが出来るのだろう、といういろいろな気持ちが頭の中でグルグルと回ります。
落ち着けば、先生が、こうやって作る!っと、きちんとアイディアを言ってくれていました。
自分が頭が真っ白になり、動けなくなった感覚を今でも覚えています。多分10秒もなかったとは、思いますが、スゴく長く感じました。先生のアイディアが理解できたとき、ここからの動きは、めっちゃくちゃ楽しかったです。
みんなが一丸となり、岩を作ることに向かっていく、絶対に仕上げることに。あの感じを体験できたことは、宝物です。今でも、そこを土壇場で一緒に作っていったときの、みんなの顔を覚えています。きっと、ライブだからでなく、自分の人生でも、あんな風に仲間と目標に向かっていくことが出来たら、最高な人生だと思いました。
目標があることに感謝をさせて頂き、そこに向かう仲間を作り、その目標に向かって行く。人として生まれてこさせてもらったのだから、そんな人生をやってみたい。
人生、四六時中、あの岩を直す2時間であったら・・・。そんな人生を作れる人間になれるよう、勉強させて頂いたことを、しっかり活かしていきます。ありがとうございます。これからですが・・・。
山田秀樹/舞台道具
今回のライブで使うために私が製作するであろう道具の概要は、かなり早い時点で、プロデューサーである荒木会長から伝えられました。
ダンスライブではありますが、マジック的な要素が随所に盛り込まれているため、それに関わる道具の製作です。
作った道具は主に四つ、@金貨の箱、A犬のミクが張付けられ剣で刺される張付け台、Bトランプの兵隊の装束、C人魚の貝が乗る岩です。
ライブに限らず、何かの道具を作る場合、まずイメージをつかみ、形にしていきます。また、マジックの要素を含んだものは、その仕掛けを考えなければならないものや、仕掛けは分かっているがどのように作り、加工し、変化させていくかなど、そのアイディアが必要になります。
特にライブの場合は、そのシーンに合った物を作る必要があるので、更にイメージを膨らませ、それに合ったネタを考えなくてはならないこともよくあります。
もちろん、さほど時間がかからずイメージできるものも中にはあるので、すべてが大変というわけではありませんが。
大変なのは、イメージに思わぬ誤算があったり、また思いもよらぬ現象が追加されたりで、新しいアイディアが求められた時です。すぐ対応できるようなアイディアが浮かべばよいのですが、そうは問屋が卸さないのが常です。
最近、歳と共に頭が固くなっている(石頭ということではありませんよ)のを感じており、おいそれとアイディアが浮かんでは来ないのです。
今回のライブに戻りますが、そういった意味では、はじめに伝えられた時点での道具に関する大体のイメージは、それほど時間はかからずに、出来上がりました。
この日記では、主に私と家内が関わった4点の道具に関することを記したいと思います。
@ 金貨の箱
求められたものはサイズ的にも小さい物で、たまたま金貨らしき物を相当の枚数揃えていたので、手を使わずに開閉する仕掛けを除いて、早めに作り終わりました。その仕掛けも、多少強引でしたが、私なりのアイディアで取り付け、とりあえず完成させました。実際には、演出効果を高めるため、タイマロくんのアイディアに変更して使用しましたので、その辺はタイマロくんの記事をご覧頂ければと思います。
A ミクの張付け台
プリあらグッズの首剣を3台、ミクの体型に合わせて板に取り付ければ7割完成です。残りは、手枷と短剣を胴に刺す仕掛けを作製すればいいのですが、問題は、どのような板をどのように立たせるか、そのアイディアを考えつくまでにかなり時間がかかってしまいました。
B トランプの兵隊の装束
マジックで使われるカードモンテという道具の大型版を作ればいいと思っていました。5台作るのですが、とりあえず1台作ってみることにしたのです。思っている通りに作ればいいはずでした。ところが、、、完成品が予想以上に重かったのです。大きな誤算です。ダンスの中で使うためには、新たに、軽い素材を探さなければならなくなったのです。
そんな時、会長からTELが!「トランプの兵隊の最後に、全員が全く違うカードになるようにしたいんでよろしくね」的な内容でした。
えエ〜〜? ちょっと間を置き、それでも「考えます!」と答えたような気がします。冷静になってどうしようか、と思う間もなく変化させる方法として3つのアイディアが浮かんだのです。そのうち、最もシンプルな方法を採用することになるのですが、この時点ではまだ、重さの問題は解決していませんでした。
なかなか軽量化に適する素材が見つからないまま、ライブとは無関係のマジック用具を作るための材料探しに訪れたホームセンターで、とうとう見つけたのです。ロト6で1億円を当てたような気分です(それほどのことはないか!)。
最後に変化するカードの絵柄は、4枚のAとジョーカーに決め、これを家内が、変化させるために必要な素材に描いていくのですが、簡略化させたとはいってもJOKERは結構手間取ったようです。軽くなった大型版のカードモンテに、ラストの変化する仕掛けを取り付け、手直しを重ねて完成となりました。
何といってもこの軽い素材の発見で、この道具は何とか使える形に仕上がったと言っても過言ではないと感じています。そしてこの素材が次のもう一つの道具作りにもおおいに活かされることになるのです。
C 人魚の貝が乗る岩
この道具に関しては、人魚の出てくる貝殻を乗せる岩の土台を私が作製し、貝殻と土台を囲む岩の張りぼてを、動物の面をはじめとして、これまでにも数々の力作を残している中尾さんが作製する、いわば分業制をとったのです。
当初、人魚の動きはさほどないものとしてイメージしていたため、形も箱型を考えていましたので、そのつもりでまず1台作りました。
そんな時、会長からTELが!「人魚のシーンんで幸愛ちゃんがお願いしたいことがあるらしいので聞いてあげて」的な内容でした。
話を聞くと、貝の中で人魚らしい動きやダンスをしたいとのこと。打ち合わせをしたところ、尾ひれもそれらしく動かしたいと。かなりの情熱が感じられました。
結局、箱型の土台で行けると思っていたイメージは、ここで崩れたのです。どうしたらいいか、なかなかいいアイディアが浮かんできません。
また、尾ひれも素材や、加工方法に一工夫、二工夫必要になったのです。そこで、サンプルを作り、制作担当の飯田さんに渡し、こんな感じで作ったらどうかと作製を委ねました。
土台については、いろいろ考えているうちに、円柱の土台はどうだろうかと考えるようになり、上に乗せる貝の回転方法もターンテーブル式にできないか、それにはどうしたらいいか、思いめぐらせたのですが、なかなかいいアイディアが浮かんできません。あれこれ考え、ようやく、ターンテーブルの方式を思いつき、これを備えた円柱型の土台が完成したのです。
ところが、この装置には、もう一つ大きな心配がありました。それは、貝殻を開いた時の蝶番にかかる荷重の問題です。貝殻本体は、紙をベースに作られますが、紙は意外と重くなるのです。また動きにより大きくゆがむことが想定されました。果たして貝殻を乗せた時どうなるのだろうか?心配はそちらに移ってきました。
いよいよ中尾さんが作った貝殻(まだ未完成状態)を乗せてみることになるのですが、合わせてみると、重さの前にサイズが合わず、形もイメージと異なっていたのです。その場で、はさみとカッターとホチキスでサイズ直し、こんな感じで本格的な修正を依頼しました。
再度合わせてみますが、やはりサイズと形がしっくりきません。合わせては持ち帰り、修正して再度合わせては、また持ち帰る、これでは無駄に時間が過ぎてしまうだけです。
このままではまずいと思い、土台は私が作ったのだから、それに合わせた貝のサンプルを私が作ろうと考えた時、トランプの兵隊の時に見つけたあの素材が浮かんできたのです。もちろん、私は、図面を書くことがありませんので、残った材料の継ぎはぎで、とりあえずサンプルをこしらえたのです。
この重さならば行ける。そう思って、中尾さんに、いま進めている貝の製作を止めて、この形で行きませんかと提案し、相談した結果、こちらで行くことになったのです。
早速、中尾さんをリーダーに、チーム埼玉が結成され、残り4台を、綺麗な形で作ってくれました。やっと出来上がった残り4台の土台に貝殻を乗せ、70%完成です。ところがこの残り30%が大変なことになるのです。
後やる事は、人魚の通り抜けの扉と土台に岩の張りぼてを装着することでした。私のイメージでは、がっつりとした張りぼてが出来ているものと思っていたのですが、時間がなかったせいもあって、金網に貼りつけた布を、取り付ける方式になっていたのです。
私としては、作製者の努力は伝わるのですが、どうしてもこれが岩には見えませんでした。本番まで、もうさして時間のない状況でしたので、リハが終了した後、次のリハまでには何とかしなければと思い、一台を我が家に持ち帰り、家内と二人で、岩に見えるようにするにはどうしたらいいか考え、ふと堀さんから聞いた、かつて岩を作った時のことを思い出し、それを参考に、金網から外した布と、古新聞とシールで、岩らしきものを作ったのです。
そして残り4台分は、いつもの通りチーム埼玉とその他手の空いているスタッフ、もちろん私共も加わり、ライブやX'masの時には必ずと言っていいほど、作業場として利用させていただいている上尾の集会場に集結し、これを作り上げました。
今回、この作業で学んだことは、仕掛けのある装置を作る場合、分業制は極めて非効率であるということ。また、当然のことですが、サンプルがあるとモノづくりが進めやすいということ。その他細かい点もいくつかありましたので、今後に生かしていきたいと思います。
最後に、何とか本番に間に合ったとはいっても、完成していない道具で振り付けをし、練習された幸愛先生をはじめ、人魚の方々とその補助者の皆さんには申し訳なく思っております。
もう一つ、ここには書きませんでしたが、細かい作業や、道具の修理、保管等中尾家の皆さんには、ご迷惑をおかけしました。そしてご苦労さまでした。
タイマロ/ステージハンド担当
今回メインはステージハンド担当だが、1つ道具も作ったのでその話を。
あるシーンで金銀が入った宝箱が開くというシーンがあり、既に宝箱も出来ており紐で引っ張って開く手筈だったので自分としてはあまり気にしていなかったのだが、開演の2週間ぐらい前に急遽、人が引っ張ると蓋ががばっと勢いよく開くので同じ速度でゆっくりと開かせる仕掛けを作れないか、しかも出来れば遠隔操作も出来るように、と依頼された。
開く仕掛けは既に紐を引くと蓋が開く仕掛けは出来ていたので後は低速のモーターを使用し定速度で紐を巻き上げれば魔法のようにゆっくりと蓋が開くだろうと思い付いたが、遠隔操作をどうするかが直ぐに思い付かない。
2週間しかなく色々店を回って探す暇はないので、なるべく自宅に既にある物で検討する。一番簡単なのは有線でスイッチを伸ばす方法だがこれだと線が見えてしまうし、その宝箱の周りでダンスするシーンもあるので線が引っかかる可能性もあるので色々検討してダメだった場合の最終手段で取っておく。
次に以前LEDライトのON/OFFが出来るリモコンを購入していたのでこれを利用できないかと。これは12Vの電源とLEDのライトの間に取り付け電気の流れをリモコンでコントロールできるものなので、これならいけるだろうと。
遠隔操作のメドが立ったので今度はモーター探しを。ところが低速で回るモーターはあるにはあるが結構高い。しかもrpm値は出ているが、どの程度の速度で回転するか感覚的にわからない。
仕方なく安いモーターでギアを使って低速回転させる物を検討。タミヤのミニモーター低速ギヤボックスという物を発見。モーターとギアがセットになったキットで800円程度、しかもYouTubeで動作している映像があり回転速度も感覚的に問題ない事も判明。ヨドバシのインターネット販売にて1日で届く事もあってこれしかないと思ったが、ここで新たな問題が浮上。
LEDのリモコンは12V、しかしこのモーターは3Vで動作する仕様。3Vのモーターに12V流せば壊れるか回ったとしても低速度で回らない、リモコン自身が3Vで制御できるかは、やってみないとわからないが出来ないと分かってから別な方法を検討してる時間が無い。
万事休すかと思いきやここで奇跡的なめぐりあわせが。年末に荒木会長の1月の誕生日に向けプレゼントを探していた時に見つけたアイテム、今話題のIoT関連の商品が使えるのではと。会長にプレゼントしたのだが、その前に自分用にテストも兼ねてもう一つ買ってあり、これを使う事で全て解決した。どんな商品かは手品の種明かしみたいになるのでここでは書かないが、使い様によってはとても画期的な物なので更に良い使い方があればその時に解説するかも。
劇中ではたった2秒程度のシーンなのだが長い物語になってしまい、他の事を書くスペースがなくなってしまった。
今回の件から自分が得た教訓は、高みを望み歩き続ければ答えは向こうからやってくるという事だ。
酒井玲子/メイク
今回のライブでは役者の福田さん扮するお爺さんのメイクと荒木先生の送迎(先生は運転されるので、ほとんど雑用ぐらいです)とメイキングビデオの撮影と、ほとんど何もしていないのに、日記を書かせて頂きありがとうございます。
1月のリハーサルに送迎で行かせてもらい、作り上げていくところから本番までの過程を見る事ができました。台本の中身はほとんど知らなかったのでリハーサルで最初にお爺さんと秋山りこさんのシーンのリハーサルを見たのですが、荒木先生が何回も椅子から立ち上がり、りこちゃんの動き方とセリフの言い方の指導をされたり、お爺さんのダンスの指導などをされ、その度に、シーンがどんどん面白くなっていく!手をいつ、どのタイミングで出すか、そのセリフを何をしながら言うかなど、全然面白さの度合いやシーンの印象が違ってしまう。
私は役者さんじゃないけど日常もタイミングが大事なんだと改めて勉強になりました。荒木先生は数百作品にも及ぶ映画やテレビ映画に出演され、映画の男優賞も受賞されてる名役者さんである事は凄く有名ですが、わずか数秒ほどで、印象に残らないようなやり取りがセリフは同じなのに、また見たい!シーンに変えてしまう瞬間を見て、何故こうすると面白くなると一瞬でわかるんだろうと素人の私にとってはリハーサル自体がショーを見ているようでした。死にそうなお爺さんが、まさか踊ると思わないのでビックリして、意外性があって、最初でこんなに面白いのだから、これからどうなるの!とワクワクしました。
犬の美玖ちゃんの追悼のダンスのシーンは、まだリハーサルなのに見ていて涙がでてしまうほど感動しました。結局このシーンを見るたびに仲間の友情を感じて毎回泣いていました。
本番まであと何日しか無い時もまだまだ道具、ダンスの振りや、台本通りに出来ていないところの直しなどがあり荒木先生はどんな気持なのだろうと、何も分からないのに、ただ、ただ心配でした。
ゲネプロの日にも問題が起きて、大変!どうしようと思いましたが、先生のマイナスを一瞬にしてプラスに変えてしまうアイデアの凄さでかえってそれがショーのエンディングがさらに感動的にしてしまい、とても印象にのこるラストシーンとなりました。
本番の日はお天気に恵まれて、道も順調に六行会ホールに到着し最後のリハーサルです、リハが終わり本番までの間に魔女の国の岩が岩に見えにくいから直そうとなり、短時間のなか、みんなが協力し合い、どうしても上手くできない岩の雰囲気を荒木先生が自らスプレーで岩の不気味さを出して、本当に本番で照明があたると、もの凄く不気味な魔女の住処に見えました!凄い!感動しました!
荒木先生は「大道具も、みんな一生懸命作っているし何かを直したりは大変だと思うから出来るだけ言いたくないと思う。でも岩は直さないと、魔女のシーンが折角かっこいいのに、皆が頑張ってやってることが生きなくなるから」最後までより良い物を作って、お客さんも喜び、ショーに出てる人が素敵に見えるように、他にも沢山の事にどのくらい先生は気を使われているのか、と。
先生の側にいて時々舞台裏へ走りましたが、ほとんど私は役立たずでした。音響室からショーを見させて頂きましたが、美しい舞台とダンサーの方達の生き生きしたオープニングから感動してしまいました。
iColor'sが本当に素敵でした。そして凄く羨ましいと思いましたね〜!10代で仲良しの友達同士のダンスチームであり、こんな素晴らしい舞台を創ってもらい750人のお客さんに称賛され、感動を渡せる環境をプレゼントして貰っている、5人の友情と個性がそれぞれ生き生きして本当に感動でした。
ショーが終わってからロビーのお客さんにインタビューをしに行きましたが、どの人からも感動と言う言葉とエネルギッシュさを感じました。お客さんの顔を見ればこのショーがどんなに感動を渡したかが分かります。
何人かの方からの感想を書かせてもらいます。
A「ぼくの彼女がショーに出るんで見に来たんですが、凄い!素敵で!格好良くて、本当に嬉しかったです!とにかく全部に感動しました!また観たいです」
B「幸愛さんの高校の友人で、幸愛さん本当にかっこ良くて綺麗でした!本当は幸愛さんを観に来たんですけど、ショー自体が凄かったから、ビックリして感動しました」
C「劇団四季の舞台より断然面白かった感動した!大作映画に出来るような世界観があり、1つ1つのシーンがそれぞれ凄く良く作られていて、全く飽きる事無くあっという間で40分くらいにしか感じられなかったです。本当に素晴らしかった!あと3回は観たかったです」
D「最初から最後まで前のめりで観てしまいました!ダンスのショーでこんなに完全に引き込まれてしまうなんて、大きくは3回泣きそうになりましたが泣いたらヤバい!と我慢しました」
私は10代ではありませんが、こんなに感動のある環境にいさせてもらえるから、毎日が楽しいし、もっと人の役に立ちたいし、人間性を向上させたいと思えます。普通は年をとると心も老化しますが、エネルギッシュでいられる事に心から感謝しています。
私の知り合いでイベントを良く開催する方が見に来たんですが、彼女の言葉で締めくくりたいと思います。
「玲子さんには今回、本当に感謝してる!絶対にアンダルシア見に来ないと損すると私を誘ってくれたじゃない、だから予定変更して観に行こうと思ったのと、なんでそんなに自信があるのと実は思ってた、自分は人にそこまで、なかなか言えないし、1回は誘ったから無理してまで来てもらうのもとか、思ったりする。でも、観に行って本当だ!これは凄いな〜と思った!見に来て、良かった!かなり感動したし、ダンサーの人達の生き生きした表情やダンスに凄くパワーを貰いました!友達に絶対に来た方が良いよと言えるショーを毎回創られてる荒木先生と、周りのスタッフの方達も、ダンサーの皆さんも凄いですね!凄く羨ましい、次回のショーも、何かあれば、誘ってくださいね、次回は友達と一緒に行きたいので」と、彼女の人生にも新しい喜びをプレゼントできて本当に嬉しいです、ありがとうございました。